GoProはやっぱりスゴい!格安品はお値段通りなのか?
激しい動きや水中など臨場感たっぷりの動画が話題となり、カメラ界を大きく変化させたアクションカメラ。ドローンと組み合わせて用いられるなど映像制作界隈でも引っ張りだこです。
そんなアクションカメラですが、「4K撮影も可能という高機能でありながら激安」という、なんとも嬉しい製品が多数存在しています。今回は、そういった1万円以下の人気4製品を下記テストにて比較してみました。
[テスト項目]
画質:明度や彩度、コントラストなどを評価
ブレ:手ブレ防止機能を評価
使い勝手:実際に使用した際の所感を評価
ちなみに、アクションカメラの代名詞ともいえるGoProの「HERO5」も同様のテストを行い比較しましたところ、すべての評価で「S」という評価でした。
GoPro
HERO5
実勢価格:4万4668円
目に見えるそのままを映し出す映像、頭にセットしてもブレない補正力、専用アプリで操作可能、アタッチメントの充実など、見事と言える実力を証明しました。
もちろん、そのぶん、お値段も格上ですが……。
今回は、格安アクションカメラがこのGoProにどこまで迫れるか、というのがポイントです。それでは、他4製品の評価はどうだったのか。いざ、ご覧ください!
画質の高さに編集部も驚き!立体感のある4K映像
7000円台でありながら4K撮影、Wi-Fiによる遠隔操作が可能なAKASO。同価格帯では間違いなく最高の画質と使いやすさでした。格安機を求めるなら、まず第一候補として挙げられることは間違いありません。
映像はパッと見かなりキレイです。GoProと比較するとさすがに不自然さを感じますが、価格を考えれば健闘しているといえるでしょう。
AKASO
EK7000
実勢価格:7898円
[評価はこちら]
画像評価:A
コントラストがはっきりしています。彩度がかなり高く立体的な表現になります。
ブレ評価:A
GoProに比べるとブレは気になりますが、同価格帯の中では優秀です。
使い勝手評価:A
操作画面は小さいですが、アプリが便利です。操作性もなかなかのもの。
無料アプリを使った遠隔操作、動画のチェックが便利でした。設定もスムーズ。
また、GoProと比較すると見劣りはするものの、アタッチメントが豊富なのもうれしいところ。
特に、リストバンド型のリモコンは重宝すること間違いナシ。GoProのアタッチメントを転用することもできるので、GoProに続く2台目のアクションカメラとしてご検討いただくのも良い手でしょう。
やや暗めですがアプリの使い勝手はピカイチ
彩度が低いので暗い印象ですが、映像自体はキレイです。アプリはとても使いやすく、なかなか優秀な一台といえます。こちらはフルHDモデルですが、4K撮影も可能な上位モデルも1万円を切る価格です。
DBPOWER
アクションカメラ 2インチ
Wi-Fi機能搭載
実勢価格:5990円
画像評価:B
やや暗く移りますが、細かな線もしっかり再現するのは立派です。
ブレ評価:B
長く動画を見ていると、ブレは結構気になってしまうレベル。
使い勝手評価:A
アプリの使い勝手がよく大画面で操作でき、細かな設定も可能です。
C評価: 暗めでアプリもないが
この価格なら十分
色が暗く潰れるのが惜しいです。アプリが無いことで評価を落としましたが、3000円代というのはスゴイ!
DBPOWER
ウェアラブルカメラ 12MP 1080P
実勢価格:3799円
[評価はこちら]
画像評価:C
基本的に青みが強く、暗い部分が黒く潰れやすかったです。
ブレ評価:B
頭につけるとガタガタ揺れ、横に大きくブレてしまいました。
使い勝手評価:C
アプリ連携なしのためC評価に。撮影の操作自体は問題ありません。
D評価: せっかくの4Kが泣く
画質やブレが残念すぎる
アプリと連携可能な点は良いのですが、画質の悪さが気になりました。ザラついて平面な映像で立体感がないのが残念。
WIMIUS
WIFI 4K(30FPS)アクションカム
実勢価格:6380円
[評価はこちら]
画像評価:D
彩度が低く、全体がのっぺりした印象です。デジタルノイズも多く見受けられました。
ブレ評価:C
縦、横ともにブレが気になります。目がチカチカするほど。
使い勝手評価:B
他のアプリより使いにくいものの、遠隔操作できるのは良いです。
格安4製品を振り返ると、AKASOが一番GoProに近づいている、という結果になりました。まずはお試し、あるいはサブに、1台あれば、お役立ちすること間違いなしです!