AIスピーカーフォン「Insta360 WAVE」の実力は?

2025年はAIによる録音データの書き起こし&要約の精度が一気に向上し、「AIボイスレコーダー」が注目を浴びました。その流れに乗るように、リモート含め大人数での会議を想定したオフィス向けのAIスピーカーフォン「Insta360 WAVE」が登場しました。
AI技術を駆使した高度な指向性コントロールと広い収音距離をうたい、別売りのWEBカメラを組み合わせると、スピーカーの指向性技術をカメラにいかして話者の方向へスムーズに動いてくれます。もちろん、録音した会議は自動でAIによって文字起こし・要約も対応しています。
今回は、AIボイスレコーダーで2025年ベストバイを受賞した「Plaud Note Pro」とマイク性能と文字起こし・要約性能を比較し、「Insta360 WAVE」の実力に迫りました。
検証項目
雑誌『家電批評』編集部が、AIスピーカーフォン「Insta360 WAVE」を実際に使用し、マイク性能・書き起こし精度・話者識別精度・カメラ機能・使い勝手の各項目を比較検証しました。加えて、Insta360の別売りのカメラ「Insta360 Link2」の機能も検証しました。

「Insta360 WAVE」の別売りカメラ「Insta360 Link2」。本体にマウントして設置します。AIによる話者の自動追跡など複数モードを搭載していて、単体のWEBカメラとしても使用可能です。
Insta360 WAVEを徹底検証!
【ベストバイ】Insta360「Insta360 WAVE」
- Insta360Insta360 WAVE
- 最安価格: ¥48,800〜
※基本プラン(無料)のほか、専用サイトで文字起こしや高度なテンプレートを使用できるプロプラン1417円/月もあり
- マイク音質
- 収音機能
- 指向性
- ボタン操作性
- 連携のしやすさ
- アプリの使いやすさ
- 書き起こし精度
- 話者識別精度
- ノイズ抑制性能
- バッテリー持続
- おすすめポイント
-
- マイクが優秀で会話が快適
- カメラで資料共有などが可能
- がっかりポイント
-
- AIの話者認識機能はイマイチ
- 幅
- 64.3
- 奥行
- 64.3
- 高さ
- 198mm
- 重量
- 490g
- 指向性
- 自動切替(360°/正面)
- 最大収音距離
- 5m(周囲環境による)
- 接続方式
- USB-C・Bluetooth 5.2・ドングル
- 型番
- WAVE アークティック・ホワイト
「Insta360 WAVE」を項目ごとに検証
【マイク音質】
音の解像度が高く、リモート会議などで声を聞きやすいです。リアルタイムだけではなく録音される音声も音量が十分で、聞き返しがラクでした。
【収音距離】
近距離はもちろん8-10m離れた箇所の音声もしっかり収音できていました。録音を聞き返すときも音量が十分で、ストレスが少ないです。
【指向性】
円卓会議向きの「全指向性」など5種の収音パターンから選べます。無指向性・双指向性など、ある程度の指向性はカスタム可能です。ただ、聞き分けて認識し強調しているように聞こえません。
解像度の高い音で大きな会議室でも離れた人の声がキレイ

「Insta360 WAVE」はマイク性能が優秀。
リアルタイムおよび録音音声、いずれも聞き取りやすく音量も十分。複数話者がいてもしっかり収音しスムーズな音声で会話できるので、リモート会議も含めた大人数での使用向きです。
ノイズリダクションも搭載。マイク横の騒音はほぼ無音にできました。
【カメラ機能】
話者をしっかり追跡するしモードも多彩

画質は良好! 追跡はかなりスムーズでした。
軽く動いたり、5人以上の人物がいても話者をしっかり撮影できます。
本体上部に置くだけで設置が手軽。アプリを入れれば操作もシンプルです。
手元の資料などの共有もラクにできる

録画ができる以外にも、資料をカメラが自動で認識してくれるので、PCにアップせずとも資料の共有ができて打ち合わせに最適です。
また拡大縮小など、いくつかの操作をジェスチャーで行えるのも魅力。ただし、使用の際はカメラ専用のコントローラーソフトが必要です。
- AI追跡モード:参加者を検出し、フレームに収まるように自動で追跡・調整するモード
- デスクビューモード:机の上においた資料などを自動で検出して表示するモード
- ホワイトボードモード:自動でホワイトモードを検出するor認識マーカーを使う2種が存在
【話者識別精度/書き起こし精度】
話者識別と書き起こしの精度を、AIボイスレコーダーで2025年ベストバイを受賞したPLAUD「Plaud Note Pro」と比較しました。
「Insta360 WAVE」のカメラは話者を捉えているが、書き起こし上には反映されず識別が甘めな結果でした。カメラによる文字起こしの話者識別向上はなく、あくまで録画や資料共有に使うものというのが結論です。
文字起こしの精度は「Plaud Note Pro」が上でした。
文字起こしにカメラは貢献せず

カメラは話者を捉えてはいますが、書き起こし上には反映されず識別が甘めでした。

Insta360:Plaudよりも誤字や書き飛ばしがやや目立つ結果になりました。特にアルファベットの組み合わせや、「ver1.2」などの間の「てん」が認識されづらかったです。
Plaud:カタカナや英単語、記号などもかなり認識しており書き起こしに反映できました。WAVEよりも情報量が多いので、書き起こし精度はこちらが優秀と言えます。
カメラの映像で捉えている映像から話者を識別し、文字起こしの反映に役立てるまで期待したかった……
【使い勝手】
操作はシンプル! 本体とカメラでアプリが別で手間
本体 or PC上のコントローラーで録音や音量などを操作します。
録音中に収音モードの切り替えができない点や、スピーカーとカメラで操作アプリが別なのは面倒です。

本体はタッチ画面が小さいので、PCで操作するのが快適です。

リアルタイムに認識された文字が本体の液晶に表示されます。
本体操作部は小さいけれど、誤タッチは意外と少なめでした。
リモート会議にはInsta360 WAVEが最適!
Insta360「Insta360 WAVE」は、マイク性能が優秀で、リモートや大人数の会議での使用に最適な一台です。
AI指向性による話者と雑音の識別、8〜10mの広い収音距離、別売りカメラとの組み合わせによる資料共有機能など、オフィスでの本格的な会議利用を想定した充実の仕様となっています。
一方、英単語や記号、話者の識別において、「Insta360 WAVE」は誤字などがやや目立ちました。
購入の際には、使用する状況や環境に応じて選んでみてください。
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![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)
リモートや大人数の会議での会話は、AIが検知し発話者の収音を最適化。内容の要約までしてくれて便利です。