あったか・かわいい・歩きやすいルームシューズは?
秋冬用だけでなくフローリングの床冷対策にはルームシューズが役に立ちます。せっかく買うなら、暖かくてかわいくて歩きやすいものがいいですよね。
ということで今回は、秋・冬用だけでなく、まだ寒い春先にも最適なアイテム、ルームシューズを探すべく、ユニクロ、無印良品、ニトリといった人気メーカーのルームシューズ9製品を比較しました。
早速、おすすめのルームシューズを順番にご紹介していきたいと思いますが、その前に、ルームシューズ選びで失敗しないための選び方の3つのポイントをご紹介します。
ルームシューズを選ぶ際の3つのポイント
ルームシューズはユニクロ、無印良品、ニトリや3COINSといった人気ショップをはじめ、さまざまなメーカーの製品があります。さらに、形もシューズタイプのものと、ブーツタイプ(ルームブーツ)のものがあります。いったいどんなところに注意して選べばよいのでしょうか。
チェックすべきポイントは3つ。この3つのポイントは今回テストした9製品の評価基準にもなっていますので、押さえておきましょう。
選び方のポイント1:あたたかさ
1つめのポイントは「あたたかさ」。テストでは、恒湿の室内で着用前と一定時間着用後の素足をサーモグラフィーで撮影し、体表面温度の変化(前後差)を観察。防寒機能性を調べました。
選び方のポイント2:履き心地
2つめのポイントは「履き心地」。テストでは、クッション性や足の入れやすさなどの履き心地や、滑ったり脱げたりしないかなどの歩きやすさをプロと一緒にチェックしました。
選び方のポイント3:つくり
3つめのポイントは「つくり」。テストでは、来客時に見られても恥ずかしくないデザインか、値段と品質が見合っているかなど、つくりのよさをプロがジャッジしました。
また、ルームシューズの「フィット感」にも着目。サイズが大きいと中滑りして歩きにくかったり、幅が広いと冷気が入ってしまうため、サイズ選びや幅に隙間がないかといった「フィット感」もチェックしました。
以上、ルームシューズを選ぶ際の3つのポイントがわかったところで、テストの結果わかったルームシューズをおすすめ順に発表します。
【評価A+】Sleep Tailor「ムートンスリッパ mite」
ミックスコンセプト
Sleep Tailor(スリープテイラー)
ムートンスリッパ
mite
実勢価格:2178円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◎+
- 履き心地: ◎+
- つくり: ◎+
ベストバイに輝いたのは、Sleep Tailor「ムートンスリッパ mite」。中底と履き口はボリュームのある天然ムートンを使用。寒い場所でも保温性が高く、吸湿・放湿に優れた快適な肌ざわりです。
テスト1:あたたかさ
BEFORE
甲の部分は冷えて体表面温度が下がっていて黄色いです。
AFTER
一定時間着用するとあたたまっていて、オレンジから赤に変化しているのがわかります。
テスト2:履き心地
足にほどよくフィットして冷気が入らず、甲裏のボアと中底のムートンがふわっとあたたかいです。
テスト3:つくり
かかとに厚みがあってクッション性が高く快適なつくり。
裏は滑り止め加工付きで階段やフローリングでも滑らず安心です。
Sleep Tailor「ムートンスリッパ mite」は、厚みのある底で床冷えを防ぎ、スポッと履けて滑りにくいから、家の中で動き回るのにも最適。高級感のあるオシャレなデザインで、色は6カラーから選べます!
【評価A】ニトリ「スリッパ(ボアO)」
ニトリ
スリッパ(ボアO)
実勢価格:299円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◯
- 履き心地: ◎
- つくり: ◎+
続いてA評価だったのが、ニトリ「スリッパ(ボアO)」。スリッパタイプながらも、厚みのある底とふわふわのボアであまり寒さを感じません。お値ごろ価格なのにつくりがよくて、高見えします!
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
厚みのある底で体表面温度をキープします。
テスト2:履き心地
生地と底に厚みがあり、甲があたる内側はフリース素材だから気持ちいい!
テスト3:つくり
厚みのある底で冷えを防止。一般的なスリッパ底でキッチンで履きやすいです。
【評価A】ユニクロ「コーデュロイフリース ルームシューズ」
ユニクロ
コーデュロイフリース
ルームシューズ
実勢価格:1089円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◎
- 履き心地: ◎
- つくり: ◎
同じくA評価だったのが、ユニクロ「コーデュロイフリース ルームシューズ」。ブーツタイプ効果で、足の甲から上の部分の体表面温度があたたまりました。中はふかふかでクッション性が高く、滑りにくいので歩きやすいです。
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
甲から上の体表面温度が上がりました。
テスト2:履き心地
履き口が折り返せます。ボアのボリュームがほどよく、足元がもこもこしすぎません。
テスト3:つくり
裏は滑りにくいつくりになっているので、階段の上り下りもしやすいです。
【評価B】芦屋品質「micolla もこもこルームシューズ」
ななくる
芦屋品質
micolla
もこもこルームシューズ
実勢価格:2180円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◎+
- 履き心地: ◯
- つくり: ◯
こちらはB評価の芦屋品質「micolla もこもこルームシューズ」。総ボアでかなりのボリューム感。足首までカバーする幅広のゆったりしたつくりなので、長時間座って作業するのに最適。洗濯もOKです!
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
全体的に体表面温度が上昇!
テスト2:履き心地
幅広めのゆったりした履き心地。底は防水PVC材で滑りにくいです。
【評価B】無印良品「リヨセル混起毛 ニットルームシューズ」
無印良品
リヨセル混起毛
ニットルームシューズ
実勢価格:1290円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◯
- 履き心地: ◎
- つくり: ◎
同じくB評価だったのが、無印良品「リヨセル混起毛 ニットルームシューズ」。ふんわりと足全体を包み込むような、フィット感が心地いいです。軽いので寒い時季の学校行事用にするのもオススメ!
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
キープ力は許容範囲。
テスト2:履き心地
底がふかふかで歩きやすいです。かかとが高くて脱げにくく、踏んでも履けるのがラク。
【評価B】ニトリ「スリッパ(Nウォーム オルビア O-I)」
ニトリ
スリッパ(Nウォーム オルビア O-I)
実勢価格:799円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◯
- 履き心地: ◎
- つくり: ◎
B評価だったのが、ニトリ「スリッパ(Nウォーム オルビア O-I)」。やや幅広だけれど中で足が滑ることはありません。内側は吸湿発熱素材であたたかく、軽い靴みたいに履けるので歩きやすいです。
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
Nウォームで体表面温度キープ!
テスト2:履き心地
中底はフリース素材であたたか! 底がしっかり厚く、靴型タイプで足を入れやすいです。クロックスみたいな履き心地です。
【評価B】桐灰化学「足の冷えない不思議なスリッパ」
桐灰化学
足の冷えない不思議なスリッパ
実勢価格:2308円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◎
- 履き心地: ◯
- つくり: △
こちらもB評価の桐灰化学「足の冷えない不思議なスリッパ」。包み込むように足にフィットし、断熱多層構造で保温。裏も滑り止め付きで安心です。表に付いている桐灰の白タグは即カットして。
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
赤い部分が広がっています。
テスト2:履き心地
23~25cmのワンサイズ展開。足が大きめの人はやや履き口が狭く感じます。24cm以下なら快適かも。
【評価B】3COINS「スエード風ボアスリッパ M」
3COINS
スエード風ボアスリッパ M
実勢価格:550円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◯
- 履き心地: ◯
- つくり: ◯
同じくB評価だったのは、3COINS「スエード風ボアスリッパ M」。ボアが薄くて普通のスリッパみたいですが、底が厚くてほどよく足にフィットするので、保温力はそこそこあります。格安ですが、安っぽくありません。
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
保湿力はまずまず。
テスト2:履き心地
適度な幅で横滑りせず、軽量。ふかふか度は低いけれど、この価格ならアリ。
C評価: 【評価C】3COINS「ノルディック柄ルームシューズ」
3COINS
ノルディック柄ルームシューズ
実勢価格:330円
▼テスト結果
- あたたかさ: ◎
- 履き心地: ×
- つくり: △
こちらはC評価の3COINS「ノルディック柄ルームシューズ」。吸湿発熱素材で保温するけれど、値段相応のつくりなのが残念。薄底すぎるし、履き口を手で広げて足を入れるのも面倒です。
テスト1:あたたかさ
BEFORE
AFTER
薄いのに吸湿発熱します。
テスト2:履き心地
クッション性がなくペラペラで、足が床に直結。かかとも浅くて脱げそうになります。
【まとめ】ルームシューズで寒い季節を乗り切ろう!
以上、ルームシューズおすすめ9選でした。今回比較してわかったことは、足首までカバーするブーツタイプや、底が厚くふわふわ素材のスリッパだと冷えを防げるということ。足を包み込む形状のほうが隙間からの冷気を防くので、締めつけない程度にフィットするものを選びましょう。
家で履いていてテンションが上がるデザインです!