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※情報は『家電批評』2020年4月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
ラインナップは全4モデル現在の人気はAirPods Pro
2019年3月に待望の第2世代に刷新されたばかりのAirPodsですが、その半年後になんとProが発売。ノイキャンイヤホンブームを巻き起こしたのは記憶に新しいところです。
そして、現在でも品薄状態が続いている最新版のAirPodsですが、やはり『家電批評』編集部のオススメは、ズバリ名実兼ねそろえた人気のProです。
アップル
AirPods Pro
(※充電ケースセット)
実勢価格:3万580円
2019年10月発売
『家電批評』おすすめ度★★★★★
ノイキャン&外音取り込み機能だけでなく音質や操作性、さらに新機能の防水性能、どれをとってみても無印第2世代より上と言わざるを得ません。
ただし、Proは音楽を聴く用途を優先する一方、無印は“ながら聴き”が得意。イヤホンタイプはインナーイヤー型ですので、長時間装着していても快適で、装着していることさえも忘れてしまうほどです。日常生活をサポートしてくれる性能が詰まっています。
▼全4モデルのスペック
このほかのAirPods3モデルのおすすめ度は次のとおりです。
アップル
AirPods 第2世代
with Wireless Charging Case
実勢価格:2万5080円
2019年3月発売
『家電批評』おすすめ度★★★★☆
アップル
AirPods 第2世代
with Charging Case
実勢価格:1万9580円
2019年3月発売
『家電批評』おすすめ度★★★☆☆
アップル
AirPods 第1世代
(※充電ケースセット)
発売当時価格:1万8144円
2016年12月発売
『家電批評』おすすめ度★★☆☆☆
それでは、AirPods Proを選ぶにあたり、押さえておきたい9つのポイントを一気にお伝えします。
ポイント1:ノイキャン機能はソニーの最新より評価は上!
Sony
WF-1000XM3
実勢価格:2万6007円
イヤホン市場には、いくつかのノイキャンイヤホンが発売されていますが、その筆頭格がソニーの「WF1000XM3」です。
ソニーはノイキャンオーディオを牽引してきただけあって申し分のない出来ですが、AirPods Proはノイキャン機能だけでいえば、このソニーを上回る評価を得ています。さらに外音切り替えもスムーズで操作性も完璧です。
棒部分の凹みに触れると、ノイキャンを切って外音を取り込むことも可能です。
ノイキャンの強度と精度を比較したところ、次のような結果となりました。
Apple AirPods Pro
鼓膜が圧迫されることなく、程よいノイキャン強度で外音を遮ってくれます。
Sony WF-1000XM3
音質ではノイキャンイヤホンの中で格上。強度はアップルのほうが上でした。
▼2019年の家電批評・オブ・ザ・イヤーを受賞したときの記事はこちら!
ポイント2:インナーイヤー型カナル型で用途が異なる
耳からうどんが出ているように見えることから“うどんイヤホン”と揶揄されてきたAirPodsでしたが、Proになりようやく形状が変更になりました。
さらに大きな変化として、イヤホン部分がインナーイヤー型からカナル型へ。遮音性が向上し、音楽を聴くのに適した形状になりました。S・M・Lとイヤーチップも付属しています。
カナル型になり装着感がよくなったPro(左)と、適度に外音が耳に入ってくるインナーイヤー型の無印(右)。
ポイント3:バッテリーの持ちは2代目がやや長い
連続再生時間が10時間という大容量をバッテリーイヤホンと比較すると短く感じるAirPodsですが、第1世代から少しずつで連続再生時間が伸びています。
Proはノイキャンを作動させるとバッテリーを食ってしまうため、結果最も長持ちするのは第2世代になります。ただしProは5分の急速充電で1時間再生してくれます。
Lightningケーブルを接続。イヤホンとケース内蔵のバッテリーを同時に充電します。
無印イヤホンの連続再生時間は5時間。Proより若干長くなります。
ポイント4:Androidスマホでも使えるが、できないことがある
アップル製品のためiOSデバイス専用だと思われがちですが、AndroidでもBluetoothイヤホンとしてしっかり作動します。ただし、公式では動作の保証がされておらず、実際に以下のような事例で操作できません。
AirPodsの機能や性能を余さず享受するなら、やはりアップルデバイスがオススメです。
▼イヤホンの操作設定
左右別々に「Siri」「再生/一時停止」「次のトラック/ 前のトラック」「オフ」を割り当てられますが、Androidでは左右共通で「再生/一時停止」になります。
▼着脱時の自動再生&停止
AirPodsを快適に使うことができる機能ですが、残念ながら自動耳検出機能には反応しません。
▼イヤホンバッテリー表示
バッテリー残量は表示されません。アプリで代用可能。
▼Google Assistantの起動
アプリを使えば何とか起動させることができますが、挙動が不安定になることがあります。
ポイント5:騒がしい所での通話はProが明瞭に聞こえる
インナーイヤータイプの無印は特別な遮音性能がないため、騒音が多い街中では通話が若干しにくいと感じることがあるかもしれませんが、Proであればその心配はありません。
静寂のなか相手の通話を明瞭に聞き取ることができます。また音漏れについても、カナル型のイヤホンでしっかり防いでくれるので安心です。
電車の音もカットするほど優秀なノイキャンですが、iPhoneで外部音の取り込み設定も可能。
ポイント6:ながら作業向きのイヤホンなら無印
電車や街の喧騒をカットしつつ音楽を聴かせてくれるProに対し、外からの音がばっちり聞こえてしまう無印ですが、状況や環境が変われば便利になることもあります。
話しかけられても受け答えができたり、玄関のチャイムにも反応できます。仕事や家事をメインの作業にしながら、音楽を聴くのであれば断然無印をオススメします。
大音量でなければ音漏れの心配はありません。
ポイント7:Qi充電対応は第2世代の1モデルとPro
第2世代になって大きく進化したのは充電方法。それまで有線のLihtgningケーブルでしかバッテリーを充電できませんでしたが、iPhone同様にワイヤレス(Qi)対応となり、使い勝手が向上しました。
ちなみに同時に発売予定だったアップル純正の充電マット「AirPower」は残念ながら発売中止になりました。
ワイヤレス充電をする場合、Qi対応のサードパーティー製品が必要。パッドタイプがオススメです。
ポイント8:AirPods Pro以外形はぜんぶ同じだけど…
性能や機能はそれぞれ異なりますが、ケースのサイズが大きく異なるのはPro。横幅が20mmほど大きく、横長になっています。
一方で、第1世代と第2世代ともに同じサイズの無印ですが、ワイヤレス充電ケースだけは、重さは第2世代のワイヤレス充電ケースのほうが2g重いです。見えないところに技術が詰め込まれています。
ワイヤレス充電ケース(右)のペアリングボタンの位置はLihtning接続ケースより上にあります。
ポイント9:ワイヤレス充電だけならケース買いでもいい
3年ぶりのモデルチェンジでAirPodsやProの買い替えを検討中の人も多いと思いますが、初代を持っていて、ワイヤレス充電機能だけ試したいという人はケース買いだけで十分です。
「ワイヤレス充電ケース」は第1世代と第2世代が共通なので、イヤホンもすっぽり収まり、充電も可能です。
AirPods充電器
ワイヤレス充電ケース
実勢価格:3399円
音楽を聴くことが主ではない場合ならケース買いもアリ。実際編集部でもケースだけ買った人もいます。
以上、ゼロからのAirPodsの選び方で知っておくべき9つのポイントでした。オススメは名実兼ねそろえた人気のProですが、自分に合ったAirPodsを見つける参考にしてみてください。