キッチン世界一カンタン!すぐマネできる「だし」の方程式

素材の味を引き出して、料理の美味しさ、風味をぐっと増してくれる「だし」は、和食だけでなくフランス料理やイタリア料理でも使われています。美味しい料理の基本は「だし」にあるといっても過言ではありません。

だけど「本格だしは、手間がかかりそうだし面倒」という人も少なくないのでは? そこで、ビギナーさんでも簡単ですぐにマネできる新しいタイプのだしのとり方や活用法をお届けします。

今回は、鍋を使わず温度も気にしなくていい「時短だし」です。

キッチン黄金だしに近いだしが簡単・短時間でとれる「時短だし」

昆布を水に浸しておく時間がないときにオススメなのが「時短だし」。レンジでチンしたり、お湯を注いだりするだけと簡単ながら、「一番だし」に近い味わいの美味しいだしがとれます。

そのまま飲んでも美味しく、体の芯まで温まるので、肌寒い夜に飲めばリラックス効果でぐっすり眠れます。

さらっととるだしなので、つい「もったいない」とかつお節を絞りたくなりますが、血合いの風味が濃くなるのでほどほどにしておきましょう。ちなみに、冷凍しておけば1ヵ月ほど保存することができます。

キッチン10分以内で作れる!「レンチン合わせだし」の作り方

一番だしにもっとも近い味になるのが「レンチン合わせだし」。昆布やかつお節の香りと味が濃くとれるので、大根や里芋など、中まで味をしっかりしみ込ませたい根菜の煮物にピッタリです。

昆布とかつお節の香りを生かして、和風パスタに使うのもアリ。また、魚介系の中華料理にもよく合います。

<材料>
・水……500ml
・昆布……10g
・かつお節……10g

<作り方>

1:昆布とかつお節をポットに入れます。このとき、ポットは必ず電子レンジ対応の耐熱容器にしてください。

2:かつお節がすべて浸るように水を注ぎ、ポットにフタをします。

3:水出しにならないよう、水を注いだらすぐに電子レンジに入れてください。600Wで5分(500Wなら6分)加熱します。

4:電子レンジでの加熱が終了したらポットを取り出し、かつお節が落ち着くまで2分ほど待ちます。かき混ぜるのはNGです。

5:料理に使うのは、茶こしでこしてから。より丁寧にこしたいときは、キッチンペーパーを使ってください。

レンチン合わせだしの活用法2選

活用法1:大根の煮物(2人前)
大根10cmくらいをだし1/2カップ、うす口しょうゆ大さじ1と1/2、日本酒とみりんを各大さじ1ずつ、砂糖大さじ1/2で柔らかくなるまで煮ましょう。

活用法2:和風パスタ(2人前)
じゃこ30g、キャベツ1/2をにんにくと塩・コショウで炒めてから、100mlのだしを加えてゆでたパスタと絡めます。

キッチンレンチン合わせだしのアレンジレシピ「玉子豆腐のお吸い物」

<材料>
・玉子豆腐……1個
・しいたけ……3切れ
・えび……2尾
・だし……300ml
・うす口しょうゆ……小さじ1/2
・塩……ひとつまみ

<作り方>

1:レンチン合わせだしにうす口しょうゆと塩を入れ、味を調えます。うす口しょうゆと塩は、基本量を入れたら好みに応じて増やしてもOK。

2:えびと玉子豆腐を1に加えて、中火にかけます。沸騰したら火を弱め、2分ほど温めたあとに、しいたけの薄切りを加え、さらに1分温めてください。

3:器に2の鍋からだしを注ぎ入れ、おたまで玉子豆腐をすくって器に入れます。菜箸でしいたけ、えびの順で玉子豆腐の上に盛り付けましょう。

4:飾りとして手鞠麩やゆずの皮を使うと見た目も美しく、香りが高くなります。季節に応じて三つ葉(3月~初夏)や木の芽(春先)を使うのもおすすめです。

キッチンこす必要なし!超お手軽な「ティーポット合わせだし」の作り方

レンチン合わせだしよりも色や味がやや薄めに出るのが「ティーポット合わせだし」。その控えめな味わいは、青菜の煮びたしや、塩昆布を使ったお茶漬けにピッタリ。もちろん、そのまま飲んでもやさしい味わいです。

ポットで美味しくだしをとるコツは、昆布を一番下に敷いてお湯をゆっくり注ぐことです。

<材料>
・お湯……500ml
・昆布……12.5g
・かつお節……12.5g

<作り方>

1:昆布から一番美味しくだしがとれるお湯の温度は60~70℃。お湯が直接かからないよう、昆布は底に敷きます。

2:茶こしをセットして、高温で美味しくだしがとれるかつお節を入れましょう。お湯はかつお節とお湯を通る間に冷めます。

3:かつお節を茶こしにぎっしり詰めるので、お湯があふれやすくなっています。茶こしには小分けにしながらゆっくりお湯を注ぎましょう。

4:お湯をすべて注ぎ終えたらフタをして、だしが抽出されるまで2~3分待ちます。このとき、かつお節を絞らないのがコツです。

ティーポット合わせだしの活用法2選

活用法1:ほうれんそうの煮びたし
だし200mlにうす口しょうゆとみりんを小さじ5ずつ入れて沸騰させてから中火にし、洗ったほうれんそうを加えて1分半煮ます。

活用法2:だし茶漬け(2人前)
炊いたごはん100gに塩昆布ひとつまみと茶漬け用あられを入れてだしをかけ、三つ葉の茎を飾ります。

乾しいたけと煮干しはティーポット合わせだしには合いません!

乾しいたけも煮干しも固形の乾物なので、だしを長時間戻さなければならず、ティーポットで即席に抽出させるのに不向きです。

キッチンティーポット合わせだしのアレンジレシピ「お餅の揚げだし」

<材料>
・お餅……2個
・ティーポットだし……200ml
・みりん……20ml
・うす口しょうゆ……20ml
・かつお節……5g
・きぬさや……1枚
・パプリカ……少々

<作り方>

1:餅を揚げます。

2:パプリカを細切り、きぬさやを半分に斜め切りにします。

3:かけつゆを作ります。鍋にだし、みりん、うす口しょうゆを入れ、沸騰したらかつお節を加えてひと煮立ちさせ、こしておきましょう。

4:餅にかけつゆをかけ、きざんだパプリカときぬさや、おろし生姜を添えて完成です。

以上、「時短だし」のご紹介でした。鍋を使わず手軽にとれるのでぜひ試してみてくださいね!

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