家電 除湿機は三菱電機オンリーその理由は賢すぎる「ムーブアイ」

家電批評的には、除湿機は三菱電機一択。これは最初に除湿機テストを行った2013年あたりから揺るぎないものとなっているのですが、というのも、三菱の特許技術である「ムーブアイ」が、近年の「部屋干し需要」にピンズドすぎるからなんです。

この「ムーブアイ」という同社エアコンのCMでよく耳にするこの技術は、床や壁・天井などの温度や人の位置・動きを検知するセンサーのこと。エアコンであればCMでもおなじみ「暑がりさん」「寒がりさん」にそれぞれ適切な風を送ることができます。

このセンサーは除湿機においてももちろん大活躍! 1つ1つの洗濯物の温度を察知して、乾いていない洗濯物を見つけてくれます。

三菱電機:MJ-120MX:除湿機

三菱電機
MJ-120MX
実勢価格:3万1770円
サイズW360×D210×H534
質量:13.5kg
排水タンク容量:3L
除湿能力:11L/日
除湿面積の目安:14畳(50Hz・戸建木造和室)

新モデルには今どこを狙い撃ちしているのかがわかる「光ガイド」を新搭載。地味ですが、しっかりとムーブアイが機能していることを証明する役割を果たしています。

家電 無印良品の優れた空気清浄機実はバルミューダとの共同開発です

感染症やホコリ、PM2.5や花粉などのアレル物質をはじめ、空気の汚れが気になるこの時季。ちょっと敏感だったり、小さな子どもさんをお持ちの方にぜひおすすめしたいのが、無印良品の空気清浄機MJーAP1です。その理由は知る人ぞ知る、意外なところにありました。

無印良品:空気清浄機:MJ-AP1:家電

(画像をクリックすると購入ページへ移動します)

無印良品
空気清浄機 MJ-AP1
実勢価格:3万8900円
サイズ:W250×D250×H498mm
重量:約6kg
コード長さ:約2m
適用床面積:~30畳
清浄時間:8畳を10分

それは無印良品がバルミューダと共同で開発した空気清浄機だから。本家バルミューダの空気清浄機といえば、単機能パワータイプで無印のものよりもやや大きめなつくりとなっています。

バルミューダ:Air Engine:空気清浄機

バルミューダ
Air Engine
実勢価格:4万9896円
重量:8Kg
適用床面積:16畳

両者を比較するため、タバコの煙を充満させた密閉空間で30分稼働させてみました。すると無印良品はわずか18分で終了。このパワーは適用床面積32.4畳に匹敵することが分かりました。

無印良品の優れた空気清浄機実はバルミューダとの共同開発です イメージ

オートモードで8.5時間稼働させた際にかかる電気料金は、わずか0.84円と、消費電力もバルミューダより少ないという結果に。スペック通りかそれ以上のパワーを証明し、消費電力も実測値でバルミューダより少ないです。

フィルターは年に1回の交換でOK。6800円で取り替え方もごくシンプルです。

無印良品の優れた空気清浄機実はバルミューダとの共同開発です イメージ2

「無印の家電はOEM製品ばかりで性能もいまひとつ」というイメージを覆す、画期的な空気清浄機です。

家電 スチームアイロンの大本命は編集部員も愛用中のティファール

一度使うと、その手軽さや使い勝手の良さで手放せない衣類スチーマー。しかし実際に使ってみると「アレ? CMや動画と違って、思っていたよりパワーがない」と、購入後がっかりする家電ランキングで上位に入るレベルでもあります。

その点、ティファールの「アクセススチーム」はスチームが出る準備ができているのかが、とてもわかりやすいんです。検証した編集部員も「パワーとスピードがダントツです」と語っています。

ティファール:アクセススチーム:スチームアイロン

ティファール
アクセススチーム
実勢価格:9494円
サイズ:約W110×D180×H283mm
質量:約0.9kg(水タンクが空の時)
タンク注水量:約185ml
連続使用可能時間:18分

実際にほかのスチームアイロンとスチームの量を比べました。

スチームアイロンの大本命は編集部員も愛用中のティファール イメージ
ティファール DV8610J1

軽い2in1タイプのティファールは、他のスチーマーと比べても圧倒的にブシュブシュスチームが出ます。

スチームアイロンの大本命は編集部員も愛用中のティファール イメージ2
Jコートン ST-0601F

立ち上がりもスチームの勢いも中途半端です。

ティファールのアクセススチームは、圧倒的にスチームが出てブシュブシュ放出されているのが目に見えてわかるほどでした。やや大きめサイズではあるものの、服のシワもさっと落とせます。忙しい朝にあると重宝する一台です。

家電 あえて初代ブラーバをセレクトAmazonユーザーから人気のワケ

本誌ベストバイの「ブラーバjet」は後継機というにはあまりにもタイプが異なる製品のため、初号機である「380j」のほうが好みというユーザーも実は少なくありません。Amazonユーザーが支持するのは断然といっていいほど、星4.3で「380j」です。

最大の違いは「水が出るかどうか」と「クロスが使い捨てか」という点。380jの方がクロスに徐々に水を染み出して拭くから、ジェットよりもややドライに仕上がります。

アイロボット:ブラーバ380j:ロボット掃除機

アイロボット
ブラーバ380j
実勢価格:3万3896円
サイズ:W244×D216×H79mm
質量:約1.8㎏(バッテリー含)
稼働面積:最大約20畳(ウェットモード)
充電時間:最大2時間

「ブラーバjet」は水をピュッと放出できて、クロスが使い捨てのタイプです。

アイロボット:ブラーバjet:ロボット掃除機

アイロボット
ブラーバjet
実勢価格:2万9000円
サイズ:W178×D170×H84mm
質量:約1.2㎏(バッテリー含)
稼働面積:最大約20畳

ご紹介した2製品は同じプラーバでもシステムと性能の違いから、「義理の兄弟」というべきかもしれません。コスパが気になる人は380jが断然おすすめですが、どちらも優れた機能のため好みで選んでみてもよいでしょう。

家電量販店などの店頭で見るよりも、一見地味な製品もあります。ただ、どの製品もその実力は折り紙つき! 編集部、識者、レビュワーたちが実際に使って、思わずうなった価値ある「掘り出し物」たちをお試しください。