最強のAIボイスレコーダーはどれ?
ボイスレコーダーにAIを搭載した最近話題のAIボイスレコーダー。
会議などの録音データを簡単にテキスト化してくれるので、文字起こしや議事録作成の面倒を瞬時に解決できます!
そんな頼れるAIボイスレコーダーですが、口コミだけでは、どれが良いのか迷いますよね?
そこで今回は、2025上半期ベストバイの「PLAUD NOTE」、文字起こしクラウドサービス「Notta」と連携できる「Notta Memo」と「Zenchord 1」など注目のAIボイスレコーダー3製品を選抜し比較テストしました。
PLAUDが前回に続き1位!期間限定10%OFFも敢行!
結果先出しですが、文字起こしや要約の精度、アプリの完成度が評価され、 第1位は「PLAUD NOTE」が受賞! しかも、嬉しい10%OFFセールも開催されるんです!
文字起こし最強の前回王者「PLAUD NOTE」が連覇!しかも10%OFF!
セール価格(10%OFF):2万4750円
※公式サイトにて、9/3(水)12:00〜9/11(木)01:59まで10%OFF!
以下の通り、「PLAUD NOTE」がnotta2製品に点差をつけて……。
前回のAIボイスレコーダーランキング(『家電批評』2025年4月号)に続く連覇を果たしました。
携帯性抜群の「PLAUD NotePin」もセール対象!
セール価格(10%OFF):2万1150円
※公式サイトにて、9/3(水)12:00〜9/11(木)01:59まで10%OFF!
今回の比較テストに選抜はされませんでしたが、「PLAUD NOTE」と同等の文字起こし精度を持ち、携帯性にも優れた「PLAUD NotePin」も10%OFF対象とのことで要チェック!
ということで、今回1位の「PLAUD NOTE」の魅力はランキングでたっぷりお伝えするとして、まずは今回のテスト方法をご説明します!
AIボイスレコーダーの比較方法は?
今回は3つのテスト項目で、注目のAIボイスレコーダー3製品を比較しました。
テスト1:文字起こし精度
「雑音の多い環境」「LINE通話」「静かな環境」で録音した会話音声を使い、実際に各製品で文字起こしを実施。その精度を検証しました。会話音声は条件を統一するため、会話形式の動画を再生して録音しています。
なおテストはGPT-5のリリース以前に行っています。現在はPLAUDもNottaも文字起こしや要約を行う言語モデルとしてGPT-5を採用しているため、文字起こしの精度はテスト時点より、向上しているでしょう。
テスト2:使い勝手
要約や付加機能は、実際に使用して性能を確認し加点。その他、操作性、持ち運びや充電のしやすさなどを実使用で評価しました。
テスト3:バッテリー持ち
公表されている最大録音時間と充電時間を基に採点しました。
AIボイスレコーダーのおすすめは?
【1位】PLAUD「PLAUD NOTE」
※公式サイトにて、9/3(水)12:00〜9/11(木)01:59まで10%OFF!
- 文字起こし(雑音多)
- 文字起こし(通話)
- 文字起こし(静か)
- 使い勝手
- バッテリー持ち
- おすすめポイント
-
- 文字起こし精度が安定
- AIを使った機能が充実・便利
- がっかりポイント
-
- 翻訳ができない
- 幅
- 54.1mm
- 奥行
- 2.99mm
- 高さ
- 85.6mm
- 重量
- 29.5g
- マイク構成
- MEMS✕2+通話録音用の振動伝導マイク
- 録音時間
- 30時間(連続録音)
- バッテリー容量
- 400mAh
- 充電時間
- 2時間
- ストレージ
- 64GB
- スマホへの転送
- Bluetooth、Wi-Fi、ケーブル
- 録音モード
- 通話録音、通常録音
- 多言語対応
- 112言語対応
- 専用アプリ
- PLAUD
- 言語モデル
- Claude 4、GPT-5、o3-mini、Gemini 2.5 Proなど(選択可能)
- リアルタイム文字起こし
- 非対応
- 無料プラン
- 文字起こし月300分、保存容量無制限
- テンプレート・AI要約(無料プラン)
- 15種類以上のテンプレート、AI要約、マインドマップ
- 有料プラン
- 600分(1500円)、3000分(8000円)、6000分(1万3000円)、年間プロプラン(1万6800円)、年間無制限プラン(4万円)
- セキュリティ
- HIPPA、SOC2Type 2(編集部の評価後にGDPR、EN18031にも対応)
【文字起こし精度:優秀】話者識別や誤字の少なさが優秀!うるさい環境でも安定的
「PLAUD NOTE」は「静かな環境での会話音声」に対する話者識別が3製品中で最も的確でした。
上のキャプチャ画像の通り、スマートホームをスマートフォームと間違うなど、若干の誤認識はありましたが、誤字の少なさにおいても、Notta2製品より優秀でした。
今回検証した3製品ともに、声が小さい、反響する、雑音が大きい環境では文字起こし精度が急低下しますが、それでも「PLAUD NOTE」の文字起こし精度はNotta2製品より安定的でした。
【使い勝手:優秀】アプリの完成度の高さでNotta2製品に勝利
アプリについて1:言語モデルの変更で要約精度を向上できる!
「PLAUD NOTE」は上のキャプチャ画像の通り、文字起こしや要約をする際のAIモデルをClaude、GPT、Geminiから選べます。ちなみに、Nottaの2製品はAIモデルを選べません。
アプリについて2:かゆいところに手が届く要約に加え、マインドマップも自動生成!
「PLAUD NOTE」は、下のキャプチャ画像のように、マインドマップで会話音声の筋道を概観できたり……。
ただ要約をするだけではなく、ToDo(Action Items)や議論の改善点(AI提案)をまとめてくれるなど……。
録音データを次に活かす導線づくりがうまい印象。翻訳機能の不足を除けば、アプリの完成度は非常に高いといえます。
ハードウェアについて:充電方法やボタン配置、スマホ録音はNotta Memoと酷似
「PLAUD NOTE」と「Notta Memo」はストレージ搭載なので本体に録音でき、外観や構造も似ています。
違いはディスプレイの有無、ストレージ容量とマイクの数くらいです。
▼本体ディスプレイの有無は?
PLAUD NOTE | なし |
Notta Memo | あり |
▼内蔵ストレージの容量は?
PLAUD NOTE | 64GB |
Notta Memo | 32GB |
▼マイク構成は?
PLAUD NOTE | MEMS×2+ 通話録音用の 振動伝導マイク |
Notta Memo | MEMS×4+ 通話録音用の 骨伝導マイク×1 |
「PLAUD NOTE」と「Notta Memo」はスマホの背面に以下画像のように装着し通話録音することができます。
スマホ背面に装着して「通話録音」モードにすると、マイクがスマホのスピーカーから振動を拾うために振動伝導マイクに切り替わり、通話やYouTube動画などの録音が可能になります。
【2位】Notta「Notta Memo」
- NottaNotta Memo
- 最安価格: ¥23,500〜
- 文字起こし(雑音多)
- 文字起こし(通話)
- 文字起こし(静か)
- 使い勝手
- バッテリー持ち
- おすすめポイント
-
- 翻訳機能やセキュリティ
- がっかりポイント
-
- 文字起こし品質が低め
- 要約系の機能がアプリでは少なめ
- 幅
- 55.1mm
- 奥行
- 3.5mm
- 高さ
- 86.1mm
- 重量
- 28g(約)
- マイク構成
- MEMS✕4+通話録音用の骨伝導マイク✕1
- 録音時間
- 30時間(約、連続録音)
- バッテリー容量
- 470mAh
- 充電時間
- 1.5時間(約)
- ストレージ
- 32GB
- スマホへの転送
- Bluetooth、Wi-Fi
- 録音モード
- 通話録音、会議録音
- 多言語対応
- 58言語対応、有料プランで翻訳可能(無料のスタータープランは月2回まで)
- 専用アプリ
- Notta
- 言語モデル
- Claude 4、Gemini 2.5、GPT-5
- リアルタイム文字起こし
- 対応
- 無料プラン
- 文字起こし月300分、要約(月30回)
- テンプレート・AI要約(無料プラン)
- 30種以上のテンプレート、AI要約、AIチャット
- 有料プラン
- プレミアム(月1185円)、ビジネス(月4180円)
- セキュリティ
- SOC2、ISO、GDPR、CCPA、HIPAA対応
- 型番
- Notta Memo
【文字起こし精度:難あり】静かな環境は最下位。雑音多めの環境では2位……
「Notta Memo」は「静かな環境での会話音声」に対する文字起こし精度が3製品中で最下位に……。
上のキャプチャ画像の通り、スマートホームをスマートフォン、メーカーを映画、NTTをattと間違うなど誤字が多く、話者の誤認識が目立ちました。
また、雑音が大きい環境では文字起こし精度が急低下します。もっともこれは3製品共通の課題ですが……。文字起こし(雑音多)の評価は「PLAUD NOTE」に次ぐ3製品中2位となりました。
【使い勝手:良好】パソコンとの親和性は高いが要約系の機能がスマホアプリでは少なめ
アプリについて1:文字起こしと翻訳をリアルタイムで表示
Notta2製品は、文字起こしや翻訳をリアルタイムで表示できます。ただし、事前に発言者の言語と訳文の言語をアプリで指定する必要がある点は惜しいところです。
対応言語は、訳文を含め最大で3言語までです。
アプリについて2:簡潔な要約とToDo抽出ができる
Nottaは要約が簡潔です。なお、見出しから実際の録音にジャンプできるのは便利です。
Nottaも、文字起こしをもとにToDoリストを生成してくれる点はPLAUDと共通しています。
アプリについて3:パソコンで使うブラウザ版は機能充実!
NottaもPLAUDもブラウザ版をパソコンから利用可能です。
スマホアプリは機能がシンプルなNottaですが、ブラウザ版ではマインドマップ作成やグーグルワークスペースなどとの連携もでき、会議中の画面を収録して文字起こしもできるなど機能が充実。パソコンとの親和性が高いです。
【3位】Notta「Zenchord 1」
- Notta Zenchord 1
- 検証時価格: ¥26,900〜
- 文字起こし(雑音多)
- 文字起こし(通話)
- 文字起こし(静か)
- 使い勝手
- バッテリー持ち
- おすすめポイント
-
- イヤホン経由では高精度!
- がっかりポイント
-
- ペアリングしないと録音できない
- 操作性の作り込みが甘い
- 幅
- 87mm(実測値)
- 奥行
- 65mm(実測値)
- 高さ
- 28mm(実測値)
- 重量
- 75g(実測値)
- マイク構成
- 6つの高性能マイク(イヤホンとケース合わせて)
- 録音時間
- 10時間(イヤホン単体)、30時間(ケース併用)
- バッテリー容量
- 非公表
- 充電時間
- 1.5時間
- ストレージ
- 非搭載
- スマホへの転送
- Bluetooth
- 録音モード
- 通話録音、会議録音
- 多言語対応
- 58言語対応、有料プランで翻訳可能(無料のスタータープランは月2回まで)
- 専用アプリ
- Notta
- 言語モデル
- Claude 4、Gemini 2.5、GPT-4o
- リアルタイム文字起こし
- 対応
- 無料プラン
- 文字起こし月300分、要約(月30回)
- テンプレート・AI要約(無料プラン)
- 30種以上のテンプレート、AI要約、AIチャット
- 有料プラン
- プレミアム(月1185円)、ビジネス(月4180円)
- セキュリティ
- SOC2、ISO、GDPR、CCPA、HIPAA対応
【文字起こし精度:良好】通話は首位!しかし、静かな環境は2位、雑音多めは最下位
「Zenchord 1」は「静かな環境での会話音声」に対する文字起こし精度が3製品中2位でした。
以下がアプリの文字起こし画面のキャプチャ画像です。
▼ケース経由の場合(静かな環境)
「Notta Memo」と同様に、スマートホームをスマートフォンと誤り、話者識別もPLAUDより苦手のようでした。
雑音が多くうるさい環境では、男女の区別がつかなくなることも……。
▼イヤホン経由の場合(静かな環境)
動画音声をイヤホンで取り込んでいるため、他2製品が誤った「スマートホーム」を正しく認識していました。また、話者識別も的確でした。
【使い勝手:合格】オンラインでも活用したいならZenchord 1ですが、使い勝手に課題が……
イヤホン経由でオンライン会議や通話も録音でき、ケース経由でオフラインでの会議の録音もできる「Zenchord 1」。
アプリの使い勝手もNotta Memoと同等ではありますが、操作性に以下の課題が……。
課題:録音前にNottaアプリとのペアリングが必要
YouTube動画やZoomなどの文字起こしに便利で、対面ではケース経由での録音も可能な「Zenchord 1」ですが、イヤホン録音・ケース録音ともに、録音前にNottaアプリとペアリングをする必要があります。
アプリ(通話やZoomなど)の音声を録音する際は、必ず音声を再生してから録音を開始しなければなりません。つまり、録音開始後にYouTubeなどを再生しても記録されないんです。
また、検証を担当した編集部員からは以下のような声も……。
他にも、ストレージを内蔵するように改良してほしいとの要望もあがっていました。
現時点では総じて、使い勝手に課題がある印象ですね。今後の進化を期待しましょう!
まとめ:「PLAUD」が文字起こし精度・アプリの完成度で勝り連覇!
今回のAIボイスレコーダーの3製品ランキングでは、Notta2製品をおさえて「PLAUD NOTE」が1位を獲得。
前回(『家電批評』2025年4月号)に続く連覇を果たしました。
文字起こし最強!前回王者「PLAUD NOTE」が連覇
セール価格(10%OFF):2万4750円
※公式サイトにて、9/3(水)12:00〜9/11(木)01:59まで10%OFF!
今回、「PLAUD NOTE」とNotta2製品を比較しましたが、様々な条件で文字起こし・要約を検証し、高精度だったのは「PLAUD NOTE」でした。
マインドマップ作成や課題指摘など「録音データを次に生かす」導線づくりが秀逸だった点も高評価ポイント。翻訳機能の不足を除けばAIボイスレコーダーとしての完成度は非常に高く、ベストバイに選出しました。
対するNotta2製品もパソコンで使うブラウザ版なら連携機能は充実。厳しいプライバシー基準にも準拠しており、セキュリティ面の安心感は嬉しいところです。
イヤホン型のNotta「Zenchord 1」については、通話の文字起こし精度は首位でしたが、操作性などにいくつか課題が見られましたので、今後の進化に期待しましょう!
この家電批評お墨付きの「PLAUD NOTE」が10%OFFになるのは9/3(水)12:00〜9/11(木)01:59の期間だけ!
ぜひ公式サイトをチェックしてみてください!
Notta「Zenchord 1」は「スタジオクオリティに限りなく近い音楽体験」も標榜していますが、音楽再生の音は軽薄で高音がきつく、スタジオクオリティとはほど遠いサウンド。音楽再生には不適切です。