SNSでバズっている掃除術
「オキシ漬け」ってなに?

世の中にはいろいろな掃除グッズや掃除術がありますが、今、SNSで大きく注目されている掃除術のひとつに「オキシ漬け」というものがあります。

酸素系漂白剤「オキシクリーン」を溶かしたお湯に、汚れたものを漬け置きするだけという超お手軽な掃除術!

ちなみに「オキシクリーン」が手元にない場合は、「粉ワイドハイター」でも代用が可能と言われています。

今回は「オキシクリーンと粉ワイドハイターは何が違うの?」など、知ってるようで知らない、漬け置き洗いに活躍する2大酸素系洗剤の真実に迫ってみたいと思います。

まず、それぞれの製品の大まかな特徴からご覧ください。

オキシの代用にもなる粉ハイター
その特徴を比べてみました!

家中の汚れに使える「オキシクリーン」

オキシクリーン(OXICLEAN)
オキシクリーン 500g
日本オリジナル版
実勢価格:468円

※Amazonあわせ買い価格です
原産国:中国

「オキシクリーン」は酸素のパワーで衣類などの頑固な汚れ・シミを分解、消臭する酸素系漂白洗剤。塩素系漂白剤のような刺激臭が無く、色柄物にも使えます。衣類の洗濯はもちろん、キッチン用品、お風呂場、トイレ、洗濯槽など、家中のあらゆるものの掃除にも使えます。

また、「オキシクリーン」はアメリカ生まれの洗剤ですが、アメリカ版と日本オリジナル版があって配合成分が若干異なります

※漬け置きの時間や素材により、色落ちする場合もあります。予めご注意ください。

「粉末ワイドハイターEX」も優秀です

花王
ワイドハイターEXパワー
粉末タイプ
実勢価格:508円

※Amazonあわせ買い価格です

「ワイドハイター」は洗濯物の黄ばみやシミを落とす漂白剤。つけておくことで、漂白・除菌・消臭効果がさらにアップして、しつこい汚れまで強力分解してくれるという優れモノです。「オキシクリーン」と同様に、この洗浄力は衣類以外のものにも効果的です。

漬け置きで手軽に掃除ができる「オキシクリーン」と「粉末ワイドハイターEX」の基本情報が分かったところで、いよいよ知ってるようで知らない真実に迫りたいと思います。

【真実その1】オキシの日本版は
アメリカ版より成分がやさしめ

先ほど少し触れましたが、「オキシクリーン」にはアメリカ版と日本オリジナル版があります。日本版は粉末が真っ白なのに対し、アメリカ版には青い粒々が入っているのが見えます。

画像左:日本版 画像右:アメリカ版

アメリカ版には界面活性剤(水と油を混ぜ合わせる働きを持つ成分)が入っているため、泡立ちがいいです。対して、日本版は界面活性剤不使用なので泡立ちが弱めですが、肌や環境にやさしいです。

オキシクリーン(OXICLEAN)
オキシクリーンEX 2270g
実勢価格:2728円

原産国:アメリカ

ちなみに、アメリカ版はAmazonなどのネット通販でも買えますが、コスパを重視するならコストコでの購入がおすすめです。アメリカ発のコストコらしい大容量サイズのオキシクリーンも、他よりお手頃価格で入手できます。

日本版はネット通販はもちろん、ドラッグストア、スーパー、ホームセンターなどでの取り扱いが増えているので、比較的身近なお店で購入することができます。

【真実その2】オキシも
粉ハイターも主成分は一緒

冒頭でオキシクリーンが入手できない場合は粉末ワイドハイターで“オキシ漬け”ができるとお伝えしましたが、それもそのはず。どちらとも主成分は「過炭酸ナトリウム」で同じなのです。

【オキシクリーン(日本版)】

日本版のオキシクリーンの成分は「過炭酸ナトリウム」と「炭酸ナトリウム」のみとシンプル。過炭酸ナトリウムから発生する活性酸素が、汚れのみならずニオイも解消します。

【粉末ワイドハイター】

粉ワイドハイターにはアメリカ版オキシクリーンと同じように界面活性剤が入っています。界面活性剤が汚れと洗浄剤をなじみやすくするので、より効率的に汚れを落とすことがで、溶かすとシュワシュワと泡立ちます。

【真実その3】汚れを落とす力は
オキシも粉ハイターもほぼ同じ!

オキシクリーンと粉ワイドハイターの主成分は同じ……ということは、汚れを落とす力も同じなのか気になりますよね。

そこで、水垢と石鹸カスがついた手桶を用意。オキシクリーンを溶かした液と、粉ワイドハイターを溶かした液にそれぞれ漬けて汚れ落ちの比較テストを行ってみました。

液に漬けてから2時間後の様子をチェックしましたが、両者とも水垢のくすみがに消えて、大きな差は見られませんでした。

そして、両者とも汚れがついていた部分がヌルヌルになっていて、汚れが浮いてきたことが分かりました。

【真実その4】漬け置き後は
“こすり洗い”が必須です!

上記の通り、オキシクリーンと粉ワイドハイターの汚れ落としのパワーはほぼ互角です。そして、漬け置き後にやらなければいけないことも同じです。

“オキシ漬け”はあくまでも汚れが落ちやすくなる方法なので、液から取り出した後にこすり洗いをしないといけません。

手桶でのテスト時、汚れが浮いてきてヌルヌルが発生したとお伝えしましたが、液に漬けたあとはこのヌルヌル(汚れ)を取り除くべく、スポンジ等で軽くこする必要があります。ちょっと手間に思うかもしれませんが、頑固な汚れも軽くこするだけでよく落ちます。

【真実その5】漬け方を
間違えると失敗する場合も…

SNSやネットで「オキシ漬け」と検索すると、「オキシ漬け失敗」というワードもかなりヒットします。漂白パワーが強い洗剤なので、使い方を間違えると大変なことになる場合があります。また、規定外の使い方だとパワーがうまく発揮されず、汚れがキレイならないことも……。

今回はバスタブで一気に大量のものを漬けるパターンを例に、オキシ漬けの正しい方法をご紹介したいと思います。

※なお、今回はオキシクリーン(日本版)を使用していますが、粉末ワイドハイターを使う場合も手順は基本的に同じです。

手順1:お湯を入れて洗剤を丸ごとドボン!

オキシクリーン日本版は漬け置き洗いの場合、4Lのお湯に対してキャップ1杯(約28g)が適量とされています。

浴槽を使って一気にいろいろなものを漬け込みたい場合は、40~60℃のお湯を浴槽の8分目くらいまで入れます。そして、そこにオキシクリーン日本版(500g)を一本丸ごと溶かします。水温は低すぎても、高すぎてもうまく効果が発揮されません

手順2:洗剤を溶かしてから洗うものを投入

60℃近くだとかなり熱いので、ヤケドに注意しながらオキシクリーンとお湯を混ぜてよく溶かします。そして、そこに桶やお風呂のフタ、子どものおもちゃなどを投入します。

※詳細は後述しますが、オキシ漬けに向かない製品もあるので、何でもかんでも確認せず投入するのはご法度です。

手順3:漬け置き後、軽くこする

最低20分はそのまま放置して漬け置きします。オキシクリーンは洗剤が水と反応して洗浄効果が発生するのですが、6時間ほどで効果が発生しなくなります。長く漬ければ漬けるほど汚れが落ちやすくなるというわけではないのでご注意ください。

そして【真実その4】でもご紹介しましたが、液から取り出したらスポンジ等で軽くこすり洗いをして、汚れを取り除きます。

手順4:液剤をしっかりと洗い流す

最後にシャワーで液剤を洗い流します。肌が弱い人などは肌荒れの原因にもなるので、しっかりと流しきってください

【真実その6】アルミ素材は
オキシ漬けには向きません!

「家中のあらゆるものが簡単にキレイになる」ということで人気のオキシ漬けですが、オキシ漬けに向かない素材もあるので要注意です。

オキシクリーンが使えないもの
■ウール・ウール混紡・シルク・シルク混紡などの水洗いできない繊維製品
■革
■宝石類・金属全般・金属製の付属品・ラテックス塗装
■ジュート・チーク材・仕上げ木材等

オキシクリーンはアルカリ性洗剤なので、アルカリに弱いアルミ製の鍋などには使えません。また、五徳やシロッコファンなど、特殊コーティングが施されているものは、コーティングが剥がれる可能性があります。

シンクに液を作って、キッチン用品とシンクを一括で洗浄する方法がよく紹介されていますが、「シンクのコーティングが剥がれた」という失敗例もチラホラ……。

オキシ漬けをする場合は、必ず洗剤の説明書きや、洗いたいものの素材やコーティングの有無を確認してください。

【真実その7】洗面所も
オキシ漬けにおすすめです

洗いたいものが細々していて、浴槽を使うほどでもないという場合は、洗面台を使うという手もあります。

この方法なら、歯ブラシ立てやコップなどの小物の洗浄が手軽にでき、洗面台自体の汚れもスッキリ落とすことができます。

※プリントのあるコップやソープボトルなどは、柄が消えてしまう場合があるのでご注意ください。
 

【真実その8】このひと工夫で
「お風呂の床」も漬けられます

「お風呂の床もオキシクリーンでチャチャッとキレイにできたら」と思っている方もいらっしゃることでしょう。そこで、最後にお風呂の床をオキシ漬けにする方法をご紹介します!

手順1:排水口を塞ぎます

まずは、排水口から溶液が流れていかないように塞ぎます。止水する方法はいろいろありますが、ビニール袋を利用すると簡単です。ビニール袋にお湯を入れて、空気を抜いてから口を縛り、排水口の上にかぶせるだけです。

手順2:溶液を作ります

40~60℃のお湯にオキシクリーンを入れて、溶液を作ります。4Lのお湯に対してキャップ1杯(約28g)が適量とされていますが、溶液の濃度は大体でOKです。お湯の温度が低いとオキシクリーンの効果が発揮されないのでご注意ください。

手順3:床に溶液を撒きます

床にオキシクリーンを溶かした液を撒いて、床一面に広げていきます。液が足りないようだったらお湯を追加して、床がヒタヒタになるようにします。

手順4:放置してからこすります

20分以上放置してから、排水口を開いて溶液を流します。その後、スポンジで軽くこすり、表面のヌルつきが取れるまでシャワーでしっかりと流します。これでお風呂の床のオキシ漬けは完了。石鹸カスの汚れなどがラクに落ちます!

以上、ほったらかし掃除の人気製品「オキシクリーン」の8つの真実でした。

効果がある反面、失敗例も多数報告されているので、これからトライしようと思っている方は「注意事項」のチェックをお忘れなく!