カメラバイク・自転車の走行時&歩行時の決定的瞬間が残せるモバイルレコーダーをテスト!

バイク・自転車の走行時&歩行時の決定的瞬間が残せるモバイルレコーダーをテスト! イメージ

ケンコー・トキナー
ユニファイン タフモバイルレコーダー V6
実勢価格:2万9800円

サイズ・重量:約W64×D37×H90mm・約175g
カメラセンサー:2MP CMOS SONY322
レンズ:F値1.8、広角度135°
防水防塵:全体IP67級

2022年9月9日発売のケンコー・トキナー「ユニファイン タフモバイルレコーダー V6」は、バイクや自転車の走行中、またセキュリティースタッフなどが警備巡回中の際に、万が一のシーンを逃さず録画録音ができることを謳うモバイルレコーダー。

取り付けが簡単かつ、IP67防水防塵によって雨の日でも使えるのが自動車用のドライブレコーダーとは違う点です。

果たして、年末年始の交通事故が多い時期などで使用するにあたり、実際の録画映像の見やすさ使い勝手はどうなのか?

『家電批評』がドラレコに精通する識者とともに、忖度一切なしのガチ検証を実施!

取り付け・操作のしやすさにはじまり、バイク走行時や歩行時、暗闇での映像のクオリティーなどを徹底的に調べました!

カメラテスト1:取りつけや操作はしやすいの?

結果:取りつけも操作も簡単にできた!

結果:取りつけも操作も簡単にできた! イメージ

4200mAhのリチウムイオン電池を内蔵しており、最大18時間も録画できるのは魅力。

IP67防水防塵設計なので雨の中でも使用可能でき、2m落下耐衝撃機能もついています。

会田肇 氏
日本自動車ジャーナリスト協会 会員・カーAV/自動車評論家
会田肇 氏 のコメント

車のダッシュボードなどに設置すれば、駐車監視にも役立ちそうです。

取りつけのしやすさは?:リュックに簡単に取りつけられた!

クリップマウントが付属しており、リュックのストラップなどに簡単に取りつけられます。

取りつけのしやすさは?:リュックに簡単に取りつけられた! イメージ

しっかり挟み込んで、走行中に外れることはありませんでした。

取りつけのしやすさは?:リュックに簡単に取りつけられた! イメージ2

操作のしやすさは?:録画や起動の操作がワンボタンで簡単にできた

操作のしやすさは?:録画や起動の操作がワンボタンで簡単にできた イメージ

前方の大きなボタンを押すことで、簡単に録画の起動や停止ができるのは便利です。

カメラテスト2:カメラの映像は見やすいの?

結果:バイク走行時や暗闇での状況はわかりやすい
 

結果:バイク走行時や暗闇での状況はわかりやすい  イメージ

バイク・自転車での走行時や歩行時でも、万が一の事故があったときのために証拠映像が録れていると安心ですよね。

ということで、本製品の映像クオリティーを様々なシーンでテストしてみました。

バイク走行時の昼間の映像は?:ナンバープレートや歩行者の様子がしっかりわかった
 

バイク走行時の昼間の映像は?:ナンバープレートや歩行者の様子がしっかりわかった  イメージ

前を走る自動車のナンバープレートはもちろん、左右の画角も広めなので横断歩道を渡る前の歩行者の様子もわかります。

画質の面でも、監視や検証用としてなら十分といえるでしょう。

平岡祐輔 氏
ライター
平岡祐輔 氏 のコメント

走行中の映像は風切り音がかなり強く入っており、バイクのマフラー音、周囲の音まではわかりませんでした。

 バイク走行時の夜間の映像は?:ライトが照らしている場所なら状況はわかった

 バイク走行時の夜間の映像は?:ライトが照らしている場所なら状況はわかった イメージ

夜空や明かりのないビルの上階は見た目より暗く映りますが、ヘッドライトや街灯が照らしている部分なら状況はわかります。

歩行時の昼間の映像は?:周囲の状況はわかるが画面全体が揺れた

歩行時の昼間の映像は?:周囲の状況はわかるが画面全体が揺れた イメージ

周囲の状況はわかるものの、手ブレ補正機能はついていないため、画面全体が揺れてしまいます。

暗闇での映像は?:特殊レンズのおかげでしっかり映像が残せた

暗闇での映像は?:特殊レンズのおかげでしっかり映像が残せた イメージ

赤外線センサーつき特殊レンズにより、実際は真っ暗な場所でも映像ではしっかり映っていました。

会田肇 氏
日本自動車ジャーナリスト協会 会員・カーAV/自動車評論家
会田肇 氏 のコメント

赤外線による撮影能力は、夜間の昆虫探索にも役立ちそうさなレベルです。

カメラテスト3:ぶっちゃけGoProでも良さそうだけど違うの?

結果:万が一の事故の証拠を残したいなら「ユニファイン タフモバイルレコーダー V6」

結果:万が一の事故の証拠を残したいなら「ユニファイン タフモバイルレコーダー V6」 イメージ

「小型で持ち運びやすいビデオカメラ」のアクションカメラのジャンルには、GoProという有名な製品があります。

「どちらを選べばいいの?」という方のために、本製品とGoProの優れている点を以下にまとめてみました。

▼「ユニファイン タフモバイルレコーダー V6」が優れている点

  • 実勢価格が2万9800円とリーズナブル(GoPro11は7万9800円)
  • 録画可能時間が最大18時間とかなり長い(GoPro11は最大137分)

▼「GoPro」が優れている点

  • 手ブレ補正がついている(ユニファイン タフモバイルレコーダー V6はついていない)
  • 5K録画ができる(ユニファイン タフモバイルレコーダー V6はフルHDまで)

事故の証拠を残すことを重視するなら「ユニファイン タフモバイルレコーダー V6」、美しい映像を残すことを重視するなら「GoPro11」を選ぶといいでしょう。

自動車まとめ:万が一の状況証拠用には十分な実力でした!

以上がケンコー・トキナー「ユニファイン タフモバイルレコーダー V6」の検証結果でした。

まとめ:万が一の状況証拠用には十分な実力でした! イメージ

ケンコー・トキナー
ユニファイン タフモバイルレコーダー V6
実勢価格:2万9800円

サイズ・重量:約W64×D37×H90mm・約175g
カメラセンサー:2MP CMOS SONY322
レンズ:F値1.8、広角度135°
防水防塵:全体IP67級

▼テスト結果

総合点 前方カメラ・昼 前方カメラ・夜 画角の広さ 操作性 付加機能
35/50 6/10 6/10 6/10 8/10 9/10

【総合評価:A】

最後に、ケンコー・トキナー「ユニファイン タフモバイルレコーダー V6」」のよかった点と残念だった点をまとめました。

▼よかった点

  • バイク走行時の映像は見やすい
  • 雨の日でも使用できる
  • 18時間も録画できる
  • 装着の違和感のないクリップマウントでリュックなどにカメラを取り付けやすい
  • 赤外線センサーつき特殊レンズで実際は真っ暗な場所でもしっかり状況を録画できる

▼残念だった点

  • ブレ補正機能がないので、移動時の撮影映像には画面の揺れが伴う