そもそもハンディガンって何?
ハンディガンとは、筋肉や筋膜に振動を与えることで体のコリにアプローチしたり、血流を促したりするマッサージ器具のこと。銃のようなL字形状をしており、ヘッドが前後にピストンすることで筋肉の深部などをピンポイントで狙いやすいのが特徴です。
ハンディガンの使用シーンは?
では、ハンディガンはどのようなシーンで使うものなのでしょうか? 整体のプロである木幡洋一氏に、おすすめの使用シーンと使い方のポイントを教えてもらいました!
おすすめの使用シーン
- コリ・むくみの緩和
- 筋トレやスポーツ後のケアに
優しいタッチで流す
体の中心から外側(末端)に向けて流すようなイメージで、コリやむくみを感じている周辺の筋肉に優しく当てましょう。グイッと力を込めて押し当てるのではなく、あくまで気持ち良いと感じる程度のタッチで当てるのがポイントです。
頭部や首、鼠蹊部、腋の下への使用は避けたほうがベター
ハンディガンを使用する際、基本的に筋肉の大きな部位(お尻や腿など)以外は低振動での利用を心がけましょう。とくに頭部や首、鼠蹊部、腋の下などは皮膚も薄く太い血管がある場所なので、利用を避けたほうが良いです。
振動でかなり脳が揺れて危険なので、ハンディガンを首や頭部へ使用することはおすすめしません。
uFit「uFit RELEASER Mini」をテスト!
- uFituFit RELEASER Mini
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uFitは、ハンディガンやフォームローラーなどのマッサージギアから、プロテインやEAAといった栄養補助食品まで、体づくりにまつわるアイテムを幅広く扱うメーカーです。
「uFit RELEASER Mini」は、uFitから発売されているマッサージギアのなかでも携帯性に優れたミニサイズのハンディガン。動作音は図書館と同等レベルの40dBという静音設計、さらに3〜4時間の充電で6時間稼働(※振動レベル1で使用を続けた場合)するというパワフルなバッテリーを搭載しています。
2021年の発売以来、オンラインでのみ販売していましたが、2024年2月1日よりビックカメラグループ21店舗で取り扱いが開始しました。
気になる製品を店頭で試せるのはうれしいですが、製品の特徴を知っておけば、より自分に合ったアイテムが選びやすくなるはず。
ということで、これまでMONOQLO編集部と数多くのマッサージギアを試してきたfor.R 整体院・木幡洋一さんと一緒に、「uFit RELEASER Mini」の実力を検証しました。
多くのユーザーがハンディガンに求めるポイントは、大きく別けて以下の4項目です。
- 持ちやすくて操作が簡単である
- 振動の質や種類が一般ユーザーにとって適切である
- 購入を考える人にとって十分なアタッチメントの数と種類がある
- トレーニング前後に使うことも想定して持ち運びがしやすい
今回テストする「uFit RELEASER Mini」は、同ジャンルの相場から言えばややお手頃な価格帯ですが、上記の訴求ポイントを満たしていない場合、胸を張っておすすめはできません。
安いだけでなく本当に良い製品なのか?
整体のプロとMONOQLO編集部が厳しい目で徹底的にテストをしました。
テスト1:振動の強さや種類はどうなの?
結果:4段階から選べて、普段使いにちょうどいい強さです
振動レベル(振動回数)は下記の4段階から選べます。
- レベル1:1800回/分
- レベル2:2300回/分
- レベル3:2600回/分
- レベル4:3000回/分
マックスレベル4はそこそこの強さ。3000回/分もあれば十分です。ストロークも8mmあるので、普段使い用としてはちょうどいいでしょう。普段から激しいスポーツをする人がケアに使う場合は、10〜14.5mmくらいの長めのストロークのものが望ましいです。
テスト2:操作は簡単?
結果:ボタン1つをタップするだけで簡単でした
ボタンは1つだけなので操作に迷うことはありません。1回押すとレベル1で作動し、1回押すごとに振動レベルがアップします。
テスト3:アタッチメントは足りてる?
結果:「ほぐし」に必要なアタッチメントが付属しています
付属のアタッチメントは、「球型」「U字型」「円筒型」「平型」の4種類。
お尻や太ももなど大きな筋肉をはじめ、全身に使える「球型」は、直に肌に当ててもソフトな肌あたり。
「平型」も全身のほぐしに活躍。広範囲を捉えながらコリを流すことができます。
膝裏に当てると血流が促され、ふくらはぎのむくみ対策にも◯。
細かい部位に適している「U字型」は、骨を避けて筋肉を挟むようにして流すのに活躍します。
このように、U字アタッチメントを骨に沿う方向に軽く当てるという方法もあります。
ピンポイントで深部までほぐしたいときには、「円筒型」が便利。大胸筋の奥、脇と胸の間にある「小胸筋」を胸の上からほぐすことで、肩コリ緩和が期待できそうです。
アタッチメントは小ぶりですが、4種類もあれば十分。ケアに必要なものが一通り揃っています。ただし、同価格帯でアタッチメントが5、6種類付属している製品もあるため、いろんなパターンのマッサージを極めたい人にとっては少しだけ心もとないかもしれません。
テスト4:片手で持ってても疲れないの?
結果:重量が約500gに収まっているのは優秀。形状は改善の余地あり
本体重量は約500g。普段ハンディガンを使い慣れている木幡さんにとってはそこまで疲れない重量ですが、持ち手の形状が寸胴で滑り止め加工もなされていないため、手に汗をかいたら滑り落ちそうです。
女性が使うとしたら、500g以下が望ましいです。持ち手の形状がくびれていたり、滑り止め加工がされていたらなおよかったですね。
普段この類のアイテムを使わないので、ちょっと重たく感じました。10分くらい使ってたら疲れそうです。
テスト5:持ち運びはしやすいの?
結果:専用ケース付きでスマートに持ち運べる!
本体、アタッチメント、取り扱い説明書、タイプCケーブルなどを1つにまとめられる専用ケース付き。
外側がハードな素材でできており、パーツを1つ1つを凹みにおさめる仕様。これなら中でズレることもなく、破損の心配も少ないです。
従来のハンディガンは重たく場所を取るため、持ち運びに苦労したものです。これだけコンパクトにまとまるのであれば、出張や旅行、ジムなどに気軽に持っていけますね!
タイプCケーブルが使えるので、スマホの充電アダプタを使って充電できますね。ただ、個体差はあるかもしれませんが、アタッチメントがケースにギッチギチにはまっていて取り出すのに苦労しました。
ハンディガンのテスト結果を振り返り!
uFit「uFit RELEASER Mini」
- uFituFit RELEASER Mini
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- 振動の強さ・種類
- 操作性
- アタッチメント
- 持ちやすさ
- 持ち運び
コンパクトながらケアに必要な要素は満たしています!
uFit「uFit RELEASER Mini」は、4つの振動モードと4種類のアタッチメントを備えた小型ハンディガン。MAXレベルでは3000回/分の振動回数を誇り、1つのボタンで操作が簡単。
約500gと軽量で専用ケースも付いているため、自宅はもちろん、職場やジムに持って行って手軽に使うことができます。
8mmのストロークはプロ仕様のハンディガンやマッサージガンと比べると浅めですが、日常的なコリやほぐしのケアには十分なスペック。これから筋トレや体のケアを始めたいと思っている初心者さんにもおすすめの製品です。
ハンディガンの購入を考える人にとって重要な振動の種類、また操作のしやすさといった点では、さらに高価格帯の製品と比べても遜色ないレベル。初心者にとっては少し重く感じる場合もありますが、持ち運び用に専用ケースも付属しており、至れり尽くせりといった印象です。
またアタッチメントの数も高価格帯製品ほどではないですが、必要十分な付属。これなら初めて使う人でも満足できると言えます。
- おすすめポイント
-
- 振動レベルを4段階から選べる
- ボタン操作が簡単
- アタッチメントが充実
- 約500gで軽量な部類
- 持ち運びに最適な専用ケース付き
- がっかりポイント
-
- 持ち手が寸胴でやや持ちにくい
- アタッチメントが取り出しづらい
- 幅
- 4.4cm
- 奥行
- 14.2cm
- 高さ
- 9.0cm
- 重量
- 500g(約)
- 振動レベル
- 4段階
- アタッチメント
- 4種類
- 型番
- RELEASER MINI
以上、ミニハンディガン「uFit RELEASER Mini」のご紹介でした。
気になった方はビックカメラの店頭にもぜひ足を運んで、実際に触れて試してみてはいかがでしょうか。取扱21店舗の情報はこちらです。
同じ部位に強く当てたり、長時間当てたりすると、ほぐすはずの筋肉がかえってこわばってしまい、もみ返しを招くおそれも。あくまでもスポーツの疲労のケアやストレッチの補助的なアイテムとして活用しましょう。