魚介料理のレパートリーは“冷凍”で増やせるんです!
プリップリのエビが食べたい! と思っても、エビが主役の料理はエビチリやエビマヨくらいしか思い浮かばないという人はいませんか? 今回は、そんなエビ料理のレパートリーを増やせる、トマトの中華炒めと梅酢の漬け焼きの2品と、タコのカルパッチョをご紹介します。
ただ調理するだけでなく下味冷凍するので、食べたい時に冷凍庫から出してパパッと作れちゃうんです。おつまみや、もう一品ほしい時に重宝しますよ。ご協力いただいたのは、料理研究家の酒寄美奈子さんです。
それでは、さっそくご覧ください!
[エビとトマトの中華炒め]トマトのうま味たっぷりで超リッチ!
まずは、トマトを使ったエビの中華炒めです。
本格的な中華料理も、冷凍しながら下味が染み込むので、簡単に美味しく仕上がります。トマトは生で調理するよりも、冷凍のほうが味も火も入りやすく、激ウマです!
それでは材料と作り方です。
[材料]
[食材]
・エビ 10尾
・トマト 1個
・長ねぎ 10cm
[下味調味料]
・酒 大さじ1
・ごま油 大さじ1
・豆板醤 小さじ1/2
・しょうがチューブ 小さじ1
・スープの素 小さじ1/2
・砂糖 小さじ1/2
・しょうゆ 少々
[作り方]
①.エビは殻をむいて尾を外し、長ねぎはみじん切り、トマトはくし切りにします。
②.①とすべての調味料をフリーザーバッグに入れて冷凍します。
③.食べる際は解凍し、エビから炒めます。エビに半分くらい火が通ったらトマトを加え、軽く崩しながらさらに炒めてできあがりです!
[ポイント]
フリーザーバッグに入れる時、エビとトマトを分けて入れておくと、炒める時に取り出しやすいです。トマトは冷凍すると火が通りやすくなるので、煮込みにならないよう軽く崩す程度に炒めるのがコツです。
[赤海老の梅酢漬け焼き]梅とにんにくで食欲アップ!
次は、エビの梅酢漬け焼きです。
梅は、淡白なエビと意外に相性がよく、梅とにんにくは疲労回復や食欲増進に効果があるので、夏も疲れがたまったこの時期にピッタリ! おかずにはもちろん、おつまみにも最適です。
それでは材料と作り方です。
[材料]
[食材]
・赤エビ 5~5尾
[下味調味料]
・梅酢 10g
・甘酒 30g
・にんにくチューブ 少々
[作り方]
①.赤エビは頭を取り、足をキッチンばさみで切って洗います。
②.すべての調味料と下処理をしたエビをフリーザーバッグに入れて冷凍します。
③.食べる際は解凍し、ごま油小さじ2をひいたフライパンに入れてフタをして加熱します。
[ポイント]
殻付きなので贅沢感があり、ブロッコリーやアスパラを添えるとさらにごちそう感が増します。また、梅酢がない場合は、梅干し10gを包丁でたたいてたものでも代用できます。
[タコのカルパッチョ]茹でダコ&オイルで食感そのまま!
最後はタコのカルパッチョです。
カルパッチョというと生の魚を連想しますが、タコは茹でダコを使えば、冷凍してもそのままの食感を楽しめます。さらにオイル漬けにすることで美味しさもそのままキープでき、アレンジもしやすくなりますよ!
それでは材料と作り方です。
[材料]
[食材]
・茹でダコ 100g
[下味調味料]
・オリーブオイル 大さじ1
[作り方]
①.タコは薄切りにし、重ならないようにフリーザーバッグに入れてオリーブオイルをかけ、冷凍します。
②.食べる際は解凍し、塩こしょう、レモン汁などで味をつけ、お好みでパセリのみじん切りをかけていただきます。
[ポイント]
茹でダコは、味がよく染み込むように薄く切るのがポイントです。また、オイルはそのまま炒め物に使えるので、パプリカなどの彩り野菜と炒めてアレンジするのもオススメです。
以上、エビとタコを使った下味冷凍のレシピをご紹介しました。エビやタコなどの魚介類も、下味をつけて冷凍しておけば、食べたい時にすぐに一品増やすことができますよ!