カーテンは取り付ける目的から最適な物を選ぼう
一口にカーテンと言っても、遮光カーテンや遮像カーテンなど様々な種類があります。カーテンを取り付けたい時は、まずは目的から最適な種類を選びましょう。
日差しを避けたいのなら「遮光カーテン」
日差しが強い場所に、日差し除けとしてカーテンを付けたいと考えるのであれば「遮光性」を重視して選びましょう。
遮光性には等級があり、完全から1級、2級、3級とあります。1級にもなれば遮光率は99.9%でカーテンを閉めれば人の表情すら分からないほどの暗さになります。
紫外線も避けるなら「UVカット機能付き」
日差しと共に気になるのが紫外線ですよね。紫外線が屋内に当たりっぱなしになると、家具や床、壁が日焼けしてしまい、退色や劣化してしまいます。
遮光カーテンの多くはUVカットもできるので、遮光カーテンをかければUVカットもできますが、光はある程度欲しいという場合は、UVカット機能付きの薄手のカーテンを選ぶようにしましょう。
プライバシーの強化なら「遮像カーテン」
明るさは欲しいけれど、薄手のカーテンは外からの視線が気になる・・・という時には、遮像カーテンがおすすめです。遮像カーテンは、外からの視線を遮りつつも明るさを確保してくれます。
ただし、遮像カーテンは外から中が見えにくくなると同時に、中から外の景色も見えづらくなります。外の景色は見たいという場合は、ミラーレスカーテンがおすすめです。ミラーレスカーテンは、室外側の糸が光を乱反射する特徴を持っており、外から中が見えづらくなりますが、中からは普通のレースカーテンのように、外の様子が見えるのです。
しかし、遮像カーテンは夜間も中の様子が見えづらい効果がありますが、ミラーレスカーテンは夜間は外からの光がなく、ミラーレス効果を発揮出来ず、中の様子が見えやすくなってしまいます。
どちらもメリット・デメリットがあるので、自身のケースに合う方を選びましょう。
結露除けには「サンシェード」
冬になると窓に付く結露。気付いたら窓の下がビショビショになっていて、やっかいですよね。結露の原因は、野外と室内の温度差です。
そこで、結露を防ぐためにサンシェードを窓の外に、外用カーテンとして取り付けることをおすすめします。サンシェードを窓の外に取り付けることで、空気の層ができて温度差が少なくなり、結露が付きにくくなるのです。
カーテンは取り付ける場所も重要
カーテンは取り付ける場所によっても、種類やサイズを考慮する必要があります。
窓のサイズに注意して
カーテンを取り付ける場合、窓のサイズに注意しましょう。サイズを測らず(このくらいだろう。)といい加減に選んでしまうと、いざ取り付けた時にサイズが思っていたものと違ったということもあり得ます。
寝室は遮光性の高い物がベスト
寝室に取り付けるカーテンは、遮光性の高さを重視しましょう。なぜなら、遮光性が低く外からの光が入ってしまうと、朝早い時間に外から入ってくる太陽光で目覚めてしまう可能性があるからです。
高層マンションなら防炎機能付きが必須
11階31m以上の高層マンションに住んでいる場合は、防炎機能付きのカーテンの取り付けが義務付けられているので、カーテンを選ぶ際は注意しましょう。
また、もし10階や30mなど、ぎりぎり義務が及ばない範囲に住んでいる場合も、万が一を考えて防炎機能付きのカーテンを取り付けることをおすすめします。
インテリアに合わせたカーテンの選び方
カーテンの種類が決まったら、次はインテリアに合わせてカーテンの色やデザインを選びましょう。
落ち着いた雰囲気ならインテリアカラーと合わせて
部屋全体を落ち着いた雰囲気にしたいのであれば、カーテンの色は部屋の基本カラーと合わせたり、ベージュやブラウンなどアースカラーを選んだりすると良いでしょう。
まとまり感が欲しければ家具の色と合わせて
まとまり感がありつつ、垢ぬけた雰囲気にしたいのであれば、アクセント家具とカーテンの色を揃えてみましょう。テーブルや椅子、ラグなど、一部のインテリアカラーと合わせれば、丁度良いこなれ感を演出できますよ。
おしゃれな柄物ならカーテンが主役に
柄物のカーテンならば、カーテンを部屋の主役にすることができます。目に入りやすいカーテンを柄物にすれば、一気に部屋が華やかな雰囲気になりますよ。
ただし、部屋の雰囲気とまるで違う雰囲気のカーテンにしてしまうと、統一感が無くごちゃごちゃした雰囲気になってしまいます。カーテンの基本の色は部屋の雰囲気や、他のインテリアに合うものを選びましょう。
本当に「お値段以上」 このクオリティは凄すぎます!
安眠のため朝日や夜のライトなどを遮るのに便利な遮光カーテンと、昼間のプライバシーを守ってくれる透けないレースは、その性能が気になりますよね。通常遮光カーテンと透けないレースカーテンは、それぞれ特別な機能がついているので別売りになっています。
しかし、ニトリのカーテンはそれらがなんとセットになっており、しかもまさしく「お値段以上」の実力でした。今回は性能が良いと知られる無印良品のカーテンと比較。日中と夜間にそれぞれ検証をしました。実際にあなたの目で見てご確認ください!
[テスト方法]
朝日(カーテン&レース)
布から外からの光が漏れ込まず、朝日をしっかりと遮断するかを確認しました。
外観(カーテン&レース)
そのデザインも然ることながら、夜中に部屋の電気をつけても外から明るさが分からないかどうかをテストしました。
人影(レースのみ)
レースカーテン越しに人が立った時、どのくらい見えるかを検証。プライバシーのみでなく防犯にも役立つので重要です。
光の入り(レースのみ)
直射日光を遮り、かつ柔らかい光だけを取り込めるかどうかを花瓶を使ってチェックしました。
布の質やデザイン性能も 間違いなしのニトリ
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ニトリ
遮光カーテン&レース 4枚セット(Nフォンセ)
実勢価格:2769~3232円
サイズ:幅100×丈110・140・178・200cm×4枚
[テスト結果はこちら]
朝日(カーテン&レース):○
布のハリなどにより朝日は少し隙間から入ってきてしまいますが、布自体はしっかりと光を遮断していました。
外観(カーテン&レース)
少しグレーがかったような色味になりましたが、中からの光は外には一切漏れませんでした。
人影(レースのみ)
外からは詳細までは見えず、薄っすらと人影が見える程度。窓際で何かするのでない限り、日中はレースだけでも十分に目隠し効果が期待できそうです。
光の入り(レースのみ)
直射日光は遮りますが、部屋を暗くすることはなく、適度な快適感でした。
3000円前後の価格帯でこれだけの満足感が得られるのは凄い!
品質は良いがお値段も良い 4枚揃えたら1万円超え
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無印良品
ポリエステルドビー織(防炎・遮光性)プリーツカーテン/ダークブルー
実勢価格:2900円(1枚)
サイズ:幅100×丈105cm
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無印良品
UVカット熱を通しにくいボーダー防炎ボイルプリーツカーテン/オフ白
実勢価格:2290円(1枚)
サイズ:幅100×丈103cm
[テスト結果はこちら]
朝日(カーテン&レース):○
布地の重量もあるためか、より朝日をガードできています。遮光性も良いですね。
外観(カーテン&レース):○
外観はざっくりとしたその風合いによって、室内で電気をつけると多少明るくなりましたが、中の明るさは漏れていません。
人影(レースのみ):◎
レースに関しては人影がほぼ見えず、性能の良さは一目瞭然ですね。
光の入り(レースのみ):◎
直射日光はニトリとほぼ同じくらい防ぎ、適度な柔らかい光を通しました。
お値段を気にしないのであれば、性能的には無印良品なら間違いありません。
カーテン以外ではこんな選択肢も コードレス断熱ブラインド
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IKEA
HOPPVALS 断熱ブラインド ベージュ
実勢価格:3499円~
こちらはIKEAから出ている断熱ブラインドです。子どもの事故防止のため、ブラインドの開閉に使う紐をなくしています。
ブラインドの上げ下げは、下についているクリップに指をかけて上下させるだけなので非常にラク。
蛇腹になっている素材は不織布なので、開け閉めするにも静かにできるのが良いです。
また、設置もネジ止めなのでとても簡単。断熱ということで実際に使ってみたら、思いの外使い勝手が良いことが分かりました。遮光機能にこだわらないなら、ブラインドもありですね。
今回テストしてみて、無印良品はテストの結果でカーテンの遮光と外観はニトリとほぼ互角、レースに関しては無印が優秀でした。ただし、よく考えてみてください。無印のカーテンの価格はそれぞれ1枚ずつのお値段です。これを合計4枚揃えるとなると1万円を超えてしまうのです。
この点、ニトリは頑張ってるなという印象です。なんたって1/3の価格で無印の性能と肩を並べているのですから。ということで、今後カーテンの買い替えを考えるのなら、ニトリを強くおすすめします!