家電発想は面白いけど
実用性には少し疑問あり

ロボットのように動きながら空気をきれいにしてくれる、未来を感じる意欲作。操作もスマホで簡単にできるなど、汎用性は高いように見えます。しかしこの製品、勘違いしてはいけないのが「移動しながら空気をきれいにする」わけではなく、あちこちに移動したその場所で空気をきれいにしてくれる製品だということです。

エコバックス:ATMOBOT 650:空気清浄機

エコバックス
ATMOBOT 650
実勢価格:9万8000円
サイズ・質量:Φ350×H515mm:9.6kg
乗り越え高さ:約0.8cm
推奨フロア面積:72畳(120m~)
最長稼働時間間:約70分

家電あらかじめ動くルートを
作成しておく必要があります

ロボット掃除機のように、ゴミ(汚れた空気)のある場所へ自動で行ってくれるわけではありません。空気清浄機を移動させるには、スマホの専用アプリ「ECOVACS」とリモコン操作でマップを作成する必要があります。

空気清浄スポットは6箇所まで設定できるので、リビングや玄関、廊下などを設定しておけばATMOBOTが移動して空気をキレイにしてくれます。

段差に弱いのが痛い

乗り越え可能な段差は約0.8cmと、かなりシビア。フラットな床でしか使用できないと考えた方がいいでしょう。本体が縦長なので倒れないか、見ていてドキドキしてしまいます。

家電ハイエンドモデルなら動かなくても
70畳カバーできる製品はある

本製品は適用畳数が72畳とハイエンドクラスに匹敵するため、一般家庭にはややオーバスペック気味であると言えます。海外メーカーの製品であれば、動かずとも70畳以上をカバーする空気清浄機は存在します。平均的にそれほど広くない日本の家屋事情を鑑みると、本体が移動してまで空気をきれいにする必要があるかは謎です。

ブルーエア 680i:空気清浄機

ブルーエア
680i
実勢価格:14万400円
適用面積:~75畳

ハイパワー空気清浄機の代表格がブルーエアです。過去に何度もベストバイとなっている定番の製品。ほとんどの場合はこういった据え置き型で十分です。

ATMOBOTが活躍するのは、例えば家の中で空気清浄機を使いたいスポットが複数あり、かつその経路に段差がない場合となります。正直、実際にそういったシチュエーションはなかなか想像できないのですが、今後新しい使い方を発見したら、ご報告したいと思います。