自転車次の時代のヒット家電は?
新製品の実力を深堀りレビュー

群雄割拠の家電業界、知らないうちにものすごい進化を遂げているモノ、たくさんあるんです。今回は、ネットを疑う家電購入ガイド『家電批評』編集部が総力取材。テレビからキッチン家電、ゲームまで、新製品の実力をレビューします。

というわけで今回は、ドラム式でもない、縦型洗濯乾燥機でもない、でも立派な洗浄力を誇る洗濯機、東芝「ZABOON」最新のエントリーモデルのテスト結果を紹介したいと思います。

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家電洗濯機の第一候補はドラム式?
乾燥機能ナシでいいならば…

今年こそ新しい洗濯機が欲しいという人、なんとなく第一候補をドラム式の最先端洗濯機にしていませんか? もちろん、高い洗浄力・乾燥機能を誇り、使いやすさも感動レベル。でも、そこまでの機能は果たして本当に必要なのでしょうか。

実は、乾燥機能ナシのローエンドモデル、つまりエントリー機でも、洗浄力が高いモデルが登場しているんです。

▼東芝の洗濯機・洗濯乾燥機ラインアップ
※『家電批評』2020年2月号掲載時の情報です。

ポイント1:ドラム式は乾燥に時間がかかり過ぎることもある

確かにドラム式は見た目も格好いいし、乾燥までこなしてくれる点が魅力です。ただ、乾燥に時間がかかりすぎて衣類がシワになることも。この点は10万円を前後するタテ型のハイエンドモデルでも解消できません。

3~4人家族で洗濯物の量がそれほど多くなく、干すことができる環境であれば、乾燥機能はお風呂で十分なんて声もあります。

ポイント2:エントリー機でも十分な洗浄力がある

何より洗濯機に必要なのは洗浄力です。ドラム式や高価な縦型と比べ、引けを取らない洗浄力があれば圧倒的に安いエントリーモデルを選ぶことは現実的にアリなのです。

ポイント3:圧倒的にコンパクト

乾燥機能無しの縦型全自動洗濯機の魅力はコンパクトに置ける点。マンションや賃貸住まいの人はサイズも選ぶポイントになります。

ドラム式洗濯機と比べてはもちろん、縦型洗濯乾燥機と比べてもスッキリします。

家電4人家族できっちり洗える
東芝「ZABOON AW-7D8」

東芝
ZABOON AW-7D8
実勢価格:6万1920円

サイズ:W600×H980×D569mm
洗濯容量:7kg
洗濯目安時間:約39分

家電ハイエンド機と遜色ない
洗浄能力を誇る秘密

さて、ここからは「ZABOON AW-7D8」の洗浄力のテストのレビューをお届けします。

今回は、試験用の「標準人工汚染布」を洗って洗浄力を数値化しました。

▼テスト方法
・人工汚染布をパーカー、タオル、Yシャツなどに1枚ずつ安全ピンで取り付け10枚用意
・洗濯機に入れて「標準」コースで洗浄
・洗い終わった後の人工汚染布を専用の機械で測定

すると、驚きの結果になりました!

レビュー1:シャープや日立のハイエンド機と変わらぬ洗浄力

東芝「ZABOON AW-7D8」
実勢価格:6万1920円

洗浄力:54.3%

2019年8月号『家電批評』誌上で行った、ハイエンド機の洗浄力テストと、同レベルの数値を叩き出しました。洗濯物の量などテスト状況はぴったりと同じにはできなかったものの、しっかり汚れを落としてくれることが判明。

洗浄力1位になった東芝のハイエンドモデルにはさすがに敵いませんでしたが、日立やシャープのハイエンド機とは遜色ない洗浄力と言えます。

▼過去に検証したハイエンドモデルの洗浄力

東芝「ZABOON TW-127X7L」
実勢価格:19万3000円

洗浄力:61.8%

パナソニック「NA-VX9900R」
実勢価格:28万1000円

洗浄力:60.1%

日立「BD-NX120CL」
実勢価格:22万9845円

洗浄力:55.3%

シャープ「ES-W111-SR」
実勢価格:21万6000円

洗浄力:55.2%

レビュー2:東芝の技術「ウルトラファインバブル洗浄」がすごい

今回のテストでは約3kgの洗濯物を一気に洗って数値化。10万円以上の価格差がありながら、通常の洗浄力では大きな差が出ませんでした。

これには、東芝の特許技術である「ウルトラファインバブル洗浄」という機能が関係しています。ナノサイズの小さな泡を発生させて繊維の奥の汚れまで落とす技術で、皮脂汚れをしっかり落とし、黄ばみ汚れも防ぎます。

レビュー3:シンプルな機能しかない

泡洗浄「ウルトラファインバブル」はあるものの、さらに高い洗浄力が期待できる温水モードは非搭載。乾燥機能もなく、シンプルな機能のみだから、この価格を実現していると言えます。

家電圧倒的に安いのに立派な洗浄力!
安いから性能が悪い、は間違い

温水モードが非搭載のため全ての機能を使った洗浄力という意味では見劣りはするものの、通常モードでしっかり汚れを落とすことができました。結論としては、7万円以下という安さと考えると非常にコスパのいいモデルと言えます。

洗濯容量が7kgで十分という人こそオススメ。また、東芝のドラム式が約75cmの奥行きがあることを考えると、奥行き約57cmのこちらはかなりコンパクト。小さい洗濯機を探している人なら問答無用で選ぶべきでしょう。

以上、東芝「ZABOON AW-7D8」の紹介でした。

安いから性能が悪い、という時代はもう終わり。本当に必要なものを考え、十分な機能を備えた最新のエントリーモデルを選ぶという選択肢を入れてはいかがでしょうか。