食材をおいしく&長く保存する簡単な方法は?
食材が鮮度を失う原因は水分や乾燥、空気に触れる、低温など食材によってさまざま。なんとなく保存をして、気づけば腐らせているという人も多いのではないでしょうか。食品は3つの保存方法を理解すると美味しさと長持ちが叶うんです。
「おいしさ」と「長持ち」が叶う保存のキホン
保存方法1:常温
直射日光が当たらない風通しのよい場所で保存すること。基本は野菜の保存のみにしましょう。部屋によっては日光や温度の影響で野菜の成長が進み旨味を損なう可能性があるので注意しましょう。
保存方法2:冷蔵
一定の温度を保てる冷蔵室ですが、季節によって庫内温度は変化すると言われています。すぐ使うものは冷蔵室の中でもチルド室を使って保存しましょう。
保存方法3:冷凍
長期保存は冷凍一択ですが、本来の食材の旨味が壊れてしまうことも。しかし、時短調理には最適で、解凍や調理方法を工夫することで食感も保てます。
ということで、テストする女性誌『LDK』が料理家の皆さんと一緒にズボラさんでも取り組める世界一カンタンな食品保存ワザを大研究。食材がいつもよりおいしくて長持ちするテクニックやおすすめアイテムを紹介します。
その1:鶏むね肉は塩&酒と混ぜるだけでふっくら!
保存袋をよくもんで 塩+酒をしみこませる
袋の外側から軽くもんで、塩と酒を溶かすように鶏むね肉になじませます。焼くときは小麦粉をまぶすと、鶏肉の旨味を逃がしにくくなります。
酒の効果で空気に触れず、酸化を防げる!
傷みやすい鶏むね肉は、数日で使い切るなら1枚ずつラップに包んで冷蔵庫で保存。すぐに使わないなら冷凍しておきましょう。保存袋に入れて空気を抜きつつ、塩と酒でもみこんでおけばしっとりやわらかくなり、解凍後はどんな味付けにも対応できます。こしょうやしょうゆと一緒に下味を付けてもいいでしょう。
調味料は料理酒より日本酒、塩を入れることで劣化を防ぎます。
おすすめレシピ:鶏むね肉のグリル にらソース
材料(2人前)
鶏むね肉 1枚
● A
ニラ(小口切 り) 2本
しょうゆ、りんご酢 各大さじ1
ごま油、白いりごま 各小さじ1
きび 砂糖 ふたつまみ
粉唐辛子、小麦 粉、サラダ油、糸唐辛子、きゅうり 各 適量
作り方
1 :鶏むね肉をひと口大にそぎ切りにし、小麦粉をまぶす。
2 :フライパンにサラダ油を入れて熱し、1 を入れて両面焼く。
3 :器に盛り、糸唐辛子をのせる。混ぜ合わせたA 、きゅうりを添える。
鶏むね肉を凍らせれば薄いスライスもカンタン!
グニャグニャ状態の生肉のときより、冷凍して半解凍状態にしたほうが包丁が入りやすくなって、薄くスライスできます!
その2:レンチンorゆでで火を通して冷凍すれば時短に!
酒と一緒にレンチンしてから 冷凍すればやわらかしっとり!
鶏むね肉を耐熱容器に入れて酒を全体にふりかけ、 ラップをかけてレンチン。中に蒸気を回すため、ラップはふんわりかけます。粗熱を取ってから保存袋に入 れて冷凍すれば、解凍後は時短調理ができます。
肉を水からゆでることで 縮こまりにくくなります!
鶏むね肉は沸騰した湯ではなく、水のときから入れてゆでたほうが、肉が縮こまりにくくなります。粗熱を取ったら保存袋に入れ冷凍しましょう。一度火を通してあるので、解凍後の調理も早くなります。
おすすめ:ノンストレスなポリ袋は「アイラップ」
岩谷マテリアル
アイラップ
60枚入
実勢価格:192円
SPEC:25×35cm/耐冷-30℃/厚さ0.009mm
岩谷マテリアル「アイラップ」は、ポリ袋8製品の比較テストでベストバイにえらばれました。湯せんができて、解凍レンジもOKなので、保存だけでなく下ごしらえにも重宝します。
マチ付きなので間口が広く、食材の出し入れがしやすいのもポイントです。
以上、世界一カンタンな食品保存ワザとおすすめアイテムの紹介でした。
それぞれの食材に合った保存術を知れば、鮮度をキープしたままムダなく最後まで使いきることができます。どれも簡単にできるので、ぜひマネしてみてくださいね。
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調理時は小麦粉をまぶして、鶏肉の旨味を逃さないようにしましょう