美容の広告ワードはウソ?ホント?
売り場に溢れる広告ワードの数々。「毛穴レス」「ツヤ肌」など、効果がわかりやすいPOPが貼っているものは、つい手にとりたくなりますよね。とはいえ、衝動買いして失敗することも多いトラップが……。
いかにも効果がありそうな「毛穴ゼロ」や「透明感」などのワードですが、注釈をよく読むと勝手に誤解しているだけということもあります。しっかり注釈部分を読んでから検討をすることが大事です。
そこで雑誌『LDK』から生まれた姉妹誌であるコスメ雑誌『LDK the Beauty』(エルビュー)編集部では、このような誘惑されやすい広告ワードを徹底的に調査。プロへの取材やテストでわかった美容の正しい知識をお届けします。
今回は、最近よく聞くけど意外とよく知らないワード「美肌菌」の真相についてです。
Q. 「美肌菌」ってすごそうだけど実はフツーの常在菌?
A. ホント! 誰の肌にもいる表皮ブドウ球菌のこと
名前のイメージから、美肌菌が増えるほど肌がキレイになると思われがちですが、実は勘違い。過剰になると脂漏性皮膚炎になるリスクもあるので、元々のバランスを崩さないことを意識してケアをしましょう。
大事なのは量より菌のバランス
美肌菌を増やすより、自分がもっている常在菌を整えることが重要。美肌菌といわれる「表皮ブドウ球菌」は、汗や皮脂を養分に、保湿成分のグリセリンをつくることで肌のバリア機能を高めるといった、肌に良い働きをしてくれます。
Q. 美肌菌入りスキンケアを使えば美肌になれる?
A. そうでもない! 過度な期待はしないで
最近、美肌菌の代表的存在・表皮ブドウ球菌の増殖を促す化粧水などが登場してきています。美肌菌である表皮ブドウ球菌や、それを増やす成分(オリゴ糖や乳酸菌)自体は肌に悪くないのですが、まだまだ研究途上の分野。100%効果が得られる根拠はないので万能ではありません。
即効性を求めるのは早計ですが、今後に期待できる分野です。
菌自体がイイものでも肌に効くかどうかは未知数
美肌菌のスキンケアには、表皮ブドウ球菌そのものを入れた製品と、菌を増やす成分を入れる製品と2パターンあります。ただし菌が直接効くかは不明です。
プチプラの常識をくつがえす成分が話題の化粧水なら「肌ラボ」
肌ラボ
極潤 薬用 ハリ化粧水
(医薬部外品)
実勢価格:1100円
内容量:170ml
▼総合評価
- 保湿力:◎+
- 成分 :◎
- 使用感:○
肌ラボ「極潤 薬用 ハリ化粧水(医薬部外品)」は、エイジングケアラインの化粧水。高保湿化粧水12製品比較で見事ベストバイを獲得しました。
プチプラながら、保湿成分のヒアルロン酸を3種類配合。シワ・シミの改善に効果が期待できるナイアシンアミドを有効成分として配合しています。プチプラとは思えない贅沢な処方のプチプラ化粧水です。
使用後は肌水分値がグッと上がって、テストした12製品中トップの成績。最下位の製品の約3倍もの保湿効果を発揮しました。
Q. 腸内環境を整える「菌活」。菌は体質によって合う合わないがある?
A. ホント! 人によって腸内フローラのバランスが違うので色々試して
食生活を工夫して腸内の善玉菌を増やすことが菌活のポイントですが、腸内環境は十人十色なので、実は合うものも人それぞれ。効果がなかったら、別の食材を試してみるなどして、自分に合った菌の増やし方を探すのが美肌への近道です。
積極的に摂取すべきは菌そのものと菌のエサ!
善玉菌を増やす食品は味噌や納豆、キムチなどの発酵食品などです。
食べ比べて自分に合った菌活で美肌を目指しましょう!
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以上、思わず買ってしまう誘惑ワードの真相をお届けしました。
本当に大事なのは、流行りにのっかることよりも、自分に必要か見極める力です。正しい知識にアップデートして、怪しいウワサやワードに惑わされないようにしましょう!
美肌菌測定のサービスや原料も開発されているので、今後の発展に期待できます。