すぐに散らかるリビングは “投げ入れる収納”で解決!
何度片付けても、すぐリビングに散らかる子どものおもちゃ。子どもに片付けるように言っても出しっぱなしのまま、結局、片付け担当になるのはお母さん。なんてご家庭も多いのではないでしょうか。
そこでちょっと見直してもらいたいのが、収納アイテムです。しまいにくく、取り出しにくい収納だと、せっかく片付けた部屋をまた散らかりやすくしてしまうことに……。特に散らかりやすいリビングは、“投げ入れるだけ”の収納にすればスボラさんや子どもでも簡単に片付けられます。
フタを開けて投げ込むだけ! すぐに片付く「前開きボックス」
おもちゃなどをロックありのコンテナボックスに入れると、2段目を取るために積み降ろしたりと結構手間がかかり、散らかしっぱなしに陥ることも。ワンアクションで片づけられる「前開きボックス」なら、ラク~に片付けができて、キレイなリビングを保つことができるんです。
ポイント1:その場でフタを開けて投げ込むだけ
まず、コンテナタイプだと、上に乗っているボックスを移動させたり、ロックを外してフタを開けたりと、やることがたくさん。いちいち降ろすのも、面倒です。
一方、前開きボックスだと、フタを開けるだけですぐに片付けることができます。2~3個スタッキングでき、スタッキングしたままでもフタを開けられるので、前からポイポイ投げ入れるだけで片付けが終了しちゃいます。
ポイント2:フタが開くスペースがあればOK
引き出しを使うと、引き出す分だけスペースが必要になり、リビングだと以外に場所を取ってしまいますよね。前開きは、フタが開く分だけスペースがあればいいので、狭い空間にも収納を作ることができます。
ポイント3:奥でもすぐに見つけられる
深めの箱型だと、入れやすいけれど、特定の物を取り出すときに中が見えにくく奥まで手を入れないといけないことも。掘り出して見つけるのが大変です。
前開きにすれば、パッとひと目で見つかるのが◎。入れるだけじゃなく、取り出すのも簡単です。
前開きボックス10製品を比較! 絶対に買うべきなのはどれ?
テストする女性誌『LDK』では、無印良品やニトリ、IKEAなど人気の前開きボックス10製品を集め、プロと一緒に比較検証を実施。「入れやすさ」「フタの開けやすさ」「性能」の3項目に注目し、絶対に買うべき製品を見つけ出しました。
その検証結果を、おすすめ順に発表します。展開しているサイズもご紹介するので購入する際の参考にしてみてくださね。
また記事の最後には、もっとラクに片付けできるプラスαのおすすめアイテムもありますのでどうぞご覧ください!
圧倒的に広くて入れやすい! プロ絶賛のロッキンポッド
JEJ
ロッキンポッド M
ホワイト
実勢価格:2420円
※リンク先はセット商品の販売ページも含みます
▼検証結果
- 入れやすさ : ◎
- フタの開けやすさ: ◎
- 性能 : ◎
高評価となった「ロッキンポッド」は10製品のなかで唯一、上部がパカッと開くので、前だけでなく上からも入れることが可能。子どもも簡単に片づけができます。
また、正面から見えないところに飛び出し防止ロックが付いていて、子どものいたずらも防げます。プロも感動の機能付きボックスは、コレだけでした。
【サイズ】
●S:約W30.0×D43.1×H31.0cm
●M:約W45.0×D43.1×H31.0cm
●L:約W60.0×D43.1×H31.0cm
フタ開けっぱで積み重ねもアリ スムーズに開閉できるカバコ
天馬
プロフィックス
カバコ モノ M ホワイト
実勢価格:1680円
▼検証結果
- 入れやすさ : ◎
- フタの開けやすさ: ○
- 性能 : ○
「カバコ」はフタをしまえるスライド式の前開きボックス。フタを開けたまま上段の出し入れが可能です。
【サイズ】
●S:W45.0×D42.0×H22.0cm
●M:W45.0×D42.0×H31.0cm
●L:W45.0×D42.0×H41.0cm
●スリムS:W30.0×D40.0×H22.0cm(クリアのみ)
●スリムM:W30.0×D42.0×H31.0cm
●スリムL:W30.0×D42.0×H41.0cm(クリアのみ)
●ワイドM:W60.0×D42.0×H31.0cm
バリエ豊富で組み合わせやすい フタが真上まで開くカインズ
カインズ
インテリアキャリコ
M Carico
シンプルホワイト
実勢価格:980円
▼検証結果
- 入れやすさ : ○
- フタの開けやすさ: ◎
- 性能 : ○
「カインズ」は、カラーバリエーションが豊富で組み合わせを自由に楽しめます。底に立ち上がりがあって深さがある分、若干間口は狭いですが、真上まで開くフタは開けやすかったです。
【サイズ】
●S:約W22.0×D38.5×H31.0cm
●M:約W44.0×D38.5×H31.0cm
●L:約W66.0×D38.5×H31.0cm
黒も選べるカラーバリエーション フタが軽くて開けやすいイケア
イケア
FIRRA フィッラ
ふた付きボックス
透明 W45
実勢価格:999円
▼検証結果
- 入れやすさ : ○
- フタの開けやすさ: ◎
- 性能 : ○
「イケア」のフタは軽く、ワンアクションでしっかりロックがかかって開けやすいです。
【サイズ】
●W22.0×D42.0×H31.0cm
●W45.0×D42.0×H31.0cm
●W67.0×D42.0×H31.0cm
間口が広くて入れやすい トップバリュ
トップバリュ
ホームコーディ
スライド式
オープンボックスL
実勢価格:1848円
▼検証結果
- 入れやすさ : ◎
- フタの開けやすさ: ○
- 性能 : ○
「トップバリュ」は、同じくA評価のカバコと形も見た目も瓜二つでしたが、カラーはクリアタイプのみでした。
【サイズ】
●S:約W45.0×D40.0×H22.0cm
●スリムS:約W30.0×D40.0×H22.0cm
●M:約W45.0×D42.0×H31.0cm
●スリムM:約W30.0×D42.0×H31.0cm
●ワイドM:W48.5×24.5×H25.0cm
●L:約W45.0×D42.0×H41.0cm
●スリムL:約W30.0×D42.0×H41.0cm
カラーバリエーションが豊富! やや狭めの間口は残念だった山善
山善
収納ボックス
前開きオープンボックス 深型 2個組
キャスター付き オールホワイト
実勢価格:3899円
▼検証結果
- 入れやすさ : ○
- フタの開けやすさ: △
- 性能 : △
「山善」は、間口がやや狭く、折りたたみ式のフタは閉めるときにワンアクションで閉められませんでした。ただ、カラーバリエーションの種類はダントツで、ブラックやブラウンなどがあり、シックな部屋にも合わせやすいです。
【サイズ】
●浅型スリム:W28.5×D46.0×H24.0cm
●浅型レギュラー:W38.5×D46.0×H24.0cm
●浅型ワイド:W57.0×D46.0×H24.0cm
●深型スリム:W28.5×D46.0×H31.0cm
●深型レギュラー:W38.5×D46.0×H31.0cm
●深型ワイド:W57.0×D46.0×H31.0cm
ポップな色で部屋が明るくなる かわいさ重視で選ぶならサンカ
サンカ
squ+ フロック 深型
サンドホワイト/ホワイト
実勢価格:1680円
▼検証結果
- 入れやすさ : ○
- フタの開けやすさ: △
- 性能 : △
「サンカ」は、ピンクやブルー、イエローなど、ポップでかわいいカラーが揃っています。折りたたんだフタが4段階でロック可能ですが、ロックが甘く落ちてきてしまいます。
【サイズ】
●スリム浅型:W28.5×D46.0×H24.0cm
●スリム深型:W28.5×D46.0×H31.0cm
●浅型:W38.5×D46.0×H24.0cm
●深型:W38.5×D46.0×H31.0cm
●ワイド深型:W57.0×D46.0×H31.0cm
深さがあって取り出しにくい 使う場所を選ぶスタックストー
スタックストー
フラップ付き
収納ボックスPelican
実勢価格:2860円
※リンク先は「ワイド」の商品ページです
▼検証結果
- 入れやすさ : △
- フタの開けやすさ: ◎
- 性能 : △
「スタックストー」の収納ボックスは、深さがあるのでポイポイ入れやすいですが、奥が取り出しにくいのが難点。リビングよりも、ランドリーやゴミ箱向きと言えるかもしれません。
【サイズ】
●スリム:W22.5×D41.0×H28.5cm
●ベーシック:W37.5×D41.0×28.5cm ※公式では生産終了
●ワイド:W45.0×D41.0×H28.5cm
間口はあるけど取り出しにくい 奥の方までは見えないニトリ
ニトリ
収納ケース Nフラッテ
レギュラー 本体
実勢価格:694円
※リンク先は10個セットの販売ページです
フタ
実勢価格:305円
※リンク先は8個セットの販売ページです
▼検証結果
- 入れやすさ : △
- フタの開けやすさ: ◎
- 性能 : △
「ニトリ」の収納ケースは高さがない分、間口はありましたが、奥まで見えないので取り出しにくかったです。
【サイズ】
●レギュラー:W51.0×D39.0×H23.0cm
●ハーフ:W25.5×D39.0×H23.0cm
●ワイド:W76.5×D39.0×H23.0cm
C評価: ボックスの強度は低め
開閉でたわむダイソー
ダイソー
スタックボックス
つめーる
実勢価格:660円
▼検証結果
- 入れやすさ : ○
- フタの開けやすさ: ×
- 性能 : ×
今回、唯一のC評価となった「ダイソー」。開閉時にバキバキ音のするフタは、真上まで開かず出し入れしにくいです。
【サイズ】
●W44.6×38.5×24.0cm
以上、前開きボックス10製品の検証結果でした。
さて、最後は、前開きボックスに“ちょい足し”をすると便利なアイテムをご紹介します。
シールとキャスターの+αで 家族も収納上手になれる!
“ちょっとしたひと手間”が重なるだけで余計に面倒になってしまう片付け。前開きボックスには「シール」と「キャスター」をプラスして、もっと片付けをラクにしましょう!
アイテム1:戻す場所を家族と共有できる「シール」
ニチバン
ディアキチTM
ワザアリTMテープ
実勢価格:388円
シールに名前を書いてカテゴリー分けすれば、家族としまう位置を共有できます。「これ、どこにあったっけ?」なんてことが無くなるので、片付けもスムーズに! 戻す住所を決めると、ひと目で片づけ場所がわかって便利です。
アイテム2:移動式に早変わりする「キャスター」
JEJ
キャスター(ホワイト)
実勢価格:400円
別売りのキャスターを付ければ、片づけはもちろん、掃除もラクに! 場所を変えたいときも簡単に動かせるので、来客があったときは別の部屋に移動させておく、なんてこともできますね。
スペースや家具に合わせた 収納方法で片付け上手になろう
10製品中で一番評価の高かった「ロッキンポッド」なら、上もガバッと90度に開いて投げ込みやすく、おもちゃもゲーム感覚で片付けが完了しちゃいます。「前開きボックス」は、2~3個スタッキングすることができ棚代わりにもなるので、収納を増設したいときにおすすめです。
もうすでにカラーボックスやシェルフが家にある場合は、インボックスを買い足せば棚の中がスッキリしますよ。スペースや家具に合わせて使うボックスを選ぶことも、上手に片付けるポイントです。
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