チークブラシの選び方は?
チークブラシにも、さまざまなタイプがあります。ブラシを選ぶ時のポイントをご紹介します。
選び方1:素材で選ぶ
チークブラシの素材は、天然毛と人工毛の大きく2種類に分けられます。
天然毛は馬やヤギの毛を使用していることが多く、動物の毛ならではのちぢれがあるので、粉含みがよいのが特徴。
人工毛は、PPTやPBTと呼ばれるポリエステルなどの合成繊維が主流です。
「人工毛よりも天然毛のほうがよい」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実はそうとも限りません。
ヘアメイクの辻氏によると、「人工毛の質が上がっているので、天然毛がよいという思い込みはなくした方がよい」とのこと!
選び方2:毛先の形状で選ぶ
チークブラシを選ぶ際は、形状にも注目したいところ。主にドーム型、カブキ型、斜めカット型の3種類に分類されます。
「ドーム型はブラシを寝かせて使用する必要がありますが、カブキ型と斜めカット型であれば、肌への設置面が広くブラシを立ててもうまく使えるので、初心者さんにもおすすめです」と辻氏。
テクニックに自信のない方は、ブラシの形状を重視するのがよさそうです!
選び方3:毛量で選ぶ
チークブラシを選ぶ際は、毛の密度が高く、肌に当てた時に毛先が扇状にふわっと広がるものがおすすめ。
天然毛、人工毛に関わらず、毛が細く密度が高いものを選ぶのがポイントです。筆の中にまでチークの粉をしっかり含んでくれるので、均等に色を乗せやすくなりますよ。
チークブラシのテスト項目は?
今回は、ドラッグストアやAmazon、楽天市場などで購入できる、人気のチークブラシ14製品をピックアップ。
ヘアメイクの辻氏とモニターと一緒に、以下の3項目を比較しました。
テスト項目1:仕上がり
実際にチークを頬に乗せた時の仕上がりをチェックしました。
テスト項目2:使いやすさ
柄の長さや持ちやすさ、ブラシの形状、粉含みのよさなどをチェックしました。
テスト項目3:肌当たり
肌に当てた時の肌触りや、チクチクしないかなどをチェックしました。
チークブラシのおすすめは?
ロージーローザ「エンジェリッチブラシ フェイス&チーク」
ロージーローザ
エンジェリッチブラシ フェイス&チーク
実勢価格:1210円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
A | 4.5/5点 | 4.5/5点 | 4.5/5点 |
堂々のベストバイを獲得したのは、ロージーローザの「エンジェリッチブラシ フェイス&チーク」でした!
全方向丸いカットラインのカブキブラシ形状で、アーチが強く肌当たりが滑らか。誰が使ってもテクニックいらずで、ふんわり均等に付けられます。
持ち手が細く、手にフィットする形状。ブラシの素材は人口毛のPBTですが、毛が細く、形状が工夫されているのでたっぷり粉を含みます。
肌当たりは摩擦を感じないほど滑らかで、サッと塗ってもきれいに仕上がります。不要な粉をはらいながら、きれいにチークを伸ばすことができました!
イニスフリー「チーク ブラシ」
イニスフリー
チークブラシ
実勢価格:1452円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
A | 4.5/5点 | 3.5/5点 | 4/5点 |
A評価を獲得したのは、イニスフリーの「チーク ブラシ」。
PBT素材で、毛質は硬めですが、滑らかでつるつるとした肌触りです。
狙ったところにしっかり付くので、位置を決めてバシッとチークを塗るならこれ!
毛足が短く、ブラシのヘッドは平べったい形状なので、誰にでも使いやすいわけではないですが、テクニック重視のメイク好きの人におすすめです。
仕上がりは、ふんわり付くというよりは、ブラシを乗せた箇所にしっかり色が付くイメージ。初心者の場合、はじめはチークを付けすぎてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
チークを入れたい場所でしっかり発色してくれて、気に入りました。私が1本選んで買うならこれです!
オンリーミネラル「ブラッシュ ブラシ」
オンリーミネラル
ブラッシュ ブラシ
実勢価格:3300円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 4/5点 | 4/5点 | 3/5点 |
オンリーミネラルの「ブラッシュ ブラシ」は、斜めにカットされた毛先が頬のラインに沿うので塗りやすく、テクニックいらずで使いやすい1本。
毛が縮れているので粉含みがよく、ひと筆でサッと塗るだけでしっかりチークが発色します。
毛先を頬骨に沿わせながらチークブラシを動かすので、顔に立体感が生まれ、輪郭をキレイに見せる効果も。
パパッと乗せても美しく仕上がるので、急いでいる時にも重宝する1本。初心者でも使いやすいチークブラシです。
matsukiyo「チークブラシ」
matsukiyo
チークブラシ
実勢価格:770円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 3.5/5点 | 4/5点 | 3/5点 |
B評価を獲得したのは、matsukiyoの「チークブラシ」です。
手ごろな価格で手に入る、辻氏いわく「買ってハズレはないチークブラシ」。
持ち手の形状が手にフィットするので持ちやすいうえ、初心者でも扱いやすいドーム型のブラシなので、初めてチークブラシを買う方にもおすすめの1本です。
PBT素材の毛は、まずまずの肌触り。特段心地よいわけではないですが、チクチク感もありません。
頬に塗ってみると、ムラなくふんわりと色が乗りました。
毛の密度がもう少し高ければさらに評価が上がったかもしれませんが、手軽さ、使いやすさ、仕上がりのすべてをちょうどよく満たした1本と言えそうです。
ハウス オブ ローゼ「チーク ブラシ」
ハウス オブ ローゼ
チークブラシ
実勢価格:990円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 4/5点 | 3.5/5点 | 2.5/5点 |
B評価を獲得した、ハウス オブ ローゼの「チークブラシ」。
馬毛を100%使用した、柔らかさ、しなりのよさが特徴です。
チークを入れたい場所に滑らせると、狙った場所にしっかり発色し、きれいに仕上がります。
気になったのが、ブラシのチクチク感。
肌当たりがザラザラして、毛の密度も低いのか、筆を返した時には筆が割れてしまいました。
エクセル「ハイライトチークブラシ」
エクセル
ハイライトチークブラシ
実勢価格:1980円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 3/5点 | 3/5点 | 4/5点 |
エクセルの「ハイライトチークブラシ」は、B評価を獲得しました。
滑らかでやさしい肌触りで、肌当たり評価は高得点を獲得。
しかし、その分しなりが足りず、コシがないので、塗っても塗ってもチークがうまく乗せられないという結果に……。
粉含みはよいものの、チークを乗せる量の調整が難しく、ふわっと広範囲に広がってしまいます。
専用のケースが付いているので、持ち運び用や、ちょっとしたお直し用としては重宝しそうです。
KohGenDo「チークブラシ」
KohGenDo
チークブラシ
実勢価格:3300円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 2.5/5点 | 3.5/5点 | 4/5点 |
KohGenDoの「チークブラシ」は、B評価を獲得。
毛の細さやカットライン、持ち手の持ちやすさなど、バランスのよいチークブラシです。
PBT製で、粉含みがよいよう毛が縮れていますが、毛の密度が薄く必要以上に広がってしまいます。塗りやすいものの、狙ったところにチークが発色しづらく、仕上がり評価は2.5となりました。
ブラシの毛質が柔らかすぎるのか、肌に当てると放射状に広がって、チークを乗せたいところよりも広い面積に付いてしまいます。
繊細にチークを乗せる場所をコントロールしたい人には不向きかもしれません。
ETVOS「パウダーブラシ」
ETVOS
パウダーブラシ
実勢価格:2420円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 2.5/5点 | 3.5/5点 | 4/5点 |
ETVOSの「パウダーブラシ」は、B評価を獲得。
毛の密度が高く、1本1本の毛が先端にかけて細くなっているので、肌触りが滑らかでやさしいパウダーブラシです。
素材は人工毛のタクロンを使用しており、毛が縮れているので粉含みも◎。
斜めカットで肌の上に滑らせやすい形状ですが、チークが一度にドバッと付きすぎてしまうので注意が必要です。
狙った場所に付きづらく、広範囲に付きすぎてしまう印象。
ふんわり感が出ず、ベタ塗りしたような仕上がりなので、きれいなグラデーションを作るのは難しそうです。
ファンケル「エクセレント チーク&ハイライトブラシ」
ファンケル
エクセレント チーク&ハイライトブラシ
実勢価格:2200円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 3.5/5点 | 2/5点 | 4/5点 |
B評価を獲得した、ファンケルの「エクセレント チーク&ハイライトブラシ」。
人工毛のPTTとPBTを使用しており、つるつるとした滑らかな肌触りのチークブラシです。
持ち手がかなり長めに作られており、セルフメイクをする際は鏡に持ち手がぶつかるなど、使いやすさの評価が伸び悩みました。
ブラシの毛足もチークブラシとしては長く、ヘッドの形状が細いので、何度もストロークさせてチークを塗り広げる技術が必要そうです。
一度乗せただけでは付きが薄く、何度もていねいにチークを重ねなければなりません。
「ヘッドの形状が細いので、ハイライターブラシとしては使いやすいと思います」と辻氏。
使いやすさやチークの付き方を考えると、モデルにメイクを施すプロ向きの商品かもしれません。
DHC「DHCチークブラシ」
DHC
DHCチークブラシ
実勢価格:1925円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
B | 3/5点 | 3/5点 | 3/5点 |
オール「3」を獲得してB評価となった、DHCの「DHCチークブラシ」。
素材は人工毛で、コシが強くよくしなりますが、寝かせて使わないとチクチク感があります。
長さも太さもちょうどよいチークブラシです。
初心者さんには不向きかもしれませんが、メイク好きの人なら問題なく使いこなせるでしょう。
SHOBIDO「灰リス毛タイプ チークブラシ」
SHOBIDO
灰リス毛タイプ チークブラシ
実勢価格:930円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
C | 2.5/5点 | 2/5点 | 4/5点 |
SHOBIDO「 灰リス毛タイプ チークブラシ」は、肌当たりはよいものの、使いやすさや仕上がりの評価が伸びず、C評価。
斜めカットともラウンドとも言えないようなブラシで、目を凝らさないとわからないほどの絶妙なカーブが施されており、左右非対称な形状。使うのが難しい印象です。
ブラシの端に角があるので、チークが固まりやすいのも難点。
ひと塗りすると、頬の一番高いところにドバッと付いてしまいました。
頬の下の方に塗り広げるのが難しく、顔に立体感を生み出すには不向きなチークブラシです。
フェリセラテノン「チークブラシ」
フェリセラテノン
チークブラシ
実勢価格:1320円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
C | 2/5点 | 2.5/5点 | 4/5点 |
フェリセラテノン「チークブラシ」は、C評価でした。
人工毛であるPBT製の毛は、肌当たりはよいものの、表面がつるつるしているので粉含みがいまひとつ。
ブラシの毛が粉を弾いてしまうので、チークの乗りも悪くなるという結果に。
頬にブラシを滑らせると、チークを乗せる必要がない場所まで、どんどん広がってしまいます。
広範囲にチークが付きすぎて、赤ら顔のような仕上がりに。顔の骨格をきれいに見せるのは難しそうです。
ダイソー「チークブラシ」
ダイソー
チークブラシ
実勢価格:110円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
C | 1.5/5点 | 2.5/5点 | 2/5点 |
税込110円で手に入る、ダイソーの「チークブラシ」はC評価。
毛はPBT製で、ざらっとしていて滑りが悪く、肌当たり・使いやすさ・仕上がりともに評価が伸び悩みました。
持ち手の長さや形状はよいですが、ブラシの毛の密度がスカスカで、何度も重ねないとチークが付きません。
ブラシと頬との間に摩擦が生じてしまい、塗り心地も△。
ブラシの密度が少ない割に、全体にチークが広がるので、まばらで色むらの目立つ仕上がりとなりました。
貝印「cosmeup 熊野筆 チークブラシ」
貝印
cosmeup 熊野筆 チークブラシ
実勢価格:1636円
▼検証結果
評価 | 仕上がり | 使いやすさ | 肌当たり |
D | 2/5点 | 1.5/5点 | 1.5/5点 |
貝印の「cosmeup 熊野筆 チークブラシ」はD評価。
天然のヤギ毛を使用した熊野筆ですが、チクチクした肌当たりで、パサパサと毛先が広がってしまいます。
毛の密度が少ないので、頬に当てるとまばらに割れてしまい、チークを乗せづらい印象です。
毛量が少ないのでチークが固まって付きやすく、色むらができてしまいました。
ブラシの毛先が広がってコントロールしづらく、最初に乗せたところにチークが付きすぎるという結果に
チークブラシのおすすめランキングのまとめ
以上、チークブラシを14製品ご紹介しました。
堂々のベストバイに選ばれたのは、ロージーローザの「エンジェリッチブラシ フェイス&チーク」でした。やさしい肌当たりが心地よく、テクニックいらずでチークが均等にふわっと付けられる、失敗知らずの1本です。
ロージーローザ
エンジェリッチブラシ フェイス&チーク
実勢価格:1210円
チークブラシの売れ筋ランキングもチェック!
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持ちやすい形状で、ブラシの形も使いやすく、しかもプチプラ。企業努力を感じます。チークの付き方もきれいで失敗しづらいので、セルフメイクにぴったりです。