車用サブウーファーの選び方は?
1. サブウーファーの種類は「設置しやすさ重視」か「音の追求重視」かで選ぶ
音楽をかけて気分よくドライブする人は多いと思いますが、「いまいち音に迫力がない」「低音のキレが悪い」と感じることはありませんか?
特にスピードを出したときは、エンジン音やロードノイズなどで低音が聞こえにくくなります。これを解消してくれるのがサブウーファーです。
サブウーファーの種類は主に以下の2つ。
手軽に低音を手に入れたいならパワードサブウーファー、超低音の鳴り方にこだわりたいマニアならユニットサブウーファーを選びましょう。
パワードサブウーファーの特徴:狭い車内でも設置しやすい
コンパクトで場所を取らないので、車内が狭い車にオススメ。またDIYに慣れた人なら取り付けも自分で行えます。
ユニットサブウーファーの特徴:好みの鳴り方を追求できる
サブウーファーが裸の状態で売られているのがパワードサブウーファー。
別途パワーアンプとサブウーファーボックスが必要になるのでコストがかかり場所も取りますが、好みの鳴り方を追求できます。
2. 置き場所は「使用する製品の出力」によって選ぶ
サブウーファーの置き場所も重要。自分の車が小さいならシート下がいいでしょう。大きな車で荷室も広いなら、ウォークスルーや荷室に置くことを考えてもいいかもしれません。
シート下に置くと、車内で邪魔にならない
サイズが小さかったり薄型だったりすれば、シートの下に置くことができます。車内での人の移動時に邪魔にならず、荷物を置くスペースも少なくならないので、狭い車内を有効活用できます。
ウォークスルーに置くと、大きなサイズの製品を置ける
大きめなサイズのサブウーファーが置けて、迫力のある低音を楽しめます。ただし、車内での人の移動時に邪魔になる可能性があります。
荷室に置くと、さらに大きなサイズの製品を置ける
さらに大きなサイズのサブウーファーを置けて、かなり迫力のある低音を楽しめます。荷室に置くので人の移動の邪魔にもなりません。
手軽に、かつ大げさではない設備で重低音を楽しみたい人は、シート下に設置できるタイプがおすすめです。
2023年6月発売のパイオニア「TS-WX140DA」の実力は?
パイオニア「TS-WX140DA」
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今回は、2023年6月発売のパワードサブウーファー、カロッツェリア「TS-WX140DA」を装備した車で実際に音楽を聴いて、その実力を徹底検証しました。
低域部の周波数特性を3種類の重低音モードから選択できる新開発のDSPイコライザー「DIGITAL EQ」を搭載しているのが特徴で、音楽のジャンルや気分に合わせてモードを選択できます。
コンパクトサイズなのでシート下に手軽に設置しやすく、付属のワイヤードリモコンで簡単操作が可能です。
また「170W CLASS Dアンプ」採用、クラスを超えたハイパワーと高音質を両立。高出力時でも歪みのない高音質設計により、クリアで迫力のある重低音を奏でます。
パワードサブウーファー「TS-WX140DA」を実際に使用してテスト!
今回は音のプロであるオーディオライターのゴン川野さんが、パワードサブウーファー「TS-WX140DA」が取り付けられた車内で実際に音楽を試聴し、音質を評価しました。
さらにカーグッズを数多くテストしてきたライターの平岡祐輔さんと「家電批評」編集部とともに、使い勝手などについて検証しました。
なお試聴車は三菱「デリカD:5」で、カロッツェリアのサイバーナビ「AVIC-CQ912Ⅱ-DC」、スピーカー、ツィーターが装着されています。
テスト1:重低音が強調される「DEEPモード」はどうか?
結果:低音の周波数&量感が伸びて◎!
まずは「DEEP」「NATURAL」「DYNAMIC」の3種類のイコライザーを切り替えて試聴してみました。
「DEEPモード」はミニバン、セダン、コンパクトカー、軽カーそれぞれの音響特性を調査してチューニングすることで、超低域部の特性を補って諧調豊かな音質を実現。ジャズやクラシックなど深みのある低音再生に適していると謳われています。
試聴してみると低い周波数や量感が伸びている印象で、サブウーファーを作動させていないときよりも重低音が強調されています。
マイケル・ジャクソンなどのメリハリがある曲だとより強調度合いがわかりやすいです。アコースティック楽器の曲にも向いています。
テスト2:「NATURALモード」はどう聴こえる?
結果:その名のとおり自然だが、低音が強調されてない曲にはアリ
次に「NATURALモード」を選択。このモードは車室内を自然な低音で満たし、身体で心地よく体感できる音響特性を追求。
自然なバランスで聴き疲れしない、クセのない重低音再生を実現。POPSを始め様々なジャンルで心地よい重低音を楽しめるそうです。
試聴してみると、重低音の効果は一番おとなしい印象です。どの曲でも不自然さがないので、どのモードを選んだらいいかわからないときに選択するといいでしょう。物足りないと感じたら、別のモードを選びましょう。
低音があまり強調されていない曲に向いています。
テスト3:重低音の効果を最も感じるという「DYNAMICモード」は?
結果:低域にメリハリが効いて一番効果を感じられた!
最後に「DYNAMIC」モードを選択。
出力レベルを上げるのではなく体感に訴える周波数を強調することで、車室内全体に響きわたる力強い低音再生を実現。EDMやロックなどの突き上げるような低音再生に最適なのだとか。
試聴してみると、重低音の効果が一番よくわかります。低域だけを補ってくれる感じで、低域にメリハリが出ています。
J-POPの曲でも迫力を感じられます。ただしギターの弾き語りやピアノの楽曲は、曲の良さを邪魔をしてしまうので「NATURALモード」にしたほうがいいでしょう。
特定の周波数を強調している印象です。
テスト4:リモコンの操作性は?
結果:やや読みにくいが、操作は簡単!
付属のリモコンにより、運転席に座りながら手軽に好みの音に調整することができます。
GAIN(音量の調節)、FRE QUENCY(再生帯域を可変)、PHASE(位相の切り換え)、DIGITAL EQ(DEEP、NATURAL、DYNAMICのモードの切り換え)のスイッチが備わっています。
リモコンは片手で握りやすく、スイッチは指で簡単に切り換えられます。ただリモコンに書いてある文字が小さいので、暗い車内だと読み取りにくかったです。
FRE QUENCYは、両端の50Hzと125Hzの文字しか書いていません。細かく調節するために、途中の数字(100Hzなど)も記してもらいたかったです。
「TS-WX140DA」のテスト結果とアピールポイントを総まとめ!
パイオニア「TS-WX140DA」
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- DEEPモード
- NATURALモード
- DYNAMICモード
- 操作性
結論:コスパ良く重低音を車内に響かせられる!
以上、パワードサブウーファー「TS-WX140DA」の検証結果をお届けしました。
高剛性な筐体を採用しているということもあり、コンパクトサイズなのに低音がしっかり出ています。低音は360度に広がっていく性質があるので、車内のどこに置いても効果を感じられるでしょう。
年式が古い車に乗っていて「音が薄いな」「家で聞いているときより迫力がないな」と感じている人にもオススメです。
これひとつ置くだけで、スピーカーやアンプなどサウンド関連の機器を一式買い換えるより効果を感じられます。
2万1000円(検証時)という実勢価格もリーズナブルです。もちろん新しめなスピーカーやアンプを搭載した車でも、より低音をきかせられます。
サブウーファーONで音を聴いたあと、OFFにしてみると音が寂しく感じられました。一度使ってみると、そのあとも使い続けたくなりますね。
電源はバッテリーでのほかカーナビやオーディオ裏からも取れるので、取り付けの難易度が下がっているのも◎。
今回の検証車に取り付けられているサイバーナビ「AVIC-CQ912Ⅱ-DC」では、サブウーファーのON/OFFの切り換えのほか、出力する音域も調整できます。
またツィーターを取り付けると、高音部分を補うことができます。さらに「いい音」を楽しみたいのなら、アップグレードしてみるのもいいでしょう。
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ハイレゾ音源だと、より歯切れよく聞こえます。