ビューティー美容の広告ワードはウソ?ホント?

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売り場に溢れる広告ワードの数々。「毛穴レス」「ツヤ肌」など、効果がわかりやすいPOPが貼っているものは、つい手にとりたくなりますよね。とはいえ、衝動買いして失敗することも多いトラップが……。

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いかにも効果がありそうな「毛穴ゼロ」や「透明感」などのワードですが、注釈をよく読むと勝手に誤解しているだけということもあります。まずちゃんとい注釈を読んでから検討をすることが大事です。

そこで雑誌『LDK』から生まれた姉妹誌であるコスメ雑誌『LDK the Beauty』(エルビュー)編集部では、このような誘惑されやすい広告ワードを徹底的に調査。プロへの取材やテストでわかった美容の正しい知識をお届けします。

今回のワードは、見た目も中もそっくりさんが急増中の「ジェネリック」と肌の奥まで入るという「高浸透」の真相です。

ビューティーQ. スキンケアブランドの親会社が同じだと成分も似る?

A. 一部はホント! ブランドごとではなくジャンルごとに研究チームを組むことも

ブランド別ではなく、アイテム別にチームを組む化粧品会社もあるので、使用成分が似るケースもあります。しかし対象年齢や価格帯によって処方が変わるため、完全に同じものとは言えません。

購買層によって成分を変えている

▼洗顔料チーム

購買層によって成分を変えている イメージ

▼化粧水チーム

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生田ちひろ 氏
元化粧品メーカー研究員
生田ちひろ 氏 のコメント

デパコスとドラコスでは当然処方も異なります。

ビューティーQ. 成分がかぶっていたらジェネリック?

A. ウソ。同じ成分でもつくり方で差がある!

ジェネリックコスメが人気ですが、スキンケア製品は成分や見た目が似ていても、処方と製造方法が違えば別モノ。メイクアップ用品は、パッと見の色が似ていても、実際の発色や使用感に差が出やすい傾向です。

成分だけが似ていても別物!

成分だけが似ていても別物! イメージ
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成分だけが似ていても別物! イメージ4

成分や見た目が似ているハトムギを配合したアイテムも、同じにはなりません。他社の場合は、同じ成分を配合していても処方や製造方法が異なるため別物と考えましょう。

篠崎功 氏
ハリウッド大学院大学 客員教授
篠崎功 氏 のコメント

メイクアップ用品は製造方法の違いで 仕上がりに差が出ます。

コスパ抜群のおすすめハトムギ化粧水はシトヤカハダ「
濃厚とろみ
ハトムギ化粧水」

コスパ抜群のおすすめハトムギ化粧水はシトヤカハダ「濃厚とろみハトムギ化粧水」 イメージ

シトヤカハダ
濃厚とろみ
ハトムギ化粧水
実勢価格:1100円

内容量:500ml
1回あたりの価格:約3円

▼テスト結果

  • 保湿力:◎
  • 成分 :◎

人気ジャンル、ハトムギ化粧水15製品を比較テストしたなかで、保湿力トップに輝いたのがシトヤカハダ「濃厚とろみ ハトムギ化粧水」。大容量なのでバシャバシャ使えます。

ビューティーQ. コラーゲンは高浸透しないから塗ってもムダ?

A. ウソ。浸透はしないけど保湿効果はアリ

分子の大きいコラーゲンは、肌にフタをしてうるおいをキープする効果があります。また加水分解型のコラーゲンなら角質層まで浸透させることも可能。決してムダではありません。

肌表面で保湿してくれる!

肌表面で保湿してくれる! イメージ

分子が大きいコラーゲンは直接肌の奥には浸透しないが、肌の表面にとどまってうるおいをキープできます。

ビューティーQ. 導入美容液を使うと高浸透するの?

A. 一部はホント! 種類によるけど肌をやわらかくする

化粧水との相性によっては、かえって浸透を妨げることもあります。柔軟効果はあるけれど、マストアイテムではありません。

A. 一部はホント! 種類によるけど肌をやわらかくする イメージ

ごわついた肌をやわらげるならアリです。

オイルタイプは化粧水を弾きやすい

オイルタイプは化粧水を弾きやすい イメージ

オイルタイプは肌なじみがよく柔軟化の効果はありますが、親水性であっても化粧水の浸透を妨げる場合も。

コスメデイン 氏
現役化粧品開発者
コスメデイン 氏 のコメント

導入美容液は肌をほぐして化粧水を入れやすくするものです。

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以上、思わず買ってしまう誘惑ワードの真相をお届けしました。

本当に大事なのは、流行りにのっかることよりも、自分に必要か見極める力です。正しい知識にアップデートして、怪しいウワサやワードに惑わされないようにしましょう!