お風呂のカビの原因は、天井から降り注ぐカビ胞子
こまめにそうじしているはずなのに、生えてくるお風呂の黒カビ。これ、そうじのやり方をちょこっと変えるだけで、撃退することができるんです!
それは天井そうじ。一見キレイに見える天井ですが、じつは目に見えないカビの原因菌がひそんでいて、カビの胞子をお風呂全体にばらまいているのだそうです。
つまり、いくらせっせとカベや床のカビ取りをしても、天井を放置したままでは、またすぐにカビが生えてきてしまうということ。カビの無限ループを断ち切るためのポイントは天井だったんです!
天井のカビの恐るべき繁殖力!
まずは防カビ対策をご紹介する前に、本当にカビは天井から降り注いでいるのか? その繁殖力はどれほどなのか? をご紹介。
[床にカビがあるとき]
床にカビがあるだけでは、それほど繁殖しません。一方、天井は……。
[天井にカビがあるとき]
こ、こんなにカビがいっぱい繁殖……! お風呂のカビの発生源は天井だということはまぎれもない事実ですね。
写真提供:ライオン㈱、取材協力:『菌・カビを知る・防ぐ60の知恵(化学同人)』
というわけで、天井はこまめに柄付きスポンジで掃除をすることが大切。カビの発生源である天井そうじこそ、防カビ対策に有効な方法です。
では、すでに生えてしまったカビはどう落とせばいいのでしょうか? 次は、ちょっとしたカビ取りのコツをご紹介します。
壁のカビはパックで薬剤を密着させて一発除去!
カビは、カビ取り洗剤をキッチンペーパーやティッシュパックで密着させ、きちんと時間をおいてから流せば、ウソみたいに落ちます。カビ取り剤が流れてしまいやすい壁などの垂直面のカビにオススメです。やり方をご紹介します。
[Before]ブラシでゴシゴシこすっても落ちないガンコなカビや、タイルの目地にみっしり棲みついたカビを落とします。
[ステップ①カビ部分にスプレー]
まずはカビ取りする部分の水気をとって乾燥させておきましょう。そして、カビが生えて黒いところに余すところなくスプレーをします。
[ステップ②上からパック]
ペーパーでパックししっかり密着させます。その後、その上からさらにスプレーをします。作業をする際は、必ず手袋をしましょう。
[ステップ③洗い流す]
20分ほど放置したら薬剤をシャワーで洗い流します。換気も忘れずに!
[After]見違えるような真っ白い目地に。カビがすべてさっぱり消えました!
使ったカビ取り洗剤はこちら。どちらも100均ですが、本家カビキラーと変わらぬ実力を持つことが過去の編集部の検証で分かっています。
ダイソー
カビとりスプレー
実勢価格:108円
キャンドゥ
カビトリ用洗剤
実勢価格:108円
カビ取り後は天井の防カビでカビの繁殖を防ぎましょう
がんばってカビ取りをした後は、こまめな天井そうじを心がけましょう。カビの増殖を防いでピカピカのお風呂を維持することができます。柄付きスポンジに「手ピカジェル」をつけて天井に塗っておくと、さらに効果が高まりますよ。ぜひお試しください!