大量のペットの毛で検証ごみ捨ての回数が少なくて済むのは?
お掃除ロボットは構造上、そこまで大きなゴミタンクを積んでいないことが多いので、頻繁にごみ捨てをする必要があることも多いです。なかには圧縮機能などを搭載し、より多くのゴミを収容できるモデルもあるので、今回は検証でその差を比較しました。
~テスト方法~
①5分間の掃除
5分間の掃除力テスト行ったあとに溜まったゴミの状態をチェック
②容量をチェック
ゴミがしっかりボックスに収まっているかどうかを検証
③捨てやすさ
ダストボックスに溜まったゴミの捨てやすさを実地で検証
[1位]ゴミ捨て回数が減らせて手も汚れない全自動の東芝トルネオ!
東芝
トルネオロボ VC-RVS2
実勢価格:6万2800円
サイズ:W350×H87×D350mm
質量:3.4kg
稼働時間:最長約60分
本体で集めたゴミを自動的に吸い込むダストステーションを充電台にドッキングした、オンリーワン機能を搭載。ゴミ捨ての手間を軽くしてくれます。さらにダストステーションに溜めたゴミを5分の1程度まで圧縮するので、ダストステーション側のゴミ捨て回数も確実に抑えられます。本体のゴミを移動する際にわずかな吸い残しはあったものの、今回のテストでもダストステーションの優れた効果は実証されました。
約1ヶ月分はゴミが溜められる
掃除機本体が集めたゴミを、ダストステーションに自動で捨ててくれます。また、ダストステーションに移動したゴミは圧縮処理するので、捨てる回数を減らすことができます。
カップは丸洗い可能
ダストカップは簡単に分解ができるうえ、サイクロンの中まで洗浄が可能。清潔な状態を保ちながら使い続けられます。
フィルターも丸洗いできる
本体のダストボックスは天面のフタを開いて上から取り出すので、ゴミがあふれていなければ、手をほとんど汚さずにゴミ捨てが可能。このダストカップもフィルターも丸ごと水洗いができます。
ゴミを捨てる際手が汚れない
カップだけを取り外すことができるので、あふれたゴミに触れることもなし。圧縮済みなので簡単に捨てられます。
ブラシに絡まった毛も取れる
抗菌加工されたブラシは簡単に取り外せるため、付着物が増えたらすぐに取り除けます。毛の絡みはハサミでカットすると除去しやすいです。
クイックルワイパーの掃除にも最適
ダストステーションにはダストポケットを搭載。ポケットの前にクイックルワイパーやハンディモップなどを置くと、付着したホコリを吸い取ってくれます。
[2位]集めたゴミを圧縮しホコリの舞い上がりも防げる
日立
ミニマル RV-DX1
実勢価格5万8600円
サイズ:W250×H92×D250mm
質量:2.3kg
稼働時間:最長約60分
充電台に戻ると集めたごみを吸引力でギュッと圧縮、日立だけの独自技術を搭載。さらにブラシを逆回転することで、ブラシも自動的にクリーニングしてくれます。ダストボックスは天面の取っ手を引き出すだけで取り出せ、ワンプッシュでフタが開きゴミを捨てられます。
充電台に戻るたびに溜まったゴミを圧縮し、ブラシの自動クリーニングを実行します。
多少の毛は残りますが、ブラシの自動クリーニングで吸い込む力を常にキープできます。
[3位]高速集塵の秘密は特大ダストボックスでゴミの漏れを防ぐ
Neato Robotics
BVD8500
実勢価格5万3269円
サイズ:W335×H100×D321mm
質量:4.1kg
稼働時間:最大90分
ネイトが本体に採用したデザインの最大のメリットが、特大のダストボックスです。広い吸引口から吸い込んだ大量のゴミも、この巨大な箱があるから一気に集められます。しかも容量が大きいため、よほどの量を超えない限り、再度床に漏らす心配もありません。
天面から引き出す上出しのボックス。掃除1回程度ならまだスペースに余裕があります。
シリコンブラシを使用しているので毛の絡みがなく、掃除後の手入れも手間取りません。
4位以降のゴミの捨てやすさランキングは以下の通り!
ごみの処理問題を機能で解決したのが東芝と日立の国内勢。シンプルにボックスを大容量化したネイトの設計も安心できます。実際にキツいのはパナソニックのみでした。
ルンバ980はゴミ捨て時に粗が
ダストボックスが横出しのため、引き抜いたときにゴミがポロポロとこぼれてしまうのが難点。
ルーロは容量が小さくゴミが逆流します
ボックスにゴミが入り切らず、走行中にボロボロと本体内から落下。抜け毛などが多い、ペットがいるような家庭では注意が必要です。
ごみ処理を自動で行ってくれたり、お手入れがラクなのは日本メーカーならでは。ペット用だけでなく、ゴミ処理がラクな機種はズボラな人にもオススメです。