夏のファッションは単品にとらわれると失敗しちゃう!?
夏は着用するアイテムが少ないので「どこでオシャレ感を出したらいいのか分からない」という方、多いのではないでしょうか。そして「Tシャツのプリントデザイン頼み」という方、結構多いのではないでしょうか。
しかし、ファッションバイヤーのMBさんは「オシャレはあくまで着こなし全体の印象で決まるもの。Tシャツのプリントがいかに格好良くても、いかに世界的なアーティストがデザインしたものであっても、それはあくまでも単体の話です」と語ります。
そんなMBさんに、この夏“要注意”なユニクロのアイテムを教えてもらいました。
MBさん
ファッションバイヤー&ブロガー。年間1000着以上の洋服に袖を通すプロバイヤーとして活躍する傍ら、自身のWEBサイトも運営。近著に『ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす毎日コーディネート塾』(集英社)がある。
世界的アーティッストのデザインが活きないポロシャツ
ユニクロ
SPRZ NYドライEXポロシャツ
(フランソワ・モルレ・半袖)
実勢価格:1990円 + 消費税
派手な赤色が目を引くポロシャツ。世界的アーティスト「フランソワ・モルレ」のシステマティクアートも、赤いポロシャツの中に入ると何だか安っぽい印象に……。
スポーツウェアならまだアリですが、日常着として着るとクセが強くて悪目立ちする可能性があります。コーディネートのバランスも崩れそうなので、このポロシャツはあまりオススメできません。
すぐに“ユニバレ”する定番プリントTシャツ
ユニクロ
SPRZ NYグラフィックT
(キース・へリング・半袖)
実勢価格:990円 + 消費税
※こちらのアイテムは在庫切れとなっていますが、スタイリングの参考までにご覧ください。
ポップアートの巨匠「キース・ヘリング」とのコラボアイテム。毎年大量に展開されているので、もはや「キース・ヘリング」=「ユニクロ」のイメージが……。
一枚で着てみると思った以上にキャラの主張が激しく、中央にばかり目がいってしまいます。これは誰が着ても子供っぽく見えて、サマにならない1枚といった感じです。そして「ユニクロで見たことある感」が強いので、あまりオススメできません……。
素材もシルエットもザンネンなイージーパンツ
ユニクロ
コットンイージーパンツ
実勢価格:2990円 + 消費税
巨匠「トーマス・マイヤー」とのコラボアイテムということで期待して履いてみたのですが、中途半端なシルエットになってしまいました。
素材もガサガサしていて、安っぽい印象です。細くもなく太くもない中途半端なシルエットと安っぽい素材が相まって「ハズレ感」が漂います……。
以上、この夏要注意なユニクロのアイテム3選でした。例え世界的巨匠とのコラボアイテムであっても、すぐに手を出すのはオススメしません。ユニクロで買い物をする際は、ぜひぜひトータルバランスにご注意ください!