両面テープとボンドでマチのあるトートバッグ作りに挑戦
自分にピッタリのオリジナルアイテムが手に入るのが、ハンドメイドの魅力ですよね。
厚紙で作った箱に布などであしらいを施すフランス伝統工芸「カルトナージュ」。その技法を応用した「縫わないバッグ(=グルーバッグ®️)」を知っていますか?
雑誌「LDK」2023年9月号では、「縫わないバッグ(=グルーバッグ®️)」シリーズから、講師の濱中和子さんにマチのあるトートバッグ作りを教わりました。
スライサー(=シールタイプ の接着芯)を使用して、しっかりハリのあるデザインに仕上げます。
スライサーはハリをもたせ、形くずれを防ぐ接着芯。アイロン不要で接着できます。
スライサー 0.6mmタイプ
実勢価格:¥880/1m
アイロン接着タイプ が一般的ですが、スライサーはシールタイプです。
アイロン掛け不要! 貼るだけでOK!
スライサーに付いている剥離紙を剥がして、仕上がり線に沿って貼るだけです。0.3mm~1.0mmまで厚みが選 べるので、欲しいハリに合わせて使い分けてください。
ダウンロード素材はこちら
雑誌『LDK』9月号p116-117を見ながらLet’sチャレンジ!
主な材料と道具
今回は綿素材の厚手生地を使用しましたが、薄手の布でもOKです。スライサーを使う場合、スライサーの厚みを変えるだけでハリを調整することができます。
接着芯を使ったトートバッグの作り方
ポイント:外袋にスライサーを貼る
まずは、外袋と内袋を別体で作り、外袋にのみスライサーを貼ります。
外袋と内袋を重ね合わせ、持ち手を接着すれば出来上がりです!
STEP1:センターラインを引く
外袋(29cm×58cm)の仕上がり線に合わせ、線をはみ出さないようにスライサーを貼ります。スライサーの天地左右にセンターラインを引きます。
STEP2:仕上がり線に沿って両面テープを貼る
長辺のセンターラインから半分ののり代部分二辺ともに、仕上がり線に沿って両面テープを貼ります。
STEP3:ラ イナーを剥がして接着
長辺ののり代のセンターをカットし、重ね合わせたら、ライナーを剥がして半分だけ接着します。反対側も同様に。
STEP4:端からセンターまで両面テープを貼る
STEP3で接着したのり代の上に、端からセンターまで両面テープを貼ります。反対側も同様に両面テープを貼ります。
STEP5:ずれないようにクリップで留める
スライサー側を内側にして半分に折り、ずれないようにクリップで留めます。バッグの口側からライナーを剥がし、少しずつ接着させてください。
STEP6:17mm内側に線を引いておく
両サイドを接着させると、外袋の原型の出来上がりです。表の両端と底部のそれぞれ端から17mm内側に線を引いておいてください。
STEP7:角の頂点を内側に折り入れる
袋を写真のように開き、角の頂点を内側に折り入れてマチを作ります。頂点を中から引っ張れば、きれいに内側に折りこめます。反対の角も同様にしてください。
STEP8:折り口を接着させる
2つの口がそれぞれ約11㎝ほどになったら、その折り口にボンドを塗布し、しっかりと接着させます。
STEP9:バッグの口側に両面テープを貼る
バッグの口側の仕上がり線に沿って両面テープを貼ったら、のり代を折り、ライナーを剥がします。
ポイント:内袋を作る(スライサーなし)
内袋はスライサーを貼りません。外袋との重なりを考慮し、外袋より一回り小さい寸法で仕上げ、口にスナップを取り付けます。
STEP10:両サイドに両面テープを貼る
内袋(28.5cm×57cm)は中表になるように仕上げます。両サイドに両面テープを貼り、半分に貼り合わせ、のり代を外側に折ります。
STEP11:底部の角を中心線に合わせて折りたたむ
接着した辺と辺を重ね合わせ、底部の角を写真のように中心線に合わせて折りたたみます。
STEP12:両面テープ下2mm残してカット
外袋のマチサイズに合わせ、約11cmのところに両面テープを貼り、両面テープ下2mm残してカットします。底部をスッキリさせます。
STEP13:本体に貼り付ける
STEP12で貼った両面テープのライナーを剥がし、そのままペタッと本体に貼り付けます。
STEP14:目打ちで穴を開ける
内袋の口中央から1.5㎝下に目打ちで穴を開けます。大きめの穴が欲しいので目打ちを深く差し込みます。
STEP15:スナップを穴に差し込む
オス側スナップを穴に差し込み、メス側スナップを上から当て、ギュッと押し込みます。机の上で圧をかけるとやりやすいです。
ポイント:外袋と内袋をボンドで貼り合わせる
内袋を外袋に入れ、ボンドで留めます。スナップの開閉で布に負担が掛かるので、強度を出すため、スナップの上もボンドを塗って留めておきます。
STEP16:側面ののり代を重ね合わせる
側面ののり代がたがい違いになるように重ね合わせ、底の角が外袋と内袋でしっかり合わさるように整えます。
STEP17:クリップでしっかりと留める
外袋と内袋の合わせ目にボンドを塗ります。スナップの上にもボンドを塗って、クリップでしっかりと留めます。
ポイント:持ち手を両面テープでつける
厚綾テープをボンドでループ状にし、バッグ中央に両面テープで貼り付けます。このとき、リボンでタグをつけると高見えします。
STEP18:厚綾テープをループ状にしてのせる
薄綾テープの片面にボンドを塗り、厚綾テープをループ状にしてのせます。薄綾テープの重なりがあればカットしてください。
STEP19:本体中央に両面テープを貼る
本体中央にある、STEP6で引いた線の、バッグの口下1.5cmから両面テープを貼り、反対の口まで貼ります。
STEP20:タグを付ける位置を確認する
ループ状にした持ち手をバッグ本体に合わせ、タグを付ける位置を確認します。ループ状にしてボンドで貼り付けます。
STEP21:持ち手のつなぎ目を底に合わせる
持ち手のつなぎ目を底に合わせ、口の部分をずれないようにクリップで留めておきます。
STEP22:ライナーを両側から剥がし留めていく
厚綾テープがずれないようにしっかり押さえ、ライナーを少しずつ、両側から剥がし、留めていきます。
STEP23:本体と持ち手の際の部分にボンドを塗る
本体と持ち手の際の部分は強度が必要なので、際までしっかりボンドを塗り、クリップで留めておきます。
完成品はこちら!
外袋と内袋を別体で作り、外袋にのみスライサーを。外袋と内袋を重ね合わせ、持ち手を接着すれば出来上がりです。
リボンのタグをつけるとまるで売り物みたいです。
ちょっとしたお出掛けにピッタリ。ぜひハンドメイドに挑戦してみてくださいね。
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PS202X
実勢価格:¥22,600
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