野菜ぎらいのお子さんにも
ベジヌードルはダイエットにも
にんじんやズッキーニ、きゅうりなどを麺のようにカットすることができる“ベジヌードルカッター”は、茹でてパスタ風にしたりサラダにしたり、健康・ダイエット食の味方として注目を浴びています。
また、ヘルシーメニューの他にも、野菜ぎらいなお子さんや野菜不足の方にも重宝されるアイテムです。
そこで大切なのは、なんと言っても日頃の使いやすさ! 野菜をセットしたら簡単に素早くカットできて、そのまま保存できたら最高ですよね。
選ぶときの3つのポイント
手軽に活用したい!
写真/PIXTA
ベジヌードルカッターには、主にハンドルを回してカットする「ハンドルタイプ」と野菜を手に持って回転させてカットする「ハンディータイプ」があります。
硬い野菜もスムーズに切れて、安全なつくりであることはもちろん、収納するうえでのサイズ感なども外せません。
早速選び方のポイントを見てみましょう。

写真/PIXTA
選び方①:カットしやすいものを選ぶ
硬い野菜でも力を入れずスピーディーにカットできるかは重要なポイントです。また、最後のほうになると野菜が小さくなりカットしにくくなってきます。とくにハンディータイプは安全にギリギリまでカットできるよう、野菜を押さえるホルダーが付属しているかもチェックしましょう。
選び方②:収納力の高いタイプを選ぶ
手軽にベジヌードルを作りたい方には、コンパクトなタイプがおすすめです。中には複数の太さにカットするため、いくつかブレードが付属している商品もあります。それらを本体に収納できるものを選べば、棚からも出し入れしやすいですよ。カットした野菜を受けるポットがそのまま保存容器として使える便利なタイプもあります。
選び方③:お手入れしやすいタイプを選ぶ
刃には野菜が詰まりやすいため、表面や浅い位置に配置されているものがおすすめ。刃は小さくても鋭いので、洗いやすいものを選びましょう。
実力を比較してみました!
4つのポイントで
以上のポイントをふまえて、各種ベジヌードルカッターを、食のプロと主婦モニターの皆さんに使ってもらい、以下の4項目で採点してもらいました。
[検証項目]
テスト①:切りやすさ
短い時間できれいにカットできるかどうか。
テスト②:使い勝手
初めて使う人でも問題なく扱えて、簡単に切れるか。実用的なツールか。
テスト③:タイム
にんじん1本のスライスにかかった時間。
それではお待たせしました。おすすめベジヌードルカッターの結果発表です!
保存容器にもなる優れモノ!
簡単、安全、素早くカット
クイジナート
フードスパイラライザー
実勢価格:2750円

ベスト獲得はクイジナートの「フードスパイラライザー」。包丁ではできないベジヌードルが、おもしろいほどラクにできる一台です!
▼テスト結果
切りやすさ:★★★★
使い勝手 :★★★★
タイム :31秒

プロだけでなく主婦モニターからも「使いやすさは雲泥の差」と評された商品。
軽く押さえれば均一に力が入るため、ハンドルをくるくる回すだけで途切れることなく簡単に細い麺が作れます。子どもも安全にスライスできるつくりなので、サラダ作りなどのお手伝いをしてもらうのも良いでしょう。

刃の調節は、横のつまみを回すだけ! 太さに合わせて刃を取り替える必要がないのはとっても便利です。

麺2種+リボンの3種類がつくれます

使いやすさでもしっかり考えられたつくりです。カットした野菜を受ける下のポットに付属のフタをすれば、そのまま保存容器にもなってしまいます。これは1台あるとかなり便利です!
モニターからは「仕上がりが薄いので子どもが喜んで食べてくれます」「大きいけれどお手入れがラク」という声もあがりました。

削りやすさはピカイチ! 刃の調整がワンタッチでできるのもすごいです
硬い野菜も簡単スライス
切れ味スムーズ!
Sedhoom
野菜スライサー
実勢価格:2680円
次に高評価だったのは、Sedhoomの「野菜スライサー」です。
▼テスト結果
切りやすさ:★★★★
使い勝手 :★★★☆
タイム :12秒

少し押し回す必要はありますが、軽い力でスムーズに切れるので高評価となりました。安定感もあり、硬い野菜でも心配なさそうです。
「太めの仕上がりなので、生サラダよりは茹でて食べた方がおいしい」というモニターの感想もありました。

できあがりはクイジナートの方がきれいですが、コツ要らずでプロの中では1位!
押し回すのもコツがいります
途中で切れやすく
オクソー(OXO)
ベジヌードル カッター
実勢価格:2200円
こちらはC評価となったOXO「ベジヌードル カッター」。ハンディータイプです。
▼テスト結果
切りやすさ:★★☆☆
使い勝手 :★★☆☆
タイム :1分45秒で挫折

押し回して使うハンディータイプ。柔らかい野菜ならOKですが。野菜の種類や挿し方がうまくいかないと途中で途切れてしまうことも…。少しコツが必要なようです。
また、付属で野菜を押さえるホルダーがありますが、野菜が小さくなってからの安定感の低さは気になりました。

野菜のセットが不安定で、力が要ります
4位: 残る芯が多く
野菜が途切れてボロボロ
パール金属
ベジクラフトやさいヌードルカッター
洗浄ブラシ付き
実勢価格:1980円
こちらもハンディタイプでC評価となったパール金属「ベジクラフトやさいヌードルカッター」です。
▼テスト結果
切りやすさ:★☆☆☆
使い勝手 :★☆☆☆
タイム :59秒で挫折

何回トライしても野菜が途中で切れてしまいます。カットし終わった後に残る芯は大きめで、もったいないように感じました。

ハンドルのないタイプは、腕力やコツが必要です
以上4製品をご紹介しましたが、最後に“番外編”としてピーラーを1点ご紹介します。
コツが必要でした
[番外編]ワッフルピーラーは
ののじ
ワッフルピーラー
実勢価格:1080円
こちらは番外編となります。「ののじワッフルピーラー」は、野菜にワッフルのような模様をつけられるピーラなのですが……。
▼テスト結果
仕上がり:★★★★☆
使い勝手:★★★★☆

一般的なピーラーのようにサッと引くだけでワッフル状になるのかと思いきや、斜めに交差するように使用しなければなりません。けっこう力も必要。
長くスライスするにはあらかじめ斜めに筋入れてから縦にひくなど、コツがいります。
プロの評価はそれほど悪くありませんが、モニターからは不評で「一度に少ししかできないからイライラしそう」といった声も。

見た目の可愛さは印象的。太めの食材のほうがやりやすいですね!
以上、ベジヌードルカッターをご紹介しました。今回の検証の結果、仕上がりや使いやすさともにハンドルタイプが優勢でした。上手に活用して、ダイエットや野菜不足の解消にいかがですか?
ベジヌードルは、彩りもよくヘルシー志向の方におすすめです!