花粉対策の掃除は5つのコツでスッキリ!
花粉やホコリは空中に舞いやすいので、掃除には注意が必要です。
そこで、花粉症をはじめとするアレルギーの専門医の岸本久美子先生に、掃除のやり方について、注意することやコツなどを教えていただきました。
1:掃除するなら「朝」がベスト!
掃除をする時間帯は断然朝がおすすめです。なぜかというと、空中に舞う花粉は人の動きがない夜に床に落ちるから。朝起きてすぐに床の花粉を舞い上げないようにゆっくりと掃除すると、効率的に花粉を除去できます。
換気をする場合は、一般的に花粉が飛びにくいとされる時間帯の午前中もしくは夜に、窓を10cmほど開けるのが良いそうです。花粉が舞わないよう、朝の掃除のあとが換気するのに良いタイミングです。
2:思ってる5倍はゆっくり掃除すること!
岸本先生いわく、花粉は家の中を人が歩くだけでも舞い上がったり、粒子が割れて細かくなったりするそう。花粉をむやみに舞い上げないように掃除することが花粉掃除では重要です。
フロアワイパーでも掃除機でも、「花粉の掃除はできるだけゆっくり丁寧に」がキーワード。花粉は人の動きで舞い上がりやすく、いつもどおりに歩いただけで花粉の粒子が割れて小さくなって飛んでしまいます。花粉はハウスダストにくっついてしまいますので、自分が思っている5倍くらいのゆっくりさで掃除してください。
3:加湿機や空気清浄機のフィルター掃除もこまめに
岸本先生によると、ある種のカビと花粉がくっつくと、さらにアレルギー性が強くなったり、花粉が割れて細かくなったりしてしまうのではないか、といった報告もあるそう。
乾燥した空気だと花粉が飛びやすいので加湿はある程度必要ですが、結露が出るほど室内を加湿しすぎるとカビが増えやすくなるので逆に注意が必要。また、加湿機やエアコンの掃除を怠ると、カビの温床になりやすいので忘れないように掃除してください。
乾燥していると花粉が舞いやすいので、花粉症の方には加湿機の使用をおすすめします。加湿機や空気清浄機を使う場合はフィルター掃除をお忘れなく。それぞれこまめにお手入れをして、フィルターについた花粉もできるだけ残さないようにしましょう。
4:ホコリがあるところに花粉も溜まる
家の中に入ってきた花粉は、ダニやカビ、チリなどのハウスダストにくっつきやすく、ホコリっぽいところに溜まりがちです。部屋の隅も要チェック。ホコリを溜めないようにこまめに掃除することが大切です。
ホコリが溜まっているところには花粉があると思ってください。床だけでなく、高いところのホコリの掃除も忘れずにしましょう。
5:布製品の花粉も見逃さない
花粉は床のホコリだけではなく、タンスなどの高いところや、カーテン、ソファーなどの布製品にも付着します。
特にラグやカーペットはかなり花粉が付いてしまうので、花粉の時期は使用を控えたほうが良いそう。もし使用し続けたいものがあれば、念入りに掃除機をかけたり、花粉が付きにくいツルツルの素材に変えたりするのも一つの手です。
花粉は布製品にくっつきやすいので、家の中の布製品はこまめに掃除、洗濯をしましょう。特に花粉が付着しやすいカーテンは、まるっと洗ったほうが確実。頻繁に洗えない場合は掃除しやすい素材や、ブラインドに変えるのも手です。
また、見落としがちなのは寝具です。寝ている間に花粉が寝具に落ちてきてしまうのでこまめにシーツや布団カバーなどを洗ったほうが◎。ベッドのほうが比較的ましですが、布団の場合は床に近いので花粉がさらに付きやすいです。
以上、専門家にお聞きした、室内に入ってしまった花粉を掃除するコツを紹介しました。毎日の掃除の際には、ぜひ参考にしてみてください。
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理想的なのは朝起きてすぐに掃除をすること。朝の掃除が終わったら、午前中の花粉の飛散が少ない時間帯に換気するのもいいですね。また、外出して帰宅後すぐも人の動きが少ないため、花粉が落ちていると思われるので掃除のチャンス。掃除中はマスク必須です!