パソコンノートPCの概念を超えた
究極の外使いPCが誕生

外使い用のパソコンといえばMacBookシリーズがド定番。薄くて軽いしスペックも十分です。そんなMacBookより便利なのでは? と予感させるパソコンがあるんです。

それがマイクロソフトが肝いりで手掛けている新カテゴリー「オールウェイズコネクテッドPC」です。これはノートPCの概念を超えた「モバイルPC」です。すでにHP 「ENVY x2」 など数機種が海外発表されています。

HP:HP ENVY x2:ノートPC

(画像をクリックすると公式ページへ移動します)

HP
HP ENVY x2
実勢価格:13万9800円~

※日本ではIntel版のみ
サイズ・質量:W292.9×H6.9×D210.312mm・698.5g
メモリ:4GB
ストレージ:最大128GB
プロセッサー:Snapdragon 835
対応SIM:nanoSIM
OS:Windows 10S

最大の特徴はパソコンの心臓部であるCPUにクアルコム社のARM系CPU「スナップドラゴン」を採用することです。それゆえ立ち上がりも一瞬で、これまでのパソコンとはもはや別物なんです。

次でもう少し詳しくご説明していきましょう。

パソコンクアルコム社のCPUがもたらす
スマホさながらの携帯性

これまでWindowsがCPUに使ってきたのはインテルのCore iシリーズなどx86系のCPUでした。

それがAlways Connected PCではCPUにクアルコム社のSnapDragonを採用しています。

このSnapDragonは、XperiaやGalaxyなど人気のスマホに搭載されているもので、その省電力性能やLTE通信の性能は長年Androidのスマートフォンやタブレットでの実績で証明されてきました。

省電力性能を生かして、ノートパソコンを開けば瞬時にWindowsが利用できる「インスタントオン」機能も搭載されます。こういう点でもWindows PCがスマホに一歩近づきます。

その使い勝手もかつてないもので、Windows 10のパソコンとして通常作業に必要なソフトを使えるうえに、SIMも搭載で常時ネット接続可能です。そして19時間動画視聴できるという、スマホのようなタフさも持ち合わせています。

これはMacBookの2倍近い時間なので、いかにすごいかがわかっていただけると思います。

また、場所を選ばず作業ができるので、仕事のやり方そのものを変えてくれるはずです。

性能はそこそこのレベルですが、LTE通信機能によるネット常時接続と超長時間のバッテリーライフを実現します。スマホ同様にネットに常時接続しているので、スタンバイ時にもメールの受信などができます。

パソコンSIMスロット搭載はすごいけど
インターフェースの少なさが残念

Always Connected PCという名前の通り、このPCはSIMを挿れてネットに常時接続できるというのが大きな魅力です。しかも立ち上がりまで一瞬というから、スマホと同じ感覚で使えるアイテムといえそうです。

その一方でインターフェースは少なめ。USBにオーディオジャックなど最低限なものにとどまっています。

インターフェースはモバイルPCの最低レベル。MicroSDスロット×1、USB-C×1、ヘッドホンジャックなどを装備します。USB-CだけのMacBookよりはマシですが、パソコンとしてはちょっと物足りません。せめてUSB-Cは2系統欲しいところです。

パソコンバッテリーは丸一日充電不要!
Macbookをはるかに凌駕します

バッテリー性能はこれまでのノートパソコンの常識を覆すものです。スタンバイ状態なら最大41日間(1000時間)、連続作業なら最大22時間、動画再生で19時間もバッテリーが保つといいます。

ちなみに他のノートPCバッテリー駆動時間の目安はこちらです。

Always Connected PCの駆動時間は大容量バッテリー装着時のLets' Noteに匹敵します。丸1日充電不要ということは、作業をする場所を選ばないということです。仕事効率を飛躍的に高めてくれるはずです。

パソコン通常のWindows 10の利用は
追加料金を払う必要があります

ENVY x2 などに搭載されるARM版のWindows 10は「Windows 10 S」という機能限定版で提供されます。そのため、プリインストールされているOfficeなどを除き既存のWindowsソフトは動きません。

しかし、有償でフル機能のWindows 10にアップグレードすれば、既存のWindowsソフトも起動するといいます。なお、SnapDragonはこれまでWindowsを動かしてきたIntelやAMDのCPU(x86)と根本的に異なるので、既存のWindowsソフトはそのままでは動きません。

そこで、ユーザーには見えない形でx86系のCPUを仮想的に再現してその上で既存のソフ トを動かすエミュレーションを採用しています。この関係で、当面既存の64bit版ソフトは動きませんが、日常の使用では問題ないはずです。

現在のところ32bitに対応。アドビのソフトなど、使用できないものもあるので、頭に入れておきましょう。

以上、Always Connected PCについて解説しました。素早い起動、長時間バッテリー性能、ネットワークの常時接続と外使いPCに求められる要素を三拍子そろえたPCは、パソコンの使用シチュエーションをさらに広めてくれそうですね。