キャンプの居住性を高めるならスクリーンタープが最適

日差しや雨から守ってくれるタープは、キャンプに欠かせないアイテム。タープには、いくつか種類がありますが、居住性を求めるならスクリーンタープがおすすめです。
その理由は2つ。まずはキャンプの天敵である雨・風・虫を防げること。メッシュスクリーンのフルクローズタイプなどであれば、通気性を維持したまま、雨や虫の侵攻を防ぐことができます。
次にテント代わりにもなること。スクリーンタープは、床のないテントとも呼べるアイテムです。スクリーンタープ内部にグランドシートを敷いたり、コットを設置すれば、テントとしても使うことができます。
初心者向けのスクリーンタープをプロがテスト
今回は、数あるスクリーンタープのなかから、アウトドアのプロ・風間氏に初心者におすすめを厳選していただきました。選りすぐられたのは、家族4人以上で使用できるファミリーサイズのスクリーンタープ。
今回はそれらをプロが製品選びで重要視する3つの視点から採点評価。ランキングにまとめました。
下記の配点は採点比重です。本記事では5段階の星評価で表示しています。
ポイント1:使い勝手(配点:40点)

タープとしての開放感や快適性、また設営のしやすさやアレンジの自由度など、総合的な使い勝手を評価しました。
ポイント2:サイズ(配点:30点)

タープはスペースが広いほど、快適性が高まります。また、天井が高いものほど開放感が高く、くつろぎ度が高くなることもポイントです。
ポイント3:コスパ(配点:30点)

使い勝手を含めた総合的な機能性を踏まえたうえで、価格と機能のバランスを評価しました。価格は10万円程度の高価なものから、1万円台の低価格なものまでさまざま。
もちろん高価なものほど素材や作りが良いのは当然ですが、低価格のものでも優秀なアイテムがありました。
スクリーンタープのおすすめランキング
「360LiFE」がスクリーンタープの検証を行ったところ、1位はキャプテンスタッグの「CSクラシックス キャンプベースUV」でした。2位はテンマクデザインの「CIRCUS 720DX」でした。
| 商品 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャプテンスタッグCSクラシックス キャンプベースUV
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|
680×380×220cm(約、フライ)、240×240×200cm(約、インナー) |
14.7kg(約) |
||||
テンマクデザインCIRCUS 720DX
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|
720×360×220cm(約、本体)、225×225×200cm(約、インナー) |
23.8kg(約) |
||||
クイックキャンプワイドスクリーンタープ
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|
395×275×215cm |
9.8kg(約) |
||||
ogawaツインピルツフォーク
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|
630×355×210cm |
4.42kg(約、幕体)、1.6kg(約、ポール) |
||||
キャプテンスタッグラニーメッシュタープテント
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|
350×380×210cm(約) |
8.2kg(約) |
||||
コールマンスクリーンキャノピージョイントタープⅢ
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|
320×340×215cm(約) |
11.3kg(約) |
||||
スノーピークランドベース6
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|
800×700×240cm |
22kg |
||||
コールマンタフスクリーンタープ/400
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|
400×360×210cm(約) |
12.5kg(約) |
【1位】キャプテンスタッグ「CSクラシックス キャンプベースUV」
- キャプテンスタッグCSクラシックス キャンプベースUV
- 最安価格: ¥19,800〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 680×380×220cm(約、フライ)、240×240×200cm(約、インナー)
- 重量
- 14.7kg(約)
- 型番
- UA-39
開放感バツグンの設営パターン

ツーポールシェルター(こちらは厳密に言うと二股ポールを使用)ならではの設営の自由度の高さはもちろん、幕体のホワイトカラーがキャンプの開放感を最大限に演出。
広さも十分で家族キャンプやグループキャンプでも活躍してくれます。
低価格なのにインナーテント付き!

他のツーポールシェルターに比べ、ただでさえ低価格なのに、インナーテントが標準で付属しているところも、さすがキャプスタといったところ。
これさえ買えば、テント要らずなのは、これからキャンプ道具を揃える初心者にもオススメできるポイントです。
【2位】テンマクデザイン「CIRCUS 720DX」
- テンマクデザインCIRCUS 720DX
- 検証時価格: ¥49,800〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 720×360×220cm(約、本体)、225×225×200cm(約、インナー)
- 重量
- 23.8kg(約)
外フレーム採用で室内ポールなしの広々空間!

収容人数3~4人のインナーテントが標準装備されているので、これさえあればテントは不要。
インナーテントは吊り下げ式だから、簡単に付け外しも可能で、シェルター、ツールームテント、タープと使い方も自由自在です。
【3位】クイックキャンプ「ワイドスクリーンタープ」
- クイックキャンプワイドスクリーンタープ
- 検証時価格: ¥14,800〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 395×275×215cm
- 重量
- 9.8kg(約)
ワンタッチで初心者でも5分で設営!

傘を広げるような要領で広げて、4本のポールを伸ばせば、ほぼ完成。あとはペグ打ちするだけです。初心者でもこれなら迷わずに設営できますね。
【4位】ogawa「ツインピルツフォーク」
- ogawaツインピルツフォーク
- 検証時価格: ¥69,800〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 630×355×210cm
- 重量
- 4.42kg(約、幕体)、1.6kg(約、ポール)
細部まで抜かりない設計

ポールが当たる幕体部分に丁寧な補強が施されているなど、テントやタープで定評のあるogawaらしく、細部も抜かりない作り。長く愛用することを考えれば、間違いない製品だと言えます。
【4位】キャプテンスタッグ「ラニーメッシュタープテント」
- キャプテンスタッグラニーメッシュタープテント
- 最安価格: ¥13,950〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 350×380×210cm(約)
- 重量
- 8.2kg(約)
- 型番
- M-8717
【4位】コールマン「スクリーンキャノピージョイントタープⅢ」
- コールマンスクリーンキャノピージョイントタープⅢ
- 最安価格: ¥27,200〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 320×340×215cm(約)
- 重量
- 11.3kg(約)
- 型番
- 2000027986
【4位】スノーピーク「ランドベース6」
- スノーピークランドベース6
- 検証時価格: ¥15,800〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 800×700×240cm
- 重量
- 22kg
【8位】コールマン「タフスクリーンタープ/400」
- コールマンタフスクリーンタープ/400
- 最安価格: ¥48,400〜
- 使い勝手
- サイズ
- コスパ
- サイズ
- 400×360×210cm(約)
- 重量
- 12.5kg(約)
- 型番
- 2000031577
そもそもタープとは? 種類と特徴を解説
アウトドア初心者には「そもそもタープってなに?」という方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、タープの基礎知識を説明します。
タープは大別して2種類ある
タープは、大きく分けると「一枚布型タープ」と「スクリーンタープ」の2種類。それぞれ特徴が違うので、用途や目的に合わせて選びましょう。
一枚布型タープは開放感が魅力

一枚布型タープはその名の通り、一枚の布を広げて屋根にするタイプ。長方形のレクタタープや六角形のヘキサタープがあります。
開放感はもとより、設営する際は2本のポールで両端を立ち上げ、残りの角をロープでペグ打ちするだけという簡単さもメリット。
デメリットをあげるとすれば、横殴りの雨や虫は防げないこと。開放感ゆえの弱点ですね。
スクリーンタープは安心感が魅力

スクリーンタープは、シェルター型タープとも呼ばれています。床のないテントといえばわかりやすいかもしれませんね。
天井だけでなく四方を囲まれているため、居住性はもちろん、プライベート感がかなり高め。雨や風、虫まで防いでくれるというメリットがあります。
ただ、一枚布型タープに比べて値段が高い点や設営にやや時間がかかるというデメリットも。高い居住性を求めるなら、避けられないポイントだといえますね。
スクリーンタープの流行りはツーポールシェルター

メッシュスクリーンのフルクローズなどが主流のスクリーンタープで注目を集めているタイプがあります。それが最近人気のツーポールシェルターです。
その名の通り、2つのポールで立ち上げるタープで、見た目は三角テントを横に伸ばしたような形状。シンプルながら、サブポールを使って形をアレンジすることも可能なため、中~上級者に特に人気となっています。
ツーポールシェルターの魅力1:形状を変えて、いろんな使い方が可能
シンプル構造だからこそ、自由に形を変えられるのがツーポールシェルターの魅力。気分次第で開放感重視したり……。
フルクローズにしてプライベート空間を作ったり……。
多種多様なアレンジが可能です。
ツーポールシェルターの魅力2:インナーテントを使えば寝室にもなる
ツーポールシェルターはインナーテント(付属の場合と別売の場合があり)を使えば、寝ることも可能です。

要するにテント代わりになります。タープとテントの機能を両方持ち合わせていることも魅力のひとつです。
スクリーンタープのおすすめ まとめ
以上、スクリーンタープのおすすめランキングでした。
今回の検証で1位に輝いたのは、キャプテンスタッグ「CSクラシックス キャンプベースUV」です。
格安価格も魅力のキャプテンスタッグ

キャプテンスタッグ
CSクラシックス キャンプベースUV
キャプテンスタッグ「CSクラシックス キャンプベースUV」は、現在人気のツーポールシェルターでインナーテントが標準装備されていながら、4万円を切る破格の値段で1位に選ばれました。

さらにタープだけでなく、インナーテントが標準で付属している点は驚愕。
インナーテント付きで「これさえ買えばテントいらず」という強みは、まさに王道の定番ブランド・キャプテンスタッグだから成せる業だと言っても過言ではありません。
とはいえ、今回検証した製品はプロ選りすぐりのアイテムだけあって、どれも快適性が高く、キャンプの楽しみを倍増させてくれるものばかり。ぜひ、自分のスタイルや目的に合った製品選びをしてみてください。
これからキャンプ道具を揃える方は、テント代わりにもなるツーポールシェルターも選択肢に入れてみてはいかがでしょう。タープとテント両方の機能を持ち合わせたオススメアイテムです。
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