メカニカルの常識を覆す静音性抜群のキーボード!
PFU「HHKB Studio」は、静音性が高いうえ、マウスの役割も果たしスクロールもできる機能を搭載したキーボード。パソコンの上に直置きして使うこともできるので、広いスペースがなくても快適に仕事ができるアイテムです。
今回は、前モデルと比べて機能や使い心地はどうなのか、専門家とともに徹底検証します。
高級キーボードの代名詞HHKBとは?
「HHKB」は、プログラマー向けに30年近く親しまれているキーボード。静電容量無接点方式のキースイッチが特徴です。
この方式は、キー押し込み時にスイッチが回路に接触しない(無接点)ため、耐久性に優れています。
今回テストする「HHKB Studio」は従来モデルと大きく異なり、静電容量無接点方式ではなく、メカニカルスイッチを採用。なお、キー配列は変わっていません。
そのほか、キーボードの側面をなぞると画面のスクロールができたり、カーソルを動かしたりできる新機能を搭載しています。
メカニカルキーボードとは?
メカニカルキーボードは、ノートパソコンなどの薄型キーボードが採用している方式とは異なり、各キーが独立した構造をしています。タイピングの正確性や耐久性が高いうえ、キースイッチ(軸)の交換ができます。
ポインティングスティックって?
ポインティングスティックは、画面上のカーソルを動かせるスティックのこと。キーボードの中央に付いているボタンのようなモノで、力を加えるとカーソルが動き、ホームポジションから手を離さず画面上のカーソル操作ができます。
ちなみに「HHKB Studio」は後継機ではなく新モデルです
▼今回テストするHHKB Studio
▼従来のHHKB HYBRIDシリーズなど
今回検証する「HHKB Studio」は、「HHKB HYBRID」シリーズの後継機ではなく、別ラインのモデル。キーはスイッチが変わり、打鍵感もまったく違います。なお、キー配列はどちらも同じで一般的なキーボードとは少し異なります。
キーボードのプロと編集部員でチェック!
検証は、前モデルであるHYBRIDシリーズ(Type-Sを使用)と打鍵感がどのように違うかプロとテスト。また初心者でも新機能を使いこなせるか、正確に打てるか、静音性などを確認しました。
それでは検証結果の詳細を見てみましょう!
PFU「HHKB Studio」の実力は?
PFU「HHKB Studio」
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※リンク先は英字配列のものとなります。
- 総合評価
メカニカルの常識を覆す静音性抜群のキーボード
PFU「HHKB Studio」は、「メカニカルなのにHHKB」という、レスポンスのいい打鍵感と静音性を実現。ポインティングスティックなどの機能は、使い初めは苦戦しそうですが、慣れたら手放せなくなる可能性を感じます。
パソコン上に置けるうえ、マウスボタンも搭載していて省スペースで使える点も◎。しかし小型であるものの、持ち運ぶには重たいです。
安定した打ち心地を場所問わず実現したい人は、買いですよ!
- おすすめポイント
-
- メカニカルなのに静音性抜群
- やみつきになる打鍵感
- 新機能がおもしろい
- がっかりポイント
-
- 持ち運ぶには重い
- 価格が高い
- 幅
- 308mm
- 奥行
- 132mm
- 高さ
- 41mm
- 重量
- 830g(日本語配列・電池含まず)
【打鍵感】メカニカルなのに静電容量の静かさ
メカニカルスイッチではカチカチ音がするのでは? と思いがちですが、Studioは静電容量無接点に近い打鍵感で静か。キーを押してから指への適度な反発がスムーズで、快適な打ち心地といえます。
▼HHKB Studio
Studioはメカニカル特有の“カチッ”とするクリック感ではなく、“ポスポス”する打鍵感。静電容量無接点のように静かです。
▼Type-S
一方で従来のType-Sは“スコスコ” する打鍵感。打ち心地に好みはありますが、静音性はStudioのほうが高い印象です。
Type-Sはタクタイル感があります。一方でStudioはリニア軸で打鍵感がまったく違います。
【ジェスチャーパッド】側面をなぞると画面がスクロール
側面
なぞるとスクロール
クリックも簡単
側面をなぞると、画面を上下左右にスクロールできます。また、中央ボタンはマウスそのもの。スティックからマウスボタンの距離がよく、手の移動がスムーズです。
マウス部分のボタンは本体のスイッチと違います。
【ポインティングスティック】ThinkPad愛用者は歓喜!
根強いファンがいるThinkPadの“赤ポチ”ことポインティングスティック。キーボードから手を離さず、マウスで行う操作ができます。
使ったことがない人は、操作に慣れるまで苦労するかも。
キーマップなどの割り当てが自由自在
自分好みにショートカットを割り当てたり、各機能の設定や変更ができます。ジャスチャーパッドなども変更できます。
【惜しい点】持ち運びにはちょっと重たいかも……
惜しかったのは重量です。本体のサイズが大きくなり、重さは800g以上あります。持ち運ぶにはやや重たく感じました。
HYBRID Type-Sを持ち運んで使っていますが、Studioは重く感じます。
PFU「HHKB Studio」の検証まとめ
以上、PFU「HHKB Studio」の紹介でした。1台でマウスの役割も果たしてしまう本製品の登場は、まさにキーボードの新時代。
抜群の静音性と打ち心地は、メカニカル派も満足できる優秀製品です。気になったらぜひチェックしてみてくださいね。
打鍵感が違うので2台目として購入します!
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メカニカル特有のカチャカチャ感がなく素晴らしい静音性です。