食品雑貨 ラクで美味しい冷凍保存方法とは?

普段のご飯のおかずとしてはもちろん、レジャー用のお弁当などにも大活躍する鶏のから揚げ。「家族みんなに人気のメニューだし」ということで、ついつい作りすぎちゃったりしませんか?

ラクで美味しい冷凍保存方法とは? イメージ

いくら人気のメニューとはいえ「朝昼晩から揚げ」だったら、さすがにゲンナリしてしまいますよね……。という訳で、今回はから揚げの「ラクで美味しい保存方法」を探るべく以下の5つのパターンを試してみました。

【パターン1】
お肉に下味をつけただけの状態でフリーザーバッグに入れて冷凍しました。
【パターン2】
お肉に下味と小麦粉をつけた状態でフリーザーバッグに入れて冷凍しました。
【パターン3】
油で揚げてしっかりと「から揚げ」を完成させてからフリーザーバッグに入れて冷凍。その後、レンジで加熱しました。
【パターン4】
油で揚げてしっかりと「から揚げ」を完成させてからタッパー(保存容器)に入れて冷凍しました。その後、レンジで加熱しました。
【パターン5】
油で揚げてしっかりと「から揚げ」を完成させてからタッパー(保存容器)に入れて冷凍しました。その後、グリルで加熱しました。

それでは検証結果をご覧ください!

A評価 【パターン5】完成した唐揚げを容器保存してレンジで加熱

もっとも評価が高かったのは【パターン5】。完成した唐揚げをタッパー(保存容器)に入れて冷凍保存し、グリルで再加熱したパターンです。

【パターン5】完成した唐揚げを容器保存してレンジで加熱 イメージ

レンジではなくグリルで加熱したことで冷凍保存中についてしまった冷凍庫内の臭気が消え、衣がパリッとして美味しく仕上がりました!

【パターン5】完成した唐揚げを容器保存してレンジで加熱 イメージ2

もっともイイ感じに仕上がったのは【パターン5】ですが、揚げる前の状態で保存したい場合は【パターン2】がオススメです。

A評価 【パターン2】下味と粉を付けてフリーザーバッグで保存

こちらはお肉に下味と小麦粉をつけた状態でフリーザーバッグに入れて冷凍し、普通に油で揚げたパターンです。

【パターン2】下味と粉を付けてフリーザーバッグで保存 イメージ

この方法だと冷凍庫から出したときポキポキ割ることができ、凍ったまま揚げられるという利点があります。

小麦粉がお肉の水分をギュッと閉じ込めてくれ、揚げたらジューシーな食感に仕上がりました。手早く、美味しく食べたい場合はこちらの方法もオススメです。

【パターン2】下味と粉を付けてフリーザーバッグで保存 イメージ2

「パリッとジューシー」とまではいきませんが、ラクさを重視するならば【パターン3】を試してみるといいかもしれません。

B評価 【パターン3】揚げてからバッグで保存してレンジで加熱

油で揚げてしっかりと「から揚げ」を完成させてからフリーザーバッグに入れて冷凍。その後、レンジで加熱したパターンです。

【パターン3】揚げてからバッグで保存してレンジで加熱 イメージ

衣の食感がやわらかくなってしまいましたが、食べる際にレンチンするだけなので調理はかなりラクです。お弁当用にササッとおかずを用意したいときなどは、このパターンも“アリ”といった感じです。

【パターン3】揚げてからバッグで保存してレンジで加熱 イメージ2

工程やラクさは【パターン3】とほぼ同じなのですが、【パターン4】の方はちょっと残念な評価となってしまいました。

C評価: 【パターン4】完成した唐揚げ
を容器保存してレンジで加熱

油で揚げてしっかりと「から揚げ」を完成させてからタッパー(保存容器)に入れて冷凍し、レンジで加熱したパターンです。

C評価: 【パターン4】完成した唐揚げを容器保存してレンジで加熱 イメージ

保存容器内に隙間があったことで、冷凍庫内の臭気を吸ってお肉の風味が悪くなってしまいました。から揚げは形がくずれるものではないので、揚げた状態で保存するならば【パターン3】のようにフリーザーバッグに入れる方がよさそうです。

また、この方法だと衣はパターン3と同様に“レンチン感”のあるふにゃっとした仕上がりに……。

C評価: 【パターン4】完成した唐揚げを容器保存してレンジで加熱 イメージ2

C評価: 【パターン1】下味を付けて
フリーザーバッグに入れて保存

お肉に下味をつけただけの状態でフリーザーバッグに入れて冷凍する【パターン1】は手間がかかるうえ、仕上がりも残念なことに……。

C評価: 【パターン1】下味を付けてフリーザーバッグに入れて保存 イメージ

小麦粉をつけていないため、自然解凍したら水分が出て鶏肉の旨味まで飛んでしまいました。

さらにこの方法だと調味液が冷凍で固まってしまうので、解凍してからでないと小麦粉をつけたり揚げたりできないため、かなり手間がかかってしまいます……。

C評価: 【パターン1】下味を付けてフリーザーバッグに入れて保存 イメージ2

食品雑貨 【まとめ】から揚げの保存と再加熱の方法はこれがベスト!

検証の結果、揚げる前の状態で保存するならば、粉までつけてフリーザーバッグで保存。食べる際は解凍せずそのまま油で揚げると、ラクに美味しく仕上がるということが分かりました。

そして揚げた後に冷凍したものは、レンジよりグリルで加熱するとパリッと美味しく仕上がるということが分かりました。

【まとめ】から揚げの保存と再加熱の方法はこれがベスト! イメージ

検証では隙間ができるサイズの容器に入れて保存しましたが、ご家庭で実践する際は食材の量に合ったものを選び、極力、隙間ができないようにキツめに詰めてみてください。

【まとめ】から揚げの保存と再加熱の方法はこれがベスト! イメージ2

お肉の風味を逃したくないのであれば密閉性の高いフリーザーバッグでの保存がオススメですが、容器しかないという場合はぜひ上記の方法をお試しください。

以上、から揚げのオススメの冷凍保存方法でした!