キッチンバルミューダの4倍の水分で焼く
シャープの「ヘルシオ グリエ」

100℃以上の「過熱水蒸気」で調理する「ヘルシオ」シリーズに、トーストや冷凍食品、惣菜の温め直しなどに優れた「グリエ」が加わりました。

シャープ:ヘルシオ グリエ AX-H2-R:調理家電

シャープ
ヘルシオ グリエ AX-H2-R
実勢価格:2万円

サイズ・重量:外形寸法:H218×W412×D315mm
庫内有効寸法:H76×W259×D230mm・約6.4kg
加熱方式:過熱水蒸気/パワー3段階(弱・中・強)
タイマー:15分
電源:AC100V、50-60Hz共用
定格消費電力:1410W
付属品:焼き網、コーティングトレイ、メニュー集

「水を入れてダイヤルを回す」のはバルミューダと同じですが、庫内を蒸気で満たしてからパンを加熱するバルミューダと違い、ヘルシオグリエは過熱水蒸気でパンを焼きあげます。

水タンクの容量は最大40ccで、パンを焼き上げる際に使う水の量は、なんとバルミューダの4倍の平均20cc!これで圧倒的なもちふわ感を実現しているんです。

庫内は意外とコンパクト。食パン2枚がぴったり収まるサイズです。

パン1枚と卵、ベーコンを並べてモーニングセットを作ることもできるので、忙しい朝には助かりますよね。

さて、連続して焼いてみるとどうでしょうか?

タイマーを4分39秒にセットして、3枚連続で焼いてみました。2枚めの食パンは少し表面が黒めに仕上がりましたが、これぐらいは許容範囲。大量の過熱水蒸気が立ち込めた状態で焼くため、多少サーモが効きにくくなってムラができるようですが、この程度なら優秀です!

キッチン清潔志向に対応して
お手入れは簡単です

美味しいパンを焼くためにもトースターはいつもキレイにしておきたいもの。ヘルシオ グリエは「パンが触れる部分はすべて洗いたい」というユーザーの希望に応えてくれているんです。

焼き網が簡単に外せて丸洗いできるのは当たり前。クロワッサンの皮などがたまりがちな網受けの下には、手を入れて拭き掃除ができる十分なスペースがあります。

パンくずトレイを出すときに少しだけ引っかかりを感じますが、これも丸洗いOK。過熱水蒸気を出す管などもあるので、慎重に引きだしてくださいね。

最大容量40ccの水タンクは取り外し可能。上の写真のように取り出し、加熱切り替えボタンを押して回すだけで水抜きができます。

キッチン食パンを焼いたら表面カリッで
中は驚くほどのモッチリ感!

肝心のお味はいかがでしょうか。子供のいる編集部員が自宅で実食した感想をご報告します!

スーパーで買える市販の食パンをヘルシオ グリエにIN。焼き上がった表面は、まんべんなく黄金色で見た目にも美味しそう!

手で裂いてみると、クラスト(耳)はもっちりと柔らかく、ふわりとクラム(白い部分)が割れていき、湯気が立ち上ります。と同時に、まるで焼きたてのような酵母独特の香りが漂い、食欲をそそります。

実食してみると……。クラム表面の焼目はカリカリなのに、中は驚くほどもっちり。焼き上げに約20ccもの水を使用するにもかかわらず、ベタ付きはまるで感じられません。思わず「うまい!」と感嘆の声がもれてしまいました。

編集部員の自宅で使用している5年前のトースターと比べると、焼き上がりの素晴らしさはずば抜けていました。子供も「いつも家で焼いているトーストよりも柔らかめで食べやすい!」と大絶賛!

キッチン冷凍パンやクロワッサンは?
もちろん素晴らしい焼き上がり

他のパンの焼き上がりはどうでしょう? 冷凍パンとクロワッサンで試してみました。

▼冷凍パンの焼き上がりは?
ヘルシオ グリエには冷凍モードが実装されていません。なので説明書通り「+30秒」の加熱でテストしたところ、通常のトーストのような仕上がりになりました。

焼きたてはややベタ付いた印象でも、1分ほど放置すると余分な水蒸気が飛び、クラムはもっちりふんわり、クラストは柔らかい食感に。小麦本来の香りと甘みが感じられ、冷凍パン独特のパサ付きはありません。

▼クロワッサンの焼き上がりは?
クロワッサンも素晴らしい仕上がり。「過熱水蒸気弱で4~6分」という説明書に従い焼くと、生地の外側のサクサク感と中身のしっとり感、バターの風合いが感じられました。焼き上げに22ccの水を使いましたが、ベト付きはなく、もっちりとした食感。

ただ、クロワッサンは外側だけではなく、内側もパイのようにサクサクした食感が本来の姿。外側のサクサク感が内側にも表現できればパーフェクトですが、ヘルシオ グリエで焼くと、内側がもっちりしたパンのような仕上がりになってしまいます。しっとり系クロワッサンが好きな人向きですね。

キッチン感動の美味しさ
秘密は水分蒸散率にあり

ヘルシオ グリエで焼いたパンの感動の美味しさ。その秘密は水分蒸散率にあるようです。この水分蒸散率は、パンに残った水分を示す数値。値が低いほど水分が残り、中心のもちもち感がキープされます。

食パンでは20.5cc、冷凍パンでは21.5cc、クロワッサンでは22.5ccの水を使い、焼いているときには湯気ががっつり立ち上ります。食パンを10回焼いた場合の水分蒸散率計測の平均値は7.6%。食パンを焼く前と焼いた後の平均重量の変化は以下の通り。

▼焼く前と焼いた後の食パンの平均重量の変化
焼く前の平均重量:60.352g

焼いた後の平均重量:55.730g(-4.622g)


この水分蒸散量7.6%というのは、他メーカーと比べても低い数値なんです。

当たり前のことですが、パンは焼くと水分が抜けて固くなります。ヘルシオ グリエは庫内を狭くし、大量の水で過熱水蒸気を発生させて焼き上げることで、中心の水分をキープしているんです。

余談ですが、フロントの断熱ガラスは高い密封性で熱と蒸気を漏らさないだけではなく、不意に触ってもヤケドしにくい仕様。細かな気遣いを感じますよね。

奇跡のもちふわ食感のトーストが焼けるヘルシオ グリエなら、スーパーの食パンがブーランジェリーの食パンに負けない美味しさになるかもしれません。ぜひお試し下さい!