トーンアップ下地を使うメリットは?

日差しが気になる時期は、いつもの化粧下地にプラスして日焼け止めもマスト! でも、ベースメイクの工程が増えるのは正直面倒ですよね。
そんなとき便利なのが、日焼け止めと化粧下地の機能を併せ持つトーンアップUV下地です。肌を自然にトーンアップしながら、紫外線対策も叶えてくれます。
トーンアップ下地のトレンドは?
「レア肌」「血色感」など素肌っぽさを残した肌づくりが今のトレンド。トーンアップ下地も例に漏れず、血色感のあるピンク系カラーで、自然なトーンアップをウリにするアイテムが増えているんです。
「血色感」をウリにするピンク系が増加!

肌なじみがいいピンクベージュが多く登場しています。

青みピンクで透明感をうたうものもありました。
LDK the BeautyがトーンアップUV下地をテスト

しかし、いざ購入しようと思っても、さまざまなブランドから多くの商品が発売されています。
UVカット効果やキープ力、使い心地など、それぞれ特徴が違っていて、クチコミやレビューだけではどれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで雑誌『LDK the Beauty』では、トーンアップUV下地の人気製品を比較。紫外線を防ぎつつ、くすみ知らずの肌になれるとっておきの1本を探しました。
トーンアップ下地の選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずはトーンアップ下地の選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:カラーコントロールで選ぶ
肌を明るく見せたい、透明感を出したい、血色感をアップさせたいなど、肌の色味に関する悩みを解決するにはトーンアップカラー下地が向いています。
トーンアップカラー下地は、ピンクやベージュ、イエロー、パープル、グリーンなど、さまざまなカラーが登場しています。
肌悩みを色味によって目立たなくしてくれるので、自分のお悩みや好みに合った色を選びましょう。
トーンアップにはピンクかイエローを

カラー付きの下地でトーンアップを目指すなら、まずはピンクを試してみてください。白を選んでしまいがちですが、白浮きしやすいので要注意なんです。

イエローも肌色を補整できるのでおすすめです。
シミ隠しにはベージュ!

シミなどの肌アラを隠したいなら、ベージュの色付き下地がおすすめ。トーンアップは苦手な色ですが、カバー力には期待大です。
選び方2:日焼け止め効果で選ぶ
UVカット機能のあるトーンアップ下地には、SPF値やPA値の表記があります。「UVカット」の基本について、確認しておきましょう。
SPF・PAをチェック
日焼け止めには、紫外線をカットするパワーの指標として、「SPF値(Sun Protection Factor)」と「PA値(Protection Grade of UVA)」が表示されています。SPFとは「UV-B(紫外線B波)」を防止する効果をあらわし、PAとは「UV-A(紫外線A波)」を防止する効果をあらわします。
UV-AとUV-Bの違いは?

UV-BとUV-Aは紫外線の種類で、UV-Bは肌の表皮にダメージを与えて赤みやシミの原因となり、UV-Aは肌の真皮まで届いてたるみやシミ、シワの原因となります。UV-Aは窓ガラスを通り抜けて真皮に届くので、室内でも油断できません。
生活シーンに合わせて選ぶ
UVカット機能のあるトーンアップ下地は毎日の生活シーンに合わせて、SPF・PAの数値が異なるものを使い分けるといいでしょう。紫外線の量や強さは、季節や時期、天気や1日の時間帯によっても大きく変わります。
通勤、散歩や近場の買い物ならSPF30台・PA+++程度のトーンアップ下地を、日差しが強力な日や長時間外で過ごす日にはSPF30以上・PA+++以上のトーンアップ下地を選ぶとよいでしょう。出典:日本化粧品工業会
選び方3:肌質で選ぶ
保湿を重視するとベタつきがち……など、トーンアップ下地には長所や短所があるもの。自分の肌質に合ったものを選ぶのも大切です。
乾燥肌は保湿に注目
乾燥肌の方には、うるおいをキープできるものや、保湿成分が含まれているもの、スキンケアも同時にできるようなトーンアップ下地が人気です。
皮脂やテカリを抑えるタイプのものは、乾燥感を助長させてしまう可能性があるので注意が必要です。
敏感肌は刺激性試験済みのものを
敏感肌の方は、肌への負担を極力おさえた低刺激のトーンアップ下地をチェックしましょう。
肌にやさしいイメージの石けん落ちする化粧品は、敏感肌におすすめできると一概には言えません。
落とすときの負担は軽くても、成分配合によって肌に合わないこともあります。
また、敏感肌さん向けのトーンアップ下地は、パッチテストやスティンギングテストなどの刺激性に関するテストを受けている場合も。
この表示があるからといってすべての人に肌トラブルが起こらないわけではありませんが、肌をいたわりたい人はチェックしてみましょう。
脂性肌は皮脂崩れを防止
皮脂によるテカリや崩れ、ヨレが起こりやすい脂性肌の方には、余分な皮脂を吸収してくれたり、油分が少ないタイプのトーンアップ下地が人気です。
さらっとした仕上がりのアイテムを選んでみましょう。
混合肌は使い分けも
額や鼻などのTゾーンはテカりが気になるのに、頬は乾燥する…など、パーツにより悩みが異なる混合肌の方には1本ではなく、トーンアップ下地を複数使いするのもアリ。
テカリが気になる部分には皮脂を吸収してくれるタイプ、乾燥が気になる部分にはうるおい効果のあるタイプの下地を使い分けてみましょう。
選び方4:なりたい肌の質感で選ぶ
トーンアップ下地は、サラサラ感があってマット肌に仕上がるものや、セミマット肌やツヤ肌など、仕上がりの質感はさまざま。自分好みの仕上がりに合ったアイテムを選びましょう。
自然な印象ならツヤ肌に仕上がる下地を
ナチュラルな素肌風メイクには、ツヤ感のある下地がぴったりです。
自然な発光肌に仕上がるため、作り込みすぎない上品なメイクをしたいときや、ほどよい抜け感を出したいとき、健康的なセクシーさを演出したい人にもおすすめです。
マットな質感で垢抜けた印象に
つるんとした陶器肌を目指すなら、マットな質感の下地がぴったり。べたつきが少なくサラッとなじむテクスチャーが使いやすいです。
さらさらとした質感で、凹凸がなく陶器のようになめらかな仕上がりが特徴。テカリを抑えた大人っぽい印象になります。
セミマット肌は程よいツヤ感が魅力
セミマット肌は、テカらないのに程よいツヤ感があるのが特徴。ツヤ肌とマット肌の魅力をいいとこどりしたような仕上がりです。
トーンアップ下地の人気商品を徹底比較
今回は雑誌『LDK the Beauty』が、ドラッグストアで買えるプチプラや韓国コスメ、デパコスをはじめ、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販でも購入できる新作&人気のトーンアップUV下地をピックアップ。
ヘアメイクの辻有見子さんにご協力いただき、次の項目を比較検証しました。テストの詳細は次のとおりです。
テスト1:焼けにくさ

紫外線に反応して変色するUVラベルに各製品を重ね、人工太陽照明灯を照射して検証しました。
※「UVラベル」は日油技研工業株式会社の登録商標です
テスト2:肌補整力

自然なトーンアップ力、質感の美しさなどをメイクのプロが見て総合的に判定しました。
トーンを上げてフラットな美肌に仕上がるのが理想です!
テスト3:崩れにくさ
人工皮革に各製品と同一のファンデーションを重ね、擬似皮脂を噴霧。スチームに当てて崩れ具合を評価しました。
テスト4:使用感
複数のモニターが実際に試して、伸びのよさや塗り心地のよさなどをジャッジしました。
評価の高かった順に、トーンアップ下地のおすすめ商品を紹介します。それではどうぞ!
トーンアップ下地のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、トーンアップ下地のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]()
レブロンカラーステイ ロングウェア UV プライマー/001
![]() |
|
毛穴が目立たないセミツヤ肌に仕上がる/スルスル伸びてピタッと密着/サラッとした質感でファンデノリがアップ |
1 |
50+ |
++++ |
|||||
![]()
アンプルールWプロテクトUV トーンアップP
![]() |
|
高いUVカット力と皮脂への耐久性が優秀 |
50+ |
++++ |
||||||
![]()
アスタリフトD-UVシールド トーンアップ/ローズ
![]() |
|
上からファンデを重ねてもヨレにくい |
ローズ |
50+ |
++++ |
|||||
![]()
レイセラトーンアップ UVベース/ラベンダーピンク
![]() |
|
焼けにくく皮脂に強い |
ラベンダーピンク |
50+ |
++++ |
|||||
![]()
ファミュウィーラブサン ジェントルトーンアップ UVクリーム
![]() |
|
青み強めのピンクでくすみを飛ばせる |
50+ |
++++ |
||||||
![]()
ミシャグロウUVトーンアッププライマー
![]() |
|
ナチュラルなトーンアップ力 |
50+ |
+++ |
||||||
![]()
hana by hinceベールフィットUVトーンアップ/01
![]() |
|
焼けにくく毛穴補整効果アリ |
1 |
50+ |
++++ |
|||||
![]()
オレリーUVトーンアッププライマー
![]() |
|
50+ |
++++ |
|||||||
![]()
ナチュラグラッセメイクアップ クリーム モイスト/03
![]() |
|
3 |
50+ |
+++ |
【1位】レブロン「カラーステイ ロングウェア UV プライマー/001」
- レブロンカラーステイ ロングウェア UV プライマー/001
- 最安価格: ¥2,090〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 毛穴が目立たないセミツヤ肌に仕上がる
- スルスル伸びてピタッと密着
- サラッとした質感でファンデノリがアップ
- カラー
- 1
- SPF
- 50+
- PA
- ++++
- 型番
- 102502001
焼けにくさ
- UVカット率:99.2%

何も塗布していないUVラベルは、紫外線に反応してピンクに変色しました。

一方、本製品を重ねたものはほとんど変色がなく、優秀な結果でした!
肌補整力

トーンアップ力や血色感はそこまでですが、小鼻の毛穴がなめらかになって頬のキメも整って見えます。ふんわりとした光沢がキレイです。
肌の凹凸をカバーしつつファンデーションの密着力を上げてくれます。
使用感

全モニターが「塗りやすい!」と絶賛するほど伸びがイイ! 伸びたあとは乾燥感なく肌に定着。摩擦レスで塗れます。
みずみずしくてなめらかだから顔全体に広げやすい!
【2位】アンプルール「WプロテクトUV トーンアップP」
- アンプルールWプロテクトUV トーンアップP
- 最安価格: ¥4,600〜
※商品画像は限定デザインです。
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 高いUVカット力と皮脂への耐久性が優秀
- がっかりポイント
-
- 人によっては顔色が悪く見えるカラー
- SPF
- 50+
- PA
- ++++
焼けにくさ
- UVカット率:99.2%
肌補整力

紫感が強く、クマが気になります。
崩れにくさ

下地とファンデーションを重ねた人工皮革に擬似皮脂を噴霧して蒸らしても、ファンデーションがほのかに薄くなった程度で大きな崩れはありませんでした。
【3位】アスタリフト「D-UVシールド トーンアップ/ローズ」
- アスタリフトD-UVシールド トーンアップ/ローズ
- 最安価格: ¥3,350〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 上からファンデを重ねてもヨレにくい
- がっかりポイント
-
- 「青色光」の効果は実感できず
- カラー
- ローズ
- SPF
- 50+
- PA
- ++++
- 型番
- 4547410561418
焼けにくさ
- UVカット率:99.2%
肌補整力

肌補整効果は弱いです。
上からファンデを重ねてもヨレにくい!

くすみや毛穴色補整力は低いですが、ファンデーションのノリがアップ。下地ごとヨレたり上滑りせずにしっかり肌に密着しました。
【4位】レイセラ「トーンアップ UVベース/ラベンダーピンク」
- レイセラトーンアップ UVベース/ラベンダーピンク
- 最安価格: ¥5,280〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 焼けにくく皮脂に強い
- がっかりポイント
-
- トーンアップしないうえ毛穴も目立つ
- カラー
- ラベンダーピンク
- SPF
- 50+
- PA
- ++++
- 型番
- 4945022066824
焼けにくさ
- UVカット率:99.1%
肌補整力

伸びが悪く毛穴に入り込まないからか、補整効果は期待できません。 キメが粗い肌に見えてしまいます。
ツヤは少なめでうるおいも感じませんでした。
【5位】ファミュ「ウィーラブサン ジェントルトーンアップ UVクリーム」
- ファミュウィーラブサン ジェントルトーンアップ UVクリーム
- 最安価格: ¥3,850〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 青み強めのピンクでくすみを飛ばせる
- がっかりポイント
-
- オイル感が強くファンデがなかなか定着しない
- SPF
- 50+
- PA
- ++++
焼けにくさ
- UVカット率:99.2%
肌補整力

うるっとしたツヤ肌に仕上がります。
【6位】ミシャ「グロウUVトーンアッププライマー」
- ミシャグロウUVトーンアッププライマー
- 最安価格: ¥1,980〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- おすすめポイント
-
- ナチュラルなトーンアップ力
- がっかりポイント
-
- 皮脂・蒸れに弱い
- SPF
- 50+
- PA
- +++
焼けにくさ
- UVカット率:99.0%
肌補整力

元から顔色がいいような明るい肌に。毛穴カバー力もバッチリで、かわいらしい血色肌に近づけます。
肌がキレイな人はパウダーをのせるだけでも十分満足できます。
【6位】hana by hince「ベールフィットUVトーンアップ/01」
- hana by hinceベールフィットUVトーンアップ/01
- 検証時価格: ¥1,400〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 焼けにくく毛穴補整効果アリ
- がっかりポイント
-
- 皮脂・蒸れへの耐久性が低い
- カラー
- 1
- SPF
- 50+
- PA
- ++++
焼けにくさ
- UVカット率:99.2%
肌補整力

白いファンデーションのようなテクスチャーで毛穴や色ムラをカバー。メイク感の強い仕上がりになります。
【8位】オレリー「UVトーンアッププライマー」
- オレリーUVトーンアッププライマー
- 検証時価格: ¥4,180〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- がっかりポイント
-
- 崩れに弱い
- SPF
- 50+
- PA
- ++++
焼けにくさ
- UVカット率:99.1%
肌補整力

肌補整効果が薄く、トーンアップは実感できませんでした。
パールの粒子が粗いため、肌のアラが目立つのが気になりました。
【9位】ナチュラグラッセ「メイクアップ クリーム モイスト/03」
- ナチュラグラッセメイクアップ クリーム モイスト/03
- 最安価格: ¥3,255〜
- 焼けにくさ
- 肌補整力
- 崩れにくさ
- 使用感
- がっかりポイント
-
- かたくて毛穴の凹凸が埋まらず白浮きもする
- カラー
- 3
- SPF
- 50+
- PA
- +++
- 型番
- 18014200
焼けにくさ
- UVカット率:99.2%
肌補整力

かためのテクスチャーで毛穴に入り込まず毛穴カバー力が低いです。
ラベンダーピンクのはずがとにかく白くて、1本だとのっぺりして見えてしまいます。
トーンアップ下地のおすすめ まとめ
以上、トーンアップ下地のおすすめランキングでした。
UVラベルを使用した焼けにくさテストの結果、全製品すべてUVカット率が99%以上で高評価を獲得。日焼け止めとしての機能は申し分ありません!
そのほか、肌補整力や崩れにくさ、使用感など多方面から検証した結果、1位に輝いたのはレブロンでした。
紫外線を防ぎつつ肌をなめらかに整えるレブロン

レブロン
カラーステイ ロングウェア UV プライマー/001
レブロン(Revlon)「カラーステイ ロングウェア UV プライマー/001」は、UVカット力が高く、どんなメイクでもなじみセミツヤ肌に仕上がります。スルスル伸びてピタッと密着する使用感も好評でした。
トーンアップ下地を探していた人は、ぜひ本記事のおすすめランキングの情報を参考に自分に合ったお気に入りを見つけてくださいね。
化粧下地の売れ筋ランキングもチェック!
化粧下地のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
温かみがある肌になれるピンクは万人が使いやすいカラーです。