カッティングボードの種類と選び方

さまざまなカッティングボードと食材
(出典) pexels.com

カッティングボードとは食材を切るまな板の役割と、食材を乗せてそのまま食卓に出せる役割を持ったキッチンウエアです。

まな板は包丁の刃こぼれを防げるよう柔らかい材質が多いのに対し、カッティングボードはギザギザのブレッドナイフにも耐えられるよう、硬くて傷付きにくい素材が使われています。

使われている木材の性質を把握しよう

カッティングボードはさまざまな木材で作られており、木材によって持つ性質が違います。

  • アカシア材:木目の濃淡がはっきりしており、存在感がある。丈夫で腐りにくい。
  • ラバー材:白っぽく落ち着いた木目で、滑らかな触り心地。刃当たりがやさしい。ゴムの製造過程で出る木材を再利用しており、環境にやさしい。
  • 竹材:耐久性と柔軟性を両立し、軽い。吸水性と抗菌作用に優れており、腐りにくい。
  • オリーブ材:硬くて水はけがよく、きれいな木目が特徴。抗菌性があるので衛生的。
  • セルロース繊維加工品:天然木の合成繊維を使用しているため、丈夫。薄い・食洗機対応など、実用性に優れたものが多い。

ほかにも耐久性に優れた高級素材のウォールナット材や、独特の香りと抗菌性が特徴のヒノキ材などがあります。

サイズや形は料理に合わせたものを

カッティングボードには四角や円形、素材の形を活かしたものなど、さまざまな形とサイズがあります。

サイズは盛り付ける食材に合ったものを選びましょう。カッティングボードはフチがないため、肉料理を乗せたり、取り分ける用のサラダを盛り付けたりするときは大きめを、ちょっとしたおつまみやカナッペなどを乗せるときは小さめがよいでしょう。

実用性も大切ですが、カッティングボードは食卓の雰囲気を盛り上げる要素が大きいアイテムです。ほかの食器と相性のいいデザインを選ぶことで、より華やかなテーブルが演出できます。

使い勝手がよい両面タイプも

カッティングボードには便利な両面タイプもあります。

まな板として使う場合は、肉や野菜など調理する食材別に面を変えられるため、雑菌が移るのを防ぐことが可能です。

また、調理する面と盛り付ける面に分けて使えば、盛り付ける面に傷が付かないため、見栄えのよい状態で長く使うことができます。

取っ手付きのおすすめカッティングボード

取っ手付きカッティングボード
(出典) pexels.com

取っ手付きのカッティングボードは、キッチンから食卓に移動する際に便利です。さらに、フック穴が付いていれば、乾かすときや保管の際に役立ちます。

取っ手付きの四角いカッティングボードを三つ紹介します。

ニトリ「アカシア カッティングボード M」

ニトリ「アカシア カッティングボード M」 イメージ

※画像は楽天より

ニトリ
アカシア カッティングボード M
実勢価格:899円

サイズ(mm):約幅350×奥行150×高さ20
重量:約700g
材質:アカシア

くっきりした木目が料理に映えるアカシア材を使用した、お手頃価格がうれしいニトリのカッティングボードです。食卓に運ぶ際に便利な取っ手に、合成皮革のひもが通されています。

小さすぎず大きすぎないちょうどよいサイズ感なので、持ち運びにも向いています。鍋敷き代わりにも使えるため、家だけでなくキャンプやアウトドアで使いたい人にもおすすめです。

食洗機には対応していないため、使用後は薄めた台所用洗剤で洗い、水気をしっかり拭き取って乾燥させることが大切です。つけ置き洗いは避け、ひもをぬらさないように注意しましょう。

パール金属「フレア カッティングボード(角型) H-3661」

パール金属「フレア カッティングボード(角型) H-3661」 イメージ

※画像はAmazonより

パール金属
フレア カッティングボード(角型) H-3661
実勢価格:1110円

サイズ(mm):約幅410×奥行200×高15
重量:約630g
材質:天然木(ゴムの木)

調理器具やキッチン用品などを取り扱う、パール金属のカッティングボードです。滑らかな使用感のラバー材を使用し、どんな料理とも相性のよい淡い色で、テーブルを柔らかい雰囲気に演出します。

ゴムの木使用なので包丁の刃当たりがやさしく、まな板として普段使いも可能です。テーブルで食材を切ったり、キッチンでカットしてそのまま食卓に運んだりすれば、時短や洗い物を減らせます。

引っ掛けて収納できる便利なフック穴付きです。食洗機の使用とつけ置き洗いは避けましょう。

良木工房YOSHIKI「天然木製カッティングボード&ランチトレイ YK-ACB1」

良木工房YOSHIKI「天然木製カッティングボード&ランチトレイ YK-ACB1」 イメージ

※画像はAmazonより

YOSHIKI良木工房
天然木製カッティングボード&ランチトレイ YK-ACB1
実勢価格:2059円

サイズ(mm):約幅400×奥行200×高さ20
重量:記載なし
材質:アカシア

濃淡のある木目が美しいアカシア材を使用した、高級感のあるカッティングボードです。天然素材を使用しているため、一つ一つ異なる風合いを楽しめます。

フチあり設計なので盛り付けがしやすく、プチトマトやレモンなど転がりやすい食材を端に乗せても落ちにくい仕様です。

まな板としてもテーブルウエアとしても使えるので、自宅用だけでなく引っ越し祝いや料理好きな人へのプレゼントなどにも向いています。

使用後はよく洗った後、しっかり乾燥させます。ひび割れを防いで美しい木目を保つために、定期的にオイルで拭いてお手入れしましょう。食洗機・電子レンジ・オーブンは使用不可です。

使いやすい四角タイプのカッティングボード

カッティングボードの上にエビとレモンが乗っている
(出典) pexels.com

調理するときにまな板感覚で使える、四角タイプのカッティングボードです。抗菌加工が施してあるものと食洗機対応のもの、シンプルなアカシア材のものを紹介します。

TRAMONTINA「アドバンス 抗菌木製まな板 M リバーシブル」

TRAMONTINA「アドバンス 抗菌木製まな板 M リバーシブル」 イメージ

※画像はAmazonより

TRAMONTINA
アドバンス 抗菌木製まな板 M リバーシブル
実勢価格:3634円

サイズ(mm):約幅330×奥行200
重量:約700g
材質:天然木(チーク材)
機能:抗菌・リバーシブル

耐久性と耐水性にも優れ、滑らかな触り心地のチーク材を使用したカッティングボードです。チーク材は丈夫で長持ちするため、経年劣化を楽しみながら長く使いたい人に向いています。継ぎ合わせで廃材が出ることを抑えたエコ設計です。

リバーシブルで使えるため、調理する食材によって面を使い分けられます。平らな面は調理用、溝入りの面は盛り付け用と用途によって使い分けができ、さまざまなシーンで役立つでしょう。

アドバンスシリーズのカッティングボードは、素材自体に抗菌作用を持たせる加工を施しています。抗菌性能が長く続くため、衛生的に使えるでしょう。

エピキュリアン「カッティングボード M ナチュラル」

エピキュリアン「カッティングボード M ナチュラル」 イメージ

※画像はAmazonより

エピキュリアン
カッティングボード M ナチュラル
実勢価格:3600円

サイズ(mm):約幅290×奥行227×高さ6
重量:約470g
材質:セルロース繊維加工品
機能:食洗機対応

自然環境保護に配慮した製品作りにこだわり、機能性とデザイン性を両立したエピキュリアンのカッティングボードです。シンプルな見た目で、キッチンや食卓をすっきりと演出します。

天然木の繊維を合成した素材が使われているため、刃当たりがやさしく耐久性に優れています。表面が非多孔性なので水分や細菌が侵入しにくく、衛生的です。

薄型で軽量なので、切った食材を直接鍋に入れられます。キッチンでまな板として使うのはもちろん、食卓でカットしたり、鍋敷き代わりに使ったりもできます。食洗機OKなのでお手入れも簡単です。

佐藤金属興業「SALUS カッティングボード アカシア L」

佐藤金属興業「SALUS カッティングボード アカシア L」 イメージ

※画像はAmazonより

佐藤金属興業
SALUS カッティングボード アカシア L
実勢価格:3220円

サイズ(mm):約幅380×奥行280×高さ15
重量:約1110g
材質:天然木(アカシア)

シンプルなフォルムがアカシア材の木目を際立たせ、見た目も楽しめるカッティングボードです。角が面取りしてあるためつかみやすく、おしゃれなテーブルウエアとしても活躍します。

まな板としてはもちろん、テーブルウエアとしても存在感がありおしゃれです。ホームパーティーやおうちカフェで、華やかな食卓を演出できるでしょう。

丈夫で腐りにくく衝撃や曲げにも強いので、長く使いたい人におすすめです。アカシア材特有の経年変化を楽しむことができます。

丸型のおすすめカッティングボード

カッティングボードの上に乗せられたピザ
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おしゃれで柔らかい雰囲気を演出する、丸型のカッティングボードです。料理が並んだテーブルやキャンプなど、スペースが限られているときでも、角がないため邪魔になりません。

スワンソン商事「パドルボード M TP-303」

スワンソン商事「パドルボード M TP-303」 イメージ

※画像はAmazonより

スワンソン商事
パドルボード M TP-303
実勢価格:3080円

サイズ(mm):約幅310×奥行410×高さ15
重量:約572g
材質:アカシア

木目の濃淡がはっきりとしたアカシアのカッティングボードです。

チーズや果物などの軽食はもちろん、丸型だからこそ映えるピザを乗せても見栄えがよいでしょう。ココットやグラタン皿を乗せても、おしゃれな食卓を演出できます。

耐久性に優れているため、バーベキューやキャンプ、ホームパーティーなどさまざまなシーンで役立ちます。持ち運びや保管に便利な取っ手付きなのもうれしいポイントです。

MAGNA「カッティングボード」

MAGNA「カッティングボード」 イメージ

※画像はAmazonより

MAGNA
カッティングボード
実勢価格:1280円

サイズ(mm):約Φ220×高さ15
重量:約323g
材質:アカシア

アウトドアやキャンプ用品を取り扱うMAGNAのカッティングボードです。シンプルな円形に天然木ならではの風合いがおしゃれで、料理の見栄えをよくしてくれます。

普段の食卓やホームパーティーはもちろん、キャンプ時のまな板や鍋敷きとしても便利です。コンパクトなサイズなので、ランチプレートとして使えば家でカフェ気分を味わえるでしょう。

持ち運びや収納に便利なホール付きで使い勝手がよく、ブランド名の焼き印がアクセントになっています。

アカシア材のカッティングボードは、使い終わったらすぐに中性洗剤を使用して洗い、よく乾かしましょう。調理スペースや洗い場が限られているキャンプのときは、使い捨てまな板シートを使用すると、洗い物を減らすことができ便利です。

良木工房YOSHIKI「天然竹製 ピザボード&カッティングボード YK-BCB1」

良木工房YOSHIKI「天然竹製 ピザボード&カッティングボード YK-BCB1」 イメージ

※画像はAmazonより

良木工房YOSHIKI
天然竹製 ピザボード&カッティングボード YK-BCB1
実勢価格:1798円

サイズ(mm):サイズ:約幅260×奥行360×高さ15
重量:記載なし
材質:天然竹

軽くて持ち運びに便利な、円形のカッティングボードです。ほどよい硬さで刃当たりがやさしいため、調理しやすく包丁が長持ちします。

竹は脱臭アイテムにも採用されるほど、防臭・抗菌効果の高い素材です。水はけがよいため乾きやすく、カビの発生を防いでくれます。衛生的に長く使えるのもうれしいポイントです。

柔らかい雰囲気の見た目なので、テーブルウエアとして食卓を華やかに彩ります。ピザやチーズといった洋食や、寿司などの和食とも相性がよいでしょう。

ボードの色が薄くなってきたら、少量のオリーブオイルを染み込ませたキッチンペーパーで拭くことで、色が復活します。

おすすめブランドのカッティングボード

カッティングボードとさまざまな食材
(出典) pexels.com

人気の高いブランドのカッティングボードです。使いやすいリバーシブルのものから、職人の手によって作られた高級なものまで紹介します。

KEVNHAUN「スクウェアカッティングボード&ランチトレイ KDS166」

KEVNHAUN「スクウェアカッティングボード&ランチトレイ KDS166」 イメージ

※画像はAmazonより

KEVNHAUN
スクウェアカッティングボード&ランチトレイ
実勢価格:1993円

サイズ(mm):約幅380×奥行215×高さ20
重量:約400g
材質:アカシア
機能:リバーシブル

食卓を北欧風に演出する、デンマーク発祥のKEVNHAUN(ケヴンハウン)のカッティングボードです。KEVNHAUNはデザイン性と機能性を兼ね備えたキッチンアイテムで、ヨーロッパを中心に愛されているブランドです。

使いやすいスクエア型の取っ手付きなので、自宅用はもちろんキャンプなどのアウトドアにも向いています。くぼみのある面を盛り付け用に、平らな面をまな板にと使い分けできる、リバーシブル仕様です。両面にブランドロゴの刻印が入っています。

熱を伝えにくいため、温かい料理も冷たいデザートにも向いています。アカシア材のぬくもりある見た目は、経年変化による味わいを楽しめるのも一つのポイントです。テーブルウエアとして使えば、食卓をスタイリッシュに演出します。

Arte Legno「カッティングボード オリーブウッド NOV77.1」

Arte Legno「カッティングボード オリーブウッド NOV77.1」 イメージ

※画像はAmazonより

Arte Legno
カッティングボード オリーブウッド NOV77.1
実勢価格:4699円

サイズ(mm):約幅370×奥行180×高さ20 ※ハンドメイドのため個体差あり
重量:記載なし
材質:オリーブウッド(サンフラワーオイル コーティング)

イタリアのメーカーArte Legno(アルテレニョ)のカッティングボードは、樹齢200~300年のオリーブウッドを使用し、一点一点ベテラン職人の手で製作されています。

やや高額になりますが、厳選された素材を使っているため丈夫で傷付きにくく、独特の風合いから醸し出される高級感が特徴です。

オリーブ材は水はけが非常によいため、バケットやチーズだけでなく、野菜やフルーツなど、汁気のある食材のカットやサーブにも向いています。世界に一つしかない個性的なプレートを食卓に並べれば、贅沢な気分で食事を楽しめるでしょう。

オリーブ材は使用しているうちに乾燥して、白っぽくなる性質です。その際はオリーブオイルを乾いた布に染み込ませ、ボードをお手入れすることで、美しい木目がよみがえります。

DULTON「アカシア カッティング ボード M411-254M」

DULTON「アカシア カッティング ボード M411-254M」 イメージ

※画像はAmazonより

DULTON
アカシア カッティング ボード
実勢価格:2591円

サイズ(mm):約幅345×奥行170×高さ16
重量:記載なし
材質:アカシア

デザイン性が高いことで人気が高い、インテリア雑貨メーカーDULTON(ダルトン)のカッティングボードです。長方形のシンプルなデザインながら、アカシア独特の濃い木目と角の焼き印がワイルドさを演出しています。

衝撃に強く耐久性が高いため、長く使うことが可能です。ホームパーティーや普段の食卓での使用はもちろん、バーベキューやキャンプなど、アウトドアでも調理用やテーブルウエアとして活躍します。

使用後はすぐに食器用洗剤で洗い、よく乾かすことがカッティングボードを長持ちさせるコツです。

Das Holz「カッティングボードC」

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※画像はAmazonより

Das Holz
カッティングボードC
実勢価格:3850円

サイズ(mm):約幅310×奥行150×高さ15
重量:約350g
材質:天然木(広葉樹)

Das Holz(ダスホルツ)はホテルやレストランで人気のある、日本の木材加工メーカーです。アメリカ・カナダ産の木材を一枚板から加工しているためつなぎ目がなく、木目が活かされた美しい仕上がりが特徴です。

使い勝手にもこだわり、片方の端に傾斜が付いているため、テーブルから持ち上げやすい仕様です。焼きたてのトーストを乗せると、蒸気がボードに吸収され、サクっとした食感で食べられます。

まとめ

カッティングボードは食材を切るだけでなく、食卓に出せばおしゃれな雰囲気が演出できるテーブルウエアです。木製のカッティングボードは、使われている材質によって木目や使用感が異なります。

カッティングボードは使用したらすぐに洗い、しっかり乾かすことが長持ちさせるコツです。お気に入りのカッティングボードを見つけて、食卓をおしゃれに楽しく演出しましょう。

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