カメラあると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ?

あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ? イメージ

コロナ禍で、旅行を我慢してきたという方は多いのではないでしょうか。そんななかでも、旅に便利な家電たちは進化を続けてきました。

そこで、本音の家電ガイド『家電批評』では、また旅に気軽に行けるときが来たら役立ちそうなものを探し、旅ガジェットの検証を行いました。旅でなくとも、密を避けた1人でのお出かけで楽しめるものもありますよ。

今回は、『家電批評』2022年2月号でアクションカメラの最新機器10製品を比較した結果、ベストバイに選ばれたGoPro「HERO10 Black」を紹介します。

S評価画質の良さはさすが!GoPro「HERO10 Black」

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画質の良さはさすが!GoPro「HERO10 Black」 イメージ

※画像はAmazonより

GoPro
HERO10 Black
実勢価格:7万2600円

サイズ・重量:W71.0×H55.0×D33.6mm・約153g
画質:5.3K 60fps
画角:132°
防水機能:あり
手ブレ補正:あり

アクションカムの代表格であるGoPro。画質も使い勝手も隙がなく、最新モデルの「HERO10 Black」が見事ベストバイに選ばれました。

画質の良さはさすが!GoPro「HERO10 Black」 イメージ2

前モデルの「9」との違いは、搭載されている映像処理エンジンが「GP1」から「GP2」になり、手ブレ補正もさらに改良。スローモーションも4K収録が可能になったことなどです。

カメラGo Proらしいシンプルな操作性&優れた拡張性

Go Proらしいシンプルな操作性&優れた拡張性 イメージ

GoPro最新モデルの「10」はボディの形状やサイズが「9」と同じ。大きく見やすい背面の液晶モニターは2.27インチでタッチ式です。

Go Proらしいシンプルな操作性&優れた拡張性 イメージ2

モードボタンも大きくて操作しやすく、側面に電源ボタン、上面に録画ボタンを備えています。

クラウドサービスに自動でアップロードされる

クラウドサービスに自動でアップロードされる イメージ

クラウドは「GoProサブスクリプション」というサービスに含まれています。年間6000円ですが、激しい撮影で本体が壊れても年2回まで手数料のみで本体交換ができる、公式サイトでのアクセサリーが最大5割引などヘビーに使う人には納得できる範囲の金額です。

また、容量無制限のクラウドはGoProのスマホアプリ「Quick」やパソコンのWebブラウザからアクセス可能。ただ、検索機能がない、フォルダわけができないなど“保管庫”としてはイマイチな面もありました。

豊富なマウント類もGoProの魅力のひとつ

豊富なマウント類もGoProの魅力のひとつ イメージ
豊富なマウント類もGoProの魅力のひとつ イメージ2

三脚やグリップはもとより、ヘルメットや首からぶら下げるネックマウントなどさまざまなマウントが、純正、非純正問わず販売されています。

「10」でも「9」対応のケースやハウジングはそのまま流用することが可能ですが、「9」でボディが変更されたため「8」までのアクセサリーとは互換性が一部失われています。

カメラベストバイの理由1:圧倒的な映像の良さ

画質というと、解像度に着目しがちですよね。GoPro「10」を他機種と比べて感じたのは、夜景など暗いシーンでも色が薄くなったりしないこと、昼間でも光の状態が変わってもその変化に適切に追従して映像の明るさや色をコントロールできていることです。

他機種では昼間に寒色系になりがち(DJI)や逆光シーンで色が飛びがち(Insta360 ONE R)など、何かしらの弱点をもつ機種がほとんどでしたが、GoPro「10」ではそんなことはありませんでした。

夜景は肉眼に近い映像が撮れる

夜景は肉眼に近い映像が撮れる イメージ

GoPro「9」は明るく撮ろうとする制御が働くのか、バイクで撮影した夜景は明るいものの、ノイズが目につき建造物や道路がノイズに塗れてしまっています。

しかし、GoPro「10」は無理やり明るくしようとしないこともあり、「暗めのシーンでの解像感やクリアさは、それなりに優秀(AV評論家折原一也さん)」とまともな描写です。肉眼に近いと言えます。

昼間の描写でも不自然な白飛びがない

昼間の描写でも不自然な白飛びがない イメージ

昼間の描写もGoPro「10」は優れていました。「9」は日陰と日差しが混在しているシーンで明るめに露出を制御してしまい白飛びしてしまう場面が見られます。この写真では左上の遊具の部分と奥のマンションの部分です。対して「10」では不自然な場面がほぼありません。とても優秀です。また、どちらも4K映像ですが「10」のほうが少し精細感でも優勢でした。

手ブレ補正もさすが

手ブレ補正もさすが イメージ

手ブレ補正もトップクラスで優秀です。歩いての撮影はもちろん、ネックマウントで小走りするという意地悪なテストでも他機種より良好な補正でした(ネックマウントは走るとカメラが上下に跳ねるので完璧な補正が難しい)。

カメラベストバイの理由2:本体操作のしやすさも完璧

ベストバイの理由2:本体操作のしやすさも完璧 イメージ

「9」と比べて明らかに異なるのがタッチパネルの反応や表示の滑らかさ。設定変更などをする際に思い通りに操作できるのでストレスが少なめです。

今回試した製品の中では本機とDJI「Action2」が最も液晶のレスポンスが素早く快適でした。「背面は画面だけ」というシンプルな設計は操作性に大きく貢献しています。また、メニューもわかりやすく、説明書を読まなくても基本操作はできるほどでした。

手袋でもバッテリーを交換しやすい

手袋でもバッテリーを交換しやすい イメージ

バッテリーの格納部は蓋が硬く素手で開けようとすると痛いほどですが、慣れると簡単に開けられます。また、手袋をしていると力を入れやすいので、開閉が容易に感じるはずです。

誤操作しにくい操作ボタン

誤操作しにくい操作ボタン イメージ

ボタン類が大きいので、うっかり触って……というミスが起きづらいです。こういうところもさすがでした。

カメラまとめ

以上、GoPro「HERO10 Black」の検証レビューでした。

さいごに、本製品を買うべき理由と見送る理由をまとめてみました。

まとめ イメージ

【総合評価:S】

▼買うべき理由

  • 強力な手ブレ補正
  • 「9」より明らかに改善された夜景でも色情報がしっかり残る高画質

▼見送る理由

  • アクションカムとしては高価

画質の良さで老舗の貫禄を見せつけたGoPro「HERO10 Black」。4Kで旅を撮影するにはベストと言えます。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

ちなみに、小型で手軽に撮影できるアクションカメラなら、こちらもおすすめです。

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