歩き始めると設置したい!ベビーゲートとは?
子どもが自分で動けるようになると、キッチンや階段など危険なゾーンが増えていきます。そんな時に設置をおすすめしたいのがベビーゲート。
ずりばいやはいはいを始める生後6か月頃から準備しておくと、パパ・ママの忙しい育児をラクにしてくれ、赤ちゃんもより安心安全な環境で過ごせます。
ただ、ベビーゲートには壁に設置するものや置くだけで自立するタイプ、扉あり・なしなどさまざまなものがあるので、どれを選べばいいか迷う人も多いのでは?
そこで今回は、人気のベビーゲート11製品を集め、機能性やデザインなどをチェックしました。
ベビーゲートの選び方は?
まずは、ベビーゲートの選ぶときのポイントをお伝えします。
タイプで選ぶ
壁設置・扉付きタイプ
階段上やキッチン、ベランダなど危険が多い場所には扉付きタイプがおすすめ。
壁の設置方法は「固定式」と「突っ張り式」があります。
固定式だと、ベビーゲートを壁に釘やネジでしっかりと固定できるので赤ちゃんがある程度大きくなるまで長く使えます。突っ張りタイプは穴あけ不要なので、賃貸でも設置することができます。
壁設置・扉なしタイプ
大人の出入りがそこまで頻繁ではない場所なら、扉なしタイプ(フェンス型)もあります。
扉付きタイプと違って、コンパクトに畳めて収納場所を取らないものも多いのが特徴です。
本当に扉なしでいいのかよく検討しましょう
メーカーによって異なりますが、大体60cmくらいの高さなので、実際に乗り越えやすいかどうか実践してみてください。荷物を持った状態など、生活のシミュレーションをしながら検討しましょう。
また、扉なしタイプには階段の上下には設置できないものがあるため、まずは設置場所を検討して公式サイトなどで設置可能の場所か確認をしておきましょう。
低月齢のうちはフェンス部を舐める赤ちゃんもいるので、布が洗濯可能かもチェックしましょう。
置くだけ自立タイプ
※画像はAmazonより。
置くだけで自立するタイプもあります。持ち運びやすく設置場所を変えられるのが魅力ですが、ぶつかったりすることですぐにずれてしまうのはデメリットです。
※画像はAmazonより。
赤ちゃんの遊び場所や寝場所を囲むように設置するベビーサークルも、解体してつないでテレビ前などに置くなどベビーゲートの役割を果たすものもあります。
開閉がラクなものを選ぶ
扉付きタイプは、子どもが簡単に開けられないように2段階方式になっていたり、チャイルドロックが付いていたりと開閉方法はさまざま。
重たい荷物を持った状態で開閉することもあるため、毎日開け閉めするなら、ある程度は開けやすいものがオススメ。片手で通ることをイメージして選びましょう。
サイズで選ぶ
キッチン、階段上、洗面所、リビング、ベランダ、玄関前など、子どもに入ってほしくない場所を考えながら、ベビーゲートを設置したい場所を決め、設置幅を事前に測っておきましょう。
サイズぴったりで購入すると突っぱれない可能性があります。気になる製品があればスペックと照らし合わせながら確認すると購入の失敗がありません。
安全性で選ぶ
ゲート下部にスロープがあることで足がつまずきにくくなっているものや、ストッパーがあることでトビラを開ききらず壁や家具に傷がつく心配がないものもあります。
安全面に考慮した機能部分をチェックしましょう。
デザイン性で選ぶ
真っ白すぎると逆に浮いてしまうため、流行りのくすみカラーを取り入れたものだとうれしいです。お部屋のインテリアに合わせて、木製や金属など材質も検討してみてください。
置く場所になじむデザインかチェックしておけば、購入後の後悔も少ないです。
ベビーゲートの人気製品を比較
今回は、リッチェル、カトージ、西松屋など人気のベビー用品メーカーを中心に、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでも購入できる、賃貸でも使いやすい突っぱるだけで壁に設置できるタイプ11製品をピックアップ。
「扉付き」「扉なし」に分けて以下の項目で徹底比較しました。
テスト1:開閉のしやすさ
ロックの解除方法や開けるまでのステップなど、製品によって違います。扉付きのものは開け閉めしやすいつくりになっているかをチェックしました。
テスト2:デザイン
色味や材質などが部屋になじみやすいか、見た目がオシャレかなどデザインを評価しました。
テスト3:機能性
ストッパーやスロープなど、安心して使える機能があるかをチェックしました。
それでは、「扉付き」と「扉なし」のカテゴリ別に、テスト結果を発表します。
ベビーゲート・扉付きのおすすめは?
シンセーインターナショナル「KISSBABY 「つまずきにくい」スチールゲート」
シンセーインターナショナル
KISSBABY
「つまずきにくい」スチールゲート
実勢価格:4980円
使用月齢:生後6カ月〜2歳頃まで
本体サイズ:W71×H78×D4cm
重量:4.4kg
カラー:3色(一部カラーは2022年9月下旬以降発売)
取付け幅:75〜89cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:4/5点
- デザイン :5/5点
- 機能性 :4/5点
扉付きタイプのベストに選ばれたのは、ベビーザらスで取り扱うシンセーインターナショナル「KISSBABY 「つまずきにくい」スチールゲート」でした。
開けた扉を離すとちょうどいい速度で自動で閉まってくれます。一日に何回開閉しても疲れないグリップの丸みが握りやすいと高評価。部屋が明るく見える白すぎないアイスグレーのカラーリングもステキです。
シンプルながら機能性抜群のベビーゲートです。
開放固定も自動で閉まるも可能
扉を全開にした状態で固定できたり、扉を開けた際に自然に扉が閉まってくれる2つの機能が付いています。これなら扉の閉め忘れもなさそうです。
グリップがパッと握りやすい
丸みがあるので握っても痛くなく、持ち上げて開ける際もラクに上げられます。つるっとした素材も手なじみがイイです。解錠の際にもたつきがありません。
JTC「グレイッシュベビーゲート」
JTC
グレイッシュベビーゲート
実勢価格:9890円
使用月齢:生後0カ月〜2歳頃まで
本体サイズ:W68×D4×H91cm
重量:6.2kg
カラー:1色
取付け幅:68〜94cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:5/5点
- デザイン :4/5点
- 機能性 :3/5点
JTC「グレイッシュベビーゲート」は、トリプルロック機能やつまずき防止スロープ付きなど機能性が高いベビーゲート。ゲートは90cmと高さがあるので、背の高い人でもあまり屈まずに扉を持ち上げやすいのもポイントです。
静音で閉まってくれるので音に敏感な子どもにも安心。生後すぐにでも設置できます。
ストレスなく開け閉めできます
ドアが突っかかりなく持ち上げやすいつくりで、閉まるときもカチャッと静かに閉まってくれるのがイイです。
日本育児「ベビーズゲイト1.2.3」
日本育児
ベビーズゲイト1.2.3
実勢価格:3980円
使用月齢:生後6カ月〜満2歳頃まで
本体サイズ(約):W69×D2.5×H76.5cm
重量:約5kg
拡張フレーム1本付き
カラー:5色
取付け幅:73〜90cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:4/5点
- デザイン :5/5点
- 機能性 :3/5点
日本育児「ベビーズゲイト1.2.3」は、パーツの色が統一されていて、キッチンなどでも悪目立ちしないのがうれしいポイント。グリップは凹凸があまりなくシンプルなデザインで、細めですが握っても痛くありません。
自動開閉の具合もちょうどいい速度です。
フォルムのデザインがオシャレ
扉の下部が丸くて、柵が細めなので、圧迫感があまりないのがポイント。グリップも出っ張りなくスマート。洗練されたデザインで部屋なじみがいいです。
カトージ「ベビーゲート LDK-STYLE」
カトージ
ベビーゲート
LDK-STYLE
(ホワイト&グレー)
実勢価格:5291円
使用月齢:生後24カ月まで
本体サイズ(約):W67-93×D3.8×H84cm
重量:5.23kg
追加フレーム2個付
カラー:1色
取付け幅:67〜93cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:4/5点
- デザイン :3/5点
- 機能性 :3/5点
カトージ「ベビーゲート LDK-STYLE」は、開ける際に自動で閉まったり、90°で固定できたり、ベビーゲートに必要な基本機能がしっかり付いています。
扉上部を持ち上げるだけで開けられて便利ですが、ダブルロックの解除が少し手間で、手順を覚えるまではもたつきそう。拡張フレーム2個付きでさまざまな幅に合わせやすいです。
扉を持ち上げるだけで開けられる
扉をダイレクトに持ち上げることでロックが解除されて開けられます。材質はプラスチック製なので、当たっても金属より痛くないのが魅力です。
西松屋「SmartAngel ベビーゲート スタンダード2」
西松屋
SmartAngel
ベビーゲート スタンダード2
実勢価格:4068円
使用月齢:生後6カ月〜24カ月まで
本体サイズ:W69-78×D4.2×H67cm
重量:約3.6kg
エクステンションフレーム1個付
カラー:1色
取付け幅:69〜87cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:3/5点
- デザイン :3/5点
- 機能性 :3/5点
西松屋「SmartAngel ベビーゲート スタンダード2」は、柵1本の幅が広めで丸みもあるので、子どもが触れても安心のデザイン。ドアは軽く、片手で簡単に開けられるのでストレスも軽減されそうです。
開放したままにできたり前後両開きしたりも可能なので、キッチンで物の出し入れをするときに便利。追加フレーム1個付きで幅87cmまで対応可能です。
扉が軽量で解除もラクチン
扉は子どもがぶつかっても痛くない軽くて持ち上げやすい素材。フレームはスチール性で強度はしっかりしています。
タンスのゲン「木製ベビーゲート」
タンスのゲン
木製ベビーゲート
実勢価格:4499円
使用月齢(目安):生後24カ月まで
本体サイズ:W74-84×D4×H74.4cm
重量:約3kg
カラー:3色
取付け幅:74〜84cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:3/5点
- デザイン :3/5点
- 機能性 :3/5点
タンスのゲン「木製ベビーゲート」は、手触りのいい木製素材のベビーゲート。金属より扉の音は静かなのが木製の魅力です。
フレーム下部が少し高めでつまずくと痛い点と、説明書通りに設置しましたが、自動で閉まらなかった点がマイナスになりました。カラーは3種類なので、部屋の雰囲気に合わせて木製を選ぶのもアリです。
指がずれにくく締めやすい
つっぱりのピンが細めで、指で締めやすいのが地味にうれしいポイントです。
タンスのゲン「つまづきにくい バリアフリー ベビーゲート」
タンスのゲン
つまづきにくい
バリアフリー ベビーゲート
実勢価格:4999円
使用月齢(目安):生後24カ月まで
本体サイズ:W70.5×D3.5×H75cm
重量:約5.5kg
カラー:2色
取付け幅:75〜95cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:2/5点
- デザイン :4/5点
- 機能性 :3/5点
タンスのゲン「つまづきにくい バリアフリー ベビーゲート」は、配色に統一感があり、ピンが細めで回しやすくて設置がしやすいです。
フレーム下の段差が低くくつまずきにくい仕様。オートクローズ式ですが、ロック部分がピンポイントすぎて片手でははめ込みずらく閉めにくいのが少し残念でした。
突っ張り部分まで統一された色み
ピンまでフレームと同じ色みなので、統一感があるデザイン。木製と同じく細みで締めやすいです。
カトージ「ベビーセーフティオートゲート」
カトージ
ベビーセーフティオートゲート
実勢価格:4054円
使用月齢:生後24カ月以下まで
本体サイズ:W73×D4.5×H79cm
重量:4.7kg
カラー:1色
取付け幅:75〜85cm
▼テスト結果
- 開閉のしやすさ:2.5/5点
- デザイン :3/5点
- 機能性 :2/5点
清潔感のあるホワイトが際立つカトージ「ベビーセーフティオートゲート」。材質は少し軽めで扱いやすいですが、グリップを持ちながらボタンを押してスライドさせる解除方法がほかのものに比べて少し面倒でした。
フレーム下部のストッパーも便利ですが、少し大きめで出っ張っていると危険を感じます。場所に合わせて検討してみてください。
場所によっては便利なストッパー
手動で手前にも奥にも固定できるストッパー付き。家具や家電などに当たるのを防ぐときに便利です。
ベビーゲート・扉なしのおすすめは?
西松屋「SmartAngel シンプルフェンスS」
西松屋
SmartAngel
シンプルフェンスS
実勢価格:2198円
使用月齢:生後24カ月頃まで
本体サイズ:W60-90×D4.3×H約60cm
重量:約1.5kg
カラー:2色
取付け幅:60〜90cm
▼テスト結果
- デザイン :4/5点
- 機能性 :3/5点
「扉なし」部門のベストバイに選ばれたのは、組み立ても取付けも簡単にできる、西松屋「SmartAngel シンプルフェンスS」。短く突っ張ってもメッシュ部分がある程度張ってくれるので、万が一子どもがぶつかっても安心感があります。
大人がまたぐ分には問題ない高さで、ひとつ約2200円と複数買いしやすいので、家のあちこちに設置するのもオススメ。シンプルなデザインと機能性でコスパ抜群のベビーゲートです。
リッチェル「ママらくソフトゲートR S」
リッチェル
ママらくソフトゲートR S
実勢価格:5500円
使用月齢:生後6カ月〜24カ月頃まで
本体サイズ:W60-90×D4×H55.60.65cm
重量:1.5kg
カラー:1色
取付け幅:60〜90cm
▼テスト結果
- デザイン :3/5点
- 機能性 :3/5点
リッチェル「ママらくソフトゲートR S」は、55、60、65cmと高さを3段階に変えられるので、月齢が小さいときに低く設置すれば、大人の乗り越えがよりラクになります。
幅を狭くして布がたるんでしまってもベルトで調節できるので、しっかり張った状態をキープできます。ふわふわとした布のクッション性も安心ポイントです。
日本育児「ふわふわとおせんぼ キッズセーフ」
日本育児
ふわふわとおせんぼ
キッズセーフ Sサイズ
実勢価格:3030円
使用月齢:生後6カ月〜満2歳まで
本体サイズ:W65-90×D3×H60cm
重量:約1.2kg
カラー:1色
取付け幅:65〜90cm
▼テスト結果
- デザイン :3/5点
- 機能性 :3/5点
日本育児「ふわふわとおせんぼ キッズセーフ Sサイズ」は、アタッチメントが凸凹面になっているので、壁を傷つけにくいです。布上部のみクッション性が高くなっているので、子どもがぶつかったときの痛さが軽減されます。
メッシュ素材はしっかり奥を見通せていいですが、短い幅で設置すると布が緩くなってハリがなくなるので注意して取り付けましょう。
まとめ
以上、おすすめのベビーゲートの紹介でした。いかがでしたか?
ベストバイに選ばれたシンセーインターナショナル「KISSBABY 「つまずきにくい」スチールゲート」は、部屋になじみやすいホワイトカラーで、解除がスムーズにでき、丸みがあるので開けやすいのが魅力。
また、扉なしはメッシュにハリがあって設置もしやすい西松屋「SmartAngel シンプルフェンスS」が選ばれました。
製品選びの前に欠かせないのが設置予定の場所のサイズを測り、どんな色や材質がなじみやすいか合わせて検討すること。
とくに購入後にしかわからない扉の開け閉めを参考にしながら子どもの安全を確保しつつ、毎日開閉もラクなベビーゲートを選んでくださいね。
扉付きのおすすめ:シンセーインターナショナル「KISSBABY 「つまずきにくい」スチールゲート」
シンセーインターナショナル
KISSBABY
「つまずきにくい」スチールゲート
実勢価格:4980円
扉なしのおすすめ:西松屋「SmartAngel シンプルフェンスS」
西松屋
SmartAngel
シンプルフェンスS
実勢価格:2198円
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