スマートフォン Q1:ユーザー数はどれほど?A1:12人に1人の割合です

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有名タレントを使ったCM戦略のかいがあり、業界全体の知名度も飛躍的にアップした格安SIM。それと同時に、フリーテルのような過剰な広告戦略が失敗に終わり、実質的な経営破綻となってしまうような例もありました(フリーテルは楽天が買収)。イマイチ安心できない人が多いのも仕方ないように感じますが、はたしてどのくらいの人が格安SIMを使っているのでしょうか?

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MMD研究所の調査によると、格安SIMユーザーは着実に増えており、10.1%まで数字を伸ばしています。先に紹介したフリーテルのような極端な例を除き、格安SIMへの不安感はそこまで大きくないという結果とも読み取れます。また、影響力が高くなることで、キャリアも新しいお得なサービスを展開するようになるなど、すべてのユーザーに好影響があるため、非常に良い傾向と言えるでしょう。

スマートフォン Q2:本当に安くなるの?A2:半額以下は当たり前です

乗り換えを躊躇している人の意見には、まだまだ「格安」についての疑問が残るという声が多くあります。しかし、基本料金の差が圧倒的なため、料金が下がることは9割方間違いありません。

あとはは使い方、選び方などによって節約額が変わるといったイメージです。とくに節約しやすいのは電話を全然しない人。データ通信量だけみると、格安SIMの料金設定はまさ破格。

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上の表は極力条件を揃えた上で、格安SIMとキャリアの最低料金に近くなるように算出したものです。キャリアの場合は、上記の金額に1回5分以内の無料通話サービスもつくので、一概に高いとは言えませんが、それでも節約の可能性が大きいことはわかると思います。

なお、うまく節約できなかったというパターンとして圧倒的に多いのが「通話しすぎ」問題。

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ここでいう「通話」は、LINEでのアプリ通話などではなく、電話番号でかける通話のこと。実は格安SIMで通話料金を下げる方法はまだ限定的。そのため、無頓着に乗り換えてしまうと、思ったより料金削減にならなかったということがあります。ただし、電話代がネックになることが先にわかっていれば、「ワイモバイル」や「UQモバイル」のように、無料通話プランを持つ格安SIMを選ぶという選択もできるので、まずは自分の使い方をよく把握することが重要です。

スマートフォン Q3:なぜそんなに安くできる?A3:広告費・人件費が安いから

キャリアの料金が高いとよく不満が聞かれますが、それだけのサポート体制や設備を整えているからともいえます。全国どこでもキャリアのショップが網羅されており、通信速度も爆速。認知度アップや競合とのPR合戦のために莫大な広告費も注ぎ込まれているでしょう。

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格安SIMは例えば店舗の数でいえば1/10以下であり、その分人件費もかかりません。最近でこそCMが目立つこともありますが、基本的には過剰な広告展開は少ないです。あとは単純に格安SIMはキャリアに比べてそこまで大きな利益を出していないということもあるかと思います。

スマートフォン Q4:格安スマホと格安SIMの違いは?A4:単純に言い方の違いです

「格安スマホ」「格安SIM」2種類の言葉に、ややこしいと思っている人も多いのではないでしょうか。実は、言葉の使い分けには厳密なルールがなく、ブランド各社は併記していることが多いのです。なので基本的には同じものと考えてしまって問題ありません。

ただし、ネットの記事や雑誌の情報では便宜的にSIMだけの販売を「格安SIM」と言い、端末とのセット販売を「格安スマホ」というケースがあります。

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言葉の違いは、どちらかというとメディアが使い分けていることの方が多いです。

スマートフォン Q5:「SIMロック」って何?A5:デメリットしかありません

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最近ではiPhone 8やXがロック解除の対象になり、耳にすることも多くなった「SIMロック」。これは、キャリアが自社のSIMしか使えないように制限をかけていることで、正直ユーザーにとっては何も良いことがありません。つまり、例えばソフトバンクで買ったスマホに格安SIMを挿そうとしても、使えないということがあり得るのです。

これには持っているスマホと、使う格安SIMの関係次第で色々と解消できるパターンもあるのですが、一番手っ取り早いのは「SIMロック解除」をすることです。どのキャリアもネットから手続きが可能で、料金も無料。デメリットは一切ありませんので、キャリアのスマホをお使いの方はぜひ解除しておくことをおすすめします。

以上、格安SIMQ&A基本編でした。なんだかよくわからないという理由で格安SIMを敬遠していたあなた。通信料金を大幅に下げるチャンスです。明日以降もさらに疑問に答えていきます。