AV機器『家電批評』2023年の上半期ベストバイを発表!

2023年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしています。そこで今年の上半期でテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評・2023上半期ベストバイ」として発表します。

自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!

【家電批評・2023上半期ベストバイ】の記事一覧はこちら

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今回は、全製品で総合10位に選ばれた、Bowers&Wilkins(B&W)「Pi7 S2」を紹介します。どんなジャンルも聴かせてくれる最高音質イヤホンです。

AV機器Bowers&Wilkins「Pi7 S2」

  • Bowers&WilkinsPi7 S2
  • 実勢価格: ¥39,300

どんなジャンルも聴かせてくれるワイヤレスイヤホン

上半期ベストバイの総合10位に選ばれた「Pi7 S2」は、イギリスの高級オーディオメーカーである「Bowers&Wilkins(B&W)」から、2023年初頭に登場したワイヤレスイヤホンです。

プロが「ずっと聴いていたくなる音」と評したその音質は、トップクラスの解像度の高さと、ハイレゾ音源にマッチした音作りが非常に魅力的。まるでスタジオに居合わせたかのように楽器一つひとつの音が浮かんでくるレベルで「文句のつけようがない!」という賛辞も飛び交ったほどです。

さらに、ケースにはトランスミッターが搭載されているので、昔のカセット型ウォークマンやCDプレーヤーをワイヤレス化できるのも◎。

一方でノイズキャンセリングについては「価格を考慮するともう少し効果が欲しい」との評価にとどまりました。その点に目をつぶれば、とにかく音を楽しめる逸品です。

おすすめポイント
  1. 繊細かつウォーミングな音
  2. 解像度の高さ
  3. 音像の定位が明確で音声が広い
  4. バランスよく音が鳴る
がっかりポイント
  1. 再生時間は短め
  2. ノイキャン性能はもう一歩
重量
7g
コーデック
SBC、 AAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive
連続再生時間
最大5時間(ANCオフ)
防水・防塵性能
IP54
型番
PI7 S2 SATIN BLACK

AV機器「絶対買い!」の1番の理由

いちばんの注目ポイントは、繊細かつ品も感じる最高音質ということ。ずっと聴いていたい音なんです。

Bowers & Wilkins「Pi7 S2」の音質

Bowers & Wilkins「Pi7 S2」の音質 イメージ

繊細、かつウォーミングな音色です。これまで『家電批評』がテストしてきた高額なイヤホンのなかには正直、期待はずれ(価格にやや見合わない)ものも多くありましたが、「Pi7 S2」は「この価格でもぜひ使ってほしい」 とおすすめできる逸品です。

音場の広さ:特徴的な音場でした

音場の広さ:特徴的な音場でした イメージ

同じタイミングで同社ヘッドホン「Px8」もテストしました。似た傾向ながら、「Px8」よりも音像定位が明確で、音場の広さが特徴的でした。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

広くて、奥行き感のある音場でした。ちなみに低音は、高音と比較するとやや物足りない部分は感じます。

解像度:トップクラスの解像度の高さ

解像度:トップクラスの解像度の高さ イメージ

それぞれの楽器のシルエットが浮かび上がるほどの解像度の高さで、同時にテストしたハイエンドイヤホンのなかでも群を抜いていました。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

かなりの解像度で、楽器一つひとつのシルエットが浮かんでくるよう。EQカスタムなしでここまでバランスよく音を出せるのはスゴい!キックのレスポンスが速くて感動しました。

サイズ感:小さな耳穴にも入るサイズです

サイズ感:小さな耳穴にも入るサイズです イメージ

検証した編集部員の耳穴は入口が狭いのですが(そもそも耳の形状は千差万別で、人による違いが非常に大きい)、「Pi7 S2」は適度なサイズ感で、小さな耳穴でも入れられるのがありがたいです。ストレスを感じずに装着できました。

惜しかった点は?

ノイキャン性能:悪くはないがそこそこ

ノイキャン性能:悪くはないがそこそこ イメージ

重低音はクリアになります。ただし中高音域の騒音は、ある程度残ってしまいました。ノイキャン性能はそれなりという評価です。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

悪くはありませんが、価格を考慮するともう少し効果が欲しい。

AV機器それぞれの楽器の音が浮かんでくる逸品!

それぞれの楽器の音が浮かんでくる逸品! イメージ

ワイヤレスイヤホンといえば、『家電批評』読者のテストの要望が多く、幾度も検証してきたジャンルです。

基本的には「高額な製品のほうがスペックが高く、音質の良さも比例する」のですが、これまでの検証では、意外と注目のハイエンド機種が安めの製品に敗北するなんてこともありました。

消費者としては「安くてイイもの」 が大正義ではありますが、オーディオ機器は趣味趣向により「イイ」が 大きく左右されるジャンルです。

そこにきて、今回ベストバイとなったB&Wの「Pi7 S2」は、5万円を超えるなかなかの高級機。はたしてどうか……と思ったものの、検証の結果は、プロが「ずっと聴いていたくなる音」と評した最高音質でした。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

テストで視聴した音源のスネアの感触が目に見えるようで、個人的には好き。ボーカルの輪郭がはっきりするのも驚きました。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

音場が広くて奥行き感もあり、このクラスでは最も高い解像度でした。ダイナミックレンジの広さも特徴的なイヤホンです。

ワイヤレスイヤホンは、数千円から2、3万円台でも音を楽しむ分には十分なスペックの製品もありますが、本製品は「そんなに大きく違いはないだろう」と疑う人にこそ、一度試してほしいおすすめの製品です。

以上、「家電批評・2023上半期ベストバイ」の総合10位に選出されたBowers&Wilkins(B&W)「Pi7 S2」の紹介でした。

引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますのでお楽しみに!

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