ビューティー美容オイルとは?

美容オイルとは? イメージ

さまざまなメーカーから登場している美容オイル。SNSなどで話題になっていますが、なんとなく選んだり間違った使い方をしたりしていませんか?

まずは、そもそも美容オイルとはどんなものなのか、基本から説明していきましょう。

外側から油分を補う美容オイル

美容オイルは、皮脂のように肌を保護しバリア機能をサポートしてくれるスキンケアアイテム

皮脂の分泌量が徐々に減る大人肌でも、オイルをプラスするだけで簡単にうるおいケアができちゃう優れモノです。

ただし食用オイルを肌に塗るのはNG。化粧品用とは違って肌が荒れたりアレルギーを引き起したりする可能性があります。

食用オイルとの違いは?

食用オイルとの違いは? イメージ

食用オイルは、調理や食事に使用される油。オリーブオイルやサラダ油、ゴマ油、アマニ油などがメジャーどころ。

オイル美容液は基本的に水溶性のベースにオイルがブレンドされています。オイル初心者も取り入れやすいのが特徴です。

ビューティー美容オイルの選び方は?

美容オイルはおもに3タイプ。相性や好みで選んでOK

スキンケアにおけるオイルはおもに「炭化水素」「エステル」「油脂」の3種類。油脂は肌をやわらかくする一方、人によってはまれにアレルギー反応を起こすことも。

敏感肌を保護する目的なら炭化水素、その中間を求めるならエステルと、好みで選びましょう。

生田ちひろ 氏
元化粧品メーカー研究員
生田ちひろ 氏 のコメント

性質が異なるのでそれぞれにメリット・デメリットがあります。

炭化水素(ミネラルオイル、鉱物油)
炭化水素(ミネラルオイル、鉱物油) イメージ

ミネラルオイルやワセリンなどが炭化水素タイプ。肌表面を保護し、刺激性が低いのが特徴です。

エステル
エステル イメージ

合成して作られるため、特徴は油脂と炭化水素油の中間。ホホバオイルは、植物油ですが95%以上がワックスエステルで自然にエステルを含んでいます。

そのほかの代表的な成分はトリエチルヘキサノインなど。酸化しやすくもしにくくもなく、肌なじみはそこそこです。

油脂(植物系)
油脂(植物系) イメージ

アルガンオイルやオリーブオイル、米ぬか油などが油脂です。植物由来が多く、皮脂の成分に近いのが特徴。酸化しやすいものもあります。

美容オイルを使うメリットは?

皮脂を補って肌を保護してくれる

スキンケアでのオイルの役割は、肌の水分が逃げないように保護すること。また肌の構成に近い油脂ベースのオイルには皮脂を補う役割もあり、空気が乾燥する冬や現状のケアで保湿に物足りなさを感じる人にもオススメです。

肌をやわらかくしてくれる

肌をやわらかくしてくれる イメージ

肌の表面は油分である皮脂で覆われているので、油脂やエステルベースのオイルを塗ると、キメに入り込んで肌をやわらかな状態にしてくれる効果が。そのあとに塗る化粧水の浸透まで高めてくれるんです。

特に水溶性成分入りの製品なら、化粧水とのなじみもアップして一石二鳥です。

生田ちひろ 氏
元化粧品メーカー研究員
生田ちひろ 氏 のコメント

ミネラルオイルなどは肌を保護する役割なので、化粧水の浸透は高められません。

メイク前に使えば乾燥崩れ予防に

メイク前に使えば乾燥崩れ予防に イメージ

メイク前にオイルをなじませると、仕込んだオイルの自然なツヤ感のおかげでメイクそのものの完成度が格段にアップ! また密着度も上がるので、乾燥崩れ予防にも一役買ってくれます。

ナイトケア用のアイテムではなく、日中に使えるとうたうオイルを選ぶのがポイントです。

YUKIE 氏
一般社団法人日本オイル美容協会代表/オイルコンシェルジュ
YUKIE 氏 のコメント

手のひら全体を使ってやさしくなじませるのが正解です!

メイク前に使えば乾燥崩れ予防に イメージ2

さらに、乾燥による目元のメイク崩れのお直しにもオイルが万能。肌の水分と油分のバランスも整います。

ビューティー美容オイルはクリーム代わりに使える? 使い方のポイント

さて、ここからはプロに聞いた美容オイルの気になる疑問をQ&A形式で紹介します。

Q. 乳液やクリーム代わりに使えるの?

A. 保湿目的なら代用できるけれど基本的には併用がオススメ

化粧水や美容液のあとに油分で覆う目的なら、乳液やクリームの代わりにオイルを使ってもOK。

とはいえ、製品により乳液やクリームにはオイルに含まれない美容成分が入っていることもあるので、併用するのが理想です。毛穴ケアやシワ改善効果などをうたう美容液と一緒に使うのもアリ。

YUKIE 氏
一般社団法人日本オイル美容協会代表/オイルコンシェルジュ
YUKIE 氏 のコメント

うるおいやハリ感が欲しいなら、オイルで代用できます。

化粧水や美容液にオイルを混ぜれば即席オイルコスメに
化粧水や美容液にオイルを混ぜれば即席オイルコスメに イメージ

手持ちの化粧水や美容液とオイルを混ぜて使うことも可能。お手製のオイルインコスメがすぐにできちゃいます。まずは一滴からお好みで調整してみてください。

Q. オイルを塗ってばかりいると肌がなまけるって本当?

A. 肌がなまけるは迷信です

毎日のスキンケアでオイルを塗っていると、肌が怠けるから甘やかしてはいけないという考え方は誤解。むしろ足りない油分を補おうとして、皮脂が過剰に出てしまうケースもあるんです。

肌に対してストイックになりすぎず、日々のケアで油分を適切に補ってきちんと乾燥対策しましょう。

Q. 塗って外出すると油焼けしそう……

A. サンオイルじゃなきゃ油焼けしない

A. サンオイルじゃなきゃ油焼けしない イメージ

オイルを塗って外出すると日焼けする、というのは勝手なイメージ。肌をキレイに焼くためのサンオイルはUV-BをブロックしてUV-Aを透す日焼け止めの一種なので、美容オイルとはまったくの別モノ。

ただし不純物が多く酸化しやすいオイルもあるので、高温多湿の場所を避けるなど保管時には注意が必要です。

ビューティー人気・定番の美容オイルの魅力は?

今回、SNSや店頭で話題の美容オイルをピックアップ。複数のモニターで使用感チェックしてわかった魅力を紹介します。

クナイプ「ビオ オイル」

クナイプ「ビオ オイル」 イメージ

クナイプ
ビオ オイル
グレープフルーツ
100ml
実勢価格:1980円

ドイツ発のハーバルブランド、クナイプの「ビオ オイル」はドラッグストアでも販売されている美容オイル。「グレープフルーツ」は傷やニキビ痕のある肌にも使えるのがウリ。ただし、これだけで傷痕ケアが叶うとは言いきれません。

クナイプ「ビオ オイル」 イメージ2

※画像は公式サイトより

グレープフルーツのほか、ローズやラベンダーもラインナップされているので好みの香りを選んでみてください。

クナイプ「ビオ オイル」 イメージ3

ちなみに、クナイプ「ビオ オイル」はオーガニックの国際認証を取得しています。

メルヴィータ「ビオオイル アルガンオイル ローズ」

メルヴィータ「ビオオイル アルガンオイル ローズ」 イメージ

メルヴィータ
ビオオイル
アルガンオイル ローズ
50ml
実勢価格:4510円

ブースターオイルが特に有名のメルヴィータ。ほぼ全ての製品にオーガニック認証があります。

メルヴィータ「ビオオイル アルガンオイル ローズ」 イメージ2

※画像は公式サイトより

メルヴィータ「ビオオイル アルガンオイル ローズ」は「肌のうるおいがスゴイ!」とモニターから人気でした。皮脂の成分に近いアルガンオイル配合なので、バリア機能を整え水分の保持に期待ができます。

モニター(女性)
モニター(女性) のコメント

塗布後はもちろん、朝までしっとり感あり。これからも使いたい!

モニター(女性)
モニター(女性) のコメント

ふわっと広がるローズの香りが好みではありませんでした。

以上、美容オイルの気になる疑問や魅力についての紹介でした。今回の記事を参考に、ぜひ自分にぴったりの1本を見つけてみてくださいね。

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