わが家の味がじまんになる!一生使える漬け物レシピ
家で作る漬け物は簡単に漬けられるだけでなく、感動できるほどのおいしさがあります。自分で作るから栄養満点で節約にもなります。
長期保存できるものが多く、一度作れば長く食べられる元祖作りおき食品です。手早く作れるものもたくさんあるので、時短調理が叶い、プラス一品にも最適。
また、定番漬け物だけでなく、しょうゆ漬けやみそ漬け、オイルやヨーグルト漬けなどアレンジも自在。塩けやうま味を生かして、調味料代わりに使えばおいしい料理が作れますよ。
今回は、ちょっと意外な変わり種素材「もち、チーズのぬか漬け」をご紹介します。
ぬか漬けきほんのき!お役立ちポイント4つ
難しい印象のあるぬか漬けですが、基本がわかれば気軽に挑戦できます。昔ながらの巨大な樽は不要、ホーロー容器で作れて、専用のものもたくさん売られています。
手がかかるのは、ぬかを育てる最初の10日間だけ。手でかき混ぜる、捨て野菜を取り換える作業をするうちにぬか床に愛着がわいてくるはずです。この作業が終われば、好きな野菜を漬けられるようになります。
野菜だけでなく肉や魚もうま味が凝縮する、昔ながらの賢い調理法です。
ぬか漬けの基本1:ホーロー容器で作れます
大きな樽じゃなくてもホーロー容器でOK。ぬか漬け専用の容器も、気軽に購入することができます。
▼オススメのぬか漬け専用容器
野田琺瑯
ぬか漬け美人
実勢価格:3813円
ぬか漬けの基本2:面倒なのは最初だけ
大根の皮や葉、キャベツの外葉など、水分の出やすいくず野菜を漬けて、発酵を促す「捨て漬け」を10日~2週間程度行います。
ぬか漬けの基本3:お手入れを習慣に
捨て漬け後、1日1回下から上にかき混ぜ、表面を清潔に保ちます。夏は2回が目安。冷蔵庫なら2~3日に1回でOK。1週間以上お手入れできないときは、冷凍庫で保存しましょう。
ぬか漬けの基本4:肉・魚もぬか漬けでおいしく
肉類や魚介類でもぬか漬けを作ることができます。野菜以外の素材も、味わい深くなります。
米のやさしい甘みが引き立つもちのぬか漬け
漬け時間:1日
保存期間:5日
もちとぬかの変わり種コラボは、硬めの食感が新感覚! 塩けが程よく、香ばしさがたまりません。もちの上にチーズをのせたり、海苔をまいて食べるなどアレンジも楽しめます。
<材料>
・もち
※ぬか漬けは好きな分量を漬けられるため、材料の分量は示していません。お好みの量を漬け、ぬか漬けを楽しみましょう。
[ぬか床]
・米ぬか……500g
・あら塩……70g
・水……500ml
・昆布……1枚(15㎝)
・赤唐辛子(種をとる……2本
<作り方>
▼STEP1
もちは焼かずにそのままぬか床に漬けます。
▼STEP2
焦げやすいので様子を見ながら、トースターで焼きましょう。
ポイント:ぬかはよくぬぐいましょう
ぬかは焼くと焦げやすいため、キッチンペーパーでよく取り除くと仕上がりがキレイに。ぬかを少し残して焼き加減を調整してみるのもアリです。
長期熟成したようなコク! チーズのぬか漬け
漬け時間:半日
保存期間:5~1週間
チーズを漬けると、うま味がギュッと凝縮。コクも深まります。どんなチーズでも使えますが、塩けの強いチーズだとしょっぱくなりすぎるので、塩分の低いものを選ぶのがおすすめです。
<材料>
・チーズ
※ぬか漬けは好きな分量を漬けられるため、材料の分量は示していません。お好みの量を漬け、ぬか漬けを楽しみましょう。
[ぬか床]
・米ぬか……500g
・あら塩……70g
・水……500ml
・昆布……1枚(15㎝)
・赤唐辛子(種をとる……2本
<作り方>
▼STEP1
モッツァレラチーズなど水分の多いチーズはキッチンペーパーで水けを拭き取ります。
▼STEP2
ラップやビニール袋に取り分けたぬか床に漬けます。
ポイント:モッツァレラは焼いても美味
モッツァレラチーズはそのままでもおいしいけれど、フライパンで白ワインを入れて焼いてトロットロにすると感動のおいしさに!
ぬか漬けは腸活にぴったりの食材なんです
Q. 足しぬかのタイミングは?
A. しょっぱさが気になったらぬかと塩を足します
基本のぬか床では昆布や赤唐辛子を使いますが、それ以外にもいろんな副材料の選択肢があるのが、マイぬか床の面白いところ。
副材料のおすすめは、干ししいたけやかつおぶし。自分好みの風味を見つけてみましょう。
Q. ぬか漬けは身体にどんないい効果があるの?
A. 植物性乳酸菌と食物繊維を摂取で腸活に
ぬか漬けのうま味成分には植物性乳酸菌が含まれており、甘酒や塩麹に並ぶ発酵食品として注目されています。また、野菜を皮ごと食べられるため、食物繊維も豊富。整腸作用があり便秘予防などの健康効果が期待できます。
簡単に作りたい人にオススメ!みたけ食品工業「発酵ぬかどこ」
みたけ食品工業
発酵ぬかどこ 1kg
実勢価格:860円
サイズ:W28×H24×D12cm
内容量:1kg
もっと簡単に作りたいという人には、みたけ食品工業「発酵ぬかどこ」がオススメ。ぬか漬けの素6製品の比較でベストバイとなった商品です。
かき混ぜる手間がなく、適当に切った野菜を入れ、あとは冷蔵庫に入れておくだけで完成します。漬ける回数が増えるたびに風味と酸味のバランスがよくなり、じっくり育てたような深い味わいで、ぬか床を育てる感覚も楽しめます。
以上、ちょっと意外な変わり種素材「もち、チーズのぬか漬け」の紹介でした。
『漬物がまるごとわかる本』
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