今こそ高音質を楽しめるワンランク上のイヤホンを!
Amazon Music(アマゾンミュージック)などの音楽サブスクではハイレゾ音源の配信が当たり前に。ワイヤレスイヤホンでもハイレゾ音源を手軽に楽しめるようになりました。
高音質だと、普段聴いていても、聴こえていなかった楽器やボーカルの細かい声のニュアンス、そしてギターやドラムがどの位置にいるかまで把握できるなど、リッチな音楽体験が可能です。
ハイエンドのワイヤレスイヤホンは音の傾向を知って選びたい
でも、高音質なワイヤレスイヤホンは製品がたくさんあって「どれを買っていいかわからない……」なんて思いませんか? 音質にこだわれば価格もグンと上昇するので、どうせ買うなら失敗したくないですよね。
しかも、ハイエンドのワイヤレスイヤホンには、ソニー(Sony)やBOSE(ボーズ)、JBL、ゼンハイザー(SENNHEISER)といったオーディオの定番メーカーに加えて、新ブランドも次々に参入。かなりの激戦状態なんです。
そこで雑誌『家電批評』編集部では、人気メーカーのワイヤレスイヤホンの頂上を決定すべく、ハイエンドワイヤレスイヤホン13製品を比較し、パナソニック「Technics(テクニクス) EAH-AZ80」を2024年の年間ベストバイに認定しました。
王者「EAH-AZ80」を超える製品は? ランキングを再編!
今回は、そのTechnicsから登場したフラッグシップモデル・パナソニック「Technics EAH-AZ100」と、そのライバル機となるフランスの高級オーディオメーカーDevialet(デビアレ)の「Gemini Ⅱ」、日本発のオーディオブランドのエム・ティ・アイの「NUARL Inovatör」の3製品を、音の専門家2名と家電批評編集部がじっくり視聴して徹底検証。
音質はもちろん、使い勝手にもこだわりが感じられるハイエンドのワイヤレスイヤホン16製品でランキングを再編しました。
ワイヤレスイヤホンの選び方は?
「音質」は、「解像度」「クリアさ」「音域のバランス」「音像定位」「ダイナミクス」の各テストを合計。
「外音取り込み」「ノイキャン」「マイク性能」は実使用の環境、またはそれに近い環境を作り検証。
「装着感」と「アプリ」は複数のモニターが使用して採点しました。
試聴機にはソニー「Xperia 10 Ⅲ」を使用
今回の試聴機には、高音質コーデックのLDACやapt X Adaptiveが再生できるソニー「Xperia 10 Ⅲ」を使用し、視聴曲はアマゾンミュージックの最高音質でテストしました。
音色の特性も視覚化!
音色の特性視覚化しました。
高域、中域、低域をそれぞれ評価。「多」に近いほどその音域が強調されます。加えて、「ウォーム」と「クール」で音色を表現しています。
私たちが検証しました
音質は、クラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんとオーディオライターのゴン川野さんがチェックしました。
ワイヤレスイヤホンのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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パナソニックTechnics EAH-AZ100
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|
5.9g(約、片耳) |
LDAC/SBC/AAC/LC3 |
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パナソニックTechnics EAH-AZ80
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|
7g(片耳) |
SBC、AAC、LDAC |
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ファーウェイFreeBuds Pro 3
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5.8g(片側) |
SBC、AAC、LDAC、L2HC2.0 |
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JBLJBL Tour Pro 3
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5.6g(各) |
SBC、AAC、LDAC、LC3(対応予定) |
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サムスンGalaxy Buds3 Pro
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|
5.4g(各) |
SBC、AAC、SSC(Samsung Seamless Codec) |
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AppleAirPods Pro(第2世代)
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5.3g(片側) |
SBC、AAC、ハイレゾ非対応 (Apple Vision Pro接続時のみロスレス対応)、LE Audio |
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Bowers & WilkinsPi8
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7g(各) |
SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive、aptX Lossless |
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AVIOTTE-ZX1-PNK
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|
7.1g(片側) |
SBC、AAC、LDAC |
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ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 4
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6.2g(片側) |
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive / Lossless、LC3 |
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BOSEQuietComfort Ultra Earbuds
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|
6.24g(片耳) |
SBC、AAC、aptX Adaptive |
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DevialetGemini II
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6g(片耳) |
SBC、AAC、aptX |
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Bowers & WilkinsPi6
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|
7g(各) |
SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive |
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エム・ティ・アイNUARL Inovatör
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6.7g(片耳) |
SBC、AAC、aptX、LDAC、LC3、aptX Adaptive、aptX Lossless |
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NOBLE AUDIOFALCON MAX
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5.5g(片側) |
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、LDAC、LC3(LE Audio時) |
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ソニーWF-1000XM5
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|
5.9g(約)(イヤホン片側)、48.0g(約、ケース込み) |
SBC、AAC、LDAC、LC3 |
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ジェイラブ ジャパンEPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS
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5.3g(各) |
SBC、AAC、LC3、LDAC |
【1位】パナソニック「Technics EAH-AZ100」
- パナソニックTechnics EAH-AZ100
- 実勢価格: ¥31,720〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- 新たにLC3コーデックに対応
- 連続再生時間が伸びた
- がっかりポイント
-
- 接続が不安定な時がある
- 重量
- 5.9g(約、片耳)
- 対応コーデック
- LDAC/SBC/AAC/LC3
- ドライバーユニット
- 磁性流体ドライバー
- 連続再生時間
- 10時間(約)
- マルチポイント
- 3台
- 型番
- EAH-AZ100-S
▼音色の特色
- 解像度<18.8/20点>:音数が多く緻密な空間から色々な音が再現されます。(川野さん)
- クリアさ<9.0/10点>:「透明感」みたいなクリアさはないけれど抜けのいい音です。(飯田さん)
- 音域バランス<18.8/20点>:バランスはいい。パナソニック「Technics EAH-AZ80」と比較して低域の量感が増えています。(川野さん)
- 音像定位<8.5/10点>:音像定位は明確で左右の音場が広く、その空間は立体的で緻密です。(川野さん)
- ダイナミクス<8.8/10点>:広く文句はありませんが、低域のエッジがわずかに柔らかい印象を受けます。(川野さん)
音質の総評
深みのあるサウンドで、音楽をちゃんと聴かせようというマインドが伝わりました。(飯田さん)
【装着感】
ここがベスト:【ノイズキャンセリング】機能を一新。圧迫感のない自然なノイキャンです
新たに「アダプティブノイズキャンセリング」が搭載され、騒音に合わせて効果を最適化してくれます。
ただ、人の声は苦手で話し声は結構聞こえます。
【通話マイク】ノイズが少なく聞き取りやすい
「Voice Focus AI」機能で、通話相手とイヤホンを着けている側の両方で声が聞きやすい音質になりました。
ここはマイナス:イヤーピースの数が減った
「Technics EAH-AZ80」のイヤーピースは7種で、「もう少し小さい(大きい)のが欲しい」にも対応できました。いっぽう、「Technics EAH-AZ100」のイヤーピースは5種類に減ってしまいました。
Devialet「Gemini Ⅱ」やエム・ティ・アイ「NUARL Inovatör」と比べて、圧倒的に「音楽的体験」として楽しませてくれるのはさすが!
▼パナソニック「Technics EAH-AZ100」の購入はこちら
【2位】パナソニック「Technics EAH-AZ80」
- パナソニックTechnics EAH-AZ80
- 実勢価格: ¥29,500〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- どんなジャンルにも合う音質
- 良好なフィット感
- 優秀なノイキャン
- がっかりポイント
-
- 通話マイクの性能がやや弱い
- 重量
- 7g(片耳)
- 連続再生時間
- 7時間(約)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LDAC
- ワイヤレス充電
- ◯
- 空間オーディオ
- ✕
- マルチポイント
- 3台
- 型番
- EAH-AZ80-S
▼音色の特色
- 解像度<18.0/20点>
- クリアさ<9.0/10点>
- 音域バランス<18.3/20点>
- 音像定位<8.5/10点>
- ダイナミクス<9.0/10点>
何度聴いてもいい音だと感心します。高音域も低音域も上品な音。欲をいえば、低音域のエッジの鋭さがあれば、さらにいいです。
感動をくれる音作り! 音場の広さや音色の変化など、かなり豊か。Jポップからクラシックまで高音質で楽しめます。いろいろな音源を聴きたくなります。
【装着感】フィット感がいい!
フィット感がよく長時間でも疲れない
独自の形状により、耳穴のくぼみにぴったりフィットします。そのため安定感が高く、耳も痛くなりにくいです。
7種類のイヤーピースが付属
XS/S/M/L/XLの細かな設定があるイヤーピース。XSとSサイズは高さの異なる2種類が付属します。
耳に合う最適なサイズが見つかります。
使い勝手
ワイヤレス充電に対応しています。高級感のあるデザインもいい!
周囲の音を効果的に削減
装着した瞬間に騒音がスッと消えます。レストランなどで聞こえるカトラリーの音は若干残りますが、騒音の多い駅や人混みではキレイに消音されます。
アプリの使い勝手がいい:アプリ画面は直感的に操作できて使いやすいです
ノイズキャンセリング設定やイコライザーなどの基本設定のほか、ヘッドホンを探すなど機能が充実しています。
外音取り込みが弱いのは残念
音楽を聴いていても周囲の音が聞こえる機能ですが、自転車や人が横を通っても割と近くならないと音がわかりませんでした。
▼パナソニック「Technics EAH-AZ80」の購入はこちら
【3位】ファーウェイ「FreeBuds Pro 3」
- ファーウェイFreeBuds Pro 3
- 実勢価格: ¥21,600〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- コスパBEST
- 2万円台なのに3万円クラスの音質
- マイクの性能がいい
- がっかりポイント
-
- Androidアプリの入手性が悪い
- 重量
- 5.8g(片側)
- 再生時間
- 4.5時間
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LDAC、L2HC2.0
- ワイヤレス充電
- ◯
- 空間オーディオ
- ◯
- 型番
- FREEBUDS PRO 3 SILVER FROST
▼音色の特色
- 解像度<17.8/20点>
- クリアさ<8.5/10点>
- 音域バランス<17.3/20点>
- 音像定位<8.0/10点>
- ダイナミクス<8.8/10点>
解像度が高く、繊細な表現も得意です。量感のある低音も出せます。
【マイク】通話の声をキレイに届けられる
マイク性能は優秀でした。外出時など騒がしい場所でも周囲の音をしっかり消音。声の取り込みがいいのか他より大きく聞こえる印象です。
装着感
イヤホンが軽く、フィット感がいいです。曲送りなどの操作もしやすいです。
アンドロイド版のアプリがグーグルプレイにない
アンドロイド版のアプリがグーグルプレイになく、ファーウェイのサイトから直接ダウンロードします。注意が出るので不安……。ここはイマイチです。
▼ファーウェイ「FreeBuds Pro 3」の購入はこちら
【4位】JBL「JBL Tour Pro 3」
- JBLJBL Tour Pro 3
- 実勢価格: ¥33,830〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 5.6g(各)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LDAC、LC3(対応予定)
- 型番
- TOUR PRO 3 LATTE
▼音色の特色
- 解像度<18.0/20点>
- クリアさ<8.3/10点>
- 音域バランス<18.0/20点>
- 音像定位<8.0/10点>
- ダイナミクス<9.0/10点>
モデルチェンジしてもJBLらしい厚みがあって豊かな中低域が気持ちいいです。
充電ケースに液晶画面!アプリと同様の操作ができる
明るく見やすい画面 タッチ操作にもサッと反応します
画面が少し大きくなり、見やすさと操作性が向上しています。イヤホン操作のほか、スマホに届く着信の(着信時の連絡先表示)通知も表示されるので便利です。
耳にしっかりとフィット 装着感がよく疲れにくい
大きめのハウジングですが装着後は安定感がいいです
装着したときのバランスがよく、長時間装着しても疲れにくいと感じました。JBLで初めて、フォームイヤーピースが付属するのも高評価です。
【5位】サムスン「Galaxy Buds3 Pro」
- サムスンGalaxy Buds3 Pro
- 実勢価格: ¥36,264〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 5.4g(各)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、SSC(Samsung Seamless Codec)
- 型番
- SM-R630NZWAXJP
▼音色の特色
- 解像度<19.0/20点>
- クリアさ<9.5/10点>
- 音域バランス<16.5/20点>
- 音像定位<8.8/10点>
- ダイナミクス<9.3/10点>
Galaxyスマホとの組み合わせよりも、AAC接続は音質がやわらかく、個人的には好みでした。
マイク性能と外音取り込みが良好
マイク性能、外音のどちらも最高得点!
通話マイクの音質が自然で、通話相手にイヤホンのマイクだとわからないほど。外音取り込みもクリアで背後の音まで認識できました。
Galaxyスマホとセットで使うのがベストです
総合評価: ★★★★☆ 4.27
音質: ★4.51
装着感: ★4.20
外部取り込み: ★4.50
ノイズキャンセリング: ★2.75
マイク性能: ★4.00
アプリ:★4.00
サムスン独自の高音質コーデックに対応するGalaxyスマホで検証すると、Technics(テクニクス)を超える最高得点に! Galaxyユーザーにはベストバイでしょう。
【6位】Apple「AirPods Pro(第2世代)」
- AppleAirPods Pro(第2世代)
- 実勢価格: ¥31,100〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- ノイズキャンセリング性能が高い
- がっかりポイント
-
- 解像度が低い
- 幅
- 60.6mm(充電ケース)
- 奥行
- 21.7mm(充電ケース)
- 高さ
- 45.2mm(充電ケース)
- 重量
- 5.3g(片側)
- 再生時間
- 6時間
- 対応コーデック
- SBC、AAC、ハイレゾ非対応 (Apple Vision Pro接続時のみロスレス対応)、LE Audio
- ワイヤレス充電
- ◯
- 空間オーディオ
- ◯
- 型番
- MTJV3J/A
▼音色の特色
- 解像度<15.8/20点>
- クリアさ<7.3/10点>
- 音域バランス<17.5/20点>
- 音像定位<7.5/10点>
- ダイナミクス<8.0/10点>
音質
解像度は低めですが、聴き疲れしない音です。
【アプリ】「探す」アプリで方向と距離まで示してくれる
iPhoneなどのアップル製品に限りますが、なくしがちなAirPods Proを「探す」アプリで探せます。
「経路」をタップすると、マップが開いて位置を確認できます。
【6位】Bowers &Wilkins(B&W)「Pi8」
- Bowers & WilkinsPi8
- 実勢価格: ¥66,000〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 7g(各)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive、aptX Lossless
- 型番
- PI8/AB
▼音色の特色
- 解像度<19.0/20点>
- クリアさ<9.3/10点>
- 音域バランス<18.3/20点>
- 音像定位<7.5/10点>
- ダイナミクス<8.5/10点>
充電ケースがトランスミッターに
iPhoneとの組み合わせも◎
付属の充電ケースがaptX Adaptive対応のトランスミッターになるので、iPhoneなど、高音質コーデックに対応しないプレーヤーでハイレゾ音源が楽しめます。
【8位】アビオット「TE-ZX1-PNK」
- AVIOTTE-ZX1-PNK
- 実勢価格: ¥45,000〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 7.1g(片側)
- 再生時間
- 8時間
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LDAC
- ワイヤレス充電
- ✕
- 空間オーディオ
- ✕
- 型番
- TE-ZX1-PNK
▼音色の特色
- 解像度<16.8/20点>
- クリアさ<8.5/10点>
- 音域バランス<18.0/20点>
- 音像定位<7.5/10点>
- ダイナミクス<8.8/10点>
演奏の力強さなどもきちんと伝えてくれ、痩せず、太らず、中庸な音圧感が好印象です。
【音質】史上初! トライブリッド5ドライバーシステム
低域から高域まで、各音域を受け持つ3種5基のドライバーシステムが、クリアで豊かなサウンドに貢献しています。
【9位】ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 4」
- ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 4
- 実勢価格: ¥31,679〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- 外音取り込み
- がっかりポイント
-
- マイク性能
- 重量
- 6.2g(片側)
- 再生時間
- 7時間
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive / Lossless、LC3
- ワイヤレス充電
- ◯
- 空間オーディオ
- ✕
- 型番
- MTW4 BLACK GRAPHITE
▼音色の特色
- 解像度<15.5/20点>
- クリアさ<6.5/10点>
- 音域バランス<17.8/20点>
- 音像定位<6.8/10点>
- ダイナミクス<6.8/10点>
低音の量感があり、細かい音も出るのでJ-POPに最適。アコースティック楽器の音色も心地いい。
装着感
少し大きさを感じますが、フィット感はまずまず。
【アプリ】パーソナライズ機能でしっかりと音作り!
パーソナライズ機能はアプリで設定。これをしないと音が物足りなく感じます。
画面の指示に従うだけなので設定自体はとても簡単。納得が行くまで何度もトライできる点も◎です。
【10位】BOSE「QuietComfort Ultra Earbuds」
- BOSEQuietComfort Ultra Earbuds
- 実勢価格: ¥24,800〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- ノイズキャンセリング性能
- がっかりポイント
-
- マイク性能
- 重量
- 6.24g(片耳)
- 連続再生時間
- 6時間
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX Adaptive
- ワイヤレス充電
- ✕
- 空間オーディオ
- ◯
- マルチポイント
- 2台
- 型番
- QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDS WHI
▼音色の特色
- 解像度<13.5/20点>
- クリアさ<6.5/10点>
- 音域バランス<17.8/20点>
- 音像定位<7.0/10点>
- ダイナミクス<7.0/10点>
量感のある低域と厚みがある中域に高域の解像度も高い。オールマイティーに使えるイヤホン。
【使い勝手】ノイキャン性能が非常に優秀
飛行機の機内音を再現したテストではノイズがほとんど気にならず、喫茶店のザワザワ感もおおよそ解消されました。
また、ノイズキャンセリング特有の圧迫感がないのがいいです。
【11位】Devialet「Gemini II」
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- ケースデザインがいい
- aptXでも高音質
- がっかりポイント
-
- イヤホンのボリューム操作がしにくい
- ノイズキャンセリングと外音取り込みをどちらも無効にできない
- 重量
- 6g(片耳)
- 再生時間
- 5時間(約)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX
- ドライバーユニット
- ダイナミックドライバー
- マルチポイント
- 2台
- 型番
- GEMINI II MATTE BLACK
▼音色の特色
- 解像度<18.3/20点>:コーデックはaptXですが非常に解像度が高く明確な音です。(川野さん)
- クリアさ<8.3/10点>:オーケストラでも各楽器の音の粒立ちが非常にクリアです。(飯田さん)
- 音域バランス<15.8/20点>:低域がやや弱く、オーケストラなどでは迫力がもう少し欲しいです。(飯田さん)
- 音像定位<7.0/10点>:左右の広がり感は出ますが、音が立体的に聞こえません。(川野さん)
- ダイナミクス<7.3/10点>:弱音側の繊細な表現がとても得意。強音側は少し物足りません。(飯田さん)
総評
音が磨かれて美しく、嫌な音は出さないが滑らかさや艶やかさなどもありません。あっさりした音です。(川野さん)
【装着感】
イヤーピースを耳の奥までしっかり入れ込むのが難しく、外れそうな不安感があります。
【ここがベスト】ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングの効果は高く、圧迫感もない
騒音の低減効果はとても高い
機内の騒音は高域が少し残る程度にノイズをカット。賑やかな店内のざわざわした騒音は低減しますが、人の声をカットするのは苦手のようです。
【通話マイク】音質は◎ですが周囲の音には注意
静かな場所ならクリアで聞きやすい
音質は自然でとても聞きやすいのですが、騒がしい場所では周囲の音も通話相手に聞こえてしまい、声が伝わりづらいです。
【ここはイマイチ】外音取り込みはほとんど効果なし
外音取り込みにしても会話の内容がわからないくらい、効果が弱いです。電車のアナウンスはかろうじて聞き取れるレベルです。
低域がタイトで、粒立ちや音像定位がしっかりしています。
線の細さを感じるとても繊細な音質。高域が綺麗です。
【12位】Bowers &Wilkins(B&W)「Pi6」
- Bowers & WilkinsPi6
- 実勢価格: ¥26,820〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 7g(各)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive
- 型番
- PI6 GLACIER BLUE
▼音色の特色
- 解像度<18.3/20点>
- クリアさ<8.0/10点>
- 音域バランス<17.3/20点>
- 音像定位<7.3/10点>
- ダイナミクス<8.5/10点>
【13位】エム・ティ・アイ「NUARL Inovatör」
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- パーソナライズ機能
- 自然な音質の通話マイク
- がっかりポイント
-
- 筐体が大きい
- アプリで充電ケースのバッテリー残量がわからない
- 重量
- 6.7g(片耳)
- 再生時間
- 6時間(約)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX、LDAC、LC3、aptX Adaptive、aptX Lossless
- ドライバーユニット
- ダイナミックドライバー+MEMSスピーカードライバー
- マルチポイント
- 2台
- 型番
- INVTR-BS
▼音色の特色
- 解像度<18.0/20点>:解像度は高く、金管楽器の弾けるような音のスピード感もいいです。(飯田さん)
- クリアさ<8.3/10点>:ノイズキャンセリングをオフにすると、歪みが少なくクリアに聞こえます。(川野さん)
- 音域バランス<17.8/20点>:どの帯域も音質は均一で、全体的にバランスがいいです。(飯田さん)
- 音像定位<7.3/10点>:音像定位は明確。左右の広がり感がパナソニック「Technics EAH-AZ100」に負けています。(川野さん)
- ダイナミクス<7.3/10点>:ダイナミクスの広さや表現力は特には感じません。(飯田さん)
総評
色付けのない音で、録音された音がそのまま出てくるようなモニター的な透明感があります。(川野さん)
パーソナライズによって音が大きく変化します。
【装着感】
【ここがベスト】通話マイク
マイクの音質が自然で聴きやすい
自然な音質で通話がしやすい
若干ノイジーではあるものの、通話相手にイヤホンで話しているのがわからないくらい自然な音質。ノイズキャンセリングの効果が高く、周囲の騒音を削減します。
【使い勝手】自分の耳に最適な音質
パーソナライズ機能を使うと、自分の耳にあわせて、音質のバランスや左右の聴覚差などを自動で最適化してくれます。
【ここはイマイチ】ノイズキャンセリングの効果が弱い
通話マイクのノイズキャンセリング効果は高いのに、音楽再生時のノイキャンは効果が感じられず「これオンになってる?」と確認するほどでした。
【14位】NOBLE AUDIO「FALCON MAX」
- NOBLE AUDIOFALCON MAX
- 実勢価格: ¥16,000〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- クリアで高い解像度
- がっかりポイント
-
- アプリの使い勝手
- 重量
- 5.5g(片側)
- 再生時間
- 4.5時間
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、LDAC、LC3(LE Audio時)
- ワイヤレス充電
- ◯
- 空間オーディオ
- ✕
- 型番
- FALCON MAX
▼音色の特色
- 解像度<17.5/20点>
- クリアさ<9.0/10点>
- 音域バランス<15.8/20点>
- 音像定位<8.0/10点>
- ダイナミクス<7.8/10点>
【音質】透明感のある高域が素晴らしい
高域の解像度が高く、非常に繊細な描写が魅力。女性ボーカルや弦楽器をリアルに再現してくれます。
使い勝手
ボディが丸く、ケースから取り出しにくいです。
【15位】ソニー「WF-1000XM5」
- ソニーWF-1000XM5
- 実勢価格: ¥19,500〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- おすすめポイント
-
- 連続再生時間が長い
- がっかりポイント
-
- マイク性能
- 重量
- 5.9g(約)(イヤホン片側)、48.0g(約、ケース込み)
- 再生時間
- 8時間(連続)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LDAC、LC3
- Bluetooth規格
- 5.3
- ワイヤレス充電
- ◯
- 空間オーディオ
- ◯
- 型番
- WF1000XM5 BC
▼音色の特色
- 解像度<15.5/20点>
- クリアさ<7.0/10点>
- 音域バランス<15.0/20点>
- 音像定位<5.8/10点>
- ダイナミクス<5.5/10点>
迫力ある音楽より、落ち着きのある音楽を耳元で聴きたい、といったときにぴったりなイヤホン。
【外音取り込み】音楽や動画視聴中でも人の声が確認できる
音楽や動画の試聴中に家族や友人から声をかけられても大丈夫。外音取り込みにしておけば、しっかりと話し声が聞こえます。
【16位】ジェイラブ ジャパン「EPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS」
- ジェイラブ ジャパンEPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS
- 実勢価格: ¥36,800〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 5.3g(各)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LC3、LDAC
- 型番
- EPIC LAB EDITION BLACK
▼音色の特色
- 解像度<16.5/20点>
- クリアさ<8.0/10点>
- 音域バランス<15.0/20点>
- 音像定位<6.5/10点>
- ダイナミクス<6.3/10点>
おまけ:2万円台クラスも音質はテクニクス!
パナソニック「Technics EAH-AZ60M2」
- パナソニックTechnics EAH-AZ60M2
- 実勢価格: ¥23,700〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 7g(約、イヤホン片耳)、45g(ケース)
- 連続再生時間
- 7時間(約)、24時間(約、充電ケース使用時)(ともにANCオン、AAC再生)
- 対応コーデック
- SBC/AAC/LDAC
- マルチポイント
- 3台
- 型番
- EAH-AZ60M2-K
▼音色の特色
Technicsは薄口で繊細な音作りのイメージでしたが、中低域に厚みもあり音楽をリッチに聴かせてくました。
Bose「QuietComfort Earbuds 第2世代」
- BOSEQuietComfort Earbuds 第2世代
- 実勢価格: ¥20,497〜
- 音質
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク性能
- アプリ
- 重量
- 8.5g(各)
- 対応コーデック
- SBC、AAC
- 型番
- QUIETCOMFORT EARBUDS 2ND GEN B
▼音色の特色
BOSEは、低音の温かみが音質のキャラクターを印象付けています。ウォーム系が好きな人におすすめ。
まとめ:ベストバイはTechnics EAH-AZ100!
以上、ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングでした。
6万円台の製品を抑えた3万円台の「EAH-AZ100」は間違いなく”買い”!
高級機対決を制したパナソニック「Technics EAH-AZ100」が見事ベストバイに輝きました。ハイエンドモデルらしく、音質はどれも高水準でしたが、ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの使い勝手が合計点を左右する結果になりました。
本機はノイズキャンセリングと外音取り込みの両面に優れ、クリアな音質とのバランスが秀逸です。6万円超え(検証時)の製品もある中、3万円台(検証時)でこれだけ使いやすいのは、コスパ面でも十分魅力的。Technicsファン以外にもおすすめできるイヤホンです。
2位は2024年の年間ベストバイを獲得しているパナソニック「Technics EAH–AZ80」。音質、装着感、ノイキャン性能、そしてアプリの使い勝手といった要素がうまくまとまっています。
3位のファーウェイ「FreeBuds Pro 3」は、安価ながら2位のTechnics「EAH–AZ80」に迫る高得点。装着感とマイク性能がよく、コスパで選ぶならこのイヤホンでしょう。
4位のJBL「JBL Tour Pro 3」は充電ケースのタッチ液晶を強化するなど、音質だけでなくオリジナリティを充実。
5位のサムスン「Galaxy Buds3 Pro」も興味深いイヤホンで、独自のコーデック「SSC」での試聴とAACでは異なる音質でした。SSCでは音が尖った印象でしたが、AACでは角が取れてマイルドな音質に。川野さん、飯田さんのどちらも、AACの方が聞きやすいと評価しています。
高級モデルのBowers &Wilkins(B&W)「Pi8」は、充電ケースがワイヤレストランスミッターになる機能が便利でした。結果は6位でしたが、実際に聴き込んでみると官能的な音で味わいがあり、サウンドに情緒を求めるなら、一度は体験してみる価値があるイヤホンです。
ノイズキャンセリングが一番優れていたのはBOSE(ボーズ)「QuietComfort Ultra Earbuds」。ほぼ完璧と言えるノイズ処理でした。
LDACやLC3 に対応するソニー「WF-1000XM5」に期待しましたが、結果はふるわず。そんなソニーですが、外音取り込みはApple「AirPods Pro(第2世代)」とゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 4」に並んで1位。アプリの操作性はJBL「JBL Tour Pro 3」と並んで1位。A評価を獲得しています。それだけワイヤレスイヤホンの高音質化が進んでいて、かなりの激戦状態となっている証です。
ぜひ、お気に入りのワイヤレスイヤホンを見つけて、いい音を満喫してください!
ワイヤレスイヤホンのおすすめ
パナソニック
Technics EAH-AZ100
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