キッチン 多機能すぎても使いにくい?計量カップはシンプルが一番でした

料理に欠かせないアイテムのひとつ、計量カップ。最近は液体用の「cc」や「ml」の単位だけでなく、粉や砂糖、お米をはかるための「g」や「合」などの単位もついて、いろいろなものをはかれるよう工夫されたものが増えています。また、素材もプラスチックからステンレス、耐熱ガラスまでさまざま揃っています。

今回は、そんな計量カップを全20製品集めてより使いやすいものを徹底検証。すると、多機能のメーカー品よりも、シンプルな100均アイテムがダントツの使いやすさでアタマ一つ突き抜ける結果に! いったいどんな点が良いのか? 他社製品も合わせてご紹介したいと思います。

A評価 【A評価】目盛りが見やすい!収納もしやすいダイソー計量カップ

ベストに選ばれたのは、ダイソーの計量カップ。いろいろと利点はありますが、いちばんは目盛りのシンプルさです。目盛りが片面のみに印刷されており、とても見やすくなっています。ほかにも550mlまで測れるのにスリムで、寝かせて置くこともできるので、収納にも困りません。

【A評価】目盛りが見やすい!収納もしやすいダイソー計量カップ イメージ

ダイソー
スリム計量カップ550ml
購入価格:108円

目盛りの見やすさ:★★★★★
液切れのよさ:★★★★★

[目盛りの見やすさ]

【A評価】目盛りが見やすい!収納もしやすいダイソー計量カップ イメージ2

片面のみに目盛りがあるので、透明な食材を入れても見やすいのがポイントです。液体、粉系、お米を計量可能です。

[液切れのよさ]

【A評価】目盛りが見やすい!収納もしやすいダイソー計量カップ イメージ3

さらりとした牛乳はもちろん、粘度のある卵液を注いでも注ぎ口でスパッと液切れします。液だれでカップが汚れるイライラがありません。

【A評価】目盛りが見やすい!収納もしやすいダイソー計量カップ イメージ4

これで100均なら大満足です!

そのほかの計量カップは、一見便利そうに見えてじつは使いにくいものが少なくありませんでした……。ご参考までにご紹介したいと思います。

C評価: 【C評価】透明の液体をはかるとき
目盛りが重なって見にくいアスベル

カップ全体に目盛りが印刷されており、いろいろなものをはかることがきるアスベル。でも透明な液体を入れると、反対側の目盛りが透けて見にくいです。うたい文句は「上から目盛りが見える」とのことですが、それほど見やすくなるわけではありません。

アスベル:Bell-One計量カップ O-250 250ml

アスベル
Bell-One計量カップ
O-250 250ml
購入価格:724円

目盛りの見やすさ:★★
液切れのよさ:★★★★★

C評価: 【C評価】透明の液体をはかるとき目盛りが重なって見にくいアスベル イメージ

向こう側の目盛りが透けてジャマです!

C評価: 【C評価】透明でオシャレだけど
目盛りが超読みにくいエンテック

エンテックの計量カップは、目盛りが刻んであるタイプです。印刷した目盛りと違って、長年使っても消えてしまうことはありませんが、透明で見えづらすぎて超ストレスを感じます。

エンテック:計量カップ250㏄ No.620A

エンテック
計量カップ250㏄ No.620A
購入価格:292円

目盛りの見やすさ:★
液切れのよさ:★★★★★

C評価: 【C評価】透明でオシャレだけど目盛りが超読みにくいエンテック イメージ

透明はちょっと難しいです……。

D評価: 【D評価】液だれしやすい
ステンレスタイプの霜鳥製作所

こちらはステンレス素材で丈夫さはありますが、実際に使ってみると、牛乳も卵液も液だれしまくり! 目盛りもすり切りギリギリまであって、200ccをはかろうとするとこぼれちゃいます!

D評価: 【D評価】液だれしやすいステンレスタイプの霜鳥製作所 イメージ

霜鳥製作所
18-8 計量カップ 200cc
購入価格:384円

D評価: 【D評価】液だれしやすいステンレスタイプの霜鳥製作所 イメージ2

目盛り:すり切りギリギリで200cc。これでは上まで入れたらこぼれます……。

D評価: 【D評価】液だれしやすいステンレスタイプの霜鳥製作所 イメージ3

液だれ:そそぐと卵液がべったり。拭いたりするのに余計な手間がかかってしまいます。

この計量カップの場合、そういった使いにくさをすべてわかった上で、なお質感やコンパクトさ重視という人にだけ、おすすめします。

以上計量カップの検証結果をお伝えしました。ダイソーは液体は550ml、お米は3合はかれるうえ、2カップまで測れる目盛りが使いやすく100均クオリティを超えていました。目盛りは見えてナンボ! 計量カップはシンプルなダイソーで決まりです。