最近のコードレス掃除機は 「高い」「重い」が主流です

最近のコードレス掃除機は「高い」「重い」が主流です イメージ

元々は、メインの掃除機のサブ的な存在だったコードレス掃除機。ただ、最近ではメインでも十分に使えるハイパワーな製品も多く登場し、その分重さや価格も大きくなっている傾向です。

そうなると、軽くて安くて気軽に使えるサブ用のコードレス掃除機が欲しいと思っても、なかなか目ぼしいものが見当たらないこともあります。

そのトレンドを作ったのはあの「ダイソン」のV10。2018年3月に発売されたのですが、当時の販売価格は7万円台でした。

Dyson(ダイソン):サイクロン式スティッククリーナー  V10 Fluffy:掃除機

Dyson(ダイソン)
サイクロン式スティッククリーナー
V10 Fluffy
実勢価格:6万1800円

サイズ:250×245×1232mm
重量:2.58kg
稼働時間(モーターヘッド使用時):40分(パワーモード1)、20分(パワーモード2)、8分(パワーモード3)

コードレス掃除機にしてはかなり高価な感じがしますが、他社がこれに追随したため、今やこの価格帯がボリュームゾーンとなっています。

最近のコードレス掃除機の潮流は「家のメイン掃除機たること」といっても過言ではありません。キャニスター型に代わってメイン掃除機の座をゲットするため、あれこれ機能を追加した結果、高価格となってしまったようです。

最近のコードレス掃除機は「高い」「重い」が主流です イメージ2

そして、メイン掃除機たるにはバッテーリーの持ち時間も重要になります。最近のコードレス掃除機は持ち時間の長い重いバッテリーを搭載しているため、「重量級」になってしまうのは必然の結果ですよね。

最近のコードレス掃除機は「高い」「重い」が主流です イメージ3
ダイソン公式サイトより

イメージ画像では女性が軽々と持ち上げていますが、実際のところはキビしそう……。チョットした日常使いには、もう少し軽い掃除機の方が向いていそうです。

そこでオススメなのが、重量級の製品が全盛の中「圧倒的な軽さ」でコードレス掃除機市場に挑んだシャープの「ラクティブ」シリーズです。

軽さとコスパで選ぶなら シャープのラクティブ!

比較的早くからコードレス掃除機の強化に取り組んでいたシャープですが、これまでの製品はいまいちパッとしないものが多い印象でした。

しかし、「ラクティブ」シリーズの登場により印象が一変。コードレス掃除機市場で個性を見出すことに成功したようです。

シャープ:コードレスサイクロン掃除機 RACTIVE Air EC-A1R:掃除機

シャープ
コードレスサイクロン掃除機
RACTIVE Air EC-A1R(ピンク)
実勢価格:2万5480円

サイズ:222×220×980mm
重量:1.5kg
稼働時間:約30分(標準モード)、約8分(強モード)

「EC-A1R」は2016年に出た型落ちモデルですが、Amazonなどではまだまだ絶賛発売中です。後継機や同シリーズの上位モデルは5万円前後なので、安くてイイものをお求めならばコチラがオススメです。

軽さとコスパで選ぶならシャープのラクティブ! イメージ

重量は1.5kgでサイクロン式掃除機の中でもトップクラスの軽さを誇ります。女性モニターの方に持ってもらったところ、最初の一言は「えっ、軽い!」でした。

なお、バッテリーは本体から取り外して充電するタイプで、約80でフル充電可能です。

軽さとコスパで選ぶならシャープのラクティブ! イメージ2

製品にはバッテリーがひとつ付属していて、標準モードで約30分稼働します。もし「稼働時間がチョット心もとない」というのであれば、予備バッテリーを買い足すという手がオススメです。

掃除中にもう片方のバッテリーの充電ができ、カンタンに稼働時間を倍にすることができます!

シャープ:コードレスサイクロン:交換用バッテリー BY-5SB

シャープ
コードレスサイクロン
交換用バッテリー BY-5SB
実勢価格:7780円

マキタの掃除機も 手軽ではありますが…

本体の軽さや取り回しのよさに関しては、ネット通販で高い人気を誇るマキタの掃除機の方が定番の感があります。

マキタ:充電式クリーナ CL107 FDSHW:掃除機

マキタ
充電式クリーナ CL107 FDSHW
実勢価格:1万4242円

サイズ:112×150×960mm(パイプ・ノズル付)
重量:1.1kg(バッテリ含)
稼働時間:約25分(標準モード)、約12分(強モード)、約10分(パワフルモード)

マキタの掃除機はシャープと似たような特性を持ちつつ、値段も重量もかなりライト。しかし、ちょっとしたゴミを取る分には便利なのですが、大きめのゴミは苦手な様子……。

マキタの掃除機も手軽ではありますが… イメージ

対してシャープの「RACTIVE Air」は、軽い上に吸引力もなかんか。ヘッドが自走式で、かけている内に本体がより軽く感じられる点もマキタにはない魅力のひとつです。

もちろん、吸引力は ダイソンの方が上です

シャープ製品はマキタの人気定番品より吸引力は上……とはいえ、やはり高級機のダイソンに比べたら劣ります。

決してシャープが悪いわけではないのですが、検証において、大きなゴミまでワンストロークで吸い込めるのはほぼダイソンだけでした。

もちろん、吸引力はダイソンの方が上です イメージ

「メイン掃除機」の座を狙うダイソンのような高級掃除機はゴミの大小や床のタイプに関わらず、とにかくよく吸引しました。

シャープも小さなゴミの吸引やフローリング上での使用に関してはさほど問題なかったのですが、カーペット上では大きめのゴミを前にズズッと押し出してしまいました。

しかし上から押し潰すようにして吸引すれば、大抵のゴミは問題なく取り除けます。

もちろん、吸引力はダイソンの方が上です イメージ2

……という訳でシャープのEC-A1Rはメイン掃除機には向きませんが、「軽くて安くて使いやすいサブ掃除機」を探している方にはオススメです。

最初は独特なモーター音が気になるかもしれませんが、マキタではチョット物足りないという方もこれなら満足できるのではないでしょうか。

なお「コードありでも気にしない」というのであれば、ツインバードのスティック型掃除機がオススメ。サブの掃除機をお探しの方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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