大豆の欠点をカバーして 肉っぽさをうまく再現できる?
米国の大手ファストフードチェーン店が植物由来の代替肉を採用して注目されている中、ついに日本でも大塚食品が大豆だけで作ったフェイクミートを販売しました。
「肉じゃないのにそこそこ美味い」というパッケージで売られていますが、本当に肉を食べているかのような満足感を得られる「未来の肉」になるのでしょうか。
そこで『MONOQLO』が「ゼロミート」シリーズのハンバーグ・デミグラスタイプとハンバーグ・チーズインタイプ、ソーセージタイプの3製品を料理のプロと実食してみました。今回は本当のお肉を使ったチルドのハンバーグと味比べをして評価しました。
肉々しさは控えめでも及第点 ゼロミート ハンバーグ
大塚食品
ゼロミート
デミグラスタイプ・
ハンバーグ
実勢価格:322円
内容量:140g
肉と言われて出されたら大豆だと気付く人はそう多くない見事な肉っぽさです。とはいえ、“肉々しさ”は控えめで、お弁当用の甘めハンバーグといったところ。冷えると大豆のえぐみが際立つので、温かいうちに食べましょう。
▼評価
味 :○
ヘルシーさ :◎
肉肉しさしさ :△
肉としての食感 :○
肉としての見ため:◎
お弁当に使えるか:△
チルドで高評価のハンバーグと味比べ!
セブンプレミアム
ゴールド
金の直火焼
ハンバーグ
実勢価格:388円
カロリー:1袋あたり406cal
※リンク先は200g×10個の商品ページです。
こちらは肉感がしっかりあって過去に高評価だったセブンプレミアムのチルドハンバーグです。濃厚な牛肉の味わいと芳醇なデミグラスソースがやはり圧倒します。ほろほろと崩れるような肉の柔らかさや、食欲をそそる見た目も印象的です。
▼評価
味 :◎
肉肉しさ:◎
▼レトルト・チルドでおいしいハンバーグを探したおすすめ記事はこちら。
まるでお肉!?「大豆100%」の食品
昔から豆腐ハンバーグはありますが、ゼロミートは肉完全不使用です。
▼ゼロミート:肉一切不使用
▼豆腐ハンバーグ:加工肉を少し使用
大豆は植物性タンパク質が豊富な低脂質・低カロリー食材。セブンのハンバーグも低糖質ではありますが、ゼロミートも健康志向として喜ばれています。
大塚食品 ゼロミート ※10gあたり
セブン-イレブン 金のハンバーグ ※10gあたり
豆乳クリームはチーズっぽくなれず ゼロミート チーズイン
大塚食品
ゼロミート チーズイン・
デミグラスタイプ・ハンバーグ
実勢価格:322円
内容量:140g
チーズインタイプのハンバーグの中に入っているのは、チーズに見立てた豆乳クリーム。見た目は本物っぽいのですが、食べてみるとチーズの風味や香りはしません。ソースと混ざると味もクリーム感も消え、大豆のえぐみだけが強まりました。これなら通常タイプで十分です。
▼評価
味 :△
チーズ感:△
チーズと思って買うとガッカリです……
ボソボソして残念! ゼロミート ソーセージタイプ
大塚食品
ゼロミート
ソーセージタイプ
実勢価格:430円
内容量:120g
肉っぽさ以前の問題で正直、おいしいとは言い難かったです。魚肉ソーセージに近い食感です。
▼評価
味 :△
口の中に独特のクサみが残ってしまい残念
味まあまあのゼロミート 糖質制限中ならアリです
料理のプロが実食したところ、思ったより肉っぽい完成度にまず驚かされました。ソースとの相性もよく考えられており、大豆特有のニオイもそこまで気にならず、言われなければ肉と思えるほどでした。
絶品とまでは言えない味ですが、糖質もしっかり抑えられるので、「未来食」の第一歩になりそうな予感がします。デミグラスタイプは買って良し、チーズインはちょっと待ったという結果でした。
ダイエット中や糖質制限中の人なら試してみる価値はアリです! サンロクマルでは糖質制限中におすすめのおいしいモノをたくさん紹介しています。気になる方はチェックしてくださいね。
▼糖質制限中におすすめの美味しいものを知りたい方はこちら!
脂が苦手な人も試す価値あり!