マネークリップにはどんな種類があるの?
電子マネーやQR/バーコード決済が世間に浸透して久しい今日この頃、支払いはスマホやクレジットカードで決済し、現金をほとんど持ち歩かなくなったという人も多いのでは?
となれば、長財布や分厚い財布だと手に余ってきて、コンパクトな財布が欲しくなりますよね。そこでおすすめしたいアイテムが、マネークリップ。
従来はお札を留めるだけのシンプルな形状のものが主流でしたが、最近は財布感覚で使える二つ折りタイプやカード入れ付きタイプなど、いろんなものが登場しています。
そこで今回は、服飾ジャーナリストの飯野高広さんご協力のもと、革製品の特徴の解説と人気商品のレビューを行ってもらいました!
レビューの前に、まずは人気のマネークリップの種類をいくつか振り返ってみましょう。
二つ折りタイプ
ネットで「マネークリップ」と検索すると上位に表示されるのが、二つ折りタイプ。
お札とカードを収納するポケットが付いており、財布感覚で使えるのでマネークリップ初心者の人にもおすすめです。
王道のクリップタイプ
お札を挟むだけの王道のクリップタイプは、とにかくコンパクトなところが魅力。小銭入れを別で持っている人や、お札を身軽に持ち歩きたい人におすすめです。
マネークリップといえばこのタイプを想像しますよね。昔は、ティファニーのマネークリップがブランドのメンズ小物の入門編というイメージでした。
クリップ+カード入れタイプ
お札を挟むクリップとカード入れが一体になっているタイプは、二つ折りタイプよりもさらにコンパクトさを追求したい人におすすめです。
続けて、これら3タイプのマネークリップの選び方について、それぞれ解説していきます!
二つ折りタイプのマネークリップの選び方
まずは、財布感覚で使える二つ折りタイプのマネークリップを選ぶ際のポイントからご紹介します。
ポイント1:クリップの有無をチェック
二つ折りタイプのなかには、「マネークリップ」と謳いながらクリップが付いていないタイプもたくさん存在します。
クリップが付いているタイプは折り曲げる部分の厚みが抑えられてよりコンパクトな印象に。クリップが付いていないタイプは、シンプルな構造ゆえ軽量なところが魅力です。
ポイント2:カードの収納力や小銭入れの有無をチェック
商品によってカードの収納枚数はまちまちなので、普段携帯する枚数のカードが収まるかどうかもチェックしておきましょう。
また、「少額の買い物も現金払い派」という人なら、小銭入れが付いているタイプが便利です。
ポイント3:合皮か? 本革か? 素材と加工にも注目
消耗品的に使うのであれば、雨に強い合皮製も選択肢のひとつですが、経年劣化が早いというデメリットがあります。
ちなみに「本革」表示のものには牛革が使用されている場合が多いですが、腐食防止の「なめし」という化学処理や表面加工によっても、質感や風合いにかなり違いが出てきますよ。
▼革の経年変化を楽しむなら「タンニンなめし」
昔ながらの化学処理である「タンニンなめし」の方法は、革を樹皮や木の実など、天然の植物から抽出されるタンニン液に濃度を変えながら約1カ月間漬け込むというもの。
タンニンなめしの革は経年変化が顕著に現れるため、色ツヤの変化を楽しみたい人におすすめ。染料が染み込みにくいので色がボヤけがちですが、使っていくうちに自分だけの風合いに育っていきます。
植物由来の独特の香り(レザーノート)もタンニンなめしの魅力のひとつです。
タンニンなめしは雨に弱くシミになりやすいので水濡れに要注意です!
▼柔らかさを求めるなら「クロムなめし」
19世紀後半以降に発達した「クロムなめし」は、タンニンなめしよりも経年変化が穏やかで、初期のキレイさを保ちつつ、ほど良い味わいが出てきます。
さらに柔らかさも持ち合わせているため、扱いやすいマネークリップを求める人におすすめです。
クロムなめしは、タンニンなめしよりも染色が鮮やかに出るという特徴もあります。
▼型押し(エンボス)加工のものは傷が目立ちにくい
高品質な革を使用している製品だと地の革の風合いを生かしたものが多いですが、洋服のポケットから頻繁に出し入れすると、どうしても表面の傷が気になってきますよね。
なるべく新品に近い状態をキープしたいなら、表面に凸凹の型押し(エンボス)加工がされているタイプが傷が目立ちにくくておすすめです。
王道の金属製マネークリップの選び方
続いて、シンプルにお札を挟むための金属製マネークリップを選ぶ際のポイントを解説します!
ポイント1:挟めるお札の枚数をチェック
マネークリップの収納力を超える枚数のお札を挟むと故障の原因になってしまいます。また、お札を二つ折りにするのか、三つ折りにするのかによっても厚みが変わってきます。
普段持ち歩くお札の枚数を収納できるかどうか、事前に収納力を確かめておきましょう。
ポイント2:金属の違いに注目
クリップ形状のタイプは、金属製のものが大半です。耐久性に優れたステンレス製、軽量なアルミニウム製、温かみのある真鍮製、金属アレルギーを起こしにくいチタン製など、好みに合わせて選びましょう。
カード入れ付きマネークリップの選び方
最後に、カード入れ付きマネークリップの選び方をご紹介します。
ポイント1:上下をホールドするタイプか単に差し込むタイプか
クリップの背面にカード入れが付いている金属製のマネークリップは、内側のラバーバンドなどで上下をホールドするタイプと、そのままカードを差し込むだけのタイプがあります。
後者はカードがしなる可能性があるため、カードの変形が心配な人は前者を選ぶと安心です。
ポイント2:スキミング防止タイプが実用的
スキミング防止素材なら、クレジットカードやIDを裸に近い状態で持ち歩く際も安心です。
マネークリップの有名ブランド
財布はハイブランド品を選ぶ人も多いかと思いますが、ここでは、数千円から1万円台以下のリーズナブルな価格帯で人気のブランドをご紹介します!
abrAsus(アブラサス)
薄い財布や小型財布で有名な「abrAsus(アブラサス)」は、ラテン語で「削り取る」という意味です。
既成概念にとらわれない発想で無駄を極限まで削ぎ落とした洗練された商品の数々は、ミニマリストから絶大な支持を得ています。
m+(エムピウ)
財布の他にもポーチやパスケースなどの革小物も手がけている「m+(エムピウ)」。タンニンなめしの天然皮革の持ち味を生かし、たしかな腕を持つ職人がひとつひとつ丁寧に仕上げています。
使う人の手によってゆっくりと革を育てられるのがエムピウの醍醐味です。
ストラス
ストラスは、アメリカに本社を置くファッション小物のブランド。スタイリッシュで機能的なストラスのマネークリップは、世界で最も売れているマネークリップのひとつとして知られています。
二つ折り・小銭入れなしタイプのおすすめランキング6選
今回は、Amazon・楽天などの通販サイトの売れ筋ランキングや口コミ件数(2021年8月13日調べ)をもとにサンロクマル編集部が人気ランキングを作成し、各商品について服飾ジャーナリストの飯野高広さんにコメントしてもらいました。
一部の商品は購入し、触って、お金やカードを収納して、洋服のポケットに入れて、実際の使用感もレビューしたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは、二つ折りで小銭入れのないタイプのマネークリップのおすすめ人気ランキングからまいりましょう!
Le sourire(ルスリール) レザー マネークリップ
Le sourire(ルスリール)
レザー マネークリップ
実勢価格:2990円
素材:牛本革(本革証明)
サイズ:縦88×横118×厚さ7mm
重量:62g
収納:内側カードホルダー×6、外側ICカード対応ホルダー×1、L字型フリーポケット×2、クリップ×1
カラー:外側:ブラック/内側:ブラック、ネイビー、グレー、ブラウン
二つ折り・小銭入れなしタイプのおすすめランキング第1位は、Le sourire(ルスリール)「レザー マネークリップ」です。
専門機関認定の牛本革を使用し、表面には型押し加工が施されていて傷が目立ちにくくなっています。
お札を挟むためのクリップはカチッと固定されるタイプで、開閉がとてもスムーズ。
左画像が何も入っていないペタンコな状態。
右画像は、お札10枚とカード2枚を入れた状態で、何も入っていない財布と厚みを比較した様子です。中央部のクリップが軸となり、背面部分の厚みがスッキリとしています。
外側には、ICカード用のポケットも付いていて利便性も◎。
普通の財布よりも薄くて、クリップが開閉しやすく使い勝手のいい商品ですね。牛本革で落ち着いたデザインを求める人向きだと思います。
Kapon マネークリップ オイルレザー
Kapon
マネークリップ オイルレザー
実勢価格:2799円
素材:オイルレザー(牛本革)
サイズ:縦85×横117×厚さ8mm
重量:約60g
収納:内側カードポケット×4、外側ICカード対応ポケット×1
付属品:クリップ2本 ゴールド×1(装着済み)、シルバー×1
カラー:ブラック、ダークブラウン、ブラウン、ボルドー
二つ折り・小銭入れなしタイプのおすすめランキング第2位は、Kapon「マネークリップ オイルレザー」です。備え付けのゴールドクリップのほか、替えのシルバークリップがもう1本付いています。
日本の紙幣サイズに合わせて、縦の高さは85mmのコンパクト設計になっており、平常時は厚み8mm、紙幣10枚とカード5枚を収納しても厚み約15mmでかさばりません。
なめしの工程で油をたっぷり染み込ませたオイルドレザー(オイルレザー)は、撥水性としなやかさに優れ、色ツヤの変化も楽しめます。
大人っぽい落ち着いたカラー展開が○。
Le sourire(ルスリール) オイルレザー マネークリップ
Le sourire(ルスリール)
オイルレザー マネークリップ
実勢価格:3990円
素材:牛本革(本革証明)
サイズ:縦88×横119×厚さ7mm
重量:50g
収納:内側カードホルダー×6、外側ICカード対応ホルダー×1、L字型フリーポケット×2、クリップ×1
カラー:キャメル、ブラック、ダークブラウン
二つ折り・小銭入れなしタイプのおすすめランキング第3位には、Le sourire(ルスリール)「オイルレザー マネークリップ」がランクイン。
同ブランドの1位商品はツヤの目立たない型押し加工がされていますが、こちらは光沢のあるオイルドレザーを使用しています。
カードの収容枚数は1位と一緒ですが、重量は約50gとさらに軽量です。
こちらもある程度は革のエイジング(経年変化)を楽しめそうですが、育つまで待つよりも最初からツヤのある質感を求めている人におすすめです。
4位: 札幌革職人館 マネークリップ カード入れ付き
札幌革職人館
マネークリップ カード入れ付き
実勢価格:7700円
素材:牛革(オイルドレザー)
サイズ:縦95×横110×厚さ8mm
重量:約50g
収納:カードポケット×3、簡易ポケット×1、クリップ×1
カラー:ダークブラウン、ブラウン、ブラック、ボルドー
二つ折り・小銭入れなしタイプのおすすめランキング第4位は、国内工房の熟練職人が手がける札幌革職人館「マネークリップ カード入れ付き」です。
縦の高さは約95mmで、大きなサイズの紙幣を収納しても余裕があります。紙幣は20枚ほど、カードは3枚収納可能です。
安価な革製品だと裏貼りがナイロン製だったりしますが、こちらは中の仕切りや裏貼りにまで本革を使用している総革仕立てです。
革製品のコバ(木端)を滑らかに磨き、磨いた面に塗料を塗ることを繰り返し行うことで、革の断面を保護し耐久性もアップします。
手頃なお値段の割にとても丁寧な作りをしていますね。シワや筋のある革の部分なども無駄なく使う企業姿勢にも共感できます。小銭入れも外ポケットもないですが、機能が限られている分、革質を存分に味わいたい人向けですね!
楽天の公式販売サイトでは、オイルドレザーのエイジングの比較画像が載っていて面白いです!
5位: abrAsus(アブラサス) 薄いマネークリップ
abrAsus(アブラサス)
薄いマネークリップ
実勢価格:9900円
素材:国産アンティックガラス牛革、内装/綿基布 PU コーティング生地
サイズ:縦89×横95×厚さ6mm
重量:約22g
収納:カードポケット×1、札押さえ
カラー:キャメル、ダークグリーン、チョコ、ブルー、ボルドー
二つ折り・小銭入れなしタイプのおすすめランキング第5位は、abrAsus(アブラサス)「薄いマネークリップ」。牛革の表面に合成樹脂を塗装したガラス加工により、ツヤのある仕上がりになっています。
手にしてみてまずそのコンパクトさに驚き! 飯野さん私物の名刺入れ(右)と比較しても、サイズ感はほぼ一緒です。
上着の内ポケットだけでなく、シャツの胸ポケット、ボトムスの後ろポケット、前ポケットに、スッキリと収まりました。
収納場所は、紙幣入れの他は5枚ほど収まるカードポケットのみという、とてもシンプルな作りです。
テカテカした革質は好みが分かれそうですが、とにかく薄くて小さいものを求める人には◎。これなら胸ポケットに入れても全然干渉しません!
レディースの薄手のボトムスのポケットに入れるとさすがにシルエットが浮き出ますが、軽装で出かけたいときにめちゃくちゃいいですね! Tシャツの胸ポケットにも入りそうなサイズ感が嬉しい!
6位: lemma(レンマ) マネークリップ 札バサミ
lemma(レンマ)
マネークリップ 札バサミ
実勢価格:4400円
表地素材:ブッテーロ(イタリアンレザー)
サイズ:縦88×横116×厚さ7mm
重量:約53g
収納:カードポケット×2、お札入れ(20枚までを推奨)
カラー:ワイン、イエロー、グリーン、ターコイズ、チョコ、ネイビー、ブラック、ブルー、レッド(楽天ではオレンジ、タンも展開)
二つ折り・小銭入れなしタイプのおすすめランキング第6位は、lemma(レンマ)「マネークリップ 札バサミ」です。
イタリアンレザー「ブッテーロ」を使用したこちらの商品は、日本国内で生産されています。4位の「札幌革職人館」は表と裏の革を縫い合わせていますが、こちらは裏地と芯地がないぶん、薄手で柔らかい印象です。
ブッテーロは、イタリアのタンニンなめし革の中でもとくに色味が鮮やか。経年変化もすごくキレイに出てくるのでおすすめです!
「革を育てる」といえば無骨なメンズ財布のイメージが強いですが、レンマはカラーバリエーションが華やかなので女性にもウケそうです!
二つ折り・小銭入れ付きのおすすめランキング5選
続いて、二つ折り・小銭入れ付きマネークリップのおすすめランキング5選をご紹介します!
GRAV マネークリップ オールインワンコインケース
GRAV
マネークリップ オールインワンコインケース
実勢価格:1984円
素材:高品質PU(ポリウレタン)レザー
サイズ:縦88×横115×厚さ17mm
重量:約81g
収納:内側カードポケット×4、お札入れ、外側ICカードポケット×1、隠しポケット×1、外側ボックス型小銭入れ
カラー:外側:ブラック/内側:レッド、ブラック、オレンジ、ブルー
二つ折り・小銭入れ付きマネークリップのおすすめランキング第1位は、型押し加工のGRAV「マネークリップ オールインワンコインケース」。Amazonでは1000件を超えるレビュー数を誇る人気商品です。
合皮製なのでタフに使えて、カードを大量に収納可能。縦の高さは88mmで、紙幣を10枚入れるとギリギリ上からハミ出ないくらいのサイズ感です。
ガバッと開くボックス型小銭入れが本体の外側に付いており、小銭での会計もスムーズ。100円玉を10枚入れてもスペースにかなり余裕がありました。
財布(左)と比べるとこんな感じ。GRAV(右)に紙幣を10枚入れた状態だと勝手に開いてきてしまいますが、やはり財布よりも厚みはコンパクトな印象です。
「ルスリール」よりもクリップのヒンジと革の質感が硬めですね。普通の財布と変わらないかな? と思っていたけれど、やはり一般的な財布と比べるとこちらの方が薄いですね。内側の色が鮮やかだと、中身を探すときの視認性も◎。
小銭入れが内側に付いている財布しか使ったことがありませんが、ボックス型の小銭入れは見やすくていいですね。
PEYNE マネークリップ 小銭入れ付き
PEYNE
マネークリップ 小銭入れ付き
実勢価格:2599円
素材:牛革(角シボ型押し)
サイズ:縦88×横120×厚さ12mm
重量:約90g
収納:カード入れ×7、フリーポケット×2、札クリップ×1、ボックス型小銭入れ×1
カラー:ネイビー、カーボンブラック、カーボンレッド、ブラック、レッド
付属品:クリップ2本 ゴールド×1、シルバー×1
二つ折り・小銭入れ付きマネークリップのおすすめランキング第2位は、PEYNE「マネークリップ 小銭入れ付き」です。紙幣の推奨収納枚数は8枚とやや少なめ。
小銭入れはボックス型を上開きではなく横開きにしたような形で、ややスリムな作りのようです。
なるべく薄いもので今までの財布の機能を満たしたい人にはいいんじゃないでしょうか。薄手なので洋服のシルエットにも干渉しにくそうです。
Legare(レガーレ) 小銭入れ付きマネークリップ
Legare(レガーレ)
小銭入れ付きマネークリップ
実勢価格:2380円
素材:牛革
サイズ:縦85×横115mm
重量:約90g
収納:内側カードポケット×6、内側フリーポケット×2、外側ICカードポケット×1、お札入れ、外側ボックス型小銭入れ、ゴールドの札クリップ×1
カラー:ブラウン、ネイビー、ブラックなど10色
二つ折り・小銭入れ付きマネークリップのおすすめランキング第3位は、Legare(レガーレ)「小銭入れ付きマネークリップ」です。
カード入れの数が充実。詳細な記載はありませんが、10数mm程度の厚みはありそうです。
擦れに強い型押し加工の革を使用しているので、ボトムスや上着のポケットに財布類を入れる人にいいんじゃないでしょうか。
4位: m+(エムピウ) ピアストラ
m+(エムピウ)
ピアストラ マネークリップ
実勢価格:11000円
素材:本革(プエブロレザー)
サイズ:縦105×横100×厚さ15mm
重量:約60g
収納:内側カードポケット×1、外側カードポケット×1、札入れ、小銭入れ
カラー:Pueblo.oceanなど24色
(楽天市場リンク先は11色展開です)
二つ折り・小銭入れ付きマネークリップのおすすめランキング第4位は、タンニンなめしの個性的な革の風合いが特徴のm+(エムピウ)「ピアストラ」です。
「ピアストラ」は、イタリア語で「板・プレート」の意味を持ち、後ろポケットに入れるために設計されたシリーズ。裏地がなく、縫い目が少ない作りになっています。
内側のカード入れは1箇所に重ねていれる仕様です。小銭入れのスペースは小さめで、100円玉を10枚入れるとパツパツな印象です。鍵の収納に使うとジャストサイズでいい感じです。
札入れ部分に仕切りがあるので、札の種類ごとに分けていれることも可能です。
ズボンの左ポケットに入れた様子。革にある程度厚みがありますが、柔らかいのでそんなに不快ではありません。
「プエブロ」はイタリアのタンニンなめしの一種です。革自体がしっかりしているから、裏地なしで勝負できるんですね。このレザーノート(タンニンなめしの香り)は、好きな人にはたまらないでしょうね。
5位: NEWANIMAL マネークリップ
[Amazon限定ブランド]
NEWANIMAL
マネークリップ
実勢価格:1984円
素材:スキミング防止素材
サイズ:縦87×横115×厚さ17mm
収納:内側カードポケット×6、内側フリーポケット×2、外側ICカードポケット×1、外側ボックス型小銭入れ、交換用クリップ×1
カラー:ブラウン、キャメル、ブラック、レッド
二つ折り・小銭入れ付きマネークリップのおすすめランキング第5位は、Amazon限定ブランド・NEWANIMAL「マネークリップ」です。
カードを10枚収納でき、内側のみスキミング防止機能を備えています。
表面と裏面の色が違うので、お金やカードを取り出す際の視認性は○。スキミング防止機能が付いているのもいいですね。
金属製のおすすめランキング4選
最後に、金属製マネークリップのおすすめランキング4選のご紹介です!
STORUS(ストラス) スマートマネークリップ
STORUS(ストラス)
スマートマネークリップ
実勢価格:3280円
素材:ステンレススチール
サイズ:縦75×横55×厚さ15mm(最も厚い部分)
重量:約30g
収納:紙幣は二つ折りで最大30枚まで、カードは1枚から最大5枚まで収納可能
カラー:シルバー(光沢あり)、ゴールド(光沢あり)、ピンクゴールド(光沢あり)、マットブラック(つや消し)、グラファイト(黒光沢あり)、チタンコーティング(つや消し)、コラボ商品(マットブラック)
(楽天市場リンク先はシルバー以外の6色展開です)
金属製マネークリップのおすすめランキング第1位は、アメリカで特許を取得したSTORUS(ストラス)「スマートマネークリップ」です。
紙幣は、二つ折りで30枚まで収納可能。三つ折りにする場合は、1枚ずつ別々に折って向きを揃えて収納すると取り出しやすいです。
カードは5枚まで収納可能で、1枚だけでもズリ落ちてくることはありませんが、上の画像のように下の方に差し込むとカードがたわみました。
ズボンのポケットに入れると凸凹が気になるので、上着の内ポケットへ入れるのが◎。
3つ折りにするとケースの幅とピッタリと合い、見た目もスマートですね。領収書や宅配伝票など、お金以外の紙物をまとめるのに使ってもいいかもしれません。
XIANGUO(シャンゴー) マネークリップ クレジットカードケース
XIANGUO(シャンゴー)
マネークリップ クレジットカードケース
実勢価格:2297円
素材:東レ炭素繊維+アルミニウム、ゴム
サイズ:縦86×横54mm
収納:紙幣は10枚まで、カードは1~15枚まで収納可能
カラー:ゴールド、シルバー、ブラック
(楽天市場リンク先は柄加工のブラックです)
金属製マネークリップのおすすめランキング第2位は、RFID&磁気スキミング防止素材のXIANGUO(シャンゴー)「マネークリップ クレジットカードケース」です。
お札は10枚、カードは1~15枚収納可能。カード入れ部分には伸縮性のあるバンドが付いており、カードの枚数に合わせてしっかり固定してくれます。
スキミング防止機能は、やはりキャッシュレス化が進んでいる中国ならではという感じですね。
TAVARAT(タバラット) マネークリップ
TAVARAT(タバラット)
マネークリップ
実勢価格:1980円
素材:真鍮
サイズ:縦53×横26×厚さ5mm
重量:約17g
収納:紙幣は10枚まで、カードは1~15枚まで収納可能
カラー:ブラックいぶし、ゴールドサテーナ、シルバーサテーナ、ブラス
(楽天市場リンク先は柄加工のブラックです)
金属製マネークリップのおすすめランキング第3位は、TAVARAT(タバラット)のマネークリップです。
TAVARATはビジネス雑貨を扱う大阪発祥のメンズブランドで、真鍮製のマネークリップは大阪の工場で製造されています。
日本紙幣の収納枚数は、二つ折りで10~15枚ほど。
カラーは4種類展開で、ツヤが控えめです。
マネークリップといえばこの形! 真鍮ならではの暖かみのある金属のニュアンスが感じられて格好いいです。
Amazon、楽天、公式サイトではいずれも有料で名入れ対応しているようです。プレゼントにもぴったりですね!
4位: the RIDGE(ザ リッジ) マネークリップ
the RIDGE(ザ リッジ)
マネークリップ
実勢価格:15180円
素材:チタニウム、ゴム
サイズ:縦55×横88×厚さ13mm
重量:約60.7g
収納:カードは1~15枚まで収納可能
カラー:マット・コバルト、ブラック、ガンメタル、ストーン・ウォッシュ、バーント
(楽天市場リンク先はマットコバルトです)
金属製マネークリップのおすすめランキング第4位は、アメリカ生まれのマネークリップブランドthe RIDGE(ザ リッジ)のマネークリップ。今回のラインナップの中ではなかなか高価な部類です。
スキミング防止機能を備えており、構造は2位のシャンゴーとほぼ一緒。お札を留めるクリップには立体的なブランドロゴが施されています。
チタン製は、アレルギーが起こりにくく、サラッとして肌馴染みがいいところが魅力。ミニマルでかつ使い心地を重視する人におすすめです。
2位のシャンゴーの上位互換版でしょうか? 有名ブランドで箔をつけたい人にはザ リッジがよさそう!
おわりに
以上、マネークリップの人気おすすめランキング15選でした。マネークリップの固定概念が変わるような多種多様なラインナップでした。
余談ですが、飯野さんは服飾専門学校の講師を務めており、毎年学生が持っている財布を見てブランド意識などをチェックしているそう。3,4年前までは男女問わずファスナー付きの長財布が主流だったそうですが……。
以前は「ポイントカードをたくさん入れるために長財布がいい」という声も聞かれましたが、最近は学生の財布もだんだんコンパクトになってきています。
支払いもポイントカードもどんどん電子化されて……マネークリップを持つ学生も現れるかも!?
時代とともにお金や財布の使い方も変わっていくものだと実感しました。服を着替えるように、シーンに合わせて財布を使い分けるのも当たり前になっていくかもしれませんね。
財布をスリム化するために二つ折りの小銭入れ付きに鞍替えするもよし、サブの財布として小銭入れなしタイプにするもよし、ミニマルを追求して金属製のマネークリップにするもよし……。皆さんもぜひ、ご自分のスタイルに合ったマネークリップを取り入れて見てくださいね!
箱入りの商品も多いので、プレゼントとしてもおすすめです!
モノによっては小銭入れまでついており、もはや薄手の財布といった趣です。