さっき片付けたのにまた散らかってる~!
多くの小さな子どもがいる家庭の悩みの一つ、リビングの散らかり。片付けても片付けても、すぐにおもちゃで散らかっちゃいますよね。でも、子ども視点に立って収納方法を考えれば、子どもが進んで使ったおもちゃをもとに戻す部屋に変身できますよ!
ではさっそく、よくある3つのお悩みと、その解決策4つをご覧ください。
[お悩みポイント①]扉付き収納は子どもには難しい
まずは、本やおもちゃを片付ける棚についてのお悩みからです。
ゴチャゴチャした部分は扉付き収納で隠しちゃいたいですよね。でも、扉付き収納を置いても、いつも扉が開けっ放しってことありませんか?
子どもは「扉は開けたら閉めなさい」と言われても、「どうせまたすぐ遊ぶから……」と面倒なひと手間をスルーしがちです。
結果、中身は片付けても、扉は開けっぱなしになったり、半開きになっちゃうことが多いのでは。それならいっそのこと、扉のない収納に変えましょう。
[解決策①]高さを変えられるファイルなら絵本が片付けやすい!
子どもの整理棚でも大きなウェイトを占める絵本の収納には、ダンボールのスタンドファイルBOXが活躍します。
無印良品
ワンタッチで組み立てられるダンボールスタンドファイルボックス
実勢価格:890円
無印はナチュラルな色で、リビングでも浮きません。
ダンボール素材は簡単にカットできるので、絵本の高さに合わせて専用収納を作りましょう。
前面にラベルを貼れば、読み終わった本を迷わず戻せます。
イケアでも、ダンボール素材のスタンドファイルボックスを見つけました。
IKEA
FULUNS マガジンファイル4ピース
実勢価格:199円
消耗品と割り切って頻繁に交換する前提なら活躍するチャンスはありそうですが、無印に比べると紙が弱いので、耐久性がちょっと心配です。
次は、お片付けするのに使っている収納ケースです。
[お悩みポイント②]形の異なる収納ケースは片付けにくい!
形や大きさの違うカゴや箱型の収納ケースは、入れるものを決めても子どもにとっては覚えるのがひと苦労。「分かりにくい」がやがて「できない」になりがちです。
できないと自信もなくなっちゃうので、ますます片付けの苦手意識が大きくなる可能性もあります。大きさや形が異なる収納用品はやめて、ラベリングだけで区別するなど子どもが分かるような分類方法にしましょう。
のちほど、子どもでも片付けやすい収納用品をご紹介します。
[解決策②]ラベリング&手付きBOX子どもでも分かりやすい!
小物を片付けるのに子どもでも分かりやすいのは、同じ大きさや形で色やラベルなど、少ない情報で区別できるようにすることです。
ボックスにおもちゃの名前を記入したラベルを貼っておけば、どこに何を片付けたら良いのかが一目瞭然!
これなら子どもでもひと目で見分けられ、元の位置に戻せます!
セリア
プレーンボックス S ライトブルー/グレー
実勢価格:108円
こまごましたおもちゃは種類別にして、戻す位置を決めましょう。子どもも「自分で片付けられた!」という達成感を味わえますよ。
両脇に持ち手がついているので、子どもでも持ちやすいのも魅力です。
続いてご紹介するのは、リビングのお悩みです。
[お悩みポイント③]大容量収納はリビングで悪目立ちする
大きな人形やバットやグローブなど、大きなおもちゃはどうしまっていますか? 何でも入るような大きな収納ケースなどを使っている人も多いと思いますが、大きくてカラフルなおもちゃ収納は、リビングのインテリアにはちょっと似合いません。
来客時の一時的なおもちゃの避難場所として使うなら、プラスチックカゴもありかもしれませんが、普段から置いておくのはリビングで悪目立ちするので、できれば避けたいもの。何か良い解決策はないのでしょうか?
[解決策③]頑丈でオシャレな紙袋を大きなおもちゃの定位置に
大きなおもちゃには、リビングに置いても浮かない、オシャレで頑丈な大ぶりの紙袋はいかがでしょう?
キャトルセゾン
ペーパーバッグ S/L
実勢価格:1080円/1944円
※下のリンクはLサイズのものです。Sサイズは画像をクリックしてください
バットやステッキなど、細長いおもちゃは大きな紙袋に入れちゃいましょう。英字プリントがオシャレな紙袋なら、子どもも気分良く片付けられます。
内側はクラフト紙が挟まれているので、ちょっとくらい乱暴に扱っても安心です。汚れてしまったら、小さくまとめて捨てやすいのもポイント高いですね。
次は、出しっぱなしをなくすご提案を一つご紹介します。
[解決策④]ザックリしまえるケースぬいぐるみやバッグはこちらへ
出しっぱなしにしがちなぬいぐるみやバッグなどには、定位置を作ってみてはいかがでしょう。
リクシル ビバ
積み重ねできるボックスL〈ホワイト〉
実勢価格:696円
大雑把にしまえるケースを置いておくだけで、出しっぱなしを防げます。取り出しやすいので、おでかけバッグの一時置き場にも便利ですよ。名前のとおり、積み重ねもできちゃいます。
……ここまでで片付けのテクニックを紹介してきましたが、最後に忘れてはいけない「子どもとのコミュニケーション」のお話を。
[おまけ]おもちゃ処分の新ルール大人には不要に見えても子どもには宝物
片付けのやる気にみなぎってしまい、子どものおもちゃや文房具を勝手に捨てていませんか? 大人から見ると不要にしか見えないようなものでも、子どもにとっては大事だったりするのです。
たとえば、小さくなった鉛筆や、しぼんだ風船など。もしかすると、特別な意味合いを持っているかもしれません。
大切にしているものを勝手に捨てられると、傷ついてトラウマになってしまい、将来「捨てられない大人」になってしまう可能性も……。捨てる前には本人に確認するなどの共通のルールを作ることで、子どもの気持ちを尊重しましょう。
また、ルールが覚えられないくらいの小さな子どもには、「好きなおもちゃはどれ?」と選ばせたり、1ヶ月隠して様子を見てワンクッション置いて処分するのも良いでしょう。
大事なものは大切に、使わないものはきちんと片付けられるようになるには、大人も子どもも気持ちの整理が重要です。子ども目線で片付けやすい収納にして、リビングで楽しく快適に過ごしてくださいね!