パーツをつなげて立体的なモチーフを作ってみよう!
あみぐるみの魅力は、立体的でころんとした丸みのある形。はりねずみのあみぐるみの場合は、胴体、頭、耳の3つのパーツをそれぞれ編み、わたを詰めてつなげたら完成です。
立体的なフォルムだから、毛糸の色・素材の違いによって同じ形でも見え方が変わるのが魅力的。オリジナルのはりねずみを作ってみてください!
雑誌『LDK』4月号P114ー116を見ながらLet’sチャレンジ♪
胴体の作り方
ハリネズミの胴体と頭を別々に作成します。増し目と減らし目で筒状に仕上げていきましょう。
1:指に糸を2回巻きつけ、引き抜き、左手に持ち変え、輪の中心にかぎ針を入れ、引き抜くと輪の作り目ができる
2:人差し指に掛かっている糸に下側からかぎ針を引っ掛け、矢印の方向に引き抜く。立ち上がりの鎖編みができる
3:輪の中にかぎ針を入れ、糸を引っ掛けて引き出す。再度、糸を引っ掛け、ループ2つを一度に引き抜く。同様に全部で6目編む
4:糸端を引くと、輪が片方だけ動く。動いた輪をぎゅ~っと引いて輪を縮める。糸端をしっかり引き絞るときれいな輪になる
5:1段目、1目めの頭目2本にかぎ針を差し込み、糸の下側から引っ掛けて、一度に引き抜く
6:2段目を編む前に、立ち上がりの鎖編みを1目編む。糸の下側からかぎ針を差し入れ、糸を引き抜く
7:段の始まりにマーカーをつけ、頭目2本を拾って細編みを編む。同じ頭目に再度細編みを編み入れる
8:どのタイミングでもいいので、途中で表と裏をひっくり返し、糸端をカットする
9:頭目の手前1本(半目)を拾い、続けて隣の頭目を同様に1本拾い、糸を掛けて引き出すと2目が1目になる
10:編み図に沿って編み進めるとずん胴型になる。13段目だけ減らし目を行い、30目を24目に減らす
11:最後の段は細編みのみ。14段で胴体は完成する。表と裏を忘れずにひっくり返しましょう
12:胴体の糸端で顔と胴体をとじ合わせるので、糸端を少し長めに40cmほど残してカットする
13:鎖編みを編む要領で編み、糸を引き抜き、かぎ針を矢印の方向に引き、糸端をすべて引き出す
頭の作り方
鼻は、曲線をきれいに仕上げるのが少し難しいところ。編むテンションを均一にして、ていねいに編んでいきましょう。
14:はりねずみの表情の仕上がりに影響するので、1段目は6目編んだら、輪の中心がゆるまないようにしっかり輪を引き絞る
15:胴体と同様に、細編みと増し目を繰り返す。4段目までは均等ですが、5段目から変則になるので注意。ていねいに引き抜き編みを
16:曲線の要となる5~6段目は、編み目がゆるまないように。編み図も複雑なのでていねいに編み進めましょう
17:6段編み終えたら、鎖編みを編み、糸を引き抜き、編み地の裏で糸を始末
耳の作り方
輪を作り、6目編んで引き絞るだけで耳は完成です。そのあと、編み始めと編み終わりの糸で耳を頭に縫い付けます。
18:糸端で本体に縫い付けるため、20cm残して輪を作り、6目編む。輪をぎゅ~っと引き絞り、円にする
19:鎖編みを編んでから、糸を引き抜き、糸端を20cmほど残してカットする
各パーツが完成!
胴体と頭、耳×2個が完成したら、縫い合わせる前にパーツの位置を確認しましょう。
顔は曲線の強いほうが上になるように配置。胴体と本体は引き抜き編みがされているほうを下側にし、きれいな面を上にして縫い合わせていきます。
頭と胴体を縫い合わせる
20:頭と胴体にわたをつめる。縫い合わせた後、わたを追加するのでぎゅうぎゅうに詰めなくてOK
21:頭と胴体を引き抜き編みのラインでそろえ、頭は曲線が中央にくるようにすると仕上がりがきれい
22:胴体側の糸端をとじ針に通し、頭側の頭目と胴体の頭目を1目ずつとじ針で拾い、巻きかがりでとじる
【注意】縫い合わせるとき、わたを刺してしまうと、わたが表面に出てしまうので気をつけましょう。
23:4目分ほど残して、ピンセットを使ってわたを追加。もみほぐしながら隅々までわたを行き渡らせる
24:わたを追加したら、残りの4目を巻きかがりでとじる。わたを刺さないように注意
25:とじたら糸始末。針に3回糸を巻き付けて玉留めを作り、糸が出たところから針を刺し引き抜く
耳をつける
糸端2本を使って、耳を本体に縫い付けます。2つの耳を10時10分になるように配置するとバランスが整います。
耳は表裏どちらを前にしてもOK。きれいに見えるほう、見せたい面を前にして縫いつけましょう。
26:耳と耳の間は7目、縫い付け幅が1目であることを考え、耳を付ける位置を決め、まち針を刺す
27:まち針が刺さっている編み目にとじ針を重ねて刺し、少し離れたところから出す
28:耳が本体に付くまでぎゅ~っと引き抜く。しっかり密着させると、耳がピンと立つ
29:もう片方の糸端をとじ針に通し、まち針から頭目1目分あけて刺し通して玉留めを。反対側も同様に
30:耳が付くとかわいさがグンとアップ。目や鼻をつけなくてもあみぐるみとして魅力たっぷり
目を縫う
目と鼻は刺しゅうのテクニックを使います。目は1目、鼻は2目分、ストレートステッチを重ねて刺し、ぷっくりと。糸の太さよりもぷっくり仕上げられるかがポイントです。
31:まずは目を付ける位置を決めて。目の位置で表情が変わるのでバランスよく。目と目は5目あける
32:4/0号の合太を使用。糸端を玉結び。顔の下からまち針の位置まで刺し通し、玉結びの玉を引き込む
33:ストレートステッチで1目分縫い、5往復させる。そのまま反対側の目も同様に縫う
鼻を縫う
34:ピンクの毛糸をとじ針に通し、糸端を玉結び。顔の下側から鼻の先まで刺し通し、玉を引き込む
35:ここでも4/0号の合太を使用。2目幅で7回刺す、自然に幅広なぷっくりとした仕上がりになる
完成品はこちら!
かわいいハリネズミの完成です。
変わり毛糸を使えば、表情もいろいろ。ぜひ挑戦してみてくださいね!
変わり毛糸は100均でも種類豊富に取り揃えられていますよ。
【ハンドメイドおすすめアイテム】初心者も使いやすい「ブラザー」のミシン
ブラザー
PS202X
実勢価格 2万2600円
サイズ:幅41.3×奥行16.9×高さ31.0cm
重量:4.8kg
タイプ:コンピューター
フットコントローラー:別売り
針穴糸通し:あり
文字縫い:なし
ハンドメイドをもっと楽しみたい人のために、過去の家庭用ミシン検証でベストバイに選ばれたミシンを紹介します。
ブラザー「PS202X」は、家庭用ミシン5製品の比較で高評価でした。
生地や縫い方を問わず満足な仕上がりになるため、小物から洋服作りまで幅広く活用できます。初心者さんや不器用さんが使っても、上手に作れそうです。
また、下糸の引き上げが不要なため、初心者でもセットしやすい点も高評価でした。縫う前の手間をかけたくない人におすすめです。
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編み目がゆるまないよう注意して