『家電批評』2023年の上半期ベストバイを発表!
2023年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしています。そこで今年の上半期でテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評・2023上半期ベストバイ」として発表します。
自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
【家電批評・2023上半期ベストバイ】の記事一覧はこちら
今回は生活家電部門でベストバイ家電に選ばれた、生活空間を楽に清潔快適にキープできるおすすめ4選を一気に紹介します!
ダイニチ「CL-HB922」
- ダイニチCL-HB921
- 実勢価格: ¥49,800〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥49,800〜
高性能&シンプル操作! 1台を長く使いたい人向き
まずは居住空間の空気をキレイに保つなら、ダイニチ「CL-HB922」がおすすめ。高機能な空気清浄機7製品の比較で2位になった製品です。
空気清浄機能のみのシンプルな一台。吸引力・消臭力ともに高く、年間電気代は1233円と安くコスパも優秀。お手入れもフィルターを背面から引き出すだけと、ラクちんでした。
- おすすめポイント
-
- センサー感度の調整が可能
- 操作がシンプルで明快
- 強運転でも電力消費が少ない
- がっかりポイント
-
- 運転モードが少なめ
- 占有体積が大きく設置が不自由
- 本体外側の掃除がややしにくい
- 幅
- 310mm
- 奥行
- 310mm
- 高さ
- 540mm
- 重量
- 8.4kg
- 適用畳数
- 38畳
- フィルター交換目安
- 2年(プレフィルターのみ4カ月)
- 付加機能
- ウイルス活動抑制
- 型番
- CL-HB921
センサーの感度を調整可能
特に優秀なのが、PM2.5、ホコリ、ニオイのそれぞれのセンサー感度を3段階で調整可能ということ。季節やシーンにより柔軟な使い分けができて便利です!
汚れた空気を効率よく吸い込む!
吸引力も優秀です。底面4方向からムラなく空気を吸引。擬似花粉を使ったテストでは1方向だけで約80%の花粉を除去できており、パワーも文句なしです。
▼運転前
▼運転後
擬似花粉落下のテストでは1辺で約80%を除去したので、4方向から吸い込むことを考えると吸引力は高いです。また、4辺にあるので本体を部屋の中央に置いても吸引します。
【脱臭力:優秀】15分後の値はすべてゼロ! 3種類のガス成分を取り除いた
▼運転前の濃度(ppm)
- アンモニア:35
- アセトアルデヒド:8
- 酢酸:6
▼運転15分後の濃度(ppm)
- アンモニア:0
- アセトアルデヒド:0
- 酢酸:0
タバコの燃焼で発生するニオイのガス成分「アンモニア」「アセトアルデヒド」「酢酸」の濃度で判定する脱臭力のテストでは、15分の運転で各種数値がゼロというパーフェクトな除去率でした。
家族が集まるリビングはさまざまなニオイが漂うものですが、本製品を置いておけば素早く除去してくれます。
【メンテナンス:優秀】フィルターは背面から引き出すだけで掃除が楽
空気清浄のみの製品なので主に掃除するのはフィルターと本体、センサーの3カ所。汚れを捕集するフィルターは3枚あり、このうち「活性炭脱臭」「静電NEOH」のフィルターは背面パネルを外して引き出すだけと掃除が簡単。
また、最もほこりが付くプレフィルターですが、汚れたら付け替えるだけの交換式で手間が少ないです。
2枚のフィルターを順番に外します
各フィルターには“タブ”がついていて、これを引っ張るだけで取り出せます。交換式のプレフィルターは本体前面から引き出します。
【機能性:合格】運転モードは必要最低限! 操作は簡単も機能面は物足りず
運転モードは「自動」「弱」「中」「強」「ターボ」の5種類。他社製品に見られる花粉などに特化した運転モードはないので物足りなさはありますが、逆にシンプルなので操作で迷うことは少ないです。
東芝「全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP2」
- 東芝全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP2
- 実勢価格: ¥54,800〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで見る¥54,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る
洗濯能力と使い勝手をハイレベルで両立!
日々の洗濯物を効率よくキレイにするなら、東芝「全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP2」がおすすめ。縦型洗濯機7製品の比較で1位になった製品です。
洗浄力が高く、カレーの色素汚れ以外はしっかり洗浄可能。何より衣類の傷みにくさが優秀で、毎日使うタオル類も長持ちします。標準コースの電気代も1回あたり1.35円と安く、総合力の点でおすすめできます。
- おすすめポイント
-
- 操作も洗濯物の出し入れもラクちん
- カレー以外の洗浄力は高め
- 乾燥力もトップクラス
- がっかりポイント
-
- 風乾燥の電気代が13.5円(1回)と高い
- 幅
- 63.7cm(給・排水ホース含む)
- 奥行
- 64.2cm(給・排水ホース含む)
- 高さ
- 98.6cm(給・排水ホース含む)
- 重量
- 48kg(約)
- 洗濯容量
- 10kg
- 機能
- 洗剤自動投入あり、風乾燥あり
- 型番
- AW-10DP2
洗浄&乾燥力がトップクラス!
特に優秀なのが洗浄力と乾燥力。赤土汚れの洗浄率は91.6%、口紅は90.2%とかなり好成績。乾燥運転時の衣類乾燥率はバスタオルで64.6%と、こちらも優秀でした。
標準コースで生地の傷みは少なかったです。
使い勝手:洗濯物の取り出しもラクラク
使い勝手も優秀。洗濯槽が浅めで深く手を入れる必要がないので、洗濯物をラクに取り出せます。また、タッチパネルの感度も適度で軽く触れてしまっただけでは誤作動もしませんでした。
タッチパネル
タッチパネルの感度も良好で、操作しやすいです。軽く触っただけでは誤作動しないのはさすが。
洗剤自動導入タンク
洗剤自動投入タンクが取り外せるなど使い勝手も◎
糸くずフィルター
糸くずフィルターは、着脱にやや力が必要です。
三菱電機「SARARI MJ-M100VX」
- 三菱電機衣類乾燥除湿機 SARARI MJ-M100VX
- 実勢価格: ¥44,939〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥44,939〜
厚手の服まで効率よく乾燥できる高性能センサー「ムーブアイ」がすごい!
乾きにくい洗濯物を乾かすなら、おすすめなのが三菱電機「SARARI MJ-M100VX」。衣類乾燥除湿機9製品の比較で1位になった製品です。
センサー感知による自動モードで、面倒な設定をせず使える一台。強モードの稼働音がややうるさめですが、衣類乾燥モード運転時の電気代が5.1円(1時間)と適用面積のわりに安めなのもメリット。コスパ面からもおすすめの一台です。
- おすすめポイント
-
- センサーで効率よく乾燥できる
- 自動モードで設定に悩まない
- 衣類乾燥の電気代は安い
- コンパクトで設置しやすい
- がっかりポイント
-
- 強モードは稼働音うるさめ
- 幅
- 360mm
- 奥行
- 210mm
- 高さ
- 534mm
- 重量
- 12.7kg
- 除湿方式
- コンプレッサー式
- タンク容量
- 3.0L(約)
- 適用床面積(50Hz/木造)
- 11畳
- 定格除湿能力
- 9L
- 型番
- MJ-M100VX
素材や厚さが違う衣類を最適に乾かせる!
赤外線・温度・湿度の3つのセンサーが、衣類の乾燥状態を感知して、最適運転。生地の厚さや素材が異なる衣類も同じように乾かせます。
洗濯物の位置を感知して風を送っていました。
衣類乾燥:どの衣類もよく乾いた
全体平均:64.9%
全体の平均乾燥率は、64.9%とそこまで高くありません。しかし、ムーブアイによる効率的な乾燥により、どの衣類も「乾いていない」ということがなく、バランスの良いスコアです。
とくに、厚手のスウェット生地は70%以上と優秀でした。
どの衣類も平均的な乾燥率はキープしていました。
Tシャツ(2枚)
- 1時間後 平均30.9%
- 2時間後 平均65.8%
Tシャツ2枚は、内側にかけた方は湿り気が少し残りました。
Yシャツ
- 1時間後 45.5%
- 2時間後 79.2%
Yシャツの乾き具合は上出来です。
Yシャツも、手で触ってもかなりカラカラに乾いていました!
チノパン
- 1時間後 39.8%
- 2時間後 67.6%
チノパンの乾きにくい生地もそこそこ乾きました。
スウェットトップ
- 1時間後 39.0%
- 2時間後 74.6%
スウェットトップの湿り気はかなり少なくなりました。
スウェットパンツ
- 1時間後 41.5%
- 2時間後 70.0%
スウェットパンツは、かなり厚手なのに約70%乾きました。
タオル(3枚)
- 1時間後 平均34.3%
- 2時間後 平均66.9%
挟まれたタオルはやや乾きは甘めでした。
バスタオル(2枚)
- 1時間後 平均21.3%
- 2時間後 平均45.0%
バスタオルは2枚とも40%超えでした。
ハンドルとキャスター付きで移動がラク
コンパクトでハンドルとキャスターつきなので、使いたい部屋にラクに運べてすぐに設置できます。
センサーによる自動モードが優秀で、細かな設定が必要ないのがとにかく便利です。
最適運転がボタン1つで設定できるのが便利です。
フタ付きのタンクは手を入れやすく、お手入れもラクです。設定やお手入れなど細かなところまで使いやすいです。
消費電力:除湿は標準的でも衣類乾燥は約5円と安い
1時間あたりの電気代と消費電力
電気代が比較的安いコンプレッサー式で、センサーによる最適運転を行っているためか、適用床面積が広いわりにランニングコストは低いです。
とくに衣類乾燥モードの電気代は約5円でトップ圏内をマーク。除湿モードも平均的な電気代で長時間の運転も安心です。
衣類乾燥モードの消費電力は0.2kWh未満と優秀です。
エコバックス「WINBOT W1 PRO」
手が届かない窓がある家で大活躍!
普段は手が回りにくいけど、気になる窓の汚れを楽に掃除するなら、エコバックス「WINBOT W1 PRO」がおすすめ。自動で窓拭きをするお掃除ロボットです。
窓拭きロボットは、ロボット掃除機の普及率にはまだ及びませんが、新製品が少しずつ登場しています。
本製品は家電批評で過去にベストバイとなった製品の後継モデル。優秀だった窓拭きの性能も向上していて、手の跡のような皮脂汚れにはやや弱いものの、擬似花粉の汚れはたったの3往復でキレイに落としました。
また、操作はスマホのアプリから行うので、リモコンをなくす心配が少なく、動きも静音化。前機種より約3000円安いのに、使いやすく超進化していておすすめです!
- おすすめポイント
-
- 放っておいても勝手に窓掃除をしてくれるのでラク
- 窓が大きい、たくさんついている、背が届かない場所にある家に便利
- がっかりポイント
-
- 洗剤やモップ部分の準備などがやや手間
- 枠やカギの裏側など、一部拭けない場所がある
- 電源コードをつなげる必要があるのはやや面倒
- 幅
- 27cm
- 奥行
- 27cm
- 高さ
- 7.7cm
- 重量
- 1.5kg
ベストバイだった前モデルから超進化したのに、小さく&安価になって扱いやすくなりました。
動きがスムーズで無駄なく掃除
特に優秀なのが、スムーズな動き。想像以上に動き回るのにグニャグニャ曲がらず、直線的な動きなので、作業にムダがありません。
掃除力:拭き掃除+ 洗浄液噴射で窓がピカピカに
本体前部の噴射口から、洗浄液を一定時間ごとにクロス状に噴射し、拭き掃除を進めていくので、しっかりと汚れを落としてくれます。
さすがにプロが行う仕事ほどではないですが、汚れはしっかり落ちているのがわかりました。あらかじめ窓枠の部分などを自分で拭いておくとさらにキレイに仕上がります。
静音性:前モデルと比べて大幅に静かになった!
50cm離れた場所から騒音計で測定したところ、数値は76.8dB。前機種の騒音値は84.9dBだったので、大幅に静音性が改善されていました。
準備の手間:洗剤の用意や窓への設置は毎回必要
ちょっと残念だったのが、準備の手間。充電→洗浄液を投入→窓に設置といった準備は、従来製品と変わらずでした。
以上、「家電批評・2023上半期ベストバイ」の生活家電部門でベストバイ家電に選ばれた、空気清浄機と縦型洗濯機と衣類乾燥除湿機、そして自動窓拭きロボットを紹介しました。
生活空間を楽に清潔快適にキープできる生活家電をお探しの方は、参考にしてみてください。
空気清浄機の売れ筋ランキングもチェック!
空気清浄機のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
適用畳数が広い割に消費電力が少ないのが◎。常時運転もしやすい!