Q1:そもそもAIスピーカーって何?A1:人工知能搭載の最新ガジェット
AIスピーカー、スマートスピーカーは人工知能を搭載し、音声を使って様々な機能を呼び起こせる注目の最新ガジェットです。日本ではCMでもよく見る「Google Home」や、LINEの「Clova」が有名。もちろん今回紹介するAmazonの「Echo」も、世界的に注目されている製品です。次世代技術として期待される「AI」を、一般のユーザーが手にできるレベルで実用化した、代表的な製品ジャンルと言えます。
また、Amazon Echoの音声アシスタント機能だけを指すのが「Alexa(アレクサ)」となり、呼びかけ時のトリガーワードとしても使います。
Q2:Amazon Echoの種類は?A2:3サイズ展開です
「Amazon Echo」は大きさと価格順に小さい方から「Echo Dot」「Echo」「Echo Plus」の3機種がラインナップされています。まずは基本のスペックから見ていきましょう。
Echo
購入価格:1万1980円
サイズ・質量:W88×H148×D88mm・821g
スピーカー:2.5インチウーファー/0.6インチツイーター
ワイヤレス:802.11 a/b/g/n+Bluetooth
Echo Dot
購入価格:5980円
サイズ・質量:W84×H32×D88mm・163g
スピーカー:0.6インチフルレンジ
ワイヤレス:802.11 a/b/g/n+Bluetooth
Echo Plus
購入価格:1万7980円
サイズ・質量:W84×H235×D84mm・954g
スピーカー:2.5インチウーファー/0.8インチツイーター
ワイヤレス:802.11 a/b/g/n+Bluetooth
並べたときのサイズ感はこんな感じ。一番大きいのが「Plus」です。サイズ以外にも、それぞれ、音質の違いや機能の違いでグレード分けされています。
Q3:どこで買えるの?A3:早く欲しい人は海外版を
アマゾンは「Alexaをともに作り上げ、進化を支えてくださるお客様を対象にした招待制」としており、音声認識の不具合などをフィードバックしてくれるようなユーザーを選んでいることも考えられます。ソフトウェアで言うところの「ベータ版」に近い位置づけなのかもしれません。
アメリカでは2014年11月に初期出荷分が用意され、その後2015年6月に一般発売となったことを考えると、日本でもそろそろ発売となるかもしれません。少しも待てない! という人は、英語版の並行輸入品なら購入できます。安心してください。「Echo」は設定で言語を変更可能なので、日本語で話しかけることもできます。
Q4:音質ってどうなの?A4:「Dot」以外は音質も上々です
スピーカーというからには、音楽試聴のクオリティも気になるところ。「Echo」「Echo Plus」はウーファーのほかツイーターも内蔵し、本格的な仕様。左の透視図のようになかなか凝った作りをしているのです。オーディオ評論家の山本氏も「360度方向へ均一に広がる立体的なサウンド。張りのあるボーカルや切れ味鋭い低音にも違いが表れます」と評価しています。
Q5:Echo「Plus」は何が特別?A5:家電連携が得意です
「Echo Plus」最大の特徴は「スマートホーム・ハブ」機能を内蔵していることです。グーグルホームもそうですが、スマートスピーカーとスマートホーム家電を連携させるにはWi-Fi接続を使うのが一般的。
でもエコープラスならWi-Fiを使わずにエコーとHueなどのスマート家電を連携させることができます。
フィリップス
Hue
PE47916L
購入価格:3690円
照明と連携させれば音声だけで、ON/OFFの切り替えが可能です。
Q6:Google homeとは何が違う?A6:似ているようで違います
CMが繰り返し放送されているGoogle HomeとGoogle Home Mini。そのため、スマートスピーカーと言えば「Googleが主役?」と思っている人も多いかもしれません。でも、先にも言ったように世界的なシェアはAmazonの方が上。それでは、GoogleとAmazonは何が違うのでしょうか。
大きな違いは、Google Homeがセットアップしてすぐできることが多いのに対して、Amazon Echoは「スキル」を追加していくことで、できることがどんどん増えていきます。初期設定では使いにくいとも言えますが、自分色のスマートスピーカーに育てることができるとも言えます。
ちなみに、AIスピーカーといえば「Hey Siri」のようなトリガーワードがありますが、Amazon Echoは「アレクサ」だけで起動が可能。
日本人だとちょっと気恥ずかしい、気取った掛け声は不要なのです。
以上、アマゾンエコーの解説でした。「しつけ」次第でできることが増えていくところが所有欲をくすぐるエコー。家電連携など、実際に使っても便利そうです。