AV機器今こそ高音質を楽しめるワンランク上のイヤホンを!

今こそ高音質を楽しめるワンランク上のイヤホンを! ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

Amazon Music(アマゾンミュージック)などの音楽サブスクではハイレゾ音源の配信が当たり前に。ワイヤレスイヤホンでもハイレゾ音源を手軽に楽しめるようになりました。

高音質だと、普段聴いていても、聴こえていなかった楽器やボーカルの細かい声のニュアンス、そしてギターやドラムがどの位置にいるかまで把握できるなど、リッチな音楽体験が可能です。

ハイエンドのワイヤレスイヤホンは音の傾向を知って選びたい

でも、高音質なワイヤレスイヤホンは製品がたくさんあって「どれを買っていいかわからない……」なんて思いませんか? 音質にこだわれば価格もグンと上昇するので、どうせ買うなら失敗したくないですよね。

しかも、ハイエンドのワイヤレスイヤホンには、ソニー(Sony)やBOSE(ボーズ)、JBL、ゼンハイザー(SENNHEISER)といったオーディオの定番メーカーに加えて、新ブランドも次々に参入。かなりの激戦状態なんです。

そこで雑誌『家電批評』編集部では、人気メーカーのワイヤレスイヤホンの頂上を決定すべく、ハイエンドワイヤレスイヤホン13製品を比較し、パナソニック「Technics(テクニクス) EAH-AZ80」を2024年の年間ベストバイに認定しました。

王者「EAH-AZ80」を超える製品は? ランキングを再編!

王者「EAH-AZ80」を超える製品は? ランキングを再編! ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

今回は、そのTechnicsから登場したフラッグシップモデル・パナソニック「Technics EAH-AZ100」と、そのライバル機となるフランスの高級オーディオメーカーDevialet(デビアレ)「Gemini Ⅱ」、日本発のオーディオブランドのエム・ティ・アイ「NUARL Inovatör」の3製品を、音の専門家2名と家電批評編集部がじっくり視聴して徹底検証。

音質はもちろん、使い勝手にもこだわりが感じられるハイエンドのワイヤレスイヤホン16製品でランキングを再編しました。

AV機器ワイヤレスイヤホンの選び方は?

「音質」は、「解像度」「クリアさ」「音域のバランス」「音像定位」「ダイナミクス」の各テストを合計。

「外音取り込み」「ノイキャン」「マイク性能」は実使用の環境、またはそれに近い環境を作り検証。

「装着感」と「アプリ」は複数のモニターが使用して採点しました。

試聴機にはソニー「Xperia 10 Ⅲ」を使用

今回の試聴機には、高音質コーデックのLDACやapt X Adaptiveが再生できるソニー「Xperia 10 Ⅲ」を使用し、視聴曲はアマゾンミュージックの最高音質でテストしました。

試聴機にはソニー「Xperia 10 Ⅲ」を使用 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
 

音色の特性も視覚化!

音色の特性視覚化しました。

音色の特性も視覚化! ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

高域、中域、低域をそれぞれ評価。「多」に近いほどその音域が強調されます。加えて、「ウォーム」と「クール」で音色を表現しています。

私たちが検証しました

私たちが検証しました ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

音質は、クラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんとオーディオライターのゴン川野さんがチェックしました。

AV機器ワイヤレスイヤホンのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A+評価
パナソニックTechnics EAH-AZ100
ワイヤレスイヤホンおすすめ パナソニック Technics EAH-AZ100 イメージ
4.43
4.56 4.20 3.50 4.25 4.00 4.50
5.9g(約、片耳)
LDAC/SBC/AAC/LC3
A+評価
パナソニックTechnics EAH-AZ80
ワイヤレスイヤホンおすすめ パナソニック Technics EAH-AZ80 イメージ
4.29
4.49 4.00 3.50 4.00 3.50 4.00
7g(片耳)
SBC、AAC、LDAC
A評価
ファーウェイFreeBuds Pro 3
ワイヤレスイヤホンおすすめ ファーウェイ FreeBuds Pro 3 イメージ
4.14
4.31 4.30 4.50 2.75 4.00 4.00
5.8g(片側)
SBC、AAC、LDAC、L2HC2.0
A評価
JBLJBL Tour Pro 3
ワイヤレスイヤホンおすすめ JBL JBL Tour Pro 3 イメージ
4.11
4.38 4.30 3.00 2.50 3.50 5.00
5.6g(各)
SBC、AAC、LDAC、LC3(対応予定)
A評価
サムスンGalaxy Buds3 Pro
ワイヤレスイヤホンおすすめ サムスン Galaxy Buds3 Pro イメージ
4.10
4.26 4.20 4.50 2.75 4.00 4.00
5.4g(各)
SBC、AAC、SSC(Samsung Seamless Codec)
A評価
AppleAirPods Pro(第2世代)
ワイヤレスイヤホンおすすめ Apple AirPods Pro(第2世代)  イメージ
4.02
4.01 3.80 5.00 4.00 3.50 4.00
5.3g(片側)
SBC、AAC、ハイレゾ非対応 (Apple Vision Pro接続時のみロスレス対応)、LE Audio
A評価
Bowers & WilkinsPi8
ワイヤレスイヤホンおすすめ Bowers & Wilkins Pi8 イメージ
4.02
4.47 4.20 2.50 2.75 3.00 2.50
7g(各)
SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive、aptX Lossless
A評価
AVIOTTE-ZX1-PNK
ワイヤレスイヤホンおすすめ AVIOT TE-ZX1-PNK イメージ
3.95
4.26 3.40 3.00 2.75 3.50 4.00
7.1g(片側)
SBC、AAC、LDAC
A評価
ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 4
ワイヤレスイヤホンおすすめ ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4 イメージ
3.86
3.81 3.80 5.00 3.75 3.50 4.00
6.2g(片側)
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive / Lossless、LC3
A評価
BOSEQuietComfort Ultra Earbuds
ワイヤレスイヤホンおすすめ BOSE QuietComfort Ultra Earbuds イメージ
3.81
3.70 4.30 4.00 4.50 3.00 4.00
6.24g(片耳)
SBC、AAC、aptX Adaptive
A評価
DevialetGemini II
ワイヤレスイヤホンおすすめ Devialet Gemini II イメージ
3.77
4.04 3.90 2.00 3.50 3.00 3.00
6g(片耳)
SBC、AAC、aptX
A評価
Bowers & WilkinsPi6
ワイヤレスイヤホンおすすめ Bowers & Wilkins Pi6 イメージ
3.76
4.24 3.70 3.00 2.25 2.00 2.50
7g(各)
SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive
A評価
エム・ティ・アイNUARL Inovatör
ワイヤレスイヤホンおすすめ エム・ティ・アイ NUARL Inovatör イメージ
3.72
4.18 3.30 1.50 1.50 4.00 4.00
6.7g(片耳)
SBC、AAC、aptX、LDAC、LC3、aptX Adaptive、aptX Lossless
A評価
NOBLE AUDIOFALCON MAX
ワイヤレスイヤホンおすすめ NOBLE AUDIO FALCON MAX イメージ
3.66
4.15 3.10 3.00 1.50 3.00 3.00
5.5g(片側)
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、LDAC、LC3(LE Audio時)
A評価
ソニーWF-1000XM5
ワイヤレスイヤホンおすすめ ソニー WF-1000XM5 イメージ
3.55
3.49 3.10 5.00 3.00 3.00 5.00
5.9g(約)(イヤホン片側)、48.0g(約、ケース込み)
SBC、AAC、LDAC、LC3
B評価
ジェイラブ ジャパンEPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS
ワイヤレスイヤホンおすすめ ジェイラブ ジャパン EPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS イメージ
3.43
3.77 2.80 4.50 1.00 3.00 3.50
5.3g(各)
SBC、AAC、LC3、LDAC

A+評価【1位】パナソニック「Technics EAH-AZ100」

総合評価: 4.43

 
音質
 4.56
装着感
 4.20
外音取り込み
 3.50
ノイズキャンセリング
 4.25
マイク性能
 4.00
アプリ
 4.50

低域を強化してさらに高音質に! 3万円台(検証時)で最強のイヤホン

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング1位でベストバイは、A+評価のパナソニック(Panasonic)「Technics EAH-AZ100」

大人気Technics AZシリーズの最新モデル(検証時)。なんと約13万円もしたパナソニックの有線イヤホン「EAH-TZ700」と同等の磁性流体ドライバーを採用しています。

これにより低域が豊かになり、音質バランスにも磨きがかかっています。

解像度は相変わらず高く、それでいて聴き疲れしない音質はさすが。

ベースとなる音質はパナソニック「Technics EAH-AZ80」を踏襲しつつ、優しく深みのある音質へと変わりました。

おすすめポイント
  1. 新たにLC3コーデックに対応
  2. 連続再生時間が伸びた
がっかりポイント
  1. 接続が不安定な時がある
重量
5.9g(約、片耳)
対応コーデック
LDAC/SBC/AAC/LC3
ドライバーユニット
磁性流体ドライバー
連続再生時間
10時間(約)
マルチポイント
3台
型番
EAH-AZ100-S

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<18.8/20点>:音数が多く緻密な空間から色々な音が再現されます。(川野さん)
  • クリアさ<9.0/10点>:「透明感」みたいなクリアさはないけれど抜けのいい音です。(飯田さん)
  • 音域バランス<18.8/20点>:バランスはいい。パナソニック「Technics EAH-AZ80」と比較して低域の量感が増えています。(川野さん)
  • 音像定位<8.5/10点>:音像定位は明確で左右の音場が広く、その空間は立体的で緻密です。(川野さん)
  • ダイナミクス<8.8/10点>:広く文句はありませんが、低域のエッジがわずかに柔らかい印象を受けます。(川野さん)
音質の総評

深みのあるサウンドで、音楽をちゃんと聴かせようというマインドが伝わりました。(飯田さん)

【装着感】

【装着感】 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

ここがベスト:【ノイズキャンセリング】機能を一新。圧迫感のない自然なノイキャンです

ここがベスト:【ノイズキャンセリング】機能を一新。圧迫感のない自然なノイキャンです ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

新たに「アダプティブノイズキャンセリング」が搭載され、騒音に合わせて効果を最適化してくれます。

ただ、人の声は苦手で話し声は結構聞こえます。

【通話マイク】ノイズが少なく聞き取りやすい

【通話マイク】ノイズが少なく聞き取りやすい ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

「Voice Focus AI」機能で、通話相手とイヤホンを着けている側の両方で声が聞きやすい音質になりました。

ここはマイナス:イヤーピースの数が減った

ここはマイナス:イヤーピースの数が減った ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

「Technics EAH-AZ80」のイヤーピースは7種で、「もう少し小さい(大きい)のが欲しい」にも対応できました。いっぽう、「Technics EAH-AZ100」のイヤーピースは5種類に減ってしまいました。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

LDACを採用するイヤホンの中でも情報量や表現力は圧倒的。同社の充実したノウハウが感じられました。

飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

Devialet「Gemini Ⅱ」やエム・ティ・アイ「NUARL Inovatör」と比べて、圧倒的に「音楽的体験」として楽しませてくれるのはさすが!

▼パナソニック「Technics EAH-AZ100」の購入はこちら

A+評価【2位】パナソニック「Technics EAH-AZ80」

総合評価: 4.29

 
音質
 4.49
装着感
 4.00
外音取り込み
 3.50
ノイズキャンセリング
 4.00
マイク性能
 3.50
アプリ
 4.00

高い解像度、優れた音像定位と申し分のないバランスのよさ!

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング2位は、A+評価のパナソニック(Panasonic)「Technics EAH-AZ80」。2024年の年間ベストバイ製品が2位にランクインしました。

雑誌『家電批評』2024年6月号と2024年12月号でベストバイに輝き、ボーズやソニー、ゼンハイザーなど名だたるメーカーのイヤホンを抑えてきたイヤホンです。澄みきった透明感のあるサウンドが魅力で、万人に愛される音質がすごい。

各楽器の細かな音まで明確にわかる高い解像度、小さい音量でも音が痩せず、厚みのある音域バランスで、価格に負けない音質です。

低域はタイトですが固くなりすぎず、中域は豊かでボーカルがとてもリアル。そして上品で伸びやかな高域は、バイオリンの透明感や艶が伝わりました。

だたし、外音取り込みがライバルよりも劣っている点は残念。ノイズキャンセリングはまずまず

アルミ削り出し風のデザインがかっこいいです。

おすすめポイント
  1. どんなジャンルにも合う音質
  2. 良好なフィット感
  3. 優秀なノイキャン
がっかりポイント
  1. 通話マイクの性能がやや弱い
重量
7g(片耳)
連続再生時間
7時間(約)
対応コーデック
SBC、AAC、LDAC
ワイヤレス充電
空間オーディオ
マルチポイント
3台
型番
EAH-AZ80-S

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<18.0/20点>
  • クリアさ<9.0/10点>
  • 音域バランス<18.3/20点>
  • 音像定位<8.5/10点>
  • ダイナミクス<9.0/10点>
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

何度聴いてもいい音だと感心します。高音域も低音域も上品な音。欲をいえば、低音域のエッジの鋭さがあれば、さらにいいです。

飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

感動をくれる音作り! 音場の広さや音色の変化など、かなり豊か。Jポップからクラシックまで高音質で楽しめます。いろいろな音源を聴きたくなります。

【装着感】フィット感がいい!

フィット感がよく長時間でも疲れない
フィット感がよく長時間でも疲れない ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

独自の形状により、耳穴のくぼみにぴったりフィットします。そのため安定感が高く、耳も痛くなりにくいです。

7種類のイヤーピースが付属
7種類のイヤーピースが付属 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

XS/S/M/L/XLの細かな設定があるイヤーピース。XSとSサイズは高さの異なる2種類が付属します。

耳に合う最適なサイズが見つかります。

使い勝手

使い勝手 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

ワイヤレス充電に対応しています。高級感のあるデザインもいい!

周囲の音を効果的に削減

装着した瞬間に騒音がスッと消えます。レストランなどで聞こえるカトラリーの音は若干残りますが、騒音の多い駅や人混みではキレイに消音されます。

アプリの使い勝手がいい:アプリ画面は直感的に操作できて使いやすいです

アプリの使い勝手がいい:アプリ画面は直感的に操作できて使いやすいです ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

ノイズキャンセリング設定やイコライザーなどの基本設定のほか、ヘッドホンを探すなど機能が充実しています。

外音取り込みが弱いのは残念

音楽を聴いていても周囲の音が聞こえる機能ですが、自転車や人が横を通っても割と近くならないと音がわかりませんでした。

▼パナソニック「Technics EAH-AZ80」の購入はこちら

A評価【3位】ファーウェイ「FreeBuds Pro 3」

総合評価: 4.14

 
音質
 4.31
装着感
 4.30
外音取り込み
 4.50
ノイズキャンセリング
 2.75
マイク性能
 4.00
アプリ
 4.00

コスパ最強!音質・使い勝手ともに驚きの高評価

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング3位は、A評価のファーウェイ(HUAWEI)「FreeBuds Pro 3」コスパBEST獲得です。

今回2位のパナソニック「Technics EAH-AZ80」には一歩届かないものの、解像度が高く、楽器の細かな音を再現し、低域から高域までメリハリのあるダイナミックな音質です。この性能で3万円以下(検証時)なのは驚きです。

マイク性能が優秀で、通話もイヤホンですることが多い人におすすめです。

HWAおよびハイレゾ、2つの認証を取得しています

おすすめポイント
  1. コスパBEST
  2. 2万円台なのに3万円クラスの音質
  3. マイクの性能がいい
がっかりポイント
  1. Androidアプリの入手性が悪い
重量
5.8g(片側)
再生時間
4.5時間
対応コーデック
SBC、AAC、LDAC、L2HC2.0
ワイヤレス充電
空間オーディオ
型番
FREEBUDS PRO 3 SILVER FROST

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<17.8/20点>
  • クリアさ<8.5/10点>
  • 音域バランス<17.3/20点>
  • 音像定位<8.0/10点>
  • ダイナミクス<8.8/10点>
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

解像度が高く、繊細な表現も得意です。量感のある低音も出せます。

【マイク】通話の声をキレイに届けられる

マイク性能は優秀でした。外出時など騒がしい場所でも周囲の音をしっかり消音。声の取り込みがいいのか他より大きく聞こえる印象です。

装着感

装着感 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

イヤホンが軽く、フィット感がいいです。曲送りなどの操作もしやすいです。

アンドロイド版のアプリがグーグルプレイにない

アンドロイド版のアプリがグーグルプレイにない ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

アンドロイド版のアプリがグーグルプレイになく、ファーウェイのサイトから直接ダウンロードします。注意が出るので不安……。ここはイマイチです。

▼ファーウェイ「FreeBuds Pro 3」の購入はこちら

A評価【4位】JBL「JBL Tour Pro 3」

総合評価: 4.11

 
音質
 4.38
装着感
 4.30
外音取り込み
 3.00
ノイズキャンセリング
 2.50
マイク性能
 3.50
アプリ
 5.00

迫力のサウンドに加えて使い勝手がいい!

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング4位は、A評価のJBL「JBL Tour Pro 3」

2023年に発売されて人気を博したJBL「Tour Pro 2」の後継モデルです。

JBL初のデュアルドライバーとなり、待望の高音質コーデックLDACにも対応。また、空間オーディオも機能が向上し、ヘッドトラッキングにも対応しました。

その音質は、これまでどおりのJBLサウンドを継承しています。厚みのある低音に豊かでハリのある中域、女性ボーカルやバイオリンの透明感や艶を余すことなく表現する高域。

「中低域に厚みがあり、輝くような高域がスパイスのように効いてくる」(川野さん)「解像度が細やかで、なめらかに音楽の表情を聴かせてくれる」(飯田さん)とプロも納得の音質。

アニソンからオーケストラまで、どんなジャンルにも合いそうです。

重量
5.6g(各)
対応コーデック
SBC、AAC、LDAC、LC3(対応予定)
型番
TOUR PRO 3 LATTE

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<18.0/20点>
  • クリアさ<8.3/10点>
  • 音域バランス<18.0/20点>
  • 音像定位<8.0/10点>
  • ダイナミクス<9.0/10点>
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

モデルチェンジしてもJBLらしい厚みがあって豊かな中低域が気持ちいいです。

充電ケースに液晶画面!アプリと同様の操作ができる

明るく見やすい画面 タッチ操作にもサッと反応します
明るく見やすい画面 タッチ操作にもサッと反応します ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

画面が少し大きくなり、見やすさと操作性が向上しています。イヤホン操作のほか、スマホに届く着信の(着信時の連絡先表示)通知も表示されるので便利です。

耳にしっかりとフィット 装着感がよく疲れにくい

大きめのハウジングですが装着後は安定感がいいです
大きめのハウジングですが装着後は安定感がいいです ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

装着したときのバランスがよく、長時間装着しても疲れにくいと感じました。JBLで初めて、フォームイヤーピースが付属するのも高評価です。

A評価【5位】サムスン「Galaxy Buds3 Pro」

総合評価: 4.10

 
音質
 4.26
装着感
 4.20
外音取り込み
 4.50
ノイズキャンセリング
 2.75
マイク性能
 4.00
アプリ
 4.00

AAC接続でも高音質 使い勝手もいい!

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング5位は、A評価のサムスン「Galaxy Buds3 Pro」

SSC(Samsung Seamless Codec)というサムスン独自の高音質コーデックを採用するため、Galaxy以外の端末では、AAC接続になります。そのためテストではやや不利ですが、解像度やクリアさは高評価でした。

特にダイナミクスに優れ、音の強弱の再現が見事です。

また、アプリの機能が豊富で使い勝手は良好です。

重量
5.4g(各)
対応コーデック
SBC、AAC、SSC(Samsung Seamless Codec)
型番
SM-R630NZWAXJP

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<19.0/20点>
  • クリアさ<9.5/10点>
  • 音域バランス<16.5/20点>
  • 音像定位<8.8/10点>
  • ダイナミクス<9.3/10点>
飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

Galaxyスマホとの組み合わせよりも、AAC接続は音質がやわらかく、個人的には好みでした。

マイク性能と外音取り込みが良好

マイク性能、外音のどちらも最高得点!
マイク性能、外音のどちらも最高得点! ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

通話マイクの音質が自然で、通話相手にイヤホンのマイクだとわからないほど。外音取り込みもクリアで背後の音まで認識できました。

Galaxyスマホとセットで使うのがベストです

Galaxyスマホとセットで使うのがベストです ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
総合評価: ★★★★☆ 4.27

音質: ★4.51
装着感: ★4.20
外部取り込み: ★4.50
ノイズキャンセリング: ★2.75
マイク性能: ★4.00
アプリ:★4.00

サムスン独自の高音質コーデックに対応するGalaxyスマホで検証すると、Technics(テクニクス)を超える最高得点に! Galaxyユーザーにはベストバイでしょう。

A評価【6位】Apple「AirPods Pro(第2世代)」

総合評価: 4.02

 
音質
 4.01
装着感
 3.80
外音取り込み
 5.00
ノイズキャンセリング
 4.00
マイク性能
 3.50
アプリ
 4.00

ノイキャン性能が優秀

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング6位は、A評価のApple(アップル)「AirPods Pro(第2世代)」

解像度はそれほど高くはないものの、低音が出すぎず高音もギラギラしていないため、とても聴きやすいです。ただ、迫力不足は否めません。ノイキャンの効果は高く、好成績を残しました。

使い勝手が良く、ノイズキャンセリング性能が優秀なイヤホンを探している人におすすめです。

おすすめポイント
  1. ノイズキャンセリング性能が高い
がっかりポイント
  1. 解像度が低い
60.6mm(充電ケース)
奥行
21.7mm(充電ケース)
高さ
45.2mm(充電ケース)
重量
5.3g(片側)
再生時間
6時間
対応コーデック
SBC、AAC、ハイレゾ非対応 (Apple Vision Pro接続時のみロスレス対応)、LE Audio
ワイヤレス充電
空間オーディオ
型番
MTJV3J/A

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<15.8/20点>
  • クリアさ<7.3/10点>
  • 音域バランス<17.5/20点>
  • 音像定位<7.5/10点>
  • ダイナミクス<8.0/10点>

音質

音質 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

解像度は低めですが、聴き疲れしない音です。

【アプリ】「探す」アプリで方向と距離まで示してくれる

【アプリ】「探す」アプリで方向と距離まで示してくれる ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

iPhoneなどのアップル製品に限りますが、なくしがちなAirPods Proを「探す」アプリで探せます。

「経路」をタップすると、マップが開いて位置を確認できます。

A評価【6位】Bowers &Wilkins(B&W)「Pi8」

総合評価: 4.02

 
音質
 4.47
装着感
 4.20
外音取り込み
 2.50
ノイズキャンセリング
 2.75
マイク性能
 3.00
アプリ
 2.50

音質は高得点を獲得 アプリの使い勝手がイマイチなのは残念

同じくワイヤレスイヤホンのおすすめランキング6位は、A評価のBowers &Wilkins(B&W、バウワースアンドウィルキンス)「Pi8」

B&Wの人気ワイヤレスイヤホン「Piシリーズ」の最新モデル(検証時)。音質では高得点を出しました。

解像度がありながら、やわらかな低音とハリのある豊かな中高域が魅力です。音場はいい意味で狭く、奏者を間近に感じます。

ノイキャンの調節ができないなどアプリの使い勝手が悪く、順位が落ちたのは残念です。

重量
7g(各)
対応コーデック
SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive、aptX Lossless
型番
PI8/AB

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<19.0/20点>
  • クリアさ<9.3/10点>
  • 音域バランス<18.3/20点>
  • 音像定位<7.5/10点>
  • ダイナミクス<8.5/10点>

充電ケースがトランスミッターに

iPhoneとの組み合わせも◎
iPhoneとの組み合わせも◎ ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

付属の充電ケースがaptX Adaptive対応のトランスミッターになるので、iPhoneなど、高音質コーデックに対応しないプレーヤーでハイレゾ音源が楽しめます。

A評価【8位】アビオット「TE-ZX1-PNK」

総合評価: 3.95

 
音質
 4.26
装着感
 3.40
外音取り込み
 3.00
ノイズキャンセリング
 2.75
マイク性能
 3.50
アプリ
 4.00

クリアでヌケのよい音が魅力! クラシックにも◎

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング8位は、A評価のアビオット(AVIOT)「TE-ZX1-PNK」

凛として時雨のピエール中野氏が監修したワイヤレスイヤホン。高域と中域は伸びやかでハリがあり、タイトな低域。クリアな音質はクラシックにも合いそうです。

一方、ノイズキャンセリングの効果はあまり高くなく、外音の取り込みも弱め。人の声が聞こえにくいと感じました。

重量
7.1g(片側)
再生時間
8時間
対応コーデック
SBC、AAC、LDAC
ワイヤレス充電
空間オーディオ
型番
TE-ZX1-PNK

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<16.8/20点>
  • クリアさ<8.5/10点>
  • 音域バランス<18.0/20点>
  • 音像定位<7.5/10点>
  • ダイナミクス<8.8/10点>
飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

演奏の力強さなどもきちんと伝えてくれ、痩せず、太らず、中庸な音圧感が好印象です。

【音質】史上初! トライブリッド5ドライバーシステム

【音質】史上初! トライブリッド5ドライバーシステム ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

低域から高域まで、各音域を受け持つ3種5基のドライバーシステムが、クリアで豊かなサウンドに貢献しています。

A評価【9位】ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 4」

総合評価: 3.86

 
音質
 3.81
装着感
 3.80
外音取り込み
 5.00
ノイズキャンセリング
 3.75
マイク性能
 3.50
アプリ
 4.00

設定次第で音質が激変 自分好みの音色が作れる!

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング9位は、A評価のゼンハイザー(SENNHEISER)「MOMENTUM True Wireless 4」

パーソナライズ機能がすごい! アプリで自分の聴こえ方や音の好みを反映した音質にチューニングできる機能で、長時間聴ける心地よいサウンドにできます。

また、ノイズキャンセリングは周囲に合わせて自動で調整。ただ、基本的な解像度とクリアさが不足しているのは残念でした。

おすすめポイント
  1. 外音取り込み
がっかりポイント
  1. マイク性能
重量
6.2g(片側)
再生時間
7時間
対応コーデック
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive / Lossless、LC3
ワイヤレス充電
空間オーディオ
型番
MTW4 BLACK GRAPHITE

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<15.5/20点>
  • クリアさ<6.5/10点>
  • 音域バランス<17.8/20点>
  • 音像定位<6.8/10点>
  • ダイナミクス<6.8/10点>
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

低音の量感があり、細かい音も出るのでJ-POPに最適。アコースティック楽器の音色も心地いい。

装着感

装着感 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

少し大きさを感じますが、フィット感はまずまず。

【アプリ】パーソナライズ機能でしっかりと音作り!

【アプリ】パーソナライズ機能でしっかりと音作り! ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

パーソナライズ機能はアプリで設定。これをしないと音が物足りなく感じます。

画面の指示に従うだけなので設定自体はとても簡単。納得が行くまで何度もトライできる点も◎です。

A評価【10位】BOSE「QuietComfort Ultra Earbuds」

総合評価: 3.81

 
音質
 3.70
装着感
 4.30
外音取り込み
 4.00
ノイズキャンセリング
 4.50
マイク性能
 3.00
アプリ
 4.00

圧迫感のないノイズキャンセリングで聴き疲れしない音

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング10位は、A評価のBOSE(ボーズ)「QuietComfort Ultra Earbuds」

低域の量感があり、それでいて高域の解像度も高いです。小音量でも低音はしっかり鳴っていて、十分なダイナミクスを感じるモデルです。

耳当たりのよい音質なので尖った音が苦手な人も安心して使えます。

また、独自の空間オーディオ「イマ-シブオーディオ」に対応しています。

おすすめポイント
  1. ノイズキャンセリング性能
がっかりポイント
  1. マイク性能
重量
6.24g(片耳)
連続再生時間
6時間
対応コーデック
SBC、AAC、aptX Adaptive
ワイヤレス充電
空間オーディオ
マルチポイント
2台
型番
QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDS WHI

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<13.5/20点>
  • クリアさ<6.5/10点>
  • 音域バランス<17.8/20点>
  • 音像定位<7.0/10点>
  • ダイナミクス<7.0/10点>
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

量感のある低域と厚みがある中域に高域の解像度も高い。オールマイティーに使えるイヤホン。

【使い勝手】ノイキャン性能が非常に優秀

【使い勝手】ノイキャン性能が非常に優秀 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

飛行機の機内音を再現したテストではノイズがほとんど気にならず、喫茶店のザワザワ感もおおよそ解消されました。

また、ノイズキャンセリング特有の圧迫感がないのがいいです。

A評価【11位】Devialet「Gemini II」

総合評価: 3.77

 
音質
 4.04
装着感
 3.90
外音取り込み
 2.00
ノイズキャンセリング
 3.50
マイク性能
 3.00
アプリ
 3.00

aptXながら高い解像度。タイトでクリアなサウンドが魅力

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング11位は、A評価のDevialet(デビアレ)「Gemini II」

フランスの高級オーディオブランド、Devialetのワイヤレスイヤホンです。

コーデックはaptXながら、解像度の高さが際立ち、音の線が細やかに感じられるのがこのイヤホンの大きな特長です。

クリアでキラキラとした音質が楽しめるため、オーケストラを聴いても各楽器の音がしっかり粒立ち、とても明瞭に聞き取れます。

ダイナミックレンジは広く、弱音の繊細さを表現するのも得意です。

ただ、やや低域の物足りなさを感じるため、ロックやEDMなど迫力重視のジャンルには不向きです。

また、本機はノイキャン性能が非常に高い反面、外音取り込み機能が弱く、惜しい評価にとどまりました。

おすすめポイント
  1. ケースデザインがいい
  2. aptXでも高音質
がっかりポイント
  1. イヤホンのボリューム操作がしにくい
  2. ノイズキャンセリングと外音取り込みをどちらも無効にできない
重量
6g(片耳)
再生時間
5時間(約)
対応コーデック
SBC、AAC、aptX
ドライバーユニット
ダイナミックドライバー
マルチポイント
2台
型番
GEMINI II MATTE BLACK

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<18.3/20点>:コーデックはaptXですが非常に解像度が高く明確な音です。(川野さん)
  • クリアさ<8.3/10点>:オーケストラでも各楽器の音の粒立ちが非常にクリアです。(飯田さん)
  • 音域バランス<15.8/20点>:低域がやや弱く、オーケストラなどでは迫力がもう少し欲しいです。(飯田さん)
  • 音像定位<7.0/10点>:左右の広がり感は出ますが、音が立体的に聞こえません。(川野さん)
  • ダイナミクス<7.3/10点>:弱音側の繊細な表現がとても得意。強音側は少し物足りません。(飯田さん)
総評

音が磨かれて美しく、嫌な音は出さないが滑らかさや艶やかさなどもありません。あっさりした音です。(川野さん)

【装着感】

【装着感】 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

イヤーピースを耳の奥までしっかり入れ込むのが難しく、外れそうな不安感があります。

【ここがベスト】ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリングの効果は高く、圧迫感もない

騒音の低減効果はとても高い

ノイズキャンセリングの効果は高く、圧迫感もない ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

機内の騒音は高域が少し残る程度にノイズをカット。賑やかな店内のざわざわした騒音は低減しますが、人の声をカットするのは苦手のようです。

【通話マイク】音質は◎ですが周囲の音には注意

静かな場所ならクリアで聞きやすい
静かな場所ならクリアで聞きやすい ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

音質は自然でとても聞きやすいのですが、騒がしい場所では周囲の音も通話相手に聞こえてしまい、声が伝わりづらいです。

【ここはイマイチ】外音取り込みはほとんど効果なし

【ここはイマイチ】外音取り込みはほとんど効果なし ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

外音取り込みにしても会話の内容がわからないくらい、効果が弱いです。電車のアナウンスはかろうじて聞き取れるレベルです。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

低域がタイトで、粒立ちや音像定位がしっかりしています。

飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

線の細さを感じるとても繊細な音質。高域が綺麗です。

A評価【12位】Bowers &Wilkins(B&W)「Pi6」

総合評価: 3.76

 
音質
 4.24
装着感
 3.70
外音取り込み
 3.00
ノイズキャンセリング
 2.25
マイク性能
 2.00
アプリ
 2.50

音質は少し劣りますがPi8よりも購入しやすい

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング12位は、A評価のBowers &Wilkins(B&W。バウワースアンドウィルキンス)「Pi6」

上位モデルで今回6位のBowers &Wilkins(B&W)「Pi8」と比較してわずかに解像度やクリアさは劣りますが、音質の点数だけ見るとなかなかの好成績です。

音質傾向は「Pi8」と似ており、音の線は太くまろやかで、中高域が豊かな心地よいサウンドが魅力です。

「Pi6」もアプリの点数が低く順位を落としました。

重量
7g(各)
対応コーデック
SBC、AAC、aptX Classic、aptX Adaptive
型番
PI6 GLACIER BLUE

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<18.3/20点>
  • クリアさ<8.0/10点>
  • 音域バランス<17.3/20点>
  • 音像定位<7.3/10点>
  • ダイナミクス<8.5/10点>

A評価【13位】エム・ティ・アイ「NUARL Inovatör」

総合評価: 3.72

 
音質
 4.18
装着感
 3.30
外音取り込み
 1.50
ノイズキャンセリング
 1.50
マイク性能
 4.00
アプリ
 4.00

基本性能は高いですがワクワクする音じゃないのは残念

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング13位は、A評価のエム・ティ・アイ「NUARL Inovatör」

エム・ティ・アイは日本初のブランドです。

約8万円(検証時)という驚愕価格のイヤホン。その音質は、低域から高域まで解像度は高く、音のバランスも自然なイヤホンです。

高域はエッジある硬質な印象で、中低域はタイトでスピード感があります。

ただ、音像定位は明確ながら、左右の広がり感はパナソニック「Technics EAH-AZ100」に比べるとやや弱いです。真面目に忠実再生しようとするモニター的傾向が強く、完成度は高いものの、個性は薄め。

一方、EQで好みの音へ調整しやすい点は上級者向けのイヤホンといえるでしょう。

本機は、サウンドの完成度の高さは魅力ですが、ノイキャンの効果が今ひとつで、総合点を伸ばせずでした。

おすすめポイント
  1. パーソナライズ機能
  2. 自然な音質の通話マイク
がっかりポイント
  1. 筐体が大きい
  2. アプリで充電ケースのバッテリー残量がわからない
重量
6.7g(片耳)
再生時間
6時間(約)
対応コーデック
SBC、AAC、aptX、LDAC、LC3、aptX Adaptive、aptX Lossless
ドライバーユニット
ダイナミックドライバー+MEMSスピーカードライバー
マルチポイント
2台
型番
INVTR-BS

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<18.0/20点>:解像度は高く、金管楽器の弾けるような音のスピード感もいいです。(飯田さん)
  • クリアさ<8.3/10点>:ノイズキャンセリングをオフにすると、歪みが少なくクリアに聞こえます。(川野さん)
  • 音域バランス<17.8/20点>:どの帯域も音質は均一で、全体的にバランスがいいです。(飯田さん)
  • 音像定位<7.3/10点>:音像定位は明確。左右の広がり感がパナソニック「Technics EAH-AZ100」に負けています。(川野さん)
  • ダイナミクス<7.3/10点>:ダイナミクスの広さや表現力は特には感じません。(飯田さん)
総評

色付けのない音で、録音された音がそのまま出てくるようなモニター的な透明感があります。(川野さん)

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

パーソナライズによって音が大きく変化します。

【装着感】

【装着感】 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

【ここがベスト】通話マイク

マイクの音質が自然で聴きやすい

自然な音質で通話がしやすい

マイクの音質が自然で聴きやすい ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

若干ノイジーではあるものの、通話相手にイヤホンで話しているのがわからないくらい自然な音質。ノイズキャンセリングの効果が高く、周囲の騒音を削減します。

【使い勝手】自分の耳に最適な音質

【使い勝手】自分の耳に最適な音質 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

パーソナライズ機能を使うと、自分の耳にあわせて、音質のバランスや左右の聴覚差などを自動で最適化してくれます。

【ここはイマイチ】ノイズキャンセリングの効果が弱い

【ここはイマイチ】ノイズキャンセリングの効果が弱い ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

通話マイクのノイズキャンセリング効果は高いのに、音楽再生時のノイキャンは効果が感じられず「これオンになってる?」と確認するほどでした。

A評価【14位】NOBLE AUDIO「FALCON MAX」

総合評価: 3.66

 
音質
 4.15
装着感
 3.10
外音取り込み
 3.00
ノイズキャンセリング
 1.50
マイク性能
 3.00
アプリ
 3.00

高音域の伸びが綺麗!

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング14位は、A評価のノーブルオーディオ(NOBLE AUDIO)「FALCON MAX」。Bluetooth5.3と新規格のLE-Audioにも対応しています。

解像度は高く、繊細でクリアな音質ですが、曲によっては弱々しく感じることも。そのため、ダイナミックな低音重視の人には向きません。

また、モード切り替えが反映されないなど、アプリの使い勝手が悪い……。

おすすめポイント
  1. クリアで高い解像度
がっかりポイント
  1. アプリの使い勝手
重量
5.5g(片側)
再生時間
4.5時間
対応コーデック
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、LDAC、LC3(LE Audio時)
ワイヤレス充電
空間オーディオ
型番
FALCON MAX

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<17.5/20点>
  • クリアさ<9.0/10点>
  • 音域バランス<15.8/20点>
  • 音像定位<8.0/10点>
  • ダイナミクス<7.8/10点>

【音質】透明感のある高域が素晴らしい

【音質】透明感のある高域が素晴らしい ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

高域の解像度が高く、非常に繊細な描写が魅力。女性ボーカルや弦楽器をリアルに再現してくれます。

使い勝手

使い勝手 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

ボディが丸く、ケースから取り出しにくいです。

A評価【15位】ソニー「WF-1000XM5」

総合評価: 3.55

 
音質
 3.49
装着感
 3.10
外音取り込み
 5.00
ノイズキャンセリング
 3.00
マイク性能
 3.00
アプリ
 5.00

音質評価で点数が伸びず!

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング15位は、A評価のソニー(SONY)「WF-1000XM5」

解像度はまずまずで、まとまりのある音作りです。新しいテストで沈んだ要因は、他製品より音像定位が曖昧で、ダイナミクスも低いこと。

世界最高をうたうノイズキャンセリング性能は合格ですが、通話品質はマイクノイズが多くイマイチでした。

おすすめポイント
  1. 連続再生時間が長い
がっかりポイント
  1. マイク性能
重量
5.9g(約)(イヤホン片側)、48.0g(約、ケース込み)
再生時間
8時間(連続)
対応コーデック
SBC、AAC、LDAC、LC3
Bluetooth規格
5.3
ワイヤレス充電
空間オーディオ
型番
WF1000XM5 BC

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<15.5/20点>
  • クリアさ<7.0/10点>
  • 音域バランス<15.0/20点>
  • 音像定位<5.8/10点>
  • ダイナミクス<5.5/10点>
飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

迫力ある音楽より、落ち着きのある音楽を耳元で聴きたい、といったときにぴったりなイヤホン。

【外音取り込み】音楽や動画視聴中でも人の声が確認できる

【外音取り込み】音楽や動画視聴中でも人の声が確認できる ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

音楽や動画の試聴中に家族や友人から声をかけられても大丈夫。外音取り込みにしておけば、しっかりと話し声が聞こえます。

B評価【16位】ジェイラブ ジャパン「EPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS」

  • ジェイラブ ジャパンEPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS
  • 実勢価格: ¥36,800

総合評価: 3.43

 
音質
 3.77
装着感
 2.80
外音取り込み
 4.50
ノイズキャンセリング
 1.00
マイク性能
 3.00
アプリ
 3.50

遅延が少ないからゲーム用途も最適

ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング16位は、ジェイラブ ジャパン(JLab Japan)「EPIC LAB EDITION ANC TRUE WIRELESS EARBUDS」

解像度が高くクリアな音質。ただ、全体の線が細く低域の量感に乏しいため、迫力不足に感じました。低音が軽めでスッキリした音質が好みなら相性のいいイヤホンでしょう。

付属のドングルで接続すれば音の遅延がほぼなくなるので、動画視聴やゲームに最適です。

重量
5.3g(各)
対応コーデック
SBC、AAC、LC3、LDAC
型番
EPIC LAB EDITION BLACK

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 解像度<16.5/20点>
  • クリアさ<8.0/10点>
  • 音域バランス<15.0/20点>
  • 音像定位<6.5/10点>
  • ダイナミクス<6.3/10点>

AV機器おまけ:2万円台クラスも音質はテクニクス!

A+評価パナソニック「Technics EAH-AZ60M2」

総合評価: 4.28

 
音質
 4.63
装着感
 4.20
外音取り込み
 3.50
ノイズキャンセリング
 2.75
マイク性能
 3.50
アプリ
 4.00

2万円台(検証時)のイヤホンも、Technicsが1位でした!

ハイエンドの「Technics EAH-AZ80」に似た傾向の音質で、もはやパナソニック「Technics EAH-AZ60M2」を買えばいいのでは? と思うほどの高音質です。

※点数は各クラス毎に算出しています。

重量
7g(約、イヤホン片耳)、45g(ケース)
連続再生時間
7時間(約)、24時間(約、充電ケース使用時)(ともにANCオン、AAC再生)
対応コーデック
SBC/AAC/LDAC
マルチポイント
3台
型番
EAH-AZ60M2-K

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

Technicsは薄口で繊細な音作りのイメージでしたが、中低域に厚みもあり音楽をリッチに聴かせてくました。

A評価Bose「QuietComfort Earbuds 第2世代」

総合評価: 3.91

 
音質
 4.25
装着感
 4.20
外音取り込み
 3.00
ノイズキャンセリング
 3.25
マイク性能
 2.00
アプリ
 3.00

一方、パナソニック「Technics EAH-AZ60M2」のライバルとなったBOSE「QuietComfort Earbuds 第2世代」は、BOSEらしい力強い低域とウォームで厚みのある中域にやわらかな音色の高域が特徴です。

ノイキャンの性能はTechnicsより高く、イヤホンを着けた瞬間に環境音がスッと消えるのが印象的でした。

※点数は各クラス毎に算出しています。

重量
8.5g(各)
対応コーデック
SBC、AAC
型番
QUIETCOMFORT EARBUDS 2ND GEN B

▼音色の特色

▼音色の特色 ワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

BOSEは、低音の温かみが音質のキャラクターを印象付けています。ウォーム系が好きな人におすすめ。

AV機器まとめ:ベストバイはTechnics EAH-AZ100!

以上、ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングでした。

6万円台の製品を抑えた3万円台の「EAH-AZ100」は間違いなく”買い”!

高級機対決を制したパナソニック「Technics EAH-AZ100」が見事ベストバイに輝きました。ハイエンドモデルらしく、音質はどれも高水準でしたが、ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの使い勝手が合計点を左右する結果になりました。

本機はノイズキャンセリングと外音取り込みの両面に優れ、クリアな音質とのバランスが秀逸です。6万円超え(検証時)の製品もある中、3万円台(検証時)でこれだけ使いやすいのは、コスパ面でも十分魅力的。Technicsファン以外にもおすすめできるイヤホンです。

2位は2024年の年間ベストバイを獲得しているパナソニック「Technics EAH–AZ80」。音質、装着感、ノイキャン性能、そしてアプリの使い勝手といった要素がうまくまとまっています。

3位のファーウェイ「FreeBuds Pro 3」は、安価ながら2位のTechnics「EAH–AZ80」に迫る高得点。装着感とマイク性能がよく、コスパで選ぶならこのイヤホンでしょう。

4位のJBL「JBL Tour Pro 3」​は充電ケースのタッチ液晶を強化するなど、音質だけでなくオリジナリティを充実。

5位のサムスン「Galaxy Buds3 Pro」も興味深いイヤホンで、独自のコーデック「SSC」での試聴とAACでは異なる音質でした。SSCでは音が尖った印象でしたが、AACでは角が取れてマイルドな音質に。川野さん、飯田さんのどちらも、AACの方が聞きやすいと評価しています。

高級モデルのBowers &Wilkins(B&W)「Pi8」は、充電ケースがワイヤレストランスミッターになる機能が便利でした。結果は6位でしたが、実際に聴き込んでみると官能的な音で味わいがあり、サウンドに情緒を求めるなら、一度は体験してみる価値があるイヤホンです。

ノイズキャンセリングが一番優れていたのはBOSE(ボーズ)「QuietComfort Ultra Earbuds」。ほぼ完璧と言えるノイズ処理でした。

LDACやLC3 に対応するソニー「WF-1000XM5」に期待しましたが、結果はふるわず。そんなソニーですが、外音取り込みはApple「AirPods Pro(第2世代)」とゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 4」に並んで1位。アプリの操作性はJBL「JBL Tour Pro 3」と並んで1位。A評価を獲得しています。それだけワイヤレスイヤホンの高音質化が進んでいて、かなりの激戦状態となっている証です。

ぜひ、お気に入りのワイヤレスイヤホンを見つけて、いい音を満喫してください!

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パナソニック
Technics EAH-AZ100

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