カメラ Amazonの評価通り実力は4つ星!純正品と遜色ないNEEWER NW680

NEEWER:スピードライト NW680・NW400S:ストロボ

NEEWER
スピードライト
NW680・NW400S
実勢価格: 5999円・9699円

サイズ:W83×D112×H154(mm) 
重量:483g
電源:単三電池4本使用 
TTL:対応
対応メーカー:ニコン、キヤノン(NW680)、ソニー(NW400S)

カメラに装着して面倒な設定をする必要なく、被写体に合わせた光量で撮影を行うことができるのが、こちらのNEEWERのスピードライト NW680。純正ストロボに手が出ない人にとっては十分すぎる性能と安定感です。

今回検証した8本のストロボの中で最も光量が安定しており、連写でもしっかりと連動して発光してくれました。Amazonレビューの4つ星評価がその性能の良さを物語ります。

Amazonの評価通り実力は4つ星!純正品と遜色ないNEEWER NW680 イメージ

レビューの中には「純正品と遜色なく使える」「値段からしたら十分すぎる性能」といった声も上がっていることから、実際の性能が気になるところです。ということで早速、NW680のお手並みを拝見してみたいと思います。

カメラ本体にストロボを装着し、特別な操作なしで寝ている子どもを撮影して、使い勝手や写真の仕上がりをテスト。①TTL対応か否か②装着・操作性③光量の安定性④連写にストロボがついてくるかどうか、この4つの視点から検証してみました。

カメラ “完全ストロボまかせ”にできるかが格安ストロボ選びの肝でした

まずはNW680が「TTL対応製品かどうか」をテスト。「TTL機能」とは、被写体に対して適切な光量を自動で判断する機能のことです。

“完全ストロボまかせ”にできるかが格安ストロボ選びの肝でした イメージ

被写体に均一に光を当てました。NW680はTTL対応していることから、暗い撮影スタジオで細かい設定をせずとも、「TTL」のおかげで絶妙なライティングを行うことができました。

このTTL対応製品かどうかのテストにおいては、全体を均一に照らすTTL対応製品と一部にしか光が当たらない非対応製品とでユーザーのストレス度が段違いと判明! 対応・非対応それぞれの製品で撮影した2つの写真を比べてみると、「光の当たり方」にハッキリとした差があらわれました。

非対応機種の1つであるNEEWER TT560で撮影した写真がこちら。

“完全ストロボまかせ”にできるかが格安ストロボ選びの肝でした イメージ2

光がピンポイントに集中してしまっていて、思ったように光りません。

今回検証を行った8製品のうちTTL対応製品は3本で、これらはどこか1点、1箇所に光が片寄るのではなく、フレーム内でほぼ均一に光が当たる印象。

一般的な室内におけるストロボ使用シーンでは特に光の当たり方にムラが出やすいため、TTLによる自動発光はカメラマンの腕を助けてくれる重要な機能のひとつとなります。よって、TTL対応製品かどうかは格安ストロボを選ぶうえで一番のポイントになるともいえるでしょう。

ちなみに、NW680はキヤノンの「EーTTL II」と連動しているため、キヤノン製のカメラを所有していれば撮影場所の状況に合わせてストロボの発光量を自動的に調整してくれます。同シリーズのソニー対応「NEEWER NW400S」でも検証しましたが、結果は同様でした。

“完全ストロボまかせ”にできるかが格安ストロボ選びの肝でした イメージ3

また、「装着・操作性」の面ではカメラに装着しても苦じゃない重さも高ポイントです。たとえば、ニコン純正スピードライトの本体重量は約450g。NW680も約480gとほぼ同等の重さで撮影が苦になりません。

“完全ストロボまかせ”にできるかが格安ストロボ選びの肝でした イメージ4

装着も簡単でカメラのホットシューにストロボを「ガシャッ」と取り付けるだけ。この点では他製品と大差はありませんが、当然のことを当然にできる点は評価に値します。

テスト3の「光量の安定性」については、同条件で連続10回の撮影を行い、光の当たり方にムラがあるかどうかを評価。同じ設定下で10回連続での撮影を試みた際もNW680は発光量にムラがありませんでした。

テスト4の連写にストロボがついてくるかどうかでは、10秒間シャッターを押しっぱなしにして連写し、ストロボ何回発光するかを見たところ、10秒間で4.0回という上位の結果となりました。

使い勝手の面でもNW680はボタン類がシンプルで使いやすく、今回検証した製品の中ではバックライト付きの液晶が比較的見やすかったです。よって、今回のテストの結果を総合すると“格安ストロボをAmazonで狙うならNEEWER NW680”という結論に至るのでした。