よい洗濯ハンガー選びは取り込みやすさがカギでした
インナーや靴下、ハンドタオルなどの小物を干すときには欠かせないピンチ付きの洗濯ハンガー。サイズや形、ピンチの数などさまざまなタイプのものが販売されています。
たくさん干せる「ピンチの数が多い製品」がいいんじゃないのと思いがちですが、選び方で重要なのはつくりの良さと、取り込みやすさの2点。
まず、外干しの場合、洗濯物が風にあおられることも多いので、物干し竿をしっかり掴めるつくりのものを選ぶのがポイントです。
また、ピンチの掴みやすさは洗濯物の取り込みやすさに直結する要素です。緩すぎると洗濯物が落ちやすく、硬すぎると外しにくくなります。
ピンチ付き洗濯ハンガー選びの基本をおさえたら、気になる検証結果を見ていきましょう。
100均と人気メーカーを徹底比較全8製品から最強を決定しました
以上の点を踏まえて、今回はお手頃100均と1000円超えの高価格帯を含む全8製品を徹底検証。取り込むときに手間がかからない使い勝手最強を決定しました。
ピンチの外しやすさや取り込みやすさをチェックし、A~Dまでの4段階で採点しています。
それでは、気になる検証結果をご覧ください。
お高めの製品は使いやすいけどやっぱり1000円超えの価格が…
ウイング
風通しアルミ
ハンガー 20ピンチ
実勢価格:1620円
高価格帯のウイングの製品は、両端の竿を伸ばして使える横長タイプです。ピンチは丈夫で外しやすく、フックも扱いやすいのが人気の秘訣です。
洗濯物が引っかからずにスッと取れるピンチが優秀です。
フックのカーブが浅めに作られているので、竿から取り外しやすくなっています。
ということで、使い勝手は文句なしのウイングですが、やっぱり1000円超えの値段がネックに…。そこで購入しやすい100均の製品を徹底的に検証してみたところ、ウイングに負けない完成度のハンガーを見つけたんです。
軽くて風通し抜群コスパ最強の洗濯ハンガー
セリア
カラフルピンチ
ハンガー
丸型 18P
実勢価格:108円
今回ダントツの評価を得たのがセリアの18ピンチタイプ。丸型で風通しが良く、軽くて持ちやすいのが強みです。また、ピンチやフックのバネもしっかりしていて、ちょっと干しにピッタリです!
ウイングに負けず劣らずの取り外しやすさ。クリップ式なので少々の風が吹いても洗濯物が落ちません。
フックは握りやすく竿から取り外しやすい構造になっています。
取り外しやすい正方形使いやすさも優秀
セリア
カラフルハンガー
折りたたみ式 24P
実勢価格:108円
続いて同じセリアからピンチが24個の折りたたみタイプ。とにかく軽いのが強み。また、ほぼ正方形でピンチの外しやすさも優秀です。
グリップはやわらか目で、強い力を入れずとも開きやすくなっています。
やわらかいピンチと軽さが魅力
セリア
ピンチハンガー
角型 24P
実勢価格:108円
こちらも取りこみやすい正方形。ピンチはやわらかく取り外しやすいです。
最大の魅力は軽さ。洗濯物の取り込みがラクです。
ちょうどいいピンチ間隔で取り込みやすさに強み
ダイソー
折りたたみクリップ
ハンガー 角型 20ピンチ
実勢価格:108円
同じ100均でもダイソーはピンチがカラフルで可愛さがあります。
ピンチ間が密集していないので、乾きやすく取り込みやすさも優秀です。
外しやすさは及第点も収納時のチェーンが邪魔
セリア
ピンチハンガー
折りたたみ式 24P
実勢価格:108円
セリアからは横長タイプも販売されています。ピンチの強さはごく普通で、取り外しにくいということはありません。
たたむとチェーンがジャマになるのが欠点です。
作りが弱くかさばりがちな大型はオススメできません
洗濯物が多く、できるだけピンチが多い大型タイプが良いという人もいるかと思いますが、大型は収納しづらく、ピンチ同士がすぐからまりがちで扱いにくいんです。
今回の検証でも2つのピンチが取れてしまうもろい製品もあり、全体的にイマイチな評価につながりました。
ダイソー
折りたたみ
クリップハンガー角型 44ピンチ
実勢価格:432円
フックが360度回転するダイソーの44ピンチタイプ。取り込みやすいとは言えませんでした。
大きすぎて折りたたむのも一苦労です。
ダイソー
折りたたみ
クリップハンガー 角型 52ピンチ
実勢価格:540円
さらに52ピンチタイプは、ピンチ同士がからまりやすい上、取り込みにもかなりの力が必要です。
竿に固定できるフックタイプですが、「ここまで大きいサイズはいらない」という意見が続出しました。
以上、洗濯ハンガーの紹介でした。フックのバネやピンチのつくりがしっかりしているセリアの18ピンチタイプが頭一つ抜き出た結果。コスパも良く、迷ったらコレを選んでおけば間違いなしです。